17 無題 Name としあき 18/01/18(木)22:09:53 No.9965833
雪国ジュラシック

「キュイキュイ」「フイフイ」
白く染め上げられた街にラプトプの声が響く。屋根の上に上ったラプトルが雪を降ろし、下にいるトプスがそれを一か所にまとめる。雪国恒例の雪下ろしだ。身軽なラプトルは屋根の上でもぴょんぴょんと器用に飛び回る。その分力がないので一つの屋根に数匹のラプトルが上がって協力しながら作業している。トプスは屋根のこそ登れないが自慢のパワーと襟巻きを利用して雪を押しのけ運んでいく。半日ほどの作業で一帯の屋根の上からは綺麗に雪がなくなった。
するとどこからか一頭のジュラにゃんが現れた。手に持った籠の中にはyasaiが入っている。
「ましまし。ご苦労様まし。これお駄賃まし」
そういって作業していたラプトルとトプス達にyasaiを配る。yasaiをもらったラプトル達はキュイキュイと喜び、トプスはもらったその場でmgmgとyasaiを食べる。

18 無題 Name としあき 18/01/18(木)22:10:17 No.9965838
そう、ラプトプ達は皆ジュラにゃんに雇われて働いていたのである。狡猾なジュラにゃんは雪国で雪下ろし代行業を設立。従業員として何も知らないジュラシックをyasaiで釣って働かせていたのだった。
「ましましまし。愚かなちびちゃんたちまし。物の価値がわからないって哀れましねぇ」
誰にも聞こえないようにほくそ笑むジュラにゃん。しかし今年は天候不良のせいで軒並みyasaiが値上がりしており言うほど利益は出ていないのだった。
特にhakusaiが高い。

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