kagemiya@ふたば - いばら姫〔ラードーン〕
 
『GOAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!』


「ふにぃ……おやすみぃ……すぴー」


基本情報

【出典】グリム童話他/ギリシャ神話
【CLASS】ライダー
【マスター】玉垣シイナ
【真名】いばら姫〔ラードーン〕
【異名・別名・表記揺れ】眠り姫、眠れる森の美女、ターリア / ラドン
【性別】女性
【身長・体重】140cm・32kg
【肌色】美白 【髪色】プラチナブロンド 【瞳色】黄金
【外見・容姿】黄金のドレスを着た微睡に揺蕩う眠り姫と、それを守る茨の多頭竜。
【地域】ヨーロッパ / ギリシャ
【年代】推定17世紀 / 神代
【属性】秩序・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型 / 竜種、魔性
【ステータス】筋力:E- 耐久:E- 敏捷:E- 魔力:A+ 幸運:EX 宝具:A


Bing Image Creator」様で作成

【クラススキル】

対魔力:A

魔法使いの加護とラードーンの魔力により、Aランク以下の魔術は全て無効化する。
睡眠中のいばら姫を魔術で傷つけることは不可能。

騎乗:EX

竜種であるラードーンが騎乗することを許しているという意味で規格外の騎乗スキルを有する。
いばら姫自身には騎乗の才能は無いため、ラードーン以外には機能しない。

【保有スキル】

久遠の微睡み:A+

眠れる森の美女。
13人目の魔法使いの呪詛と、12人目の魔法使いの祝福が合わさったスキル。
睡眠中、いばら姫の時間は凍結し、肉体と精神への干渉の一切が遮断される。時間軸相違による無敵効果。
本来は一度眠ると100年は起きられないが、不眠の加護を持つラードーンと融合したことで能動的に起床できるようになった。

黄金律(富&美&精神):A

魔法使いたちの贈り物に由来する、三種類の「黄金律」が複合した特殊スキル。
第一に、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命を示す。
竜種の「財宝を蓄える」概念によって金運がブーストされており、眠りながらでも貯蓄がどんどん増えていく。
第二に、女神の如き完璧な美貌を有する存在へと成長する宿命を示す。
四六時中眠っていながら肌荒れや枝毛一つなく、日に日にその美貌に磨きがかかっていく。お手入れいらず。
第三に、気高き覚悟を秘めた黄金の精神を持って真実へと向かう宿命を示す。
いばら姫は世界の残酷さを知っている。それでも、美しいものはあるのだと人々を信じ愛している。

黄金の林檎:EX

神話においてラードーンは食した者に不死を与える黄金の林檎を守っているとされる。
逆説的に「ラードーンに守られている彼女は黄金の林檎である」として、その性質を帯びた。
そこにいるだけでマスターや周囲の味方に恩恵を与える。ただし不死には至らず、活力を与える程度の効力。
また、本スキルはラードーンの竜の心臓スキルも複合しており、マスターの魔力供給が無くとも現界を維持できる。

【宝具】

茨の竜の揺り籠にてドラゴニック・ビューティー

ランク:A 種別:結界宝具 レンジ:0〜50 最大捕捉:100人
いばら姫の本来の宝具である茨の森が、組み込まれた怪物ラードーンの影響で変化した融合宝具。
彼女の就寝中、黄金の林檎と化した彼女を守るために100本の茨の首を持つ竜ラードーンが召喚される。
口からは炎を吐き、胴体の棘は刺された者に睡眠の呪いを与え、抵抗判定に失敗し続けた対象を衰弱死させる。

基本的に100本の首のうち内側の50本はいばら姫の護衛、外側の50本は戦闘を行う。状況に応じて分配変更も可能。
起床時も召喚できるが50本しか首を出すことができない。また首は自立しており、範囲内なら自由に召喚できる。
ラードーンは人語を解さずマスターの命令も聞かないが、いばら姫とは意思疎通が可能で、範囲内であればマスターも守ってくれる。
破壊力:A スピート:C 射程距離:D 持続力:A 精密動作性:A 成長性:D

【Weapon】

『茨竜ラードーン』

いばら姫は一切の戦闘能力を持たないため、戦闘行為は全てラードーンが代行する。
サーヴァント化に伴い弱体化はしたがその防衛力は健在であり、生半可な攻撃は寄せ付けない。

【解説】

グリム童話のひとつ「いばら姫」。ヨーロッパの古い民話を原典とした童話。
とある国で姫の誕生を祝う宴が開かれ、13人の魔法使いが招かれたが、もてなす用意ができず13人目だけは招待されなかった。
これに怒った13人目の魔法使いは、魔法使いたちが姫に贈り物をしているところに現れて「姫は15歳になると紡ぎ車の錘が指に刺さって死ぬ」と呪いをかける。
秘めの呪いに人々が恐れおののく中、幸運にもまだ贈り物をしていなかった12人目の魔法使いが「姫は死なず、100年間眠り続ける」と祝福して呪いを弱めた。

その後、王は国中から紡ぎ車を処分したが、15歳になった姫は城の古い塔にあった紡ぎ車の錘で指を指してしまう。
呪いによって姫は眠りにつき、さらに呪いが城中に広がって人々も眠ってしまう。そして時が経って茨が生い茂り、城を覆って誰も入れなくしてしまった。
そうして長い年月が過ぎたある日、近くの国の王子が「茨に囲まれた城の中に美しい姫が眠っている」と聞いて城を訪れた。
すると、ちょうど100年が経って呪いが解けたのか、まるで王子を中へと招くように茨は道を開いていく。
城の中を進んで姫の下に辿り着いた王子が眠る姫にキスをすると、姫は100年の眠りから目覚め、自分を助けてくれた王子に一目惚れする。
国の人々も目覚め、王子と姫の結婚を祝い、2人は幸せに暮らしたという。
(類話であるシャルル・ペローの「眠れる森の美女」では姫は自力で起きており、また「太陽と月とターリア」では結婚後の話がある)

本サーヴァントは幻霊「いばら姫」に、ギリシャ神話の英雄ヘラクレスの十二の試練に登場する百首の竜「ラードーン」が融合したもの。
幻霊であるいばら姫には戦闘能力が全く無く、怪物であるラードーンは本来人間が制御できる存在ではない。
だが二者の融合によって、いばら姫は英霊としての霊格と戦闘を代行してくれる存在を、ラードーンはいばら姫という手綱を獲得した。

【人物・性格】

全盛期である15歳の肉体と精神で召喚されている……筈だが、その言動はとても幼い。
舌足らずでのんびり口調。常にぽやぽやふわふわとした感じで、年上同年代年下関係なく甘えた態度で接する。
危機感というものがまるでなく、例え目の前に魔王がいてもうとうとすやすや眠ってしまうマイペースな性格。
(類話で「寝ている間に王子に抱かれて双子を出産した」という壮絶な体験をしているので割と度胸がある)
しかし一方で、泣き言を吐いたりため息をついている人を見つけると、寄り添ってぎゅっと優しく抱きしめてくれる時がある。
言動は幼くともいばら姫は立派な王女。母としての経験を有しており、マスターによってはそちらの顔が表面化するかもしれない。

ラードーンの性格は比較的温厚。人間に友好的というわけではないが特別憎んでもいない。
自分やいばら姫(ついでにマスター)に危害を加えようとするなら反撃し、何もしてこないのならこちら側から能動的に干渉することはない。


イメージカラー:黄金と緑
特技:場所と時間を選ばぬ就寝と起床
好きなもの:睡眠、安全、甘いもの(特に林檎)
苦手なもの:危険、恐怖、神さま(ラードーンが嫌がる)
天敵:カニバリズム系、ヘラクレス(ラードーンが怖がる)
願い:ぽかぽか日向ですうすう睡眠したい

【一人称】わたし 【二人称】あなた 【三人称】あのひと

台詞例


【因縁キャラ】

いばら姫

ラードーン


玉垣シイナ泥Requiemの世界におけるマスター。
年上なのに身長で負けているし甘えん坊に振る舞う。主従というよりは姉妹(しかも妹側)に見える関係性。
「背中が暖かい」という理由で後ろに引っ付いたり、裾をきゅっと掴んだり、お世話されたりと存分に甘えている。
いじめっ子な態度に関してはちょっぴり困り顔で、暴走する一歩手前で後ろからぎゅっと抱きしめて止めている。
(超能力を使わずとも簡単に引き剥がせるが、いばら姫はそれを知った上で敢えて抱きしめている)
一方で、サーヴァントとしての自覚もあるらしく、
シイナが危なそうな時に素早くラードーンを召喚したり、黄金の林檎スキルで単独行動できるのに常に彼女と一緒にいたりと庇護者的な一面も見える。

ラードーンとしては、嫌いでもないし好きでもない。直接契約を結んでいる訳でもないので関心は無い。
だが……自分のテリトリー内で泣き喚かれると煩いので、面倒だが仕方なく、本当に仕方なく、彼女を守っている。
時折シイナが相手を負かす時、そいつがヘラクレスのような大柄で筋肉質な男だと、少しだけスカッとしているとかなんとか。

「ふにぃ……しいなー……きょうもいっしょにねよー……ぷくぷく」

「んもー……やりすぎ、だよぅ……もっと、けんせつてきなあそびをしよー?……ふにゃふにゃ」

「かれーは……りんごと、はちみつ、たっぷりで……あまーい。というわけで……りんごぱわー、ちゅーにゅー……」

【FGO風性能】

FGO風ステータス


【コメント】

ラードーン被ったと気づいた時にはもう遅かった。
可愛い女の子と怪物のコンビは最強だってギリシャ神話にも書いてある。
追伸:ラードーンどころかいばら姫(眠り姫)も泥新宿にいた。
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