第3報告 
企業と社会の持続的発展のための評価基準
報告者：秋本 敏男氏（東洋大学経営学部准教授授）
司会者：山内 清史氏（神奈川大学国際経営研究所客員研究員）
報告要旨
企業の評価は、高度経済成長の時代までは、収益性・成長性・安全性など財務的評価を中心に行われてきた。ところが、企業の社会的責任がコーポレート・ガバナンスの観点から厳しく問われる現在では、財務的評価に、環境性・社会性・倫理性などを加えた多元的評価が求められている。そこでは、社会的責任をきちんと履行する企業こそが賞賛され、レピテーションを得ることができ、結果的にゴーイング・コーンサーンとして持続可能性を高めることができるのである。すなわち、社会の一員としての企業の価値を高めることにつながる。
経済、環境および社会的動勢の中からビジネスの機会を捉え、リスクを管理することにより、長期的な株主価値を生み出す1つのビジネスアプローチをコーポレート・サステナビリティという。
例として、SAM社(スイスの企業分析機関)による企業の持続的発展性の評価手続き・方法に基づきサステナビリティ・リーダーズ（先進企業）を選定する作業手順を示せばつぎのとおりである。�．汽好謄淵咼螢謄Ｉ床鼠彖任虜鄒�、��業種分析、�４覿畔�析、�ご覿肇譽檗璽函↓ツ樟椶離灰鵐織�ト、�Τ憧覿箸粒壁佞院△�よび�Ю菴別段舛料�定などの諸手続きが行われる。
上記の検討から、新しい企業価値を創出するためには、�ヾ覿鳩弍帖↓�CSR評価基準、および��SRI（社会的責任投資）運用という3つの命題が相互に作用するプロセスについて企業が十分理解し、社会から求められる役割を十分に果たすことが必要である。そうすることによってのみ、企業は、持続可能な発展を遂げることができ、揺るぎのないレピテーションを獲得することができる。
関連ページ：2012年度研究会第1回-2／2012年度研究会第2回-1
経済、環境および社会的動勢の中からビジネスの機会を捉え、リスクを管理することにより、長期的な株主価値を生み出す1つのビジネスアプローチをコーポレート・サステナビリティという。
例として、SAM社(スイスの企業分析機関)による企業の持続的発展性の評価手続き・方法に基づきサステナビリティ・リーダーズ（先進企業）を選定する作業手順を示せばつぎのとおりである。�．汽好謄淵咼螢謄Ｉ床鼠彖任虜鄒�、��業種分析、�４覿畔�析、�ご覿肇譽檗璽函↓ツ樟椶離灰鵐織�ト、�Τ憧覿箸粒壁佞院△�よび�Ю菴別段舛料�定などの諸手続きが行われる。
上記の検討から、新しい企業価値を創出するためには、�ヾ覿鳩弍帖↓�CSR評価基準、および��SRI（社会的責任投資）運用という3つの命題が相互に作用するプロセスについて企業が十分理解し、社会から求められる役割を十分に果たすことが必要である。そうすることによってのみ、企業は、持続可能な発展を遂げることができ、揺るぎのないレピテーションを獲得することができる。
（秋本敏男記）
関連ページ：2012年度研究会第1回-2／2012年度研究会第2回-1
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