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作者:名無し
前のエピソード:女教師イレーヌ編



「ご主人様、今宵の夜伽を務めますイレーヌです。妹のソフィア共々、ご指名いただきありがとうございます」

 ベッドで待ち構えていた少年を姉妹で挟むように座り、イレーヌは彼に向かって柔らかく微笑んだ。

 リリウムの少女たちがよく利用している、あの長く使われていないホテルの一室である。
 無駄に大きいベッドは今日もまだ壊れず健在だった。

 イレーヌとソフィアはバスルームでいつもの制服からメイド服に着替えていた。
 とは言っても、黒の下着にカチューシャと下腹部が隠れるくらいの短いエプロン、首元にリボンブローチをつけているくらいだ。
 しかも少年からの指示で二人ともブラジャーをつけていないので、なおさらメイド服と呼んでいいのかは怪しいだろう。

 ママぁと歓喜の声を上げると、少年はイレーヌに飛びつくように抱きつく。

「ふふっ、ご主人様は今日も元気でいらっしゃいますね。んっ、じゅぷ……っ、ちゅぷ、あむっ……れろっ♡」

 イレーヌは顔を寄せてきた少年と口づけを交わし、舌を絡ませ合う。

 彼女は彼と唾液を交換しながら、その背に手を回してあやすようにトントンと叩いた。

 この少年はイレーヌに筆下ろしをしてもらって以降、定期的に彼女に甘えさせてもらっており、今日ソフィアを連れてきてほしいと言ったのも彼だった。

 挨拶代わりのキスも一通り終えて満足したのか、少年はイレーヌから顔を離すとソフィアの方を見た。その口の周りは唾液でベトベトに汚れているのだが、彼はそれには興味はなさそうだった。

「な、なんだ……?」

 てっきり自分には関心がないのだと思っていたので、ソフィアは不意に注目されてつい身構えてしまう。
 一方の少年は、おぉと感嘆しながら彼女の胸元を見ていた。

「ご主人様はわたくしを指名し続けてくださっていたので、ソフィアの乳首の色に関心があるんですよ」

 イレーヌに解説され、少年は首をぶんぶんと縦に振る。

 確かに彼女は多くの男性を甘やかした経験から、その乳首が薄っすらと黒ずんでいる。それを見慣れてしまっているのであれば、ソフィアの鮮やかな桜色の乳首が逆に珍しく見えるというのも一理くらいはあるのかもしれない。

「それは……喜んでいい、のか?」
「どんな理由であっても、ご主人様に求めていただけるのはメイドの誉れですよ。さぁ、ソフィアちゃん♪」

 イレーヌは何とも言えない曖昧な表情を浮かべる妹を穏やかな口調で諭す。
 ソフィアはその端整な顔を真っ赤に染めながらも、プルプルと両手を掲げるように上げた。

「うぅ……っ、お、おいで……」

 我慢の限界だったのか、少年はソフィアをベッドの上に押し倒すとその微かな双丘に舌を這わせた。

「っ……んっ、あっ♡ そ、そんな激しく吸われるとぉ……っあ、んんっ♡ あんっ♡」

 彼女は甲高い嬌声を上げ、華奢な身体をビクビクッと震わせる。
 少年は気をよくしたのか、もう片方のおっぱいに手を伸ばすと乳首を指で挟むようにして抓った。

「っあん♡♡」

 ソフィアは更に大きな嬌声を上げ、身体を弓なり状に仰け反らせた。

「ご主人様。元気なのはいいことですが、あまりおいたがすぎると……めっですよ♡」

 イレーヌの言葉は彼にとって鶴の一声なのか、少年は愛撫の動きをピタッと止めるとソフィアから一度離れた。

 彼女は肩を上下に大きく揺らしながら、恨めしそうに少年を睨むように見る。
 その瞳の端には涙が溜まっていて、胸元は彼の唾液でベトベトに汚れていた。

「うぅ……何かボクだけ毎回こんな目に遭ってる気が……」
「それだけソフィアちゃんのおっぱいが魅力的っていうことですよ♪ よちよち♡」

 イレーヌは自らのおっぱいをバブバブと吸っている少年の背をトントンとあやしながら答える。

「全然答えになってない、イレーヌっ!」
「うふふっ♡」

 いつもは気丈な妹が愛らしく頬を膨らませている様をイレーヌは愛おしそうに見つめて微笑んだ。



 少年はしばらくイレーヌのおっぱいを啜っていたが、一旦満足したようで次なる甘やかしを二人に要求した。

 そういうわけでイレーヌは寝そべった少年を膝枕し、ソフィアはショーツを脱ぎ捨てて彼の下腹部に跨っていた。
 彼女の小ぶりな尻には、少年らしからぬ雄々しく勃起した肉棒が当たっている。

「お前、全然満足なんかしてないじゃないか!」

 この頃にはソフィアも少年がかなりワガママな性格だと気づき始めていて、形ばかりの丁寧な態度も徐々に鳴りを潜めつつあった。

「まぁまぁ、ソフィアちゃん。ご主人様も今はわたくしのおっぱいをちゅぱちゅぱするのを頑張ってますし、ね?」

 少年は先ほどからイレーヌが差し出したおっぱいから出る母乳をごきゅごきゅと飲んでいる。
 そんな彼をイレーヌは慈しむように頭を撫でるが、彼の肉棒はソフィアの背中に先走り汁を擦りつけるかのように時折上下に蠢いていた。
 早く奉仕して!と言わんばかりに。

「よちよち♡ ……ソフィアちゃん、無理はしなくても大丈夫ですよ?」
「……心配かけてごめん、イレーヌ。大丈夫、まだ不慣れなだけなんだ」

 ソフィアは両手で少年の腰を押さえながら自らのそれを浮かせると、彼の肉棒に宛がうように秘裂の位置を定める。
 その勢いのまま重力に任せて腰を落とし、少年の肉棒を根本まで咥え込んだ。

「……っっ、あっ♡ んんっ、おちんちんで奥が擦れてぇ……あっ、ん♡」

 彼女は受け入れた衝撃で身体を仰け反らせるが、何とか腰を持ち上げて上下に動かし始める。

「ああんっ、っあ、んんっ♡ あっ、ひぃ♡ お前、ボクより幼いのになんでぇ……んっ♡ こんなにおっきいんだよぉ……んっ、あ♡ ずっと奥がグリグリさえてぇ……んんっ、あ゛っ♡」

 少年の身体の上でソフィアの華奢な身体が飛び跳ねるように動く。
 その動きが徐々に速まっていき、彼女の限界が近いことを窺わせた。

「ああ゛っ、ん、あっ♡ まだ、まだ何もできてないのにぃ……♡ ああんっ、あっ、あ゛あ゛っ、あああ〜〜〜〜っっっ!!!♥♥♥」

 ソフィアがいままでで一番甲高い声を上げて、小柄な身体を折れんばかりに仰け反らせる。
 彼女の膣内で限界まで膨らんだ少年の肉棒が暴発し、激しい勢いで精を注ぎ込んだ。

 脱力したソフィアがベッドに倒れ込んだ拍子に肉棒が抜ける。
 それは一度射精したにも関わらず、まだ硬さを誇ったままだった。

「よちよち、がんばって射精できてえらかったですね♡ ご主人様、ソフィアのご奉仕はいかがでしたか?」

 最高だった!と答える少年の頭をイレーヌはゆっくりと撫でる。
 しかし彼の肉棒はまだ硬いままで、その瞳がもう少しだけ物足りなさを訴えていることに彼女は気づいていた。

「ご主人様、次はわたくしに寵愛をいただけませんか? え、今日は後ろからがいい……ですか? ふふっ、ちゃんとおねだりできてご主人様はえらい♡ えらい♡」

 イレーヌはもう一度少年の頭を撫でると彼を起こし、その前で四つん這いになって柔らかな尻を向ける。
 しとどに溢れた愛液でショーツがぴったりと張りついたそれを誘惑するようにふりふりと振った。

「さぁ、いらしてください♡ わたくしのご主人様♡♡」

 少年は彼女のショーツをずらすと、硬いままの肉棒を挿入する。
 そのままイレーヌの背に抱きつくと、柔らかなおっぱいを後ろからむぎゅぅと掴んでヘコヘコと腰を振り始めた。

「あぁ、こんなにも一生懸命腰をヘコヘコして可愛いご主人様♡ えぇ、わたくしはすべてご主人様のものですよ♡ だから、メイドおま×こをぱんぱんして……いっぱいいっぱい気持ちよくなってください♡♡」

 イレーヌからそんなことを言われ、この少年の興奮が最高潮に達しないはずがない。

 少年の白ずんでいた視界が弾け、イレーヌの膣内で肉棒が一回り膨張する。
 彼が彼女の下半身に向かって力強く腰を打ちつけた瞬間、肉棒が暴発したかのように精を吐き出した。

 少年はグリグリと腰を押しつけ、イレーヌの最奥に向かって力の限り精液を注ぎ込み続ける。
 そして過去一番に激しい射精を終え、少年はまるで気絶したかのようにベッドの上に倒れ込んだ。

「ありがとうございました、ご主人様♡ わたくしもとっても気持ちよかったですよ♡」

 眠りに落ちた彼の頭を撫でながら、イレーヌはその耳元に囁く。

「イレーヌってやっぱり……その、スゴいんだな」

 イレーヌと少年のセックスを見守っていたソフィアが呟く。

「うふふっ。ソフィアちゃんだって立派にお務めを果たしてましたよ?」
「あ、ありがとう……イレーヌ」

 慈しむように微笑むイレーヌは艶やかな色気も湛えていた。
 そんな姉を見て体温が急上昇するのを感じ、ソフィアは口ごもりながら答えた。

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