2ちゃんねるBBSPINKのエロパロ板にある緋弾のアリアでエロパロの保管庫です。

 その日もよく晴れていた。十月も終わりに近づき、やや肌寒くなってはきたが未だ過ごしやすい季節なのは変わりない。
 しかし、そんな快晴日和なうえに休日であるにも関わらず、女子寮のとある一室は朝からカーテンが閉め切られ、中の様子は一切伺えない。
 
 その暗幕で光を遮った部屋の中ではベッドの上で二人の少女が貪るようにして絡み合っていた。
 一人は白磁のように透き通る肌ときらびやかな長いプラチナブロンドを変則的に結わえたジャンヌで、もう一人は少年のような童顔と短く切った黒髪を持つエル・ワトソンだった。
 二人とも衣服は身に付けておらず、惜しげもなくその未成熟な裸体を曝け出していた。もう部屋の中は彼女ら二人だけの世界となりつつあり、耳に入るのは互いの荒い呼吸と淫猥な水音だけだった。
 どちらともなく絡めていた舌を離すと、押し倒されるような形となっているジャンヌの胸へとワトソンは手を伸ばした。
 胸は大きすぎず小さすぎずの絶妙なサイズで、押さえると跳ね返してくるような肌の張りがあった。
「ジャンヌの胸、柔らかくて気持ちいい……」
「んっ、そんなこと、言うな……っ、は、恥ずかしいだろう……っ!」 
「うーん、でも、ボクもそれぐらいあったらいいんだけどね……」
 と、ワトソンはしょぼくれた様子で自分の胸を凝視した。
 少しふっくらとした膨らみはあるが、それほど大きくはない。「もう少しぐらい、大きくならないかなぁ――って、きゃっ!?」
 唐突にジャンヌの手が伸びてきたかと思えば、指先がワトソンの乳房の先端に触れた。
「ふっ、やられっぱなしは性に合わないからな……くっ」
「んあっ、そこは……っ! ひゃあっ!」
 ジャンヌの指は的確にワトソンの乳首を刺激し始めた。こねるように乳首を潰し、引っ張り弾く。
「あっ、だめっ、そこ気持ちいいよぉ…はあっ」
 しかし、ワトソンはジャンヌの胸から離れていた手を戻し、彼女がしたように乳首をいじりにかかった。
「ひあっ、ワ、ワトソン……!?」
「お返しだよ」とにこやかに笑って見せると今度はジャンヌの美乳へ顔を埋め、ザラつく舌で直接愛撫し始めた。
「んあっ!? だめだワトソン、そんなにしたら……っ! あっ、はあっ!?」
「ん、なにが駄目なのかボクにはわからないなぁ。だって、こんなに乳首硬くしてるじゃないか」
 と、むしゃぶりついているほうの乳房の先端は甘噛みし、左手はもう一つの乳首をピーンと弾いた。
 途端、ジャンヌは一際高い嬌声を上げてビクリ、と痙攣した。
「イッちゃんたんだね、ジャンヌ……」
 頬を赤く染めたまま荒い息を整えているジャンヌの耳元でワトソンは囁く「いやらしくて、すごく素敵だったよ」
 甘い囁きにジャンヌは勢いよく紅潮し、狼狽する。が、すぐに悪戯っぽい表情へと変わったかと思えば、ジャンヌとワトソンの位地が逆転していた。
「えっと……ジャンヌ?」
「ワトソン……私はさっき言ったはずだ。“やられっぱなしは性に合わない”と」
 言葉を発する間もなく、ジャンヌの細い指がワトソンの秘所にズプリと沈んだ。
 咄嗟のことでワトソンは思わず「ひぐっ!?」と声を上げた。
「ふふっ、ほぉら、ワトソン。お前の中に私の指が入っていくのがわかるか?」
 すると、今度はジャンヌが耳元で妖艶に囁く。「今から気持ちよくしてやるぞ」 
 ワトソンは背筋にゾクリとした快感のような錯覚を感じた。が、すぐにそれは錯覚ではなくなった。
 ジャンヌの指が前後に動き始め、今までの愛撫とは違う電流のような快感にワトソンは酔いしれていく。
「あっ、くぅっ……ジャンヌぅ、それ、すご、いぃ……あぁっ!?」
「それはそうだろう。もうお前の中に指が三本も入っているんだ。ふふっ、こんなにクチュクチュ音を響かせて……いやらしい」
「やぁ、言わないで、よぉ……ひゃうっ!」
 声を上げて悶えるワトソンを前にして徐々に我慢できなくなってきたのか、ジャンヌは空いている左手を自身の胸へ運んでいった。ついさっきワトソンを攻めたときのように自己主張してやまない先端を中心にいじめてやる。
「んっ、はあっ! ワトソンっ、ワトソンっ……!」
 うわごとのように名前を呼びながら自身を慰める傍ら、そのワトソンへの攻めへも忘れない。
 右手は愛液を潤滑材にしてさらに動きを早めていった。と、同時に左手の動きも大胆に、そして激しくなる。
「んあっ、ジャンヌ、もう、だめっ、イッちゃう、よぉ……!」
「んんっ、ワト、ソン、イッてもいいぞ……くぅっ、私も、もう……!」
 そうして、どちらともなく絶頂を迎えて激しく喘いだ。互いが大きく身体を震わせてからジャンヌはふわりとワトソンの胸に倒れこんだ。
 二人とも呼吸は荒く、頬は上気していた。
 呼吸を整えて顔を動かすと偶然にも互いの視線が交差して、再び舌を絡めた。
 外は肌寒く感じるというのに二人の身体は熱く上気して火照りが止まらなくなっていた。
「ねぇ、ジャンヌ……」舌を絡ませるのをやめたワトソンがつぶやく。「ボク、もう我慢できないぐらい体が熱いんだ……ねぇ、もっと気持ちよくして……」
 ジャンヌは「わかった」と返し、「ほら、見てみろ……」と自らの秘部が見えるように膝立ちになった。
 彼女の下腹部からは蜜がとめどなく溢れてしなやかな太ももをツーッと伝っていた。
「私の、ここも……その、見てのとおり……濡れて、るんだ……だから、私も、もっと……」
 かあっ、と頬が熱くなり、思わずそっぽを向いた。すると、ワトソンはクスッと少年のように笑った。
「かわいいよ、ジャンヌ……すごく、綺麗」
 途端、ジャンヌはまたしても耐え切れなくなったのかワトソンの上へと覆いかぶさった。
「あぁ、ワトソン! どうしてそんなにお前はかわいいんだ! そんな顔でかわいいなんて言われたら、私は……ッ!」
「いいよ、ジャンヌ……来て。いっぱい、気持ちよくして……」
 ジャンヌは誘われるがままに下腹部をワトソンの秘部へ合わせると互いの身体を擦り合わせるように腰を動かした。
「あうぅっ、ジャンヌぅ、こんなの、だめ、だよぉっ……あそこが擦れて、ひぐっ、おかしくなるっ……!」
「あっ、くぅっ! わ、私もだ…っ! 気持ちよすぎて、耐え切れそうも……ない…!」
 ズチュズチュ、と互いの性器を擦り付けあう猥雑な水音だけが部屋のなかを反響する。
 熱くこぼれる吐息はお互いの興奮をさらに高めていき、徐々にボルテージも上がっていく。
 喘ぎ声が大きくなる。身体を大きくよじらせていく。身体――特に腰が溶けてしまいそうなほど、熱い。
 腰の動きが激しくなる。二人の口からこぼれる嬌声はテンポを早くして甲高く悦びに満ちたものへと変わっていく
 唐突に切なくなってきたのか、ワトソンがジャンヌの名を呼び始めた。釣られて、ジャンヌも彼女の名を呼んだ。
「ねぇ、ジャンヌ。お願いがあるんだ……」
 なんだ、と訊ねる。ワトソンは、頬をさらに赤く染めつつ恥ずかしげに、言った。
「できたら、その、名前で呼んでほしいな。エル、って……」
 頷いた。頷いて、快楽を貪るように互いの名前を呼ぶ。
「はあっ、エルっ、エルっ!」
「あっ、くうっ、ジャンヌっ、ジャンヌっ!」
 坂を転げ落ちるように快楽へ落ちていく。それとは逆に、痺れるような快感で全身が満たされ、徐々に上り詰めていく。
「ジャンヌっ、ボクもう、だめ、イッちゃうよぉっ!」
「あぁ、エルっ! 私も、もう……っ!」
 二人とも絶頂に近かった。互いの両手を握り、深い口づけを交わす。もう何も考えられなかった。
 頭の中は目の前で感じている愛しい人を想うことしかない。
「エルっ、エルっ……はあっ、くっ、あっ、あぁあああっ!!!」
「ジャンヌ……っ、はぁあああっ!!!」
 達したのはほぼ同時で、身体を大きく弓なりに逸らせて一際甲高い嬌声を上げた。絶頂の余韻に震えながらも二人は軽く口づけた。

 行為のあとジャンヌとワトソンは疲労からか少し眠った。先に目を覚ましたのはジャンヌだった。
 小さく欠伸を漏らして伸びをする。そして、隣に眠っている想い人の姿を確かめる。ワトソンが周期的な寝息を立てて眠っていた。
 ジャンヌはワトソンの頬に軽くキスをした。すると、唐突にワトソンは目を覚ますと、ニヤニヤと笑い、
「ねぇ、ジャンヌ……今度はボクが攻める番だよね?」
「え、エル……?」
「さっきはされちゃったけど、今度はボクがいーっぱい気持ちよくしてあげるから、ね?」
 その一言のあとワトソンがジャンヌを押し倒して二回戦が始まった。

 その頃、ジャンヌとは同室である中空知美咲は目隠しと猿轡を咬まされ、縛られるという姿で隠し部屋の奥へと転がされていた。
 また、ワトソンの持ち込んだクロロホルムによってぐっすりと眠っているから明日の朝まで目を覚まさないだろう。
 二人の熱い情事は朝まで続いた。

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