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作者:ベリーメロン

 どうしてこうなったのだろう?よくわからない空間に浮かばされた男は困惑を隠せない。
 虹の先には宝があるという伝説を確かめるために旅立って、抽象的な伝説を紐解きもう少しで宝にたどり着けると思っていた。数日前までは。
 けれど待っていたのは

「こんばんは、今日もお願いしますね」

 夜になって現れるその女の名は月天気アルシエル。かの伝説にある虹天気アルシエルの夜の姿だそうだった。
 流れる星のような美しい金髪に、月虹のごときその美貌。正に童話で語られる女神そのものだった。
 だがその清楚なイメージも、次の言葉で反対に変わる。

「今日の調教も頑張りましょうね」

 優しげな声色で、アルシエルは淡々とそんなことを告げた。

「まずはこれを嵌めましょうか」

 アルシエルは紐を1本見せると、それをまだ柔らかい男の愚息に強く巻き付けて結びつける。アルシエルの白く柔らかな手によって、紐を括られるだけで固くなりだした愚息はすでにソレを待っているかのようだった。

「もう、まだ始まってもないのにせっかちさんですね♪」

 くすりと笑われても男には何もできない。もう何回も行われたソレを男はもう知ってしまっている。

「筆で苛められるのがお好きなんですよね」

 そう言って、アルシエルは手に持った筆で男の身体をなぞっていく。首筋をなぞりあげたり、脇腹で触れ回ったり、乳首を撫でてみたり。こそばゆいはずのそれは、アルシエルのテクニックと筆の絶妙な加減で男を強く苛んだ。

「でも一番好きなのはここ」

 男の身体が一段と揺れる。アルシエルの筆が男の愚息を攻め始めたのだ。柔らかな筆先が、敏感になった愚息の筋を撫で上げて、流れるように愛撫していく。
 亀頭の先をくすぐるように動き回れば強い射精感に襲われるが、結ばれた紐のせいで出すこともできない。

「まだ出しちゃダメですよ?」

 くいと嗜めるように紐を引っ張られれば別の刺激に男の身体が大きくひりつく。
 追い討ちをかけるように筆の代わりにアルシエルの細くしなやかな指が愚息に触れていく。ゆっくりと上下する手は男の弱いところをすでに知り尽くしていた。

「まだ夜は長いんです。月が落ちるまで楽しみましょう♪」

 月の天使はそう微笑んで、男の尊厳を弄る手は止めない。それは文字通り月が落ちるまでずっと続いたという。

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