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作者:名無し



 異形のごとき女の右腕が伸び、彼女に背を向けた男を包み込むように握った。

 瞬く間に意識を刈り取られた男が脱力したかのように立ち尽くす姿を見て、女はついに唇を歪めながら高笑いを始める。
 その瞳はまるで抽象画のように不気味に揺らめきながら輝いていた。

「くすくすっ、あーはっはっはっ! ざまぁないですね、お師匠様。幻惑の魔術師っていうご立派な名が泣いてますよぉ?」

 緩やかにウェーブした紫髪混じりのブロンドヘアを揺らしながら、女はケタケタと嗤い続ける。

 彼女は原罪のディアベルゼという異名で知られた魔女である。
 豊かな曲線を描く肢体を純白の拘束衣のような衣装に包み、ウジャット眼のあしらわれた外套を羽織っている。
 先ほど伸びた異形のような右手はいつの間にか元の大きさに戻っていたが、その変異は所持している罪宝と同化したためだった。

「それにしてもぉ、お師匠様が罪宝を所持してるなんて噂を耳にしたから弟子に志願してみましたが……まさか外れだったとは。
 まったく、噂なんてアテにするもんじゃありませんねぇ」

 ディアベルゼは男の細身の身体をからかうように撫でながら独りごちる。

 金銀に輝くウジャット眼が多数あしらわれた衣装を身にまとう彼は幻惑の魔術師と名乗っていた。
 その腕は確かだったが魔術師として独り立ちしてまだ日が浅く、現在弟子を探している身である。

 そんな男の何とも言えない胡散臭さと一部の界隈で密かに話題になっている罪宝の存在が合わさり、幻惑の魔術師が罪宝を所持してるのではないかという噂が広まったわけだが――もし彼の罪宝狩りの悪魔がそれを耳にしていたのならば、あまりの胡散臭さに一笑に付していたに違いない。

 その観点から考えれば、ディアベルゼはかなり慎重だったと言えよう。
 幻惑の魔術師が募っていた弟子にわざわざ志願してその身辺を調査し、噂が噂に過ぎないとようやく結論づけたからこそ、私室に戻って油断した幻惑の魔術師の意識を奪ったのである。

 罪宝を所持していないと分かれば後は役に立ちそうな物を頂戴して立ち去るだけなのだから。

「その腕が確かなのは認めますけどぉ、モーリアンに抗えない程度では底も知れ――って、あらぁ? あらあらあらぁ?♡♡」

 しばらく魔術師をからかって遊んでいたディアベルゼだったが、男の下腹部の衣装が肉棒の屹立によって押し上げられているのに気づいて揶揄うような笑みが止まらなくなる。

「ちょぉっと身体をさわさわぁって撫でられただけで、おち×ぽをこんなにも大きくしちゃうなんてぇ。くすくすっ、お師匠様ってばもしかして女を抱いたことがないんですかぁ?♡♡ もしそうならぁ、幻惑の魔術師じゃなくて童貞の魔術師に改名した方がいいじゃないんですかぁ〜なんてぇ。くすくすくすっ」

 ディアベルゼは煽るようなことを口にしつつも、衣装越しにも威容が窺える幻惑の魔術師のそれにムラムラが抑えきれなくなりつつあった。

(最近はお師匠様の下に潜入していたせいでご無沙汰でしたしぃ、最後にこっちもいただいちゃってから失礼してもいいわよねぇ)

 ディアベルゼがまるで踊るようにその場でくるっと一回転すれば、彼女はあっという間に一糸まとわぬ姿になっていた。
 そして呆然自失のままの魔術師の下半身を露わにすると、彼を押し倒すようにしてその身体をベッドに腰かけさせる。

 魔女は大きく開かれた脚の間に座り込み、自らのたわわに実ったおっぱいをむんずと掴むと男の肉棒を埋めるように挟み込んだ。

「あはっ♡ お師匠様ぁ、弟子の魔女おっぱいにパイズリされるのはどんな気持ちですかぁ?♡♡ あぁ、って私のせいで答えられないんでしたぁ☆」

 ディアベルゼはおっぱいを掴んだまま上半身全体を揺らすようにしながらも、自らの豊満なそれでさえ覆いきれないほどの肉棒の威容に昂りを隠し切れずにいた。

 肉棒から溢れ出る我慢汁とディアベルゼの汗が擦れながら混ざり合ってぐちゅ、にちゅと卑猥な水音を奏でる。

 ディアベルゼは嗜虐に表情を歪ませながら昂るままに全身を上下に揺らし、おっぱいをぐにゅぐにゅと捏ねて男から精を搾り取らんとする。
 魔術師からは荒い息が零れ、その腰が時折跳ねるように揺れていた。

「あぁっ、あぁ……魔女おっぱいに欲情するなんて、情けないお師匠様ぁ♡♡ でも、いいんですよぉ♡ この魔女、ディアベルゼがお師匠様の欲望を受け止めてあげますからぁ♡♡ さぁ、射精せ射精せ射精しちゃぇ♡♡ 魔女おっぱいに惨めに、無様にびゅうびゅううって射精して気持ちよくなってる顔を見せてぇ♡♡♡♡」

 ディアベルゼのおっぱいの間で男の肉棒が限界まで膨らんで暴発したかのように弾ける。
 勢いよく吐き出された精が魔女の整った顔とブロンドヘアを白く汚し、射精が終わる頃にはその胸の谷間にも水溜まりのように白濁液が溜まっていた。

「はぁはぁ……はぁ♥♥ こんなにも雄の臭いをさせちゃって、お師匠様ってばホントにヘンタイですねぇ♥♥」

 ディアベルゼは自らの頬に付いた白濁液を指で掬い取るとそれを迷うことなく口に含む。
 しばらく味わっていなかったそれは雄の臭さがありながらも確かに精の熱が宿っていて、彼女は恍惚とした表情を浮かべながらその味に酔いしれた。

 その至福の瞬間に水を差すかのように、されるがままの状態だった幻惑の魔術師がまるで覚醒したかのように唐突に動き出す。

 ディアベルゼは予想だにしていなかった事態に慌てふためくが、すでに一手遅かった。
 彼女が気づいたときには大勢は決していて、魔女は四つん這いでベッドの上に伏せられていた。

「何? 何? 何ィ? お師匠様はモーリアンのせいで動けないはずなのに、どうしてぇぇ……って、んひぃぃぃ♥♥♥」

 魔術師が思い切り手を振り被り、ディアベルゼの肉付きのいい尻が叩かれる。

 貫くような刺激が全身を駆け抜け、彼女は情けない声をあげながらその豊かな身体を思い切り震わせる。
 たわわに実った果実がぶつかり合って揺れる様が背中越しにも見て取れた。

 男は両手でディアベルゼのか細い腰を押さえると、そのまま肉棒を一気に挿入して腰を振り始める。

「っあああ、んんっ♥♥ ああっ、お師匠様のおち×ぽがぁぁあっっ♥♥ あっ、ああっ、奥をゴリゴリってされるの気持ちよくてぇぇっっ♥♥ っあ、んひぃぃ♥♥ おお゛お゛っ、だめだめ、それぇぇっっ♥♥ 叩かれながら奥を擦しゅられるの、トぶトんじゃうぅぅっっ♥♥ あ゛あ゛っ、あ゛っ、お゛お゛っっっ!!!♥♥♥」

 魔術師は腰を振りながら時折ディアベルゼの尻肉をぱぁんと勢いよく叩くが、あくまで薄っすらと赤い跡が残るくらいの力加減だ。

 しかし、彼女にはそれがどうしようもないくらいに気持ちいいようだ。
 ディアベルゼは叩かれる度に下品に乱れながら締めつけをキツくし、男もまた抗うように腰を振る速度を速めていった。

「あひぃぃっ、っあああん、あっ、ああっ♥♥ イく、イぐぅぅっっ♥♥ お師匠様おち×ぽでイっぢゃうぅっっ♥♥♥ っあ゛っ、ああ゛っ♥♥ あ゛あ゛っ、あ゛っ、あ゛あ゛あ゛〜〜〜っっっ!!!!♥♥♥♥」

 ディアベルゼがブロンドヘアを乱れさせる様を見ながら、魔術師は彼女の最奥に腰を捻じ込むように押しつける。

 魔女の膣内で限界まで膨らんでいた肉棒が弾け、彼女の子宮を目がけて精の奔流を注ぎ込んだ。

「はぁ……はぁ、はぁ♥♥ お師匠様、これで満足……って、あぁん♥♥」

 ディアベルゼは息を荒く吐きながら問おうとしたが、男は無言のまま彼女の両腕を背後から握ってそのまま魔女の上半身を反らせるように持ち上げた。
 たわわに実ったおっぱいが晒されるように露わになり、たぷんたぷんとぶつかり合うようにして波打って揺れる。

 そして彼女の膣内で男の肉棒はまだ硬さを帯びたままだった。

「いやああ、ムリムリぃっっ♥♥ イったばかりなのに、さっきみたいに激しくされたら……私、壊れてぇぇ♥♥ っああん、ああっ、あっ、おほぉぉぉっっ!!!♥♥♥」

 ディアベルゼが命乞いをするかのように首を左右に振るが、男はそれを無視して再び腰を突き上げ始めた。
 膣内が掻き混ぜられる度に精液と混ざり合った愛液が飛び散り、じゅぷじゅぷと卑猥な音を奏でる。

 魔女は無様な嬌声をあげながら、豊満なおっぱいをぶるんぶるんと揺らしてされるがまま犯され続けた。









「まったく……、なんて夢に浸っているんでしょうね」

 幻惑の魔術師と呼ばれる男は目の前で立ち尽くす魔女が浸る夢を眺めながら呟く。

 男はディアベルゼが放った微睡の罪宝による不意打ちを見事に跳ね返し、逆に魔女を微睡の中に落としていた。

 それこそが紛れもない現実であり、先ほどまでの光景はディアベルゼ自身が浸っている夢でしかない。

 そして魔術師は意識を失った彼女から罪宝を取り上げるつもりだったが、微睡の罪宝は最早分離できないほどにディアベルゼと同化していた。
 そのため、男は止む無く彼女の微睡に働きかけて魔女をおしおきする方向に作戦を変更したのである。

 まさか彼女があんな卑猥な夢に浸っているとは露ほどにも思っていなかったのだが。

「……また弟子を探さないといけませんね、はぁ」

 弟子探しが白紙に戻った憂鬱さに幻惑の魔術師の口から思わず溜め息が零れる。

 後に、幻惑の魔術師が原罪のディアベルゼを撃退したことはどこからともなく知られることとなる。
 そして彼の元に新たな弟子志願の少女がやって来たり、魔女との間に決して語られることのない因縁が出来たりするのだが、それはまた別のお話である。

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