最終更新:ID:px6fntgA6w 2022年07月10日(日) 21:04:26履歴
作者:ベリーメロン
昔から蟲惑魔という怪物は人から恐れられる存在だった。
可憐で妖艶な姿、淫靡なしぐさ、甘い雌の香り、淫ら体質、その全てを備えた少女たち。しかし彼女たちは人ではなく獲物を誘き寄せるための疑似餌だ。その本体は巨大な蟲や危険な植物であり、不用意に近付いてしまった者がどうなるかなど語るまでもないだろう。
そうやって危険な怪物として語り継がれてきた蟲惑魔。しかし近年になってからは、その蟲惑魔に別の注目が集まることとなる。
「う゛、うぅ……」
薄暗い部屋の中で、黒髪の少女が呻く。
その首には隷属を示す無骨な首輪が付けられており、その両腕は手枷についた鎖によって吊り上げられている。
服は取り上げられたのか、一糸纏わぬ姿は鎖で繋がれているのもあってまるで家畜のようである。
(なんでこの私がこんな目にっ)
彼女は人ではない。
アトラの蟲惑魔。巨大蜘蛛を本体とする疑似餌であり、本来ならば本体と共にいるはずの彼女がどうしてこんな目に合っているのか。
それはとある需要のためだった。
「んひぃっ!?」
悲鳴を上げて悶えるアトラの蟲惑魔。よく見れば彼女の両胸の乳首には奇妙な器具な取り付けられており、パイプで繋がった先には容器があった。
吸盤のようにアトラの胸に吸い付くソレが、今ちょうど乳首を刺激しているのである。
「もうでないっ!もうでないからいいかげんやめなしゃいってばぁっ!」
胸に取り付けられた機械はアトラの蟲惑魔から搾乳するためのものだ。吸盤状の先端が定期的にアトラの蟲惑魔の乳房に刺激を与えて搾乳し、チューブの先にある容器に貯めこんでいく。
機械的な刺激は愛撫に比べると雑だが無慈悲なもので、アトラの蟲惑魔がどれだけ泣き叫んでも止まることがなかった。
蟲惑魔という怪物から取れる体液が薬品として注目されるようになったのは近年からだ。強力な媚薬成分や強壮作用は前から様々な用途に利用できると見なされていたが、その用途が本格的に金になると判明して蟲惑魔狩りが始まったのである。
元々人に害を与える蟲惑魔は厄介な外敵と見なされており、危険生物として扱われていたため討伐対象とされることは多い。そして本体が追い詰められると、疑似餌である蟲惑魔を蜥蜴の尻尾のごとく置いて逃げるという生態は上記の需要に綺麗に噛み合ってしまったのだ。
そうやって本体から見捨てられてしまったのが、このアトラの蟲惑魔であった。
「ほんとにもう出ないからとめてってばぁっ……」
何日も搾乳され続ければ、頑丈な蟲惑魔の体力でも限界が来てしまう。現に容器に貯まる乳の量は目に見えて落ちてしまっていた。
しかしその願いは聞き入れられることはない。唐突に開いた部屋から男たちが入ってくると、彼らはアトラの蟲惑魔を取り囲んで抑えつけその首に一本の注射を突き刺した。
「い゛っ」
流れ込んでいくのは彼女の乳から生成された特性の薬品だ。とりわけ濃縮されたソレは蟲惑魔にすら作用するほど強烈で、打たれたアトラの蟲惑魔の身体は雷に当たったかのように震え上がる。
皮肉にも自分の体液から精製された薬が自身を苦しめることになるなど、彼女は思いもしなかっただろう。
「あ゛っ、あ゛あっ」
次に男の一人がアトラの蟲惑魔の背後に回ると、その濡れそぼった陰唇に錠剤を押し込む。指が届く辺りまで錠剤を押し込むと、今度は太くイボだらけの棒を一息に差し込んだ。
「いぎぃっ!?」
人間のものより遥かに太いソレはアトラの蟲惑魔の下腹部を歪に膨らませるが、先に注射された薬によって痛みになることがない。むしろ変換された快楽がアトラの蟲惑魔を襲っていた。
男たちはその棒が膣から抜けることがないように、革紐で固定すると、やることが終わったとでもいうように部屋から出ていってしまった。
「まってっ!これとってっ!むりぃっ、こわれちゃうからっ!やすませてってばぁ!」
バタンと閉められたドアに叫ぶが、男達が戻ってくることはなかった。
「くっ、うぅ゛っ……」
それから一時間ほどの間、アトラの蟲惑魔を淫靡な静寂がジワジワを追い詰めていく。棒によって膣の奥に押し込まれた錠剤が、体内で溶けきって効力を発揮するのに十分な時間がすでに経過していた。
「あひっ、これましゃかっ……」
乳が出なくなったのなら出るようにするまで。それは蟲惑魔を強制的に偽妊娠させるための薬。それはホルモンバランスを狂わせることで妊娠をしたと錯覚させてしまう。
それも蟲惑魔の体液から作られたものであるため、即効性と効き目は非常に強い。
「もう出ないはずなのにっ……」
彼女の状態とは裏腹に張りを増していく乳房。再び稼働し始めた乳房の先端を付いた機械は、ぷっくりと膨らんだ乳首を強く吸い上げた。出が悪くなっていたのが嘘だったかのように、チューブを勢いよく通っていく蟲惑魔の乳。
「あ゛っ、やだぁっ、もうでないはずなのにぃ!だしたくないのにっ、またしぼられでる゛っ!」
強い快感に涙や唾液を溢しながらアトラの蟲惑魔は悶えることしかできない。
「ゆるひて!こわれぢゃう゛っ!もうなんでもすりゅからゆるひてぇっ!」
魔物である蟲惑魔の懇願が聞き入れられることもなく、地獄のような搾乳は続けられていく。人を魅了し嘲笑う淫らな怪物は、自らが淫らに狂わされることになるとは思いもしなかっただろう。
例え搾乳が終わったとしても、二度と自由が訪れることはないことを彼女はまだ知るよしもない。
昔から蟲惑魔という怪物は人から恐れられる存在だった。
可憐で妖艶な姿、淫靡なしぐさ、甘い雌の香り、淫ら体質、その全てを備えた少女たち。しかし彼女たちは人ではなく獲物を誘き寄せるための疑似餌だ。その本体は巨大な蟲や危険な植物であり、不用意に近付いてしまった者がどうなるかなど語るまでもないだろう。
そうやって危険な怪物として語り継がれてきた蟲惑魔。しかし近年になってからは、その蟲惑魔に別の注目が集まることとなる。
「う゛、うぅ……」
薄暗い部屋の中で、黒髪の少女が呻く。
その首には隷属を示す無骨な首輪が付けられており、その両腕は手枷についた鎖によって吊り上げられている。
服は取り上げられたのか、一糸纏わぬ姿は鎖で繋がれているのもあってまるで家畜のようである。
(なんでこの私がこんな目にっ)
彼女は人ではない。
アトラの蟲惑魔。巨大蜘蛛を本体とする疑似餌であり、本来ならば本体と共にいるはずの彼女がどうしてこんな目に合っているのか。
それはとある需要のためだった。
「んひぃっ!?」
悲鳴を上げて悶えるアトラの蟲惑魔。よく見れば彼女の両胸の乳首には奇妙な器具な取り付けられており、パイプで繋がった先には容器があった。
吸盤のようにアトラの胸に吸い付くソレが、今ちょうど乳首を刺激しているのである。
「もうでないっ!もうでないからいいかげんやめなしゃいってばぁっ!」
胸に取り付けられた機械はアトラの蟲惑魔から搾乳するためのものだ。吸盤状の先端が定期的にアトラの蟲惑魔の乳房に刺激を与えて搾乳し、チューブの先にある容器に貯めこんでいく。
機械的な刺激は愛撫に比べると雑だが無慈悲なもので、アトラの蟲惑魔がどれだけ泣き叫んでも止まることがなかった。
蟲惑魔という怪物から取れる体液が薬品として注目されるようになったのは近年からだ。強力な媚薬成分や強壮作用は前から様々な用途に利用できると見なされていたが、その用途が本格的に金になると判明して蟲惑魔狩りが始まったのである。
元々人に害を与える蟲惑魔は厄介な外敵と見なされており、危険生物として扱われていたため討伐対象とされることは多い。そして本体が追い詰められると、疑似餌である蟲惑魔を蜥蜴の尻尾のごとく置いて逃げるという生態は上記の需要に綺麗に噛み合ってしまったのだ。
そうやって本体から見捨てられてしまったのが、このアトラの蟲惑魔であった。
「ほんとにもう出ないからとめてってばぁっ……」
何日も搾乳され続ければ、頑丈な蟲惑魔の体力でも限界が来てしまう。現に容器に貯まる乳の量は目に見えて落ちてしまっていた。
しかしその願いは聞き入れられることはない。唐突に開いた部屋から男たちが入ってくると、彼らはアトラの蟲惑魔を取り囲んで抑えつけその首に一本の注射を突き刺した。
「い゛っ」
流れ込んでいくのは彼女の乳から生成された特性の薬品だ。とりわけ濃縮されたソレは蟲惑魔にすら作用するほど強烈で、打たれたアトラの蟲惑魔の身体は雷に当たったかのように震え上がる。
皮肉にも自分の体液から精製された薬が自身を苦しめることになるなど、彼女は思いもしなかっただろう。
「あ゛っ、あ゛あっ」
次に男の一人がアトラの蟲惑魔の背後に回ると、その濡れそぼった陰唇に錠剤を押し込む。指が届く辺りまで錠剤を押し込むと、今度は太くイボだらけの棒を一息に差し込んだ。
「いぎぃっ!?」
人間のものより遥かに太いソレはアトラの蟲惑魔の下腹部を歪に膨らませるが、先に注射された薬によって痛みになることがない。むしろ変換された快楽がアトラの蟲惑魔を襲っていた。
男たちはその棒が膣から抜けることがないように、革紐で固定すると、やることが終わったとでもいうように部屋から出ていってしまった。
「まってっ!これとってっ!むりぃっ、こわれちゃうからっ!やすませてってばぁ!」
バタンと閉められたドアに叫ぶが、男達が戻ってくることはなかった。
「くっ、うぅ゛っ……」
それから一時間ほどの間、アトラの蟲惑魔を淫靡な静寂がジワジワを追い詰めていく。棒によって膣の奥に押し込まれた錠剤が、体内で溶けきって効力を発揮するのに十分な時間がすでに経過していた。
「あひっ、これましゃかっ……」
乳が出なくなったのなら出るようにするまで。それは蟲惑魔を強制的に偽妊娠させるための薬。それはホルモンバランスを狂わせることで妊娠をしたと錯覚させてしまう。
それも蟲惑魔の体液から作られたものであるため、即効性と効き目は非常に強い。
「もう出ないはずなのにっ……」
彼女の状態とは裏腹に張りを増していく乳房。再び稼働し始めた乳房の先端を付いた機械は、ぷっくりと膨らんだ乳首を強く吸い上げた。出が悪くなっていたのが嘘だったかのように、チューブを勢いよく通っていく蟲惑魔の乳。
「あ゛っ、やだぁっ、もうでないはずなのにぃ!だしたくないのにっ、またしぼられでる゛っ!」
強い快感に涙や唾液を溢しながらアトラの蟲惑魔は悶えることしかできない。
「ゆるひて!こわれぢゃう゛っ!もうなんでもすりゅからゆるひてぇっ!」
魔物である蟲惑魔の懇願が聞き入れられることもなく、地獄のような搾乳は続けられていく。人を魅了し嘲笑う淫らな怪物は、自らが淫らに狂わされることになるとは思いもしなかっただろう。
例え搾乳が終わったとしても、二度と自由が訪れることはないことを彼女はまだ知るよしもない。
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