スマートカード

キャッシュカード大のプラスチック製カードに極めて薄い半導体集積回路(ICチップ)を埋め込み、情報を記録できるようにしたカード。電子マネーやテレホンカードなどに応用されている。スマートカードは磁気カードに比べて100倍近いデータを記録でき、データの暗号化も可能なため偽造にも強い。

スマートカードはデータを読み書きする方式の違いによって「接触式」と「非接触式」に分けられる。接触式スマートカードは、カード側に設置された接点(端子)を経由して端末がデータを取得する。接触式スマートカードはETC(自動車のノンストップ料金精算システム)で採用されているほか、海外のテレホンカードなどでも使われている。

非接触式スマートカードにはアンテナが内蔵されており、微弱な電波を利用して端末と交信する。非接触式スマートカードはNTTのICテレホンカードやJR東日本の「Suica」に使われていることで有名。

スマートカードには磁気ストライプを入れることも可能で、磁気カードと兼用のカードを作ることもできるため、従来から普及しているクレジットカードなどの機能を持たせたスマートカードも多く出回っている。

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