FFシリーズ総合エロパロスレのまとめ

サイファーとリノアが知り合ったのは、夏だった。
ティンバーの女の子達は、歳よりも大人びた顔立ちで体格のいいこの男の事を勘違いして騒いでいた。

リノアは最初、そんな女の子達を見て、つまらない…と思っていた。
誰かに憧れる気持ちは分かるが、あんな粗野な感じの人なのに…。

そんな気持ちに変化が起こったのは、ティンバーの駅で酔っ払いに絡まれて
困っていたのを助けてもらってからだ。(本人は助けたつもりかどうか定かではないが)

「ありがとう!!…あんなの、普段ならテキトーにかわしちゃうんだけど、
今日はちょっと体調が悪くて…」どうも夏風邪をひいたらしく、頭がボォ〜っとする。
「別に…。通り道塞がれて邪魔だったからな…。」
『この人…。私の事も邪魔だったって事?それとも照れくさいの??』
リノアは頭の中でどちらか考えるのも問いただすのも面倒になり、もう一度お礼を言いあとにした。

数日後、ティンバーの駅で再びサイファーを見かけた。
友達(お付き?)二人と一緒だ。何やら大男の方が床にはいつくばって
焦ってるのが可笑しいらしく、腹を抱えて大笑いしている。

いつも眉間にシワを寄せ気難しいしかめっつらが、子供みたいな笑顔だ。
『えぇっ!?意外…。あんな風に笑うんだ…。私を助けてくれた時は無愛想だったけど
あんな顔もするって事はけっこうフツウの人なのかな?
それとも、あの人達には心を許しているからかな?』

両方共男だと思っていたお付き…友達は、よく見ると細い方は女のようだった。
『あの人ってサイファーの彼女?…って、あの人が付き合ったりするの??』

…そんな事を考えていると、サイファーと目が合った。笑顔が消える。
『ヤバッ!ちょっと見すぎ?私。』
何とかその場を誤魔化そうとこちらから声をかけた。
「あっ、あの〜。この間はありがとう!」
サイファーが近づいてきた。
「…お前…。」
「なっ何??」
「…踏んでる…。」
「ええッ??!!」
足元を見ると見た事もない昆虫がつぶれていた。

後から聞いたら、その虫は珍しい虫で、はいつくばってた大男の人が
せっかく捕まえたのに逃げられたところを私が踏んづけてしまったらしい。
私はお詫びがしたいと申し出たが、「気にするな。」の一言で終わってしまった。
それで、この人とのつながりが終わってしまう気がして、とっさに自分から食事に誘った。
お詫びと、助けてくれたお礼を兼ねて…と添えて。


そんないきさつで、食事に行ったり何度か話すうち、サイファーも
キャーキャー騒いでる女の子達とリノアが違うのに気がついた。

自分で何かをしようとしている子だ。
可愛い顔立ちに反して芯はしっかりしている。
これは例のリストに加えてもよさそうだ…。
俺が話してる間もしっかり相づちを入れ、時には反発しながらも聞きいってくれる。
俺の声だけ聞いてるんじゃない、内容を…俺を…理解しようとしてくれる。
そんな気持ちが嬉しかった。

リノアも、何か大きなものに向かって真っ正面からつき進んで行く
この男がすがすがしかった。どんどん惹かれていくのを感じた。

ある日、サイファーが一人で釣りに来ていたのに気付き、リノアが海岸についていった時の事だった。
「向こうの方が魚がいそうだ。」サイファーはタタッと岩場を越えて行く。
リノアは追いかけようと歩きだしたが、岩場の段差に足をとられ、よろめいた。
「キャッ!!」
サイファーは釣り道具を放り投げ、とっさに手を伸ばしてリノアを抱き止めた。

「ゴメン!」
「大丈夫か?」
たくましいサイファーの腕の中、心の底から安堵した。
『あぁ…この人は私を守ってくれるんだ…。』
一人で頑張ろう、頑張らなきゃ。と張りつめていた気持ちが、ふと緩んだ。

「もう少し…このままでもいい?」リノアはサイファーの胸に顔を埋めた。
「どうした。」
「何かね、こうすると…スゴく、落ち着くの…」
サイファーは黙ってリノアの肩を抱いた。リノアの甘い匂いが鼻をくすぐる。

自分の腕の中にいる華奢な肩は、強く抱きしめるとつぶれてしまいそうで、
絶対に守ってやらないといけない気がする。
…それなのに、それと同時にメチャクチャにしてしまいたい気もする。
矛盾しているけれど、こんな甘い匂いを漂わされると余計にだ。
思わず腕に力が入る。
「サ、サイファー?」リノアが顔を上げる。
サイファーの瞳はいつもの淡いブルーではなく、暗く深い色に見える。
サイファーの瞳に見据えられ、リノアは見射られた獲物のように動けなくなった。
…と、その視界にサイファーの顔が近づき唇を重ねられた。
「んっ!…んんっっ!!」
強引に舌を入れられ、リノアはサイファーの胸を押す。
「っぷはぁっ…はぁっ…サ…イファー!?」
「…俺の事、嫌か?」深い瞳の色は変わらない。
「嫌じゃない…けど…。突然なんだもん…。心の準備が出来てないよ…。」
「じゃあ、もう…準備は出来ただろ?」

サイファーはリノアの艶やかな黒髪をゆっくりと撫で、首に手を添えくちづけた。
ゆっくり、優しく舌を動かすと、リノアも段々と答えるように舌を入れてきた。
「んんっ…ふぅんっ…」リノアの鼻にこもった甘い声が下半身を熱くさせる。
鼻をずらしながら、お互いの舌を貪る。
長い長いくちづけに耐えられなくなったリノアが唇を離す。
「ぁはぁっ…はぁっ…」リノアの漆黒の瞳がゆらゆらと濡れ、
柔らかく薄い唇には二人の唾がなまめかしく光っている。


サイファーはちょうどなだらかになっている岩場に腰を下ろし、リノアを上に座らせた。
そして再びリノアの口を貪りながら、水色のニットのワンピースの上から張りのある胸をまさぐった。
「ぅうっ…!」リノアが声を発するのでくちづけが止まる。
サイファーは我慢できなくなり、ワンピースのベルトをほどき、
中に着ていた黒のタンクトップも脱がした。

すると黒のストラップレスブラがあわられたが、サイファーはどうやって外すか分からない。
暫く見ていると、リノアは真っ赤になりながら
「これ、フロントホックなんだ…」と言って谷間にあるホックをカチリと外した。
サイファーはその仕組みにも驚いたが、ふるんっとあわられた白い張りのある胸の形の良さにも驚いた。
リノアは恥ずかしさで息が上がり、小さめのピンクの頂きが揺れている。
サイファーは思わず両手で胸を揉みしだき、その先端にしゃぶりついた。
「ああっ!!…んんんっっ!!…はあんっ!!」
甘いリノアの匂いが立ち上る。
サイファーはその匂いにクラクラしながらも夢中になって胸を愛撫し続けた。

されるがままになっているリノアもふと、先ほどから自分の下腹部に熱い硬いモノが当たっているのに気付いた。
手を伸ばし、そこに触れてみる。

「うぅっ!!」サイファーの動きが止まる。
「スゴい…こんなに…」リノアはまじまじと、形を変えた男の下半身を見る。
サイファーはズボンをずらして充血しきった隠茎を飛び出させ、
リノアの手を取り、熱くなった自身に導いた。

リノアは先端にそっと触れてみた。
不思議な感触だった。
もっと触ってみたくなり、優しくぎゅっと握り締めてみたら
「うっ!」っとサイファーが眉を寄せ、切なそうな顔をした。
(サイファーがこんな顔するなんて!!)
何だか愛しくなってきて、もっとこの顔がみたいと思った。

根元から出っ張りのある処までをゆっくり上下に擦る。
「ぅううっっ!」
(ちょっと…苦しそう?)
リノアは手を止め
「痛い?」
「…いや…気持ち、いい…。」

素直に答えるサイファーが何だか可愛く思えてきて、もっと気持ちよくしてあげたくなった。

…確か…ゾーンのえっちい雑誌が棚から落ちた時…ちょうど開いたページに、
男のイチモツにしゃぶりついてる裸のお姉さんの写真があって、
『信じられない…おえっ!!』って思ったのを思い出した。

…だけど…だけど…。
今は何か分かるような気がする。
好きな人にこんな顔されたらしちゃうのかも…って。

リノアはそっとかがんでサイファーのを口に含んだ。
「リッ!リノアッ??」
温かいリノアの口の中は柔らかく、湿っていてたまらなく気持ち良かった。
「お前……。」
「ゴメン、何かしてあげたくなっちゃったの。自分でも分からないけど…。…ヘンかな…?」

下から見つめ上げるリノアの目が子供っぽくサイファーの様子を伺う。
おいおい、そんな顔されたら俺だって…。


リノアは分からないままも、もう一度口に含み、舌で舐め回した。

ざらざらした舌と唾液のぬめり具合にサイファーは堪らず声を上げた。
「ぅうあぁっ!!」
「ひもち…いひ?」
「あぁ……たまんねぇ…。」サイファーは光惚とした表情で額に汗を浮かべた。
嬉しくなったリノアは更に唾液を含ませ、口をすぼめて吸い上げた。
ジュパッ…ジュルッ……ジュパッ…ジュルルッ…ジュパッ…
「ぅうううっ!…リノアッ!ハァアッ!!」
サイファーは腰が浮き、ガクガクと震えだし、腹の底から突き上げてくる快感に身を任せた。
「んんーーっ!!!」
リノアはサイファーの隠茎の根元からドクドクッっと何かが通り、先端から生暖かいモノが流れ出るのを感じた。
「す…すまねぇ…。」
「…これって…サイファーの…?」
リノアの口から白い液体がトロリと流れ落ちた。
「吐き出せ…よ。飲まなくていいから。」
リノアはサイファーの言葉に反してゴクリと飲み込んだ。
「…何で。」
「…だって…サイファーのだもん。…でも、ちょっと苦いや(笑)」
微笑むリノアにサイファーは愛おしさが込み上げ、抱き寄せた。
「リノア…凄く、気持ち良かった…。」

サイファーに抱きしめられ、リノアは彼の体温や胸の鼓動に妙に安心させられた。
彼の首に腕を回し、先ほどの情事でかいた男臭い汗の匂いが
幼い時、父親に抱っこされていた幸せな頃を思い出される。

呼吸も落ちつき、一度吐き出した事もあり少し余裕の出てきたサイファーは、リノアに尋ねた。
「リノア…お前、…経験あんのか?」
「もぉ〜っ!女の子にそんな事聞く〜〜っ??
 ………ナイ、よ…。サイファーが初めて。」
「……そうか…。」


サイファーは今まで何人かの女の子との経験はあったが
口での愛撫がそんなにいいものだと思った事はなかった。
…なのに、リノアのそれは、とろけるような快感で
果てた今でも又すぐにしてもらいたくなる程だった。
初めてなのに…何で…。

その時だった。
ザッパァーッン!!
「うわぁっ!!」「きゃあっ!!」
夢中になって戯れていた間に満ちてきてた潮が、しぶきとなって二人にふりかかった。
「………。」「やーん、もうびしょ濡れ〜。」

「あっちの方に行くぞ。のまれて海に落とされる。」

びしょ濡れの二人はひとけのない離れた砂浜に歩いて行った。
砂浜に落ちている木ぎれを集めて燃やし、濡れた服を乾かす事にした。


濡れて重くなった上着をドサッと乱暴に脱ぎ捨て、鍛えられた筋肉が
あらわになったサイファーを、リノアはまじまじと見つめてしまった。
「……何だよ。」
見ていた事を気付かれ、リノアはハッとして誤魔化す。
「…や、サイファーの髪、さっきので…。」
いつもオールバックに撫でつけている髪が下りて、いつもと感じが違って見える。
雫をポタポタと落としながら、濡れた髪が額にかかる姿に、リノアはドキリとし戸惑った。

実はサイファーも全く同じ事を思っていた。
リノアの白い首筋に張り付いた濡れた黒髪が、なんとも妖艶でなまめかしい。
頬も少し赤らめて、まるで情事の最中のようで、そんなリノアを見たくなった。

「今度は、俺の番だ。」サイファーはリノアを押し倒すと首筋を愛撫しだした。
少し塩味のする肌を舐め、耳たぶを甘く噛むと、リノアは足をもじもじしだした。
それを見て、サイファーはリノアの耳元で囁いた。

「感じるんなら声出せよ。」
リノアはサイファーのいつもより低い声にドキドキした。
「でも、もし…誰か来たら…。」
「ここなら誰も来ねぇ。」
確かにここは海水浴場からもだいぶ離れ、人の気配もない。
「でも…やっぱり…。」
「…お前、さっき途中で止まったまんまだろ?俺が体のウズきを終らしてやるよ。」

そんな、低い声で囁かれたら、リノアの知らないサイファーみたいで不安になる。
不安になるのに、知らないサイファーに身を任せてみたい気持ちも相まってクラクラする。

リノアはどうしたらいいのか分からなくなって、右手でサイファーの腕をそっと掴んだ。
しかしサイファーはゆっくりとその手を払い除け、手を握り締めて砂浜に押さえつけた。
リノアはその力の強さに、この男の動物的な「雄」を感じ
自分の「雌」が湧き出てくるのを抑える事が出来なくなってしまった。

サイファーは左手でリノアの腕を押さえつけたまま、右手で胸を揉みしだいた。
リノアの胸がサイファーの動きと共に形を変える。
そして、サイファーはリノアの目を見ながら、既に硬くなった頂きを舐め回した。
「もう…硬くなってる…。やっぱり、続きがしたいんだろ?」
「あっ…んっ!…そうじゃな…あっ!」
そう言いつつ、自身の秘部がジンジンと熱くなるのが分かる。

サイファーはリノアのスパッツの上から割れ目をなぞった。
「うっ!」
先ほどの波しぶきで湿ってるのとは違う、温かいぬめり具合をサイファーは見逃さなかった。
「リノア…下の口は正直みたいだぜ?」

サイファーはデニムのスカートを剥ぎとり、スパッツと下着を脱がせリノアの足を割り広げようとした。
「ヤだっ…恥ずかしいよ…。」リノアは両手で押さえようとする。
「お前が俺にした事と同じ事するだけだ。」

サイファーはリノアの手を払い除け、秘部に口を近づけた。
トロリと流れ出たリノアの蜜を舌で舐めとり、蜜壷の口を上下する。

「ふぅあっ!…はぁあんっ!!」リノアは今までに感じた事のない強い快感に震えた。
「…気持ちいいだろ?」
「う…うっ…。」リノアはコクリと頷く。
サイファーは蜜壷の中にも舌を出し入れしたり
リノアの割れ目を更に開いて、最も敏感な部分に吸いついたりした。
潮の味と、リノアの味とが混ざり合って、なんともいやらしい味に興奮する。

「あっ…ぁあっ!……ぅうんっ…!!」
サイファーは淫核を剥き出しにして舐め回しながら、ゆっくりと指を埋めていった。
「アッ!…」リノアは初めての膣内への挿入に身構えて硬くなった。
「力を抜け。痛くはないから。」
リノアはサイファーを信じてふうーっ、と息を吐いた。

サイファーは指を少し深く入れ、ゆっくりと出し入れした。
…チュプッ…チュクッ……。
いやらしい水音が自分から流れ出てると思うと
リノアはだんだん熱い痺れに自分がなくなってしまう感じがした。

腰がヒクヒクと浮き上がりだしたのに声を出さないリノアに
「気持ち良くないのか?」サイファーは尋ねた。
「うん…ん。…きもち、いい…。」
リノアは声も出せない程、快感に翻弄されていた。
口は開いたままで顔を熱らせ、曲げた膝の裏から、すぅーと汗が足を伝った。

サイファーは指を抜き、代わりに熱く猛った隠茎をあてがった。
ほぐれた入り口はそれを受け入れたが、それ以上は狭くて進めない。
少し強引に沈めようとサイファーが押し進むと、リノアは快楽の翻弄から意識が戻り
「痛っ…!」と身体をこわばらせた。

「力を抜け、リノア。」サイファーはリノアの上に重なり、リノアの頭を優しく包んだ。
リノアは少し落ちついて目をつむり、息を吐いた。
「少しだけ、我慢な。」そして、一気に貫いた。
「ううっ!!」リノアは痛みに顔をしかめ、サイファーにしがみついた。
「く……っ!!」リノアの中は熱く、キツい締め付けにサイファーは長く息を吐いた。
「動かすぞ…。」
「…うん…。」
サイファーはリノアを気付かい、緩やかに動かし始めた。

「アッ…アッ!…アアッ!」
痛みと肉棒が擦れる快感が混ざり合いながら、段々と快感だけが浮き上がってくる。
「…リノア…。お前の中、すげぇ気持ちいい…。」
その言葉に反応して、リノアがキュウ…ッ、と締め付ける。
「うっく!!」サイファーは眉を寄せ、動きを止める。

感じ始めたリノアの中は潤いに満ちてサイファーに吸い付く。
もっと、リノアに悦びを味わわせたくて、イキそうな波が来るのを追い払い動き出す。

リノアは自分の窪みがサイファーので埋められ、初めて感じる
満ち足りた幸福感に、この男の事が心から愛おしくなった。
「…好…き…。」リノアの口から自然と溢れ出た。
「私…サイファーが好き。」
リノアの告白にサイファーも心の蓋が自然に開いた。
「ああ。…俺もリノアが好きだ。」サイファーが優しく微笑んだ。

『あっ…あの顔…。』
ティンバーの駅で見かけた、あの時の笑顔を思い出す。あの時より、優しく穏やかな顔。
『あぁ…私、あの時から、サイファーの事が好きだったんだ…。』今更気がつく。

『こんな顔、してくれるなんて、私にも心を開いてくれたのかな…?』

リノアが揺らされながらそんな事を考えていると、サイファーは突然、リノアの腰を持ち上げ突き上げた。
サイファーの亀頭がリノアの中の突起に引っ掛かり、リノアは堪らなくなって声を上げた。

「あぁんっ!…あぁっんっ!!そこ…オカシく…なっちゃうっ!」
「ここか?…ここがいいんだな。」
サイファーの肉棒は更に太さを増し、リノアの膣内を広げ、えぐるように擦りつける。
「ぁあっ…だめっ!…サイファー、そんなにおっきくしないでぇっ…!」

サイファーは、もっとリノアと一つになりたいと思い、更に密着するよう
左腕でリノアの頭を抱え右腕で肩を抱きしめ、リノアの最も深い所を責めたてる。
「ああんっ!サイファー!…サ…イファ…!!!」
「リノア!…リノア!!」
リノアは必死になってサイファーにしがみつく。
「サイファー…あたしっ…もぅ…。」

サイファーは顔を上げ、リノアに口づけた。

口も塞がれ、気持ちと感覚がいっぱいいっぱいになったリノアは、
下腹に集まっていた痺れが一気に脳天まで駆け上がる感覚にのけぞった。

「んんんんっ!!ぁああああっっ!!!」
リノアは声と共にサイファーの肉棒をギューーッと締め付け、奥へと引き込んだ。
限界が来たサイファーは引き抜こうとしたが、最後までサイファーを感じていたかったリノアは
「そのまま、そのままでいて!」と言って離れなかった。
「くっはぁあああ!!!……うっ…うぅっ…」
サイファーは何度も何度も、リノアの中に白濁の液体を出しきった。


サイファーはリノアの横に仰向けに寝転がった。
「リノア…。大丈夫か…?」リノアの高揚しきった頬を撫で、息を整えた。
「うん…。」あんな事をした後に優しくされると妙に照れくさい。

「…痛かったか?」
「うん…。今もまだ、サイファーが入ってた感じが残ってる。
 でも…私、嬉しい。サイファー…それに…すごく…良かったし…。」
「俺も…凄い気持ち良かった。今すぐもう一度したいぐらいだ。」
「もうっ!私壊れちゃうよ!!」
「ハハッ(本当だけど)冗談だ。」サイファーは笑ってリノアを抱きしめた。

夏の空を見上げながら、自分の夢の前に…リノアの為に強くなりたい。
ぼんやりと、そう、思うサイファーだった。



あれから一年。
ガルバディアガーデン。

「リノア、お前、俺と戦えるのか?一年前はよ……。」
「やめて!!」

そんな事、絶対言う人じゃなかった。
色々あって……二人の関係は終わってしまったけど
あの時の楽しかった思い出や、リノアを初めて愛してくれた
あたたかい気持ちがあったから、今のリノアがある。

しかし、魔女に出会ってからは彼本来の輝きが消え、今のサイファーは完全に曇ってしまっている。
本当のサイファーを知っているリノアは、複雑な気持ちで武器をとり、戦う事を決意した。

また、あのサイファーに戻ってくれる事を信じて……。


―終わり―
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