105無題Nameとしあき 21/05/24(月)17:26:55No.14297566そうだねx9
「暗くなる前に早く帰るプスよ」
「ハニィ!」「キュイ」
太陽で真っ赤に染まった帰り道。大好きな泥遊びを終えたラプトルと泥をまとって5周りほど大きくなったまゆマジロは、まだまだ追いつけないトプスの後ろをついていく。
「帰ったらお風呂プス。その前に外で泥を落とすプスよ。今日も盛大に遊んできたプスな」
「キュイキュイ」
「ハニ」

106無題Nameとしあき 21/05/24(月)17:27:13No.14297567そうだねx9
お家についた頃にはすでに暗くなっていた。そしてまゆマジロは泥が落ちてさっきより少し小さくなっていた。
「準備するからそこで待ってろプス。家に入ったら怒るプス」
そういったトプスは小走りでお家に入った。
「キュイ?」
「…ニ、ハニィ……」
「キュイキュ」
ドタドタドタ、うるさかった。
「おまたせプス」
「キュイキュイ」
「うるさかったプスか?あ、まゆマジロが寝てたプスね。じゃあラプトルからきれいにするプスよ。終わったらまゆマジロの泥を落とすの手伝うプス」
「キュイ」

107無題Nameとしあき 21/05/24(月)17:27:36No.14297568そうだねx9
「まゆマジロ、起きるプス」
「はに…」
「家に入る前にきれいにするプスよ」
「キュイ、キュイキュイ」
「ラプトルはまゆマジロの体に水をかけるプス。トプスが泥をはぐプスな」
「はに、はぁに」
「こうしないとお家入れないプスよ。ちょっと目をつぶるプス。ラプトル、水止めてもいいプス。あとブラシをとってほしいプスな、ありがとうプス」
まゆマジロの体の泥は時間がたって乾いていた。落とすのは時間がかかるだろう。だがトプスとラプトルには関係ない。かわいいまゆマジロのためなら些事にすぎないからだ。

108無題Nameとしあき 21/05/24(月)17:28:10No.14297569そうだねx9
「顔の泥落とすプス。よし、いいプスね」
泥が落ちたまゆマジロはすっかり元通りの大きさになった。
「キュイキュイ」
「ラプトルも軽く流すプスよ。足拭いたらお風呂に行くプス」
「ハニィ…」
「寝るのはお風呂のあとプス。みんなで入るプスよ」
「ハニ、ハニ」
「仕方ないプスね。抱っこするプス。……大きくなったプスな」
「キュイ」
「そうプスね。早く温まるプス」

おしまい

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