JURASSIC THREAD STORAGE

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33 無題 Name としあき 18/11/04(日)02:58:40 No.11054184 del
『アオリンゴ・アップルズの最下位で振り返る2018年ジュラシック野球』
トプスの手にあるスポーツ新聞には、アップルズの振るわなかった順位を針小棒大に騒ぎ立てる記事が見えた、トプスと鈴瑚の所属するチームの記事が

しんとした空気の中で、青みがかる空には細い雲が流されていく
早朝四時、グラウンド脇のベンチには一匹と一羽が座り目も合わせずに会話する

「しっかし早いプスね？怪我で途中離脱したのがキいたプスか？だから取り戻すために練習しようってプス？」
「そうかもね。あと早いのはお前も、エラー王もじゃないか」
「交流戦のアレは申し訳なかったプスね…」
「いいさ、打球の威力を殺せなかった私の力不足が悪い」
「ちょっと強引プス？」

トプスは新聞を畳み、話しながら鈴瑚と同時に立ち上がってウォーミングアップを開始した

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34 無題 Name としあき 18/11/04(日)02:59:21 No.11054185 del
何もわざわざ肌寒い外でなくとも、室内で出来る事もあった
それでも二匹が外でやろうと思い立ったのは、まだ過ぎ去ったシーズンに対するやり切れなさの残滓がそうさせたのかも知れない

アップルズは最下位に沈んだ、それは確かだ
だが、エースの自覚を取り戻したイグアノウドンや、芯で捉える感覚を掴み始めたレイセンフォドン
そして俊足に磨きをかけたラプトルの存在は確かに光っていた

粘り不足の投手陣や怪我による選手の離脱が相次いだ不幸もあり、不本意なシーズンとなったのは間違いない
それでも、得るものは少なくなかった、挫折と失敗を学び、来年への糧として選手は皆静かに奮い立っている

アップルズの逆襲はこれからだ

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35 無題 Name としあき 18/11/04(日)05:13:16 No.11054237 del
エキサイティングジュラシックリーグ！
今日はラプトル選手がまた死球で搬送されました
だってあいつストライクゾーンめっちゃ狭いくせに弱いんだよ