最終更新:ID:IgH4xFRvNg 2022年06月18日(土) 22:15:18履歴
作者 魔の性癖破壊ウィルス
白亜の城、ラビュリンス。
この城に挑む者は数知れない。
彼らの目的はただ一つ。
城の最奥にあるとされる宝物である。
---
「っぐッ……は、離してっ…!」
城にはそう易々と踏破されないよう、あちこちに様々な「トラップ」が潜んでいる。
そしてその犠牲者がここにまた1人。
うねうねと動く、ヌルヌルの粘液塗れの触手に四股を制圧された騎士ちゃんだった。
触手は騎士ちゃんを弄ぶようにその華奢な体を拘束する。
騎士ちゃんもそれなりに鍛えてはいるが、それを上回る新型触手の力の前に身動きが取れない。
獲物を捕まえられたことに歓喜しているのだろうか、踊るように連れ込まれる。
そして捕まった騎士ちゃんはそのまま地下への入り口に放り込まれた。
---
「いったぁ…」
体がズキズキ痛む。焼け付くような擦り傷の痛みで騎士ちゃんは意識を取り戻した。
着ていた鎧には金属が溶けた跡があった。
幸い体には異常はない。
改めて辺りを見回す。
「ここは…?」
見れば牢獄のように見える。
三方を石の壁が囲い、御伽噺で出てきそうな頑丈な鉄格子がかけられている。
愚かにもトラップにかかった人達を収容する施設のようだ。
通路に灯る小さな蝋燭が騎士ちゃんの顔に影を落とす。
どうすれば出られのだろうか。
そんなことが頭をよぎるが、近づいてくる靴音にかき消された。
目線の先には人影1つ。
「はぁ、またヘンなとこに落ちたのね」
この城のメイドの片割れであるアリアーヌが呆れた目をしていた。
"""""
「ハイ、出て。」
アリアーヌに言われ、騎士ちゃんは開けられた格子を抜ける。
「まーた、変なとこで捕まっちゃって…これ以上面倒ごとを起こさないでよね。」
複雑な階段と扉の出入りを続け、地下牢とは違う建物に入った。
「ここは…?」
「城の2階。貴女、今日はここにいてもらうから。」
「えっ…?」
話が急展開で騎士ちゃんの理解に追いつかない。
「言ったでしょ、貴女が今日通ったのは非正規なルートよ。午後にそこを総点検するから人の出入りはできないわ。」
アリアーヌは続けて言う。
「けれど貴女はそこに入り込んじゃったから、封鎖が解けるまでこっちで見とくってわけよ。」
意外だった。
捕まった人の身をそれなりに丁重に扱ってくれたことに。
「ふふっ…」
「何よ、急に笑い出して。」
「アリアーヌって優しいよね。」
「べ、別にそんなんじゃないわよ…」
プイと顔を逸らすアリアーヌは不思議と可愛らしく見えた。
---
長い廊下を歩き続ける。
「ここは何の部屋なの?」
騎士ちゃんはアリアーヌに尋ねた。
「…私たちメイドの部屋よ。アリアンナもこのフロアの部屋を使ってるわ。」
最近おかしいから、もしアリアンナと鉢合わせたら襲われるわよ、とアリアーヌ。
そして更に歩くこと5分。
「着いたわ。ここに暫くいてもらうわ。これ以外に今使える部屋ないから。」
それは見覚えのある扉だった。
「ここ、さっき言ってたアリアンナの部屋と似てない…?」
「…言わせないでよ。恥ずかしくなるじゃない…私の部屋に決まってるでしょ。」
---
「それじゃ、開けるわ。」
アリアーヌの懐から出てきたキラキラの鍵が差し込まれ、キィと木が擦れる音が響く。
「わぁ…!」
中は整理され、小さなアクセサリーや置物が部屋を彩る。
どこからか香水の香りが流れてきて、ふんわりと鼻を包み込む。
「ここがアリアーヌの部屋なのね…」
部屋の様相に目を輝かせる騎士ちゃんに半ば呆れた目をするアリアーヌ。
「別にジロジロ見るものでもないわよ…」
「急いで片付けたんだから」ボソッ
「何か言った?」
「別に?何でもないわ。」
---
部屋への案内が終わった後、アリアーヌは道具を拵えて足速に駆けていった。
自分が通った道の点検をするのだろう。
今日は色々なことがあった。
道を外れるわ、触手に遊ばれるわ、地下へ落ちるわ、アリアーヌに匿われるわ。
でも悪い気はしない。
なにせこの城とは長い付き合いだからだ。
トラップに引っかかり城の踏破を諦める冒険者が多い中、騎士ちゃんは何度もここに挑んでいる。
そのためメイドとは顔見知りでよく知る仲になった。
だからここまで通してくれたのだろう。
眠くなってくる。
あちこち欠けた装備を脱ぎ、ラフな服装に着替える。
そして綺麗にベットメイクされたシングルベッドに飛び込んだ。
かすかな甘い香りが疲れを解きほぐしていく。
奇しくもアリアーヌと近しい香りがしたような気がした。
体をベットに委ねる頃には騎士ちゃんは意識を手放していた。
---
夜
「帰ったわ」
アリアーヌが本日の仕事を終えて部屋に戻った。
見れば騎士ちゃんは居間にいない。
ベットに横になって寝息を立てていた。
装備を脱いだまんまの薄着で寝ている騎士ちゃん。
「ホラ、起きて?風邪引くわよ?」
「ぅーん、アリアーヌ…?」
寝起きでトロンとした騎士ちゃんに見つめられ、アリアーヌはドキッとした。
騎士ちゃんはそこまで口数が多くはない。
クールビューティーな雰囲気がある。
そんな彼女が無防備な姿を晒している。
控えめに言って破壊力が凄まじかった。
「…これ着なさい?着替えだから。もう、ホント手がかかるんだから…」
「ありがと…アリアーヌ…」
ゾクゾクする。
それは猛獣の目の前に特上の肉をぶら下げるのと同義だった。
誘っているのだろうか。
確かに騎士ちゃんはこの城の人気者だ。
アリアンナも騎士ちゃんを見たらすぐに飛びついていくし、主である姫さまは騎士ちゃんガチ勢だ。
自分だって騎士ちゃんに思うところがないわけではない。
何度も来てくれる大切なヒト。
だからこそ、こんな状況に耐えられるはずもなかった。
スタスタとベットに寄り、うとうとしている騎士ちゃんの口を奪った。
「んむぅうっ!?」
騎士ちゃんは突然のキスに言葉が出ない。
そして何やら甘く、クラクラするアロマの香りが漂ってくる。
「れろぉ!んちゅっ!!んむうう!?」
アリアーヌの舌が騎士ちゃんの口の中を蹂躙する。
動きが鈍る舌をアリアーヌの舌が絡め取り、強引にかき回していく。
「んぶちゅう!?んちゅううう!」
舌で徹底的に負かされた後、次に来たのは強烈に吸われる感覚だった。
「あ、ありあーぬ…!?」
「バカ騎士ちゃん、貴女が悪いんだからね…!?」
騎士ちゃんも負けじと押し返そうとするが、さっきから吸い込んでいるアロマで脳がふわふわする。
体が言うことを聞かない。
ひたすらアリアーヌに犯される一方だった。
勝てないと理解した騎士ちゃんはアリアーヌに主導権を全て譲り渡した。
「んじゅるるうるう、んれろぉ、あむぅ、んちゅうう、ちゅぱああ、あむぅ、れろぉお」
更に距離を詰めてきたアリアーヌ。
「「はぁ、はぁ、はぁ」」
火照り、湿度が上がったアリアーヌの顔が近づいていく。
「今夜はこの部屋に私達だけだから♡
覚悟してね?可愛い騎士ちゃん?♡」
ここに、2人の愛の宴が開幕した。
「ツルツルの肌じゃない、とってもキレイね」
アリアーヌは優しく、そして手際よく騎士ちゃんの服を剥いでいく。
「それじゃ、あむっ」
騎士ちゃんの胸にしゃぶりつくアリアーヌ。
チロチロといじらしく、アリアーヌの舌が騎士ちゃんの乳首という舞台で踊る。
「あっ、ちょっと、そこはダメだってばぁ♡」
「うるさいわよ、バカ騎士ちゃん。大人しくやられてなさい♡」
ミシミシとベットが軋む。
しかしそれすらも絡み合う2人には聞こえていなかった。
「ホラ、下も脱いじゃいなさい♡」
丸裸にされた騎士ちゃん。
「ここ、防音だから気にせずイッちゃいなさい♡」
直後に騎士ちゃんは秘部を摘まれる。
「ッッッッッッツ♡♡♡」
言葉にすらならない声が漏れる。
「ねぇッ、アリアーヌっ♡すごすぎるからぁ…♡」
普段とは打って変わって弱々しい騎士ちゃんを見てアリアーヌのボルテージがどんどん上がっていく。
摘んだ後は捻ったり、指でピンピンと弾いたり。
その度にビクンビクンと騎士ちゃんの体が刺激に耐えられず何度も背中を逸らせる。
身体はビクビクと震え、シングルベットの上で絡み合う2人。
「んはあ!イクイク!!イッちゃうてばぁぁぁ!!」
ポタポタと騎士ちゃんから愛液が滲んで垂れていく。
「はぁ、はぁ、はぁ…アリアーヌやりすぎだってば…」
「騎士ちゃんが可愛いのが悪いのよ?」
そう言うアリアーヌの顔は耳の先まで赤く染まっている。
何とも言えない空気が2人の間に流れる。
2人の視線は中々合わない。
合ったとしても片方がすぐに目を逸らす。
雰囲気に押し負けたのか、先にアリアーヌが口を開いた。
「…だった?」
「え?」
「…どうだった?って聞いてるのよ」
感想を求められた騎士ちゃん。
一呼吸おいて言葉を返す。
「必死に私を絶頂させようとするアリアーヌがとっても可愛かったよ?」
「騎士ちゃんのバカ…」
再びそっぽを向いてしまうアリアーヌ。
「次はそんなこと言わせず徹底的にやってあげるから…」
ゴニョゴニョと呟いたそれは騎士ちゃんには聞こえなかった。
不意に騎士ちゃんが壁掛けの時計を指差して言った。
「あ、もうこんな時間かぁ…アリアーヌ、早く寝よっ?」
服の端を掴まれ、騎士ちゃんが寝ている布団の中にアリアーヌも引き摺り込まれる。
「えへへ、あったかいね〜!」
さっきからアリアーヌの心臓がバクバクと音を立てている。
今夜は眠れるのだろうか。
「わかったわよ、今夜は付き合ってあげるわ」
渋々と言う態度をしながらも心はまんざらでもないアリアーヌだった。
---
布団に入ってしばらく経った。
アリアーヌは一向に寝られる感じがしなかった。
なぜならアリアーヌは騎士ちゃんに正面から抱きつかれる構図になっていたからだ。
流石にここまで寝相が悪いとは思わなかった。
先ほどまで交わっていた相手に抱擁され、どうしても意識してしまう。
「…好きよ、騎士ちゃんのバカっ…」
end
白亜の城、ラビュリンス。
この城に挑む者は数知れない。
彼らの目的はただ一つ。
城の最奥にあるとされる宝物である。
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「っぐッ……は、離してっ…!」
城にはそう易々と踏破されないよう、あちこちに様々な「トラップ」が潜んでいる。
そしてその犠牲者がここにまた1人。
うねうねと動く、ヌルヌルの粘液塗れの触手に四股を制圧された騎士ちゃんだった。
触手は騎士ちゃんを弄ぶようにその華奢な体を拘束する。
騎士ちゃんもそれなりに鍛えてはいるが、それを上回る新型触手の力の前に身動きが取れない。
獲物を捕まえられたことに歓喜しているのだろうか、踊るように連れ込まれる。
そして捕まった騎士ちゃんはそのまま地下への入り口に放り込まれた。
---
「いったぁ…」
体がズキズキ痛む。焼け付くような擦り傷の痛みで騎士ちゃんは意識を取り戻した。
着ていた鎧には金属が溶けた跡があった。
幸い体には異常はない。
改めて辺りを見回す。
「ここは…?」
見れば牢獄のように見える。
三方を石の壁が囲い、御伽噺で出てきそうな頑丈な鉄格子がかけられている。
愚かにもトラップにかかった人達を収容する施設のようだ。
通路に灯る小さな蝋燭が騎士ちゃんの顔に影を落とす。
どうすれば出られのだろうか。
そんなことが頭をよぎるが、近づいてくる靴音にかき消された。
目線の先には人影1つ。
「はぁ、またヘンなとこに落ちたのね」
この城のメイドの片割れであるアリアーヌが呆れた目をしていた。
"""""
「ハイ、出て。」
アリアーヌに言われ、騎士ちゃんは開けられた格子を抜ける。
「まーた、変なとこで捕まっちゃって…これ以上面倒ごとを起こさないでよね。」
複雑な階段と扉の出入りを続け、地下牢とは違う建物に入った。
「ここは…?」
「城の2階。貴女、今日はここにいてもらうから。」
「えっ…?」
話が急展開で騎士ちゃんの理解に追いつかない。
「言ったでしょ、貴女が今日通ったのは非正規なルートよ。午後にそこを総点検するから人の出入りはできないわ。」
アリアーヌは続けて言う。
「けれど貴女はそこに入り込んじゃったから、封鎖が解けるまでこっちで見とくってわけよ。」
意外だった。
捕まった人の身をそれなりに丁重に扱ってくれたことに。
「ふふっ…」
「何よ、急に笑い出して。」
「アリアーヌって優しいよね。」
「べ、別にそんなんじゃないわよ…」
プイと顔を逸らすアリアーヌは不思議と可愛らしく見えた。
---
長い廊下を歩き続ける。
「ここは何の部屋なの?」
騎士ちゃんはアリアーヌに尋ねた。
「…私たちメイドの部屋よ。アリアンナもこのフロアの部屋を使ってるわ。」
最近おかしいから、もしアリアンナと鉢合わせたら襲われるわよ、とアリアーヌ。
そして更に歩くこと5分。
「着いたわ。ここに暫くいてもらうわ。これ以外に今使える部屋ないから。」
それは見覚えのある扉だった。
「ここ、さっき言ってたアリアンナの部屋と似てない…?」
「…言わせないでよ。恥ずかしくなるじゃない…私の部屋に決まってるでしょ。」
---
「それじゃ、開けるわ。」
アリアーヌの懐から出てきたキラキラの鍵が差し込まれ、キィと木が擦れる音が響く。
「わぁ…!」
中は整理され、小さなアクセサリーや置物が部屋を彩る。
どこからか香水の香りが流れてきて、ふんわりと鼻を包み込む。
「ここがアリアーヌの部屋なのね…」
部屋の様相に目を輝かせる騎士ちゃんに半ば呆れた目をするアリアーヌ。
「別にジロジロ見るものでもないわよ…」
「急いで片付けたんだから」ボソッ
「何か言った?」
「別に?何でもないわ。」
---
部屋への案内が終わった後、アリアーヌは道具を拵えて足速に駆けていった。
自分が通った道の点検をするのだろう。
今日は色々なことがあった。
道を外れるわ、触手に遊ばれるわ、地下へ落ちるわ、アリアーヌに匿われるわ。
でも悪い気はしない。
なにせこの城とは長い付き合いだからだ。
トラップに引っかかり城の踏破を諦める冒険者が多い中、騎士ちゃんは何度もここに挑んでいる。
そのためメイドとは顔見知りでよく知る仲になった。
だからここまで通してくれたのだろう。
眠くなってくる。
あちこち欠けた装備を脱ぎ、ラフな服装に着替える。
そして綺麗にベットメイクされたシングルベッドに飛び込んだ。
かすかな甘い香りが疲れを解きほぐしていく。
奇しくもアリアーヌと近しい香りがしたような気がした。
体をベットに委ねる頃には騎士ちゃんは意識を手放していた。
---
夜
「帰ったわ」
アリアーヌが本日の仕事を終えて部屋に戻った。
見れば騎士ちゃんは居間にいない。
ベットに横になって寝息を立てていた。
装備を脱いだまんまの薄着で寝ている騎士ちゃん。
「ホラ、起きて?風邪引くわよ?」
「ぅーん、アリアーヌ…?」
寝起きでトロンとした騎士ちゃんに見つめられ、アリアーヌはドキッとした。
騎士ちゃんはそこまで口数が多くはない。
クールビューティーな雰囲気がある。
そんな彼女が無防備な姿を晒している。
控えめに言って破壊力が凄まじかった。
「…これ着なさい?着替えだから。もう、ホント手がかかるんだから…」
「ありがと…アリアーヌ…」
ゾクゾクする。
それは猛獣の目の前に特上の肉をぶら下げるのと同義だった。
誘っているのだろうか。
確かに騎士ちゃんはこの城の人気者だ。
アリアンナも騎士ちゃんを見たらすぐに飛びついていくし、主である姫さまは騎士ちゃんガチ勢だ。
自分だって騎士ちゃんに思うところがないわけではない。
何度も来てくれる大切なヒト。
だからこそ、こんな状況に耐えられるはずもなかった。
スタスタとベットに寄り、うとうとしている騎士ちゃんの口を奪った。
「んむぅうっ!?」
騎士ちゃんは突然のキスに言葉が出ない。
そして何やら甘く、クラクラするアロマの香りが漂ってくる。
「れろぉ!んちゅっ!!んむうう!?」
アリアーヌの舌が騎士ちゃんの口の中を蹂躙する。
動きが鈍る舌をアリアーヌの舌が絡め取り、強引にかき回していく。
「んぶちゅう!?んちゅううう!」
舌で徹底的に負かされた後、次に来たのは強烈に吸われる感覚だった。
「あ、ありあーぬ…!?」
「バカ騎士ちゃん、貴女が悪いんだからね…!?」
騎士ちゃんも負けじと押し返そうとするが、さっきから吸い込んでいるアロマで脳がふわふわする。
体が言うことを聞かない。
ひたすらアリアーヌに犯される一方だった。
勝てないと理解した騎士ちゃんはアリアーヌに主導権を全て譲り渡した。
「んじゅるるうるう、んれろぉ、あむぅ、んちゅうう、ちゅぱああ、あむぅ、れろぉお」
更に距離を詰めてきたアリアーヌ。
「「はぁ、はぁ、はぁ」」
火照り、湿度が上がったアリアーヌの顔が近づいていく。
「今夜はこの部屋に私達だけだから♡
覚悟してね?可愛い騎士ちゃん?♡」
ここに、2人の愛の宴が開幕した。
>>
「ツルツルの肌じゃない、とってもキレイね」
アリアーヌは優しく、そして手際よく騎士ちゃんの服を剥いでいく。
「それじゃ、あむっ」
騎士ちゃんの胸にしゃぶりつくアリアーヌ。
チロチロといじらしく、アリアーヌの舌が騎士ちゃんの乳首という舞台で踊る。
「あっ、ちょっと、そこはダメだってばぁ♡」
「うるさいわよ、バカ騎士ちゃん。大人しくやられてなさい♡」
ミシミシとベットが軋む。
しかしそれすらも絡み合う2人には聞こえていなかった。
「ホラ、下も脱いじゃいなさい♡」
丸裸にされた騎士ちゃん。
「ここ、防音だから気にせずイッちゃいなさい♡」
直後に騎士ちゃんは秘部を摘まれる。
「ッッッッッッツ♡♡♡」
言葉にすらならない声が漏れる。
「ねぇッ、アリアーヌっ♡すごすぎるからぁ…♡」
普段とは打って変わって弱々しい騎士ちゃんを見てアリアーヌのボルテージがどんどん上がっていく。
摘んだ後は捻ったり、指でピンピンと弾いたり。
その度にビクンビクンと騎士ちゃんの体が刺激に耐えられず何度も背中を逸らせる。
身体はビクビクと震え、シングルベットの上で絡み合う2人。
「んはあ!イクイク!!イッちゃうてばぁぁぁ!!」
ポタポタと騎士ちゃんから愛液が滲んで垂れていく。
「はぁ、はぁ、はぁ…アリアーヌやりすぎだってば…」
「騎士ちゃんが可愛いのが悪いのよ?」
そう言うアリアーヌの顔は耳の先まで赤く染まっている。
何とも言えない空気が2人の間に流れる。
2人の視線は中々合わない。
合ったとしても片方がすぐに目を逸らす。
雰囲気に押し負けたのか、先にアリアーヌが口を開いた。
「…だった?」
「え?」
「…どうだった?って聞いてるのよ」
感想を求められた騎士ちゃん。
一呼吸おいて言葉を返す。
「必死に私を絶頂させようとするアリアーヌがとっても可愛かったよ?」
「騎士ちゃんのバカ…」
再びそっぽを向いてしまうアリアーヌ。
「次はそんなこと言わせず徹底的にやってあげるから…」
ゴニョゴニョと呟いたそれは騎士ちゃんには聞こえなかった。
不意に騎士ちゃんが壁掛けの時計を指差して言った。
「あ、もうこんな時間かぁ…アリアーヌ、早く寝よっ?」
服の端を掴まれ、騎士ちゃんが寝ている布団の中にアリアーヌも引き摺り込まれる。
「えへへ、あったかいね〜!」
さっきからアリアーヌの心臓がバクバクと音を立てている。
今夜は眠れるのだろうか。
「わかったわよ、今夜は付き合ってあげるわ」
渋々と言う態度をしながらも心はまんざらでもないアリアーヌだった。
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布団に入ってしばらく経った。
アリアーヌは一向に寝られる感じがしなかった。
なぜならアリアーヌは騎士ちゃんに正面から抱きつかれる構図になっていたからだ。
流石にここまで寝相が悪いとは思わなかった。
先ほどまで交わっていた相手に抱擁され、どうしても意識してしまう。
「…好きよ、騎士ちゃんのバカっ…」
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