No.227 スローターハウス5、または少年十字軍 死との義務的ダンス

作品基本情報

原題

Slaughterhouse-Five, or The Children's Crusade: A Duty-Dance With Death

作者

カート・ヴォネガット

発表年

1969年

媒体

小説

原語

英語

あらすじ

時の流れの呪縛から解き放たれたビリー・ピルグリムは、自分の生涯の未来と過去とを往来する、奇妙な時間旅行者になっていた。大富豪の娘と幸福な結婚生活を送り……異星人に誘拐されてトラルファマドール星の動物園に収容され……やがては第二次世界大戦でドイツ軍の捕虜となり、連合軍によるドレスデン無差別爆撃を受けるピリー。時間の迷路の果てに彼が見たものは何か? 著者自身の戦争体験をまじえた半自伝的長篇。(Amazon該当ページより)

奇書性・実験性・特殊性概要

タイムトラベル、宇宙人、時系列シャッフル

特筆すべき点

ヴォネガットの名を世に大きく知らしめた代表作。
ヴォネガット自身も体験した第二次世界大戦のドレスデン爆撃に巻き込まれた主人公が宇宙人に誘拐され、そのままあてもなく時空を彷徨い続ける。
時空を通じて生と死はあらかじめ定められているといった、虚無的な運命論が随所に語られており、戦争や人生の空しさ、不条理さが描かれている。

入手するには

早川書房より文庫本が発売。

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