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軍貫マン
「フゥリさん………これ着ないとだめですか?」

神巫はおずおずと渡された衣装をフゥリに見せる

「ええ、そうですよ」

それは踊り子のような衣装であった

しかし局部は僅かに布に覆われているのみで上は薄布が透けており乳首や乳房が見えてしまい身体を隠せていない

と殆ど変わらないような露出度であるが中途半端に隠れているせいで恥部がより強調される形になり却ってより卑猥な雰囲気を醸し出していた

「これ、その……露出が……」

神巫は羞恥に耐えられずもじもじと身体をよじらせながら確認をとるが

「特に不備も見当たりませんし、着ていても問題ないと思いますよ」

フゥリは取り付く島もなくきっぱりと言ってのける

フゥリはもとより舞のための服装に露出度の高いもの着ることは珍しいことではなく羞恥心が邪魔をするという理由は理解ず、むしろ男が喜んでくれるならと進んで身につけている

「きっとご主人様も神巫さんのことを綺麗だと思ってくれると思います」

フゥリのその一言に神巫は渋々といった様子で着替えはじめた

「わあ……すごく素敵です神巫さん」

フゥリは目を輝かせて神巫を見つめると感嘆の溜息をつく

「うぅ……」

衣装を身につけた神巫は恥辱で顔を赤らめる

「恥ずかしがらなくても大丈夫ですよ。きっとご主人様も気に入ってくれます」

神巫は抵抗することを諦め、大人しくフゥリと男の元へと向かう

「おはようございますご主人様。本日は神巫さん共々お世話係にご用命頂きありがとうございます」

「おねがい……します」

フゥリは男に丁寧にお辞儀をすると神巫もそれに続く

「ご主人様?」

神巫は男の視線が自身の下半身にむけられているのを感じ不安そうな表情を浮かべる

男はゆっくりと近づくと視線はアンダーヘアがが生い茂る恥部に集中している

露出度が高い服装であるうえにフゥリは対象的に丁寧に処理をしているが、神巫のアンダーヘアはというと天然なまま生え散らかしているのだから気になってしまうようだ

これは神巫の怠慢ではない

単にシトリスがフゥリには処理に必要な道具を渡して、神巫には渡さなかっただけである 神巫はより深く俯き自身の恥部を隠すように手で覆うが男の視線はそこに釘付けになっている

「やだっ……見ないでください」

すると男はニタニタと笑いながらカミソリ、ハサミ、シェービングクリームが置かれた台をどこからか持ってくる

神巫はなにか作為のようなものを感じて身震いするがフゥリは特に意に介した様子は見せず笑顔で男からの道具を受け取る

「ありがとうございますご主人様。よかったですね神巫さん。これで毛を剃ることができますよ」

「そ、それは……でも……」

神巫は戸惑いの表情を見せるが男はフゥリに促す

「わかりましたご主人様。神巫さん、そこに座ってください」

「ううっ……わかりました」

神巫は観念すると恥ずかしそうにしながらも足を肩幅に開き座った

「待ってください!なんでご主人様がこんな近くに……」

男はフゥリのすぐ横に陣取り、神巫の秘部に顔を近づけ近づけスンスンと匂いを嗅ぐ

「いやっ……ご主人様、そんな間近で……」

羞恥心から神巫は顔を背けるが男の視線は秘部に向けられたままだ

「ご主人様ったら……かわいい。私のものも嗅いでみますか?」

フゥリは嬉々としてスカートを捲りあげて見せつけるようにずらして陰部を露わにする

「ご主人様、どうぞ」

神巫は男の鼻息が股にかかり目を潤ませる

「だめ……いや……」

男はフゥリの恥部の匂いを堪能すると今度は顔を押し付ける勢いで鼻を密着させる

「ふふ、ご主人様は本当に可愛いですね」

男は興奮が高まり息を荒げている

しかしそれと同時にフゥリから漂うフェロモンを吸ってしまい興奮で理性がとびかけている

「嬉しいのですがこれでは神巫さんの毛の処理が出来ません。少し待っていてくださいね」

すんでのところで男は踏みとどまり処理を見守ることにする

「まずは枝毛になってるところをハサミで切っていっきますね」

フゥリは手際よくチョキチョキと切ってきくと神巫の顔はみるみる内に赤く染まっていく

人に大事な部分の毛を処理してもらう、というのは予想以上に羞恥を掻き立てているうえに男からの熱視線も加わり恥ずかしさが倍増している

「次にクリームを塗っていきますが、ご主人様はどういった形がいいか希望はありますか?………全部ですねわかりました。ではご主人様に喜んでいただけるようがんばりますね」

「えっ……いやっ、私の意思は……」

神巫の消え入りそうな声はフゥリと男の耳には届かなかった

当たり前のように男の希望を軸に物事を決められていく様子は神巫に改めて自身に置かれた立場の弱さを突きつけるようであった

フゥリも男に尽くすことを強いられる存在としては神巫とは同じであるが、フゥリは男が望むならとそれが自身の悦びであり存在意義であるかのように男に尽くしている
そのため自然と神巫が男からの嗜虐心を一身に受けることになる

神巫はそれでもよかった

他の誰かが受ける苦しみを自分が背負えるならと

「では塗っていきますね」

フゥリはシェービングクリームをたっぷりと指につけると神巫の秘部に手を這わせる

「ひゃうんっ!だめぇっ……そこはっ!」

スースーとした刺激が神巫に伝わり身体をビクッと震わせる

「動かないでくださいね。ほら、こうやって擦ると気持ちいいですよね」

フゥリは円を描くようにクリームを塗り込みながら愛撫する

「やだぁ……あぁん」

「神巫さんは遠慮しなくてもいいんですよ。敏感な場所ですからね。声を出してしまうことは仕方のないことです。それに……」

フゥリはチラリと男に視線を送る

「ご主人様も喜んでいるみたいですし、声や反応をしっかり示してあげるともっと喜んでくれるかもしれません」

神巫は頬を赤く染めながら男に視線を向けると、そこには男の下半身が隆起している光景があった

「やぁっ……ごしゅじんさまぁ……んあっ……みないでっ……ください」

神巫は恥ずかしさから目を背ける

フゥリはその間にカミソリを片手に持って優しく剃り始める

「どうですか?痛くはありませんか?」

「んんっ……痛くは……ない…ですけど……」

カミソリで恥毛が剃り落とされる度に神巫はビクビクと身体を痙攣させる

「綺麗になりましたよ。では最後に保湿剤を塗っていきますね」

フゥリは仕上げとばかりに神巫の秘部全体に保湿剤を塗っていく

「はい、これでおしまいです。お疲れ様でした神巫さん。どうですかご主人様?神巫さんのつるつるお股は?」

フゥリに感想を促され、男は神巫の恥部をまじまじと見つめる

「やだ……みないで……」

毛で覆い隠されていた秘部は全てが露わになり、神巫は見られているという羞恥から身体をくねらせる

「ご主人様、綺麗ですよね。毛がなくなって丸見えの神巫さんのお股」

フゥリは男に問いかけると男は大きく頷き興奮したように鼻息を荒くする

「やだ……恥ずかしいです……」

神巫は耳まで真っ赤にし手で顔を覆いかくす しかし男は隠すことを許さず手をどかせると神巫の秘部に顔を近づける

「あぁっ……だめっ」

男は再び神巫の秘部に鼻先を押し当てて深呼吸をする

「ごしゅじんさまぁ……そんなところの匂いなんて嗅いじゃだめです……」

神巫は羞恥心からいやいやと首を左右に振るが、男の行動はエスカレートしていく

「ご主人様っ!だめぇっ!」

男は神巫の秘部に舌を入れ舐め始めたのだ

「ひうぅっ!やあぁっ、あっ、そんなとこ、舐めないでください……」

男は一心不乱に舐めるが神巫はイヤイヤと首を振る

「ご主人様……そんなっ、汚いです……あぁっはぁ、はぁ、もう許してくだ、さい」

神巫は肩で息をしながら涙目で懇願するが男は止めるつもりはないようでそのまま秘部を舐め続ける

「ご主人様は神巫さんのつるつるになったばかりのお股を気に入ってくれたみたいですね」

フゥリは嬉しそうに笑うと男の頭を優しく撫でる

「ご主人様、そんなに一生懸命しゃぶるなんて本当に赤ちゃんみたいですね」

男は夢中になって舐めては吸い付きを繰り返し神巫の羞恥心をさらに掻き立てていく

「ああぁっ……もうっだめぇ……」

神巫は身体を震わせ絶頂を迎える

男は満足したのか口を離すとフゥリに神巫の陰毛の処理をしてくれたことへの感謝を伝える

「ありがとうございます。ご主人様のお役にたてたなら何よりです」

フゥリはニコニコと微笑む

フゥリという一個人として見られることを望む彼女にとって褒められることは甘えてもらえることと同意義であり最良の幸せであった

「これで準備は万全ですね。ご主人様、『いつもの』でよろしいんですか?」

フゥリは男に問いかけるが、男は首を振る

「いつもの?」

神巫は首を傾げる

神巫は世話係としてフゥリと共に奉仕をしたことはないためなにをするのか分からなかった

「ご主人様と一緒にストレッチをしています。ストレッチは体を目覚めさせて、自律神経のバランスを整えるのに効果的だと考えられていますから朝に行うと体調もよくなるんですよ」

「それはいいですね」

卑猥なことをさせられるのではないかと身構えていた神巫であったが思いの外まともな内容であったことに安堵する

「まずは開脚前屈から始めましょう」

フゥリの言葉に従い神巫は身体を前に倒す

男は背中側にくっついて一緒に倒れるようにして力を込める

(これ当たってますよね?)

露出度の高い踊り子の服から剥き出しになっている尻ににわかに硬度が増した男の肉棒が押し付けられていた

「あの……ご主人様これは……いえ、なんでも……ないです」

神巫は男に投げかけようとした疑問を引っ込める

男は確かにこれまで神巫たち性玩具を欲望の限りに陵辱してきたが、だからといって行動のすべてがそういうものに直結していると考えるのはよくないのではないかと

もし仮に純粋にストレッチのために力を貸してくれたとしたならそのようなことを聞くのは失礼にあたるのではないかと

むしろそんなことを考える自分が汚いのではないかと神巫は考えた

結局神巫は流されるままストレッチを行うことにした

密着してゆっくりと押されることで押し付けられる肉棒をより鮮明に感じて気持ち悪さに鳥肌が立ってしまう

「んっ……はぁ……ふぅっ……終わった」

「では次のメニューに行きましょう。まずは神巫さんとご主人様で肩を掴み合ってください」

男が神巫の肩を掴み力を入れると神巫もそれに合わせる

「そしたら互いを下に抑えて顔を空に向かせてください。その後に背中を逸らせば完成です」

近い

男と神巫の顔がゼロ距離互いの息づかいも聞こえるほどの距離に神巫は男の胸の中で心臓が高鳴っているのを感じる

これまで何度も神巫のいやらしく身体を見つめていた男の視線が間近に迫り、その目が神巫を捉えている

「それでは互いに押し合いましょう」

神巫が肩を抑えれば男は空を見上げる

その視線は露骨なまでに神巫の身体に向けられている

「ううっ……」

がっしりと肩を掴まれているうえにあくまでストレッチという体をとっているために神巫は逃げることができない

これは健全なストレッチ

神巫は自分にそう聞かせて男の視線を意識から追い出そうとする

「神巫さん、そんなに顔を赤らめて……どうかしましたか?」

「いえ、なんでもありません。大丈夫……大丈夫です」

フゥリは心配そうな表情を浮かべるが神巫は首を振って否定する

男の視線が身体に注がれているせいで身体が熱くなり、汗が頰を伝う

「はぁ……はぁ……」

男を欲情させるための服から薄っすらと見える肌に男の視線は釘付けになっている

「はぁ……んっ……あぁん……」

意識しないようにすればするほどかえって余計に感じ取ってしまう

「あの……このストレッチはフゥリさんが考えたんですか?」

神巫気を紛らわすためにフゥリに問いかける

「はい、私が考案しました。ご主人様に健やかで楽しい生活を送っていただくために、ご主人様に喜んでもらうためにはどうすればいいかを考えた結果です。神巫さんもいいと思いませんか?」

にこやかに笑うフゥリと揶揄するような男の視線が神巫に突き刺さる

「そうですね……いいと思いますよ。身体を動かすことは健康にいいですし、1人よりも2人で行った方がストレッチの効果をより得られると思いますし、楽しいですよね」

「神巫さんにもそう言ってもらえて嬉しいです」

神巫の精一杯の返答にフゥリは微笑む

確かに仲のいい友人や家族と一緒に体操するのは楽しいものだと神巫も思う

神巫にとって男がそういう存在かと言われれば違うと答えるほかないが

「次は……」

神巫と男はフゥリのストレッチを続けていく

それらは身体を密着させるものが多くフゥリと男がするときはさぞ仲睦まじい光景なのだろうと神巫に想起させる

「最後は開脚股裂です。互いに足を開いたら重ね合わせてゆっくりと近づいていってください」

「えっ……」

神巫は気づいてしまうこのストレッチの結末を

(やっぱりそういうことなんですよね)

神巫はこれからするであろうことに身体を緊張させる

身を寄せ合い徐々に縮まっていく男の肉棒と神巫の秘部はこれから行うことを暗示しているようにしか見えなかった

「ひぃっ……」

「神巫さんはもっと引っつかないとダメですよ」

フゥリに催促されて神巫は覚悟を決めて男に密着する

男は神巫の背中に手を回して抱きしめると股に肉棒を挟むように押し付ける

「ひゃうっ」

秘部を覆い隠す布に男の肉棒の先端が触れて神巫の総身はぞわりと震える

「ご主人様……そんなに……押し付けない、で」

神巫は声を震わせるが男はより強く押し付けようと腰を動かすと、とぼけたようになんのことかと首を傾げて見せる

「それは、えっと……ご主人様のおちんちんが……私のあそこに……当たっちゃってます」

神巫は顔を赤らめて消え入りそうな声で訴えると男は興奮を隠せない様子で鼻息を荒くし腰の動きを早くする

「ああっ……だめです。グリグリしないでっ……ひゃうっ」

男は肉棒を神巫の秘部に擦り付けるように前後に動かす

「あっ……やだ、ご主人様だめです。そんなに動かしたら入っちゃいますからぁ……」

神巫は涙を浮かべて訴えるが、男はそんなのお構いなしに動きを早めていく

神巫に密着して柔らかい身体の感触を楽しみながら、少し汗ばんで立ち込める淫臭を味わうように神巫の首筋に鼻を押し当てて匂いを嗅ぐ

肉棒を押し付ける度に小さく上がる悲鳴は男の興奮をさらに煽り立て、肉棒はさらに硬くなっていく

「やぁっ……ご主人様のおちんちんがっ……大きくなってる」

神巫は弱々しく抵抗するが男は腰を突き上げることでより強く押し付けてくる

「ご主人様……だめっ!これ以上強くしたら入っちゃいますからぁ……」

神巫は弱々しく首を振り、足を震わせて刺激に耐えることしかできない

「ふっ、膨らんで……だめです。こんなところで射したら……」

「神巫さんは膣内に挿れて射してほしいのですか?」

フゥリは素直に浮かんだ疑問を口にすると神巫は首を振って背に腹は代えられないと男に懇願する

「んんっ……お願いします……外に……ご主人様の熱いの射してください」

すると生暖かい感触が布越しに伝わり神巫は身体を震わせる

「んっ……ああっ……出てる」

男の肉棒から精液が暴発し神巫の秘部を覆う布に染み込んでいき、その熱が伝わっていく

「ふふっ、ご主人様は朝から元気いっぱいですね」

フゥリは微笑むと男を褒め称える

「ううっ、ベトベト……」

頼りないながらも秘部を守ってくれていた布はいまや男から放たれた精液でぐしょぐしょに濡れていた

「すみませんご主人様。お掃除がまだでしたね」

フゥリは男に跪き舌で精液が付着した肉棒を舐める

「んっ……れろっ、ちゅぷ、ご主人様のおちんちん美味しいです」

男は満足気に笑うとフゥリの頭を撫でると神巫にフゥリにだけやらせていいのかと言いたげな視線を投げる

「……わかりました。失礼します」

神巫はフゥリの横に跪いてフゥリと同じように肉棒を舐める

「れろ、じゅぷ、ちゅるっ……はぁはぁ」

苦い、臭い

神巫の口に広がる男の精液の味に不快に思いながらも舌を這わせる

自身の股部を汚して放置したくせに自分のモノは2人に綺麗してもらおうとする身勝手さに神巫は嫌悪感を募らせる

たとえそうなった要因がシトリスであったとしてもそれを笠にきて自身の欲望を満たす男が許せない

「ご主人様より先に朝食を頂いてしまいました」

フゥリはそう言って味わうように舐め取った男の精液を飲み込む

男はそんなフゥリに熱い視線を送る

「わかっていますよ。ご主人様から頂いた幸せはご主人様に返す。それが私にとって一番の幸せなのですから」

フゥリは太腿をぽんぽんと叩いて男を手招きをすると、男はそれに従い膝枕をされる形で頭を預けると、上に見えるのは発育の良い乳房、頭を支えてくれる太腿はむちむちで居心地が良く、頬に当たるお腹は引き締まっていながらも温かく、優しくて甘い匂いが男の心に陶然とした潤いを与える

ストレッチで得た適度な疲労感も重なってまさに至福のひと時だと男はうっとりとした表情を浮かべる

フゥリはそんな男の頭を優しく撫でながら微笑みを浮かべると片手で乳房を持ち上げて口元に優しく乳首を押し当てる

「たくさん召し上がってくださいね」

先端からじとりと母乳蜜が滲むのを確認すると男は待っていたとばかりにむしゃぶりつく

「んっ……美味しいですか?」

男は返事を返す代わりに乳房を吸うと甘い味わいが口いっぱいに広がる

「んんっご主人様かわいい。お腹が空いていたんですね」

まるで赤子のように無心に乳房に吸い付き男は更に甘えるように乳房を揉みながら母乳蜜を啜る

「ふふっ、本当に愛おしい。ずっとこうしていたいくらいです」

フゥリは男の頭を撫でながら優しい眼差しで見つめる

どこをとっても隙がなく、非の打ちようながないほどの幸福な空間がそこにはあった

だが男はさらなる幸福を求めようとフゥリに懇願する

だが男はさらなる幸福を求めようとフゥリに懇願する

「神巫女さんと一緒に踊ってほしいのですね。わかりました」

「あの、私は踊りなんて全然で……それにこんな格好で踊るなんて……その」

「大丈夫ですよ。私がリードしますから」

フゥリは軽く柔軟をする

「ちょ……待っ、ええ!?身体が動かない……」

「御巫の誘い輪舞です。これなら苦手でもバッチリ踊れますよ」

すると神巫の身体はひとりでに動き出して踊り始める

「わ、わわっ」

神巫の身体は緩やかなターンを刻み、両手を広げてくるくると何度も回る

「この衣装……ちょっと動いただけで丸見えなんですけど……」

「とても可愛らしいですよ神巫さん。ご主人様も喜んでいます」

「恥ずかしい……」

楽しそうに時折男に目線を向けながら踊るフゥリとは対象的に神巫は恥ずかしそうに顔を赤らめる

しばらくすると腰を強調するアクションに変わる 

体軸を中心としてゆったりとくねると覆う生地がほぼ存在しておらず、尻の丸みまではっきりと男にに見られてしまう

「うぅ……」

神巫は羞恥心に悶えながら踊り続けるしかない

「ああ、ご主人様に見られてます……。身体が熱くなります」

フゥリは先程よりもリズムを早くすればそれに呼応して神巫の身体もより激しく躍り始める

「ひゃっ、きゃあん」

神巫は腰を振るとさらに激しく飛び跳ねれば乳房がぷるんと弾み形をたゆませる

「ふふっ、では私も」

フゥリも合わせるように腰を卑猥に振り神巫と同じ様に乳房を揺らす

自己表現に長けて洗練された色香を見せるフゥリとそれに対して羞恥を隠しきれない神巫は、フゥリのそれにはないいじらしさと可憐さがあり観客である男を魅了する

一方フゥリもまた男からの熱い視線に身体を火照らせもっと見てほしいと肢体を見せつけるように踊る

ちろり

フゥリは舌を出して挑発するように微笑むと秘部を隠す布をチラリと捲ってみせる

普段の献身的に奉仕するときとは異なる妖艶さを振りまくフゥリに、男は心を奪われてしまう

「いやぁ!……捲らないでくださいぃ……」

同じ動作をさせられながらも悲鳴をあげる神巫の姿はフゥリの艶やかな姿と比べると滑稽さが拭えない

表情だけでこれほど違いが出るのかと男は

関心を覚える

「フゥリさん?」

神巫はフゥリからの視線を感じて振り向くと鋭く強い意思の籠もった眼差しが神巫を捉える

「ひっ」

それはほんの一瞬であったが思わず悲鳴をあげてしまうほどの眼光に神巫は恐怖を覚える

複数人で舞を披露する状況はフゥリにとって図らずしもかつて技を磨き、ライバルと競い合った御巫として姿を彷彿とさせ、その中で諦観によって抑えつけられた闘争心が無自覚に目を覚ます

もっと好かれたい、一番でありたいフゥリは心と身体を熱く滾らせる

だがそれは不意に終わりを告げる

「もうっ、限界」

バタリ

神巫が地面に倒れ伏す

誘い輪舞によって踊れてはいたがあくまで肉体は神巫自身のものでありこれまでの精神的な披露も重なり、神巫の体力が限界を迎えた

「神巫さん!?大丈夫ですか?」

我に返ったフゥリは慌てて神巫に駆け寄る

「はぁはぁ……大丈夫、です。少し疲れただけ……ですから」

「ごめんなさい。無理をさせてしまいました」

「いえ……お気になさらず」

フゥリは神巫に横になってもらい休ませる

「すみませんご主人様。私があんな無茶な踊りをさせたせいで」

男は申し訳なさそうにするフゥリの頭を優しく撫でる

「ご主人様が慰めてくれるのですね。嬉しい」

フゥリは頬を赤らめて男の手を自身の頭に押し当てる

フゥリは自身の中で湧き上がった感情に疑問を抱きながらも神巫のぶんまで男への奉仕を頑張ると誓うのだった

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