" />

ここはでもにっしょんch ぼくの考えたサーヴァントスレに投稿されたサーヴァントを纏めるwikiです。

基本情報

【元ネタ】「ガリヴァー旅行記」もしくは英文学史
【CLASS】アヴェンジャー
【真名】レミュエル・ガリヴァー
【性別】男性
【身長・体重】180cm・70kg
【容姿】全身を奇妙な鎧で覆った男
【属性】混沌・中庸・人
【ステータス】筋力B 耐久C+ 敏捷C+ 魔力D 幸運B 宝具B

【クラス別スキル】

復讐者:D++

復讐者として、人の怨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。怨み・怨念が貯まりやすい。周囲から敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情はただちにアヴェンジャーの力へと変わる。

忘却補正:B

人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化させる。

自己回復(魔力):D

復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。魔力を微量ながら毎ターン回復する。

【保有スキル】

機関の鎧:EX

奇妙な"機関"で出来た鎧を纏う。正常な会話能力を失っているアヴェンジャーの言葉を翻訳する機能を持つ。
後述の宝具『空論城』に由来するスキル。
「ガリヴァー旅行記」作中には"The Engine"という名の機械装置が登場する。同作中には科学技術というものを軽視・嘲弄する記述が多く、この"The Engine"もコンピュータというものを悪意的に皮肉った装置とも解釈できる。ただし重要な点が一つ…「ガリヴァー旅行記」が世に出たのはチャールズ・バベッジの階差機関が考案される50年以上前であり、当時「コンピュータ」という装置は世界に存在しなかったのである。"The Engine"は「近代的コンピュータに少しでも似ている装置としては最も早く知られた例」とされる。

摩天の叡智:B

天性の叡智ではなく、人が集積し築き上げた叡智を示すスキル。人が積み上げ天にも届かんとするもの、即ち摩天。
肉体面での負荷(神性など)や英雄が独自に所有するものを除く多くのスキルを、Bランクの習熟度で発揮可能。
後述の宝具『空論城』に由来するスキル。しかしアヴェンジャーはこのスキルをあまり使いこなせていない。

奇想の旅人:A

障壁を越えてあらゆる場所に"転がり出る"。大雑把で細かいコントロールの出来ない空間移動能力。特殊な結界の中や位相の違う世界などにも移動可能。波瀾に引き寄せられる性質を持ち、移動した先で新たなトラブルとばったり出会うことが多く、潜入にも逃亡にも向かない。拘束されていると使えない。
普段は宝具『空論城』によって封印されており、解除しなければ使用不可能。

獣化:EX

パラメータがアップする代わりに理性を奪われ、通常の会話能力を喪失している。「獣化」は本来「狂化」とは異なり理性を奪われることは無いのだが、EXランクという事で例外的な挙動になっている。ちなみに身体的に人間以外の獣の特徴が現れたりなどは一切していない。
…それでもこのスキルは「狂化」ではなく「獣化」なのである。

動物会話:E

馬とのみ意思疎通が可能。

医術:C

船医とされるがさしたる逸話があるわけでは無いので申し訳程度。

【宝具】

空論城ラピュータ

ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:10人〜300人
アヴェンジャーが纏う、全身を隙間無く覆う鎧。空想的な都市をミニチュア化させたような意匠を持つ。
「空想」に基づく攻撃を無効化もしくは軽減する。ただしこの場合の「空想」は主に「即座に役立つわけでは無い非実用的な科学理論」を意味する。歴史的に非実用的な理論上の存在でしかなかった時期がある技術は全てこれに含まれるため、科学者系サーヴァントが彼を傷つけることは事実上不可能。半面、実は「人間の空想」に基づかない種類の純粋な神秘には弱い。
またその他「芸術」などもこの「空想」には含まれる。…当然、アヴェンジャー自身も文学作品に由来する存在であるため、この宝具に依らない彼自身の能力もまた基本的に全てこの鎧に遮断される。
その装甲の材質は石のように堅くゴムのような弾力を合わせ持つ。攻撃手段として装甲と同じ素材の弾丸や、蜘蛛の糸に類似する強力なワイヤーなどを持つ。
真名解放することによって空を飛ぶ島としての本来の形に戻る。この状態での主な攻撃手段はその巨大質量を活かした押し潰し。

戦争、支配、飢饉、獣ガリヴァーズ・トラベルズ

ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:300人
アヴェンジャーの真の宝具。
自身の身体の拡大と縮小、宝具『空論城』、そしてEXランクの「獣化」スキルといった能力を自身に付加する。
真名解放によって一時的に「人が人を殺し、傷つけ、貶めるために発展した全ての技術」を自在に具現化可能になる。
ただし普段は『空論城』によって『空論城』それ自体以外の全ての能力が事実上封じられている。

【解説】

レミュエル・ガリヴァー。アイルランドの風刺作家ジョナサン・スウィフトにより執筆された小説「ガリヴァー旅行記」の主人公、あるいは作者スウィフト自身の筆名の一つ。「ガリヴァー旅行記」は近年では子供向けの冒険小説と誤解されることも多いが、その実態は当時のイギリス社会への批判に満ち、未来における数多くの議論を予見していた風刺文学である。
スウィフトは非実用的な科学というものを軽視し、第三篇では人類の生活に即座に貢献しない研究に時間や金を浪費する科学者を激しく批判している。
第四篇では高貴で知的な馬の種族フウイヌムと野蛮で邪悪な人型種族ヤフー(人類のカリカチュア)の対比を通して人類という種族への厭悪を表している。

アヴェンジャーの正確な正体が何なのかは判然としない。ともあれ彼は、「ガリヴァー旅行記」によって表現される人間への嘲弄、憤懣、悲嘆に満ちた人格で現れる。「機関の鎧」の補助によって理性的な人間であるかのように他者とコミュニケーションを取るが、鎧による翻訳が無ければ正常な発話能力を全く喪失しており、またその逆に外界からの刺激に対しても常に上の空である。
獣になれぬ獣。人類を愛するが故に裏切られた苦しみから人類を怨む、というアヴェンジャーの原則に忠実な者。人類を愛する心が人類を蝕む、というビーストの原則をなぞる者。「人類の獣性の嫌悪」というごくありふれた獣性の象徴者。
強大な霊基や逸脱した精神性を持つものではないので人類にとっての大災害にはなりえず、精々その走狗に身をやつす程度の存在。

【因縁キャラクター】

センメルヴェイス・イグナーツ
ガリヴァー側からは、センメルヴェイスこそは頭の中で捏ね繰り回した理屈を相手にせず直接的な人類への貢献のみを追求した科学者の鑑と見做す。現実を見ないプライドばかり高い空想家に復讐心を抱くセンメルヴェイスは、当然自分の思想にも共感してくれるだろう、と。
センメルヴェイス側からは、ガリヴァーこそは科学の発展の敵と見做す。仮説的な科学を全て無用の長物と見做すガリヴァーは、自分の理論の本質を見ようともせず切って捨てた医学者達とまさに同種の人物であり典型的な粛清対象である、と。
しかし幸いにもお互い獣化・狂化のランクが高いため、コミュニケーションが成立せずすれ違う(あるいはすれ違うことすら無い)ため、即座に衝突に発展する可能性は低いようだ。

ライカ
ガリヴァー側からは、まさに夢想的な科学研究の犠牲を象徴する存在であり、自身の一番の同士となり得ると見做す。
ライカ側からは、餌をくれるなら良い人。

【コメント】

テーマは「皮肉」
イメージは「登場当初はミステリアスな悪役」
科学者系サーヴァントが彼を傷つけることは不可能とか言ってるけど、「星の開拓者」に突破されることの前振りです

《FGO性能》

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

どなたでも編集できます