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軍貫マン
これはまだ紫炎が六武衆のシエンとして数えられハツメがまだ間者としてシエンの命を狙っていた頃の物語

 (シエンよ、隙を見せたときがお前の最期だ)

 ハツメは屋根裏に潜み機会を窺う

 シエンの様子を見るに夜伽を行う直前であろう、行為で疲れ切ったところを襲い首を跳ねるのつもりであった

 「シエン殿……」

 (ミズホ!?)

 だがそこに現れたのはハツメにとって予想だにしない人物であった

 ミズホは六武衆にも数えられるほどの優れた武勇を持ち合わせる女傑ではあるが今は甲冑も頭巾も外し、月明かりに照らされた美しい素顔を晒している

 「今日は私を抱いてくださらないのですか?」

 「ククク、シナイと夫婦となり子を成したというのに俺を求めるとは」

 ミズホの夫であるシナイは遠征で留守にしており今は絶好の好機であった

 「いけませんか……?」

 「夫であるものを裏切り他の男に抱かれることを望むものにそう簡単に心を開くと思うか?これは罰だ。本性を曝け出せ、浅ましく俺を誘ってみせろ」

 「はい……」

 ミズホは頬を紅潮させると着物を脱ぎ捨て全裸となった その股間からは愛液が滴っておりすでに準備が整っていることがわかる

 「では失礼して……んっ……ああぁっ!」

 そのまま自ら秘部に指を差し入れ自慰を始める

 ミズホは甲冑によって抑えつけられた女としての欲望を解放し快楽に酔い痴れていた

 「ああっ……はしたないです……でも気持ちいいんです……んっ……ああぁ……」

 「いい眺めだ。もっと見せてみるがよい」

 「はい……」

 (これが…本当にあのミズホなのか)

 ハツメは絶句していた、戦場では鬼神の如く敵を屠り、平時は落ち着いた佇まいで皆から慕われている彼女が今こうして淫らに乱れた姿を晒している

 「あんっ……ああっ……はぁ……はしたなくて申し訳ありません……」

 「なぜ俺に詫びる?それを言うべきは夫であるシナイであろう」

 シエンはそういってミズホを嘲笑う

 「はい………申し訳ございませんシナイ様……あなたというものがありながら私はもうこの方なしでは生きていけないのです」

 「そうだ。それでよい、だが足らぬ。もっと媚びてみせろ」

 そういってシエンはミズホの前に足指を突き出してきた

 「は、はいっ……」

 ミズホはその意図を理解し躊躇なく口に含むと丹念に舐め上げていった

 「ちゅぷ……れろ……ぴちゃ……ぺろ……んく……んぅ……」

 跪き足指をなめながらも自身の秘部を弄るのをやめないミズホの姿はなんとも淫猥だった

 (恐ろしい男だ。あのミズホをこれほどまでにしてしまうとは)

 ハツメはその光景に恐れを抱きながらも彼女をそこまで陥落させたシエンの魅力がどこから来るのか気になっていた

 「ふむ、そろそろ頃合いだな」

 「はい……どうか私のいやらしい穴をお使いください」

 ミズホは四つん這いになると尻を高く掲げる体勢をとった

 「ふん、淫乱め」

 シエンはいきり立った肉棒を一気に挿入する

「ああっ!入ってきた!大きい……ああっ!すごいぃぃ!!」

 待ち望んだ肉棒に膣内は歓喜し、まるで離さないと言わんばかりに絡みつく

 「どうだ?シナイとは比べ物にならないだろう?」

 「はいぃ!こんな凄いの知ってしまったら……もうシナイ様じゃ満足できません!ああっ!そこぉ!奥まで突いてぇ!」

 「ここが良いのだな」

 シエンはミズホの弱点を攻め立てる 子宮口を攻めるたびにミズホは背筋を仰け反らせ歓喜の声をあげる

 ミズホは夫を裏切る罪悪感と被虐的な快感に溺れていた

 (くっ…こんなものを見せられたら…私まで)

 ハツメは身体の奥底が疼くのを感じ、その熱を解放するための無意識に手が下腹部へと伸びていく

 (ミズホのようにあれで貫かれたら私も……いや、だめだ)

 ハツメの意思に反して自身の指は動きを止めることはなかった

 「浅ましいなミズホ、戦場で戦うよりもこちらのほうが向いているのではないか」

 シエンはミズホの豊かに実った尻をぱんと叩き嘲るように言った

 「ひゃうん!はい……今の私はシエン殿の雌穴です……ああぁっ!お仕置きされて感じてるんです!」

 「ならば望み通りくれてやる!」

 「ああぁっ!!イクッ、イッちゃいますううううう!!!」

 絶頂と同時に大量の精液が流れ込んでくる

 「熱い……ああっ……いっぱい出てます……んっ……」

 「まだ終わりではないぞ」

 「はい……」

 その後も二人は交わり続け夜明け近くになっても行為を続けている

 (なんということだシエンがこれほどとは…)

 襲撃の機会を逸したハツメは屋根裏で二人の情事にすっかり見入ってしまい新たな侵入者の存在に気づいていなかった

 ガチャリ、ガチャリと鎧が擦れる音が近づいてくるとそれはシエン等のいる部屋へと入ってきた

 「許すまじ…許すまじ…」

 「シナイ様!?…これは一体?」

 そこにいたのは遠征いったはずのミズホの夫シナイであったがそこに肉体はなく鎧からは青い炎のようなものが吹き出している

 「俺は戦場にて落馬により命を落としたがこの世に舞い戻ってきた」

 「フハハ、流石はシナイよ、死してもなお戦場から帰還するとは」

 「笑いごとではございませぬ」

 変わり果てた夫の姿に動揺するミズホに対してシエンは愉悦に浸っている

 「ミズホよ、俺がいない間にシエンとこのような不貞を働くなど言語道断だ」

 「申し訳ございません……」

 「償ってもらうぞ」

 そういうとシナイの股間から炎が吹き出しそこから肉棒のようなものが形成されるその大きさは生前の頃と比べて明らかに大きくなっていた

 「シエン殿…」

 「これはうぬら夫婦の問題であろう。俺を巻き込むな」

 ミズホは恐怖心からシエンに助けを求めたがシエンはそれを一蹴した

 「さて、俺は覗き見る鼠を仕留めねば」

 シエンは薙刀を手に取るとそれを天井に突き刺した

 (ひっ!!)

 ハツメは慌てて逃げようとしたが間に合わず体勢を崩して屋根裏から転げ落ちた

 「随分と熱心に覗いていたな。そんなにこれが欲しかったか?」

「ち、違う!お前のような外道にそんな…あああっ!!」

 「もうやめて!許しっ…ああん」

 「この程度では収まらんぞ。お前が誰のものなのかその身体に刻んでくれる!」

 こうしてミズホはこのときの反省から出家して尼となり、ハツメは散々に弄ばれた後、シエンに屈して主家を裏切り彼に仕えることとなった

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