感情の表現が豊かで誰を相手にしてもフランクに接しては気軽に接し、よく笑うしよく驚く。
だが逆にフランクに相手への嫌悪を言葉にする。日常も戦場も同じだと言わんばかりに調子が終始一貫して変わらないのが特徴的。
そして基本的に誰に対しても挑発的な態度で接し、媚び諂う事はないし終始ブレる事もない。
その実薔薇のように感情の表れた華麗な笑顔の裏側では、人に対する増悪と呪詛が煮え滾っている。
人嫌い、表面的な部分ではなく内情的な部分をこそ嫌悪しており理解することを拒む。
両親からの愛情は無く、利益の為に切り捨てられ、物理的に肉体を失う対価として初めて覚えた他人への理解が
人の根底にある獣以上の狂気であったから、最初の一歩が地獄の底であれば、そこから積み上げた物が
尊い場所に届く事はなく、光を知らず理解もできない後天的な破綻者に成り果てている。
故に根底の部分は変わらず、”人が恐いから嫌悪している”これがアサシンの人嫌いの大本である。
自己改造という手段も、人があまりにも嫌いで”恐ろしい”存在だからこそ何かに生まれ変わりたい
と考えた結果の表れであり、彼女の宝具である『徒花散華』は正しく人である自分毎人間を冒涜するような悪辣な性質を秘めている。
とはいえ性根とは別に女性的な面はしっかりと持ち合わせており、現代においてはファッションが趣味。
元々造形や相性を考えるのが得意だったようで、現代風のアバウトな衣服が身を包めばカリスマモデルの風格があるとかどうとか。
殺人のし辛い日中や、従えるマスターによってはダボダボのパーカーに袖を通さないような方法で腕や足を丁寧に隠し
オシャレをして街で勝手気ままに歩き回っている事もある。無論独断の場合が多く、マスターは頭を悩ませる事にもなるだろう。
人間の表面的な部分は特に嫌っていない為、それによって注目を集める程度は問題なくむしろ大歓迎。
死肉と金属を使う義手義足の異臭に悩んだり
手足に対してではあるが、綺麗や美しい、可愛いといった感想を述べることもしばしば、
取り付けたい手足があれば、玩具を欲しがる子供のように執着する。
筋肉も細見もどっちもいける。
聖杯に対する願いは、辺境の平原を自由に生きる適当な動物に生まれ変わりたい
少なくとも、もう一度人として生き直すなんて絶対に御免被る。
イメージカラー:赤
特技:医術、解体
好きなもの:人体改造、綺麗な手足、消毒液の匂い 注目の視線 動物
シュークリーム(サーヴァントとして招かれた後にできた好物、「なにこれメッチャ旨いわね?」)
嫌いなもの:人の内情 マネキン人形
天敵:同類
願い:辺境の平原を自由に生きる適当な動物に生まれ変わりたい
【一人称】ワタシ 【二人称】アンタ (対象名をカタカナで呼び捨て) 【三人称】
セリフ集 イメージCV竹達 彩菜
終始何かを問いかけるような?で締めるのが特徴
「じゃんじゃじゃーん、ワタシはアサシン、あの恐ろしい切り裂き魔 ジャック・ザ・リッパーってね?」
「本当かどうかワタシも定かではないけれど、稀代の殺人鬼って称号は凄く好きよ?オシャレでしょ?」
「どう?このコーデ似合う? さっき歩いたあっちの街じゃプチ有名人だったのだけど?」
「何?勝手に霊体化して出歩くなって? はーん? 間抜けなマスターもいたものよね? ワタシに首輪もつけないで制御なんか利くと思う? とんだ買い被りを受けているようね? それとも目が腐っているだけなのかしら?」
「一応知識として身に着けてるわよ?シュークリームよね、これ? ......ふーん、餌付けみたいでワタシとしては非常に気に食わないのだけれど?」
「食いづら...。 んー?中からしっとりとした甘いクリームが溢れてくるわね....? 旨ッ!? ナニコレ!?メッチャ旨いわね!?」
「――あら、随分な上玉。あぁ気にしないで?貴方の手足を見ているだけよ」
「人並みに鍛えてて、それでいてまるで女の子みたいに華奢 ...んー、芸術点は高くつきそうね?」
「ねぇ、あの女の子の顔は見た?手足が無くなるって分かってても、何もできないあの絶望している感じ、結構面白かったと思わない?」
「血に酔った殺人鬼?哀れよね? 人の熱が籠った血液なんて、――甘い筈ないでしょう?」
「...どういう事かしら?ワタシの呪術が、――喰われた?」
「さ、――大事な大事な右腕とのお別れは済ませたかしら?それとも左腕の方が良いのかしらね?」
「――これは簒奪解体の呪詛貢ぎ、『解体返し(ジャックザリッパー)』」
「折角だからカウントしたげる、さーん!にーい! いーちっ! ......あっ、ゼロも必要だったかしら?」