No.26 鏡の国のアリス

作品基本情報

原題

Through the Looking-Glass, and What Alice Found There

作者

ルイス・キャロル

発表年

1871年

媒体

小説

原語

英語

あらすじ

鏡の中の世界を空想していたアリスは、ふとしたことから実際に鏡を通り抜けて鏡の世界に入り込んでしまった。
チェスの駒やハンプティ・ダンプティなど、奇怪な人々と再び巡り合うアリス。鏡の国での彼女の新たな冒険を描く。

奇書性・実験性・特殊性概要

パロディ、ナンセンス詩、踏冠詩、チェスのルールにのっとった構成。

特筆すべき点

言わずと知れた名作『不思議の国のアリス』の続編。ただし、こちらはディズニー版がないため知名度は前作に譲る。
パロディものとしてはマザーグースのパロディが有名。「トゥイードルダムとトゥイードルディー」は聞いたことがあるのではないだろうか。
ナンセンス詩としては「ジャバウォックの詩」が極めて有名。叙事詩のパロディでもあり、造語のオンパレードでもある。
踏冠詩はいわゆる縦読みのこと。作中最後に登場する詩の頭文字を取るとアリス・リデルのフルネームが浮かびあがる。
また、全体がチェスのルールにのっとって構成されていることも特徴の一つ。作中アリスが女王になるのだが、これはチェスのプロモートというルール(将棋で言う成金に近い)を模したもの。

入手するには

複数の出版社から原文・訳問わず出版されている。

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