2ちゃんねるBBSPINKのエロパロ板にある緋弾のアリアでエロパロの保管庫です。

今、時刻は夜11時。俺たちはリビングでDVDを観ている。
メンバーは、俺、アリア、理子の三人だ。ちなみに白雪は実家に帰っている。
観ているDVDはTVアニメ、魔法少女たちが活躍して異形の敵を倒すというものだ。
最初は理子が誰かからか借りてきたのに、ほとんど強引に付き合わされていたのだが
観ていくうちに、三人ともドンドンはまってしまった。
ストーリーも深みがあって、なかなか見ごたえがある。
物語は佳境に差し掛かり、明日学校があるにもかかわらず、途中で止めることできずに
まだまだマラソンが続くことを俺は覚悟した。
だが――
「ふぁ〜〜。…眠いわ。私はもうギブアップ」
アリアだけはそこまでのめり込んでいなかったようで、「寝るわ」と宣言して、フラフラと
リビングを出て行った。
「おう、おやすみ」
その背中にかけた俺の声に。アリアは力なく手を上げて答えるだけだった。相当眠いのだろう。
「おこちゃまはおやすみなちゃいね〜」
理子はそんなアリアに嘲笑まじりの声をかけた。おいおい、そんなに挑発するなって。
アリアはキッと理子を睨み返したが、眠気には勝てないようで、すぐにまぶたの重さに負けて
目をしばたかせる。
「あんたたち……へ、ヘンなこと…するんじゃないわよ……。おやすみ」
消え入りそうな声でそう言うだけで、リビングを去った。
ヘンなこと?
そこで俺も気付いた。
今までとは大きく状況が変わろうとしていることに。
というのも、今までこのほぼ密室で、この俺が女子とDVDを何時間も観続ける、なんてことが
出来たのは、アリアと理子が睨み合って、俺たち三人がある程度離れて座っていたからだ。
ここでアリアが退場するということは、俺と理子が二人きりになる。
「ねぇ、キーくん…」
出た。理子のすりよりだ。一気に距離を詰めてきた。
「よ、よし。俺たちもこれくらいにしておこう」
俺は多少わざとらしくなったが、この危機的状況を回避すべく立ち上がった。
「Boooo。キーくん、露骨すぎー」
理子は口を尖らせたが、このままここにい続けるわけにはいかない。
なぜなら俺が最も避けたいヒステリアモードになってしまう可能性が高まるだけだからだ。
「いいじゃん。たまには二人並んでDVD観ようよぅ」
「いや、無理だって。また後日、三人で続きを観ようぜ」
理子は納得いってないみたいだが、俺はなんとか諦めさせるしかない。
「明日も学校だし、もう寝よう。な?」
「やぁだー。まだ眠くない」
理子はバタバタ暴れだした。
「またそうやって駄々をこねる…」
俺はため息を吐いた。それでも放っておくこともできず、黙って「やだやだ、ねーむーくーなーいー」
と暴れる続ける理子を見ていた。
「あきらめろって…」
「あっ!」
突然理子は動きを止めて、何か思いついたような声を出した。
よっぽどのことをひらめいたのだろう、「くふふっ」と笑っている。
「なんだよ?」
どうせまたつまらないことを言うのだろうな。なんて思って、発言の続きを待った。
「三人ならいいんでしょ? じゃあさ、アリアにイタズラしに行こうよ。行っちゃおうよ!」
理子は人差し指を立てて、自分の発言に満足したような顔をしている。
「イ、イタズラ? やめとけって、風穴開けられるぞ」
俺は深夜にそんな面倒は御免なので迷わず止めた。
「だいじょーぶっ。そうなる前に、これを使うから」
理子がどこかからか手錠を出した。
「なんでそんなの持ってるんだっ」
「レディのたしなみだよん。くふっ」
理子はそう笑いながらリビングを出て行こうとしている。
「待てって」
俺は思わず理子の手首を掴んでいた。ほんとに騒ぎは御免なんだって。
「あん、痛いよ…」
理子が体を硬直させたのを見て、思わず俺は手を離してしまった。
「す、すまん……」
力が強かったかと思ったのだが、理子が舌を出してウインクしている。すぐに芝居だと分かった。
「おい」
「大丈夫だって。コレもあるし。理子におまかせなのだ」
そういって今度は、スカスカに穴の開いたピンポン玉にベルトがついたような謎の器具を取り出した。
「まぁ、キーくんがこのまま二人でDVDを見てくれるんなら、やめるけど?」
それを言われて俺は一瞬固まってしまった。
その隙に理子は寝室のドアを開けていた。こうなったら――
「おい、アリア、起きろ! 理子が行ったぞ!!」
大き目の声を出してアリアを起こす。これしかないと思った。
「ん…ふえ?」
狙い通りアリアは起きてくれたか……
「遅い」
それよりも理子が早かった。
二段ベッドのはしごを駆けのぼると、手錠をアリアに、しかも後ろ手にかける。
「え? 何?」
アリアは状況がつかめずにいるようだ。
そんな呆気にとられてるアリアに、さっきのピンポン玉を咥えさせて、ベルトを頭の後ろで締めた。
「あ、んぐー。んあっあー、あいっ、んー」
アリアは完全に目を覚ましたようだが、ピンポン玉のせいで上手く喋れてない。
なるほど、あれはああやって使うのか。
などと思わず納得したが、よだれを垂らしだしたアリアを見て、我に返った。
「おい、やめろ理子。シャレになってないぞ」
イタズラというから、顔に落書きするくらいだと思っていた。
その間に理子はアリアの両足を、ベッドの両サイドの手すりに手錠でつなげている。
アリアは手足を拘束され、顔を真っ赤にして「んあーっ」と叫んでいる。
そして理子はアリアの胴にまたがり、マウントを取った。
「くふっ、かわいいアリア」
「理子、そこまでにしとけ」
俺もはしごをのぼり、理子の肩に手をかけた。が、理子に器用に手をとられ、床に投げつけられた。
「がはっ」
なんとか受身を取ったが、俺はその衝撃に息が詰まった。
そんな俺を見おろす理子の目が怪しげに光った。
「さぁて、これからどうする? キーくん」

俺はどうすべきなんだ!? 

力ずくで、理子を止める?
理子に加勢?
外の物置に逃げる?

どうしろっていうんだよーっ!!

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

どなたでも編集できます