奇書・実験小説・特殊文体 wiki

Clockwork Orange

アントニイ・バージェス

1962年

小説

英語がベース

近未来の高度管理社会。15歳の少年アレックスは、平凡で機械的な毎日にうんざりしていた。そこで彼が見つけた唯一の気晴らしは超暴力。仲間とともに夜の街をさまよい、盗み、破壊、暴行、殺人をけたたましく笑いながら繰りかえす。だがやがて、国家の手が少年に迫る―スタンリー・キューブリック監督映画原作にして、英国の二十世紀文学を代表するベスト・クラシック。幻の最終章を付加した完全版。（「BOOK」データベースより）

ナッドサット言葉

イギリスの小説家アンソニー・バージェスの作品。スタンリー・キューブリック監督の同名映画の原作として有名。
SF界でも評価が高い作品だが、奇書的な観点から特筆すべきことは主人公らの用いる独自原語「ナッドサット言葉」であろう。
ナッドサット言葉は当時の若者の流行り、早い話が俗語であり、未来の俗語として作者が創作した造語である。
ロシア語をベースに複数の言語が混ざり合ってできているとされる。

ハヤカワepi文庫より日本語訳が発売中。