昭和10年の広田外相の対支親善工作は5月の日支両国大使交換で頂点に達します。
そして中国側が提案した中国側三原則に対して逆提案されたものが広田三原則と言われるものです。
- 排日取り締まり
- 満洲国黙認
- 共同防共
広田三原則はこの3点を中心としていました。
これに対しシナ側は10月下旬、
- 中国には以夷制夷の意志はなく、排日は行わない。
- 満洲と政府の交渉はできないが、満洲の現状に対して平和的外交以外の方法で事端を起こすことは無い。
- 日本が中国側三原則を完全に実行するなら、中国の主権と独立を毀損しない条件の下で外蒙接壌地方での共同防共の方法を協議する。
との回答を日本側に伝えてきます。
コメントをかく