FFシリーズ総合エロパロスレのまとめ

 レナのフェラは初々しい。
 恐る恐るといった風に舌を伸ばし、舌先だけでちろちろとくすぐってくる。
 育ちのいいお姫様に、ろくに風呂にも入れないでいる身の男根は辛いのか、鼻で息を吸うたび小さく噎せ、それでも健気に舌でつつくのだ。
 辛うじて握る手の動きで達することはできるが、我慢できずに喉奥まで突っ込んで腰を振って出したときは強姦でもされたような目で睨まれた。

 クルルのフェラは子供らしい。
 レナとは対照的に、実に楽しそうな表情で口いっぱいに頬張り、元気にしゃぶってくる。
 もちろん技術はまったくなく、ただ粘膜と粘液のおかげで気持ちよくなれる程度のものだ。時々歯が当たるのも怖い。
 性というものを意識しないまま性行為を知ったが故の無邪気さを存分に発揮し、暇さえあれば進んで舐めたがる。
 そのままのノリで、遊びに誘うように子作りまでねだってくるが、そこはさすがにガラフに申し訳ないのでレナとファリスに性教育を頼んでいる。

 一方、ファリスのフェラは二人とは一味違った。
 それを再認し、バッツは悦楽の息を吐いた。
「……何だよ」
「いや、気持ちいいなと思ってさ」
「当たり前だ。気持ちよくしてやってんだからな」
 ふんと鼻を鳴らし、ファリスは垂れた唾を手の甲で拭って再び岩に腰掛けたバッツの性器に口づける。
 舌使いは激しくはなく、むしろ緩慢だとさえ言える。
 味わうようにじっくり根元から舐め、粘性の高い唾液を男根全体にまぶしていく。
 広い面積を使って舌が押し付けられ、確かな圧力を加えてくる。
「っ……!」
 下腹からせり上がってくるむず痒さは、舌が亀頭へ及ぶに至ってはっきりとした性感としてバッツを震わせた。
 思わず呻くと、あふれ出た先走りを吸いながらファリスがにやにやと笑う。
「ふふ、間抜けな顔してるな」
「ほっといてくれ」
「へぇ? 本当にほっといてこのままやめてもいいのか?」
「すいません最後まで搾り出してください」
「ま、いいだろ」
 満足そうに頷き、再びねっとりと舌を這わせてきた。
 舌が離れるたびに細い唾液の糸が垂れ落ち、地面とファリスの膝とを汚す。
「ったく、さっさと出しちまえよ」
 ぼやきと共に吐きかけられる熱く湿った吐息さえ気持ちよく、バッツはのけぞった。
「なぁファリス」
「んー?」
 自身の唾で汚れる前髪を鬱陶しそうにかき上げ、ファリスは目だけでバッツを見上げた。
 その舌を出しながらの上目遣いを可愛らしく思いながら、バッツは常々思っていた疑問を口にする。
「お前、他と違って最初から随分とフェラ上手かったけどさ。誰相手にしてたんだ? 海賊の子分か?」
 するとファリスはいかにも不機嫌そうに眉根を寄せ、弾くように強く舌で亀頭を舐め上げた。
「馬鹿言うな。そんなことやってて海賊の頭が務まると思ってんのか」
「まぁそうなんだろうけどさ」
 実際、海賊団の連中はファリスのことを心から敬愛しているのは見れば分かる。
 それに美貌が加わっているのだから、それこそ城の親衛隊のような忠誠っぷりである。奉仕などさせた団員は即刻リンチだろう。
 ありえるとしたらそれはバッツの脳の中でだけだ。
 荒くれ者達の慰み物にされるファリスを何度も妄想してお世話になったことは墓まで持っていく秘密である。
「でもやったことないのにこの上手さはないだろ。どこでABP稼いだんだよ」
「何だよ、おれってマスター級なのか?」
 上手いと言われて満更ではないのか、ファリスは嬉しそうに笑った。
「安心しろよ。自分一人で練習しただけだから。人に試したのはお前が初めてだ」
「ああ、手とか舐めてか。いや、果物とか?」
「いや、足で」
 自慢の美脚で。
 事も無げに答えるファリスに、バッツは言葉にできない無言を返した。
「……何だよその間は」
「いや、何でまた足かなー、と」
 改めてそう言われると恥ずかしくなったらしく、ファリスは慌てて言葉を被せた。
「お、男のって匂いとかきついって思ってたから、汗くさいとこで練習してれば本番で慌てずに済むかなって思ったんだよ!」
 自室のベッドで、ブーツ脱ぎたての湿った素足を嗅ぎ、顔をしかめながらそれを舐めしゃぶるファリスを想像した。
 普段男として振舞っているファリスが、まだ見ぬ自分の相手のために、である。
 男を喜ばせるためでしかない行為を、こんなに上手くなるほど何度も何度も。
 妄想は、限界だと思っていた股間の屹立をさらに強固なものとした。
 勢い良く飛び出た先走りがファリスの唇を汚す。
「馬鹿、何興奮してんだよ!」
「仕方ないだろ。そういう乙女チックにマニアックな事実知ったら。そうか、それで初めてでもあんな落ち着いてしゃぶってたんだなぁ」
「うるさい、あれでも結構予想外だったんだぞ。こんな臭くて小汚いもん舐めさせやがって」
 苛立たしげに舌だけで何度も亀頭を叩く。
 手を一切使わずに射精まで持っていくのがファリスの誇りであるらしい。
「大体『他と違って』ってのが腹立つ。レナやクルルまで汚して何様なんだよお前は」
「お姫様キラーと呼んでくれよ」
「調子乗んな。あいつらは同年代の男に免疫がないからほいほい引っ掛かっただけだ」
 じゃあそういうお前は何なんだよ、と言おうとしてファリスの強い視線に気づいた。
「……この、浮気者」
 どうやら単に自分との行為の最中に他の女のことを仄めかしたのが気に入らなかったらしい。
 苦笑して、ファリスの頬をぬるぬると亀頭で撫でる。
「悪い悪い。ちゃんとファリスのことだけ想いながらぶち撒けるからさ」
「こらやめろ、擦り付けるな汚い、動くなって……ああもう!」
 顔の側面を唾液と先走りまみれにされたファリスは、これでどうだとばかりに男根を根元まで咥え込んだ。
 陰茎が満遍なく生暖かい粘膜に覆われ、強烈な快感がバッツの股間を満たした。
 汚い汚いと言った雄の匂いが口いっぱいに広がっているだろうに、ファリスは自分が愛撫されたように目を細めた。
 程なくして一方的な蹂躙が始まる。
 狭く、唾液の溜まった口内を舌が別の生き物のように這いずってあらゆる性感帯を刺激してくる。
 先走りは出た端から舐め取られ、唾液と共に白い喉を鳴らして嚥下される。
 元々限界近くまで快感が蓄積していたバッツの我慢など高が知れていた。
「うっ……ファリスの口、気持ちいい……!」
 思ったままのことを言うと、機嫌の直ったファリスは最後の締めに入った。
 奥へ奥へ、鼻先が陰毛に沈むほど深く男根を咥え込んだ。
 そして口を力いっぱい窄め、ごくゆっくりしたペースで抜いていく。
 内頬の粘膜と唇と舌が膣を思わせる強烈な締め付けと共にバッツの陰茎を摩擦していく。
 半ばまで抜いたところで、既に強烈な射精感が下半身を満たしていた。
「ファリス、もう出る……!」
「んっ……ぷはっ!」
 限界だと告げるや否や、残りの半分は締め付けをそのままに一気に引き抜いた。
 ちゅぽんという間の抜けた音が鳴るのと射精とはほぼ同時だった。
 支えを失った男根から白濁液が次々と吐き出され、ファリスの顔をどろどろに汚していく。
「熱っ……すごい量だな、この変態め」
 その全てを受け止め、白く染まりながらも赤らむファリスの顔は、雌以外の何物でもなかった。
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