心理学者、と言われれば多くの人が思い浮かべるのはフロイトかユングだろう。
その稀代の心理学者、カール・グスタフ・ユングは、第一次世界大戦直前から精神が不安定になった。
さらに彼は、ある習慣を持っていた……日記を書くことである。
『赤の書』は精神が不安定になった時期を含む16年間のユングの日記である。
一般的な日記のほか、ユングがユング自身の精神を分析した内容なども書かれており、極めて新鮮な体験となるだろう。
ちなみに、出版に際して訂正などが入ったのが『
赤の書』、日記原本が『
黒の書』である。
現在目にできるのは『赤の書』のみ。
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