ぼくの考えたサーヴァント@でもにっしょんch

【出典】『オズの魔法使い』
【CLASS】 キャスター
【真名】オズの魔法使い
【性別】男性
【身長・体重】158cm・65kg
【外見・容姿】小柄で貧相な老人。着込んだ外套には、手品の種を仕込む為の隙間やポケットが増設されている。
【地域】オズの国／アメリカ合衆国・ネブラスカ州オマハ
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力：E　耐久：E　敏捷：D　魔力：E　幸運：A　宝具：EX

一応、都市建設に由来する陣地作成能力は持つが、魔術的な効果はほとんど期待できない。

小道具から大掛かりな舞台装置まで作り上げる事が可能。あと気球。

広範な応用が可能な奇術の数々。　
『恐るべきことに、キャスターが行使する魔術は“対魔力”を無視して作用する』？
……それは当然だろう。キャスターは魔術など行使していないのだから。

言論によって人を欺く才能。
卓越した詐術により、教唆・誘導から国政まで幅広く有利な補正が与えられる。
言葉を交わした相手に対して“奇術”の効果を本物の魔術だと信じ込ませることができる。

星の開拓者に似て非なるスキルにして、無辜の怪物によく似たスキル。
手掛けた偉業も、実際には関わりのない伝説も、全てを一身に受け止めた偶像がキャスターである。
現界した彼は「期待」を受けて輝き、「可能性」の体現者として振る舞わねばならない。
可能性の光、虹の如く。キャスターに導かれた者は、いずれ空に架かる虹を越えていく。

ランク：D　種別：対衆宝具　レンジ：1〜50　最大捕捉：1000人
キャスターの存在を把握した者に対して自動発動する認識改竄魔術。
装着すればアラ不思議、普通の街並みがエメラルドの都に見える緑レンズの眼鏡。
ステータスや雰囲気を相応しいものに見せかけ、“話術”の成功率を上昇させるキャスターの生命線。
まずキャスターの霊基を冠位クラスに装い、次いで相手の認識に干渉する二重改竄により、優れた魔術師の目すら欺く。　

ランク：EX　種別：対界宝具　レンジ：―　最大捕捉：―
一国の民から受けた篤い信仰心と“可能性の光”から得たキャスターの力の全て。
ただの詐欺師が曲がりなりにもサーヴァントとして振る舞えるのは、向けられた想いを神秘に変換するこの宝具のお陰。
マスター、味方、大衆、敵から力量を認められる毎に力は増していくが、キャスター自身が己を信じなければ最大の力は発揮されない。
己を無力な詐欺師と理解しながらも、英霊に相応しく困難に立ち向かう時、魔法の域にある奇跡が降臨する……かもしれない。

気球ショーを披露した際、風に流されて異界に漂着した奇術師。
空からの来訪者を魔術師と見做した民衆の誤解を利用して国王の座に君臨する。
本物の魔術師である悪い魔女たちに怯えていたが、ドロシーが東の魔女を図らずも討伐した事で事態は動き出す。
帰郷を願い出る為に訪れたドロシー一行に対し、対価として西の魔女殺害を指嗾するが、結局は正体を暴かれてしまう。
その後は国の統治を案山子に任せ、愛犬を追いかけて気球を降りたドロシーを置き去りに飛び去っていった。
　
サーヴァントが人々の信仰と想念から成るため、大衆が抱く「魔法使い」の偶像が反映されてしまった姿。
史実においても大英雄であるナポレオンとは異なり、“可能性の光”無しではサーヴァントとして成立しない。
冠位の魔術師もかくやの超然とした振る舞いを見せるが、その正体は異界を覗いただけの小心な奇術師でしかない。
敵サーヴァントの威風にビビり、超常の戦闘にビビり、自分で行使した魔術の発現にもちょっとビビる。
平然と他人を騙す小悪党だが、置き去りにしたドロシーが無事に帰郷できたことを知り、安堵する程度の良心はあったようだ。