無題 Name としあき 19/04/25(木)19:13:54 No.11601638 del そうだねx3
「ピィ〜」「ピィピィしてるプスな!面白いプスな!」

団子屋(改装中につき現在休業中)の前で二匹の竜がなにやらはしゃいでいる
チープな雰囲気に包まれた小さな紙箱を開けると蓄光素材のおもちゃが現れた
「むっ!これはピータ!レア星人プスね!」「キュ!」
開封を終えて二匹はさらに盛り上がる、近くには似たような箱がたくさん転がっているのが見える
二匹は今、フエ星人収集にハマっているのだった

「まーた変なものにハマって」「ハマるにしてもフエラムネかー」
団子屋から出てきた鈴瑚に清蘭の二匹のウサギはそれを見ていつものようにため息をつく

無題 Name としあき 19/04/25(木)19:18:58 No.11601650 del そうだねx3
「ちょっと」「プス?清蘭も開けるプス?」「ピィ〜」
清蘭は二匹の近くに寄り、目を細めてやれやれと言った風に話し始めた

「おまけ集めにハマるのはいいけどラムネを残したらダメだよ」
見向きもされず箱だけを剥き取られたフエラムネ・パッケージに思うところがあったようだ、かつての軍務経験から清蘭は食料の無駄を許さない
「なんでプス〜?」「ピィ〜」
「なんでって…えーとフエ星人がフエラムネを無駄にした事を怒って地球に侵略を始めちゃうからよ!」
「侵略…プスか…?」「ピィ〜…ガリッ!キュイ…」
宇宙からの超越存在によるおそるべき侵略の光景を想起し恐怖にすくみ上る二匹は恐ろしい勢いでラムネを食べ始めた「怖いプス!」「キュイ〜!!」
清蘭はそれを確認するともう片方のウサギの元へと戻って行った
「これでよし」「フエラムネのオマケみたいなチープウソをよくもまあ」
「多少脅さないと食べないでしょ!あの二匹は」「そうだけどねえ」

『ピィ〜♪』
その後ろで、緑色に光るなにかが二匹の竜がフエラムネを食す様を見、ご機嫌そうな音色を立てていた。

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