kagemiya@ふたば - ジャック・ザ・リッパー(呪)
★土夏市参加鯖


『この街の善良で優しい人達が死んでいく様をその目で見て、血で視界と鼻腔が埋め尽くされたら、アンタはどんな顔をするのかしらね?』


基本情報

【CLASS】アサシン
【真名】ジャック・ザ・リッパー(呪術)
【性別】女
【身長・体重】154cm・義手義足によって可変
【スリーサイズ】81 / 57 / 85
【容姿】血濡れたような色の赤髪の少女
    ダボダボの赤いパーカーを羽織り、異質めいた金属の混じる手足を持つ
【地域】イギリス
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:D+ 耐久:D 敏捷:A 魔力:C 幸運:E 宝具:B


【クラス別スキル】

気配遮断:B−

 サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。
 ただし、自らが攻撃態勢に移るとランクが低下する。
 四肢が義手義足な影響で、多少の金属音が発生してしまう。

【保有スキル】

自己改造:B+

 自身の肉体に、まったく別の肉体を付属・融合させる適性。
 このランクが上がればあがる程、正純の英雄から遠ざかっていく。
 アサシンは失われた四肢を、加工した金属と奪った四肢をベースに作り替えた義手義足を使用する。

呪術:B

 古典的西洋呪術を得意とする。
 自身を傷つけた相手への倍返し、人間関係の不和、夢魔による悪夢など
 用途は多岐に渡る。並みの魔術師では抵抗することも難しい
 逆に言えば並みの英雄であれば無効化は容易い。
 アサシンは特に”傷つけた相手への倍返し”を好んで使用する。

無辜の怪物:A

 生前の行い・噂・伝承・風評から、過去や在り方をねじ曲げられた正体不明の殺人鬼の名。
 精神面に影響が及んでおり、自身は殺人鬼であると信じて疑わない。
 それに伴い、生前技術的にはそこそこだった暗殺の技術も向上している。

外科手術:D

 自己改造に伴ってアサシンが会得している技術。
 マスター及び自己の治療が可能。勿論だが麻酔とかは使わない。

【宝具】

解体返しジャック・ザ・リッパー

ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1〜9 最大捕捉:1人
 ジャック・ザ・リッパーの逸話。彼女が練り上げた解体呪術。
 呪詛返しの一種であり、自身の受けた傷を相手に返すという単純なものだが
 ”既にジャック・ザ・リッパーは四肢を失っている”という前提で呪術を推し進める為
 呪いが発動した時点で、”対象は四肢を保有していない”という、
 因果の清算が始まり、防御の外から一方的に対象の四肢を一本指定し、切断することができる。

 あくまでも呪術のカテゴリに分類され、魔力消費こそ専用の宝具よりも少なく燃費が良いが、相手に呪術をレンジ内で仕掛ける過程が必要となる為
 宝具の連射という芸当は難しい。とにかくアサシンに呪術を使わせない程、常に追い詰める事が重要となる。
 またアサシンが四肢を欠損した傷は対象から受けたものではない為、そっくり同じ状態にするには齟齬が発生してしまう
 その為、因果の清算を起こす傷の量には一定の制限がかかっており、一度の宝具に一本という制限が設けられている。

 とはいえ霊的な存在であるサーヴァントに対しても”四肢を保有していない”という因果を押し付ける為
 その強制力は強く、アサシンが呪術を解除しない限りその傷が癒えることはない。
 暗殺者が本来保有すべき必殺性こそないが、部位欠損という致命的な損傷を与える、必殺必勝の組み立て。
 
 欠点としてアサシンが四肢を認識できない対象や、Bランク以上の対魔力を保有する相手には一方的に通じない。
 

徒花散華ファイヤ・ワークス

ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:1〜9 最大捕捉:1〜10人
 彼女が練り上げた解体呪術。真名開放により義手義足に仕込んだ貴金属を爆破振管へと変え起爆するという、最早神秘と呼ぶことすら値しない最低最悪の宝具。
 零距離による自爆紛いの致命打、自分の身体の一部を推進装置として利用する緊急回避、爆破の推進力を利用した打撃。
 回数制限が”取り付けた義手義足を失うまで”という常軌を逸脱した悪逆無双の人間爆弾。
 互いに失うものしかないという無実の破壊。命を無邪気に粉砕し、力量差を埋める有様は人への冒涜に満ち溢れている。
 とはいえ、ここまでのリスクを支払って得られる実質的な効果は爆破の威力を除けば『魔力放出:B』相当。
 到底四肢を失って得るような対価ではない為、元々の神秘性の低さも相まってランクはEもしくはそれにも満たない場合もある。
 義手義足を自己改造して新たに取り付ける事のできるアサシンだからこそ成立する宝具でもある。

 散華する肉片金属片はさながら、真紅の徒花の如く戦場に咲き乱れる。
 
 

【Weapon】

『ナイフ』
 殺害用のナイフ。
 自己改造された腕から投擲されるナイフは、銃弾の如く肉片を弾き飛ばす。
『鋸』『ハンマー』
 解体用の工具。気に入った四肢があればこれらを用いて原始的な解体を施す。
 

【解説】

 第5次土夏聖杯戦争において召喚された暗殺者のサーヴァント
 その真名を『ジャック・ザ・リッパー』世界で最も有名な殺人鬼、の正体とされる無数の殺人鬼の内の一人。
 実際の当人であったかは不明だが、少なくとも彼女はその異名を受け入れた上で更なる虐殺を積み重ねるような生粋の殺人鬼。
 
 その正体は英国のスラム街にて両親から数日生き延びる為に健康体の肉体を売り物として扱われ、
 貴族の戯れで比喩表現なしに一度ダルマとなった経緯がある少女
 息絶え絶えとしていた所を哀れに思った闇医者兼魔術師に拾われ、その医療技術と魔術を以って一命を取り留める。

 人道を外れたような理由で死に直面し、到底人道的ではない肉体となりながらも生を勝ち取った経緯を持った彼女の倫理観が歪むのは当然の事
 そんな彼女が人を殺めていた理由は快楽とコレクションが全て、復讐の為の殺人は気づけば殺戮になっていた。
 好コンディションのサイコーの手足を揃えた時が全盛期、当時の義手義足を引き継いだ状態で召喚される。
 

【人物・性格】

感情の表現が豊かで誰を相手にしてもフランクに接しては気軽に接し、よく笑うしよく驚く。
だが逆にフランクに相手への嫌悪を言葉にする。日常も戦場も同じだと言わんばかりに調子が終始一貫して変わらないのが特徴的。
そして基本的に誰に対しても挑発的な態度で接し、媚び諂う事はないし終始ブレる事もない。
その実薔薇のように感情の表れた華麗な笑顔の裏側では、人に対する増悪と呪詛が煮え滾っている。

人嫌い、表面的な部分ではなく内情的な部分をこそ嫌悪しており理解することを拒む。
両親からの愛情は無く、利益の為に切り捨てられ、物理的に肉体を失う対価として初めて覚えた他人への理解が
人の根底にある獣以上の狂気であったから、最初の一歩が地獄の底であれば、そこから積み上げた物が
尊い場所に届く事はなく、光を知らず理解もできない後天的な破綻者に成り果てている。
故に根底の部分は変わらず、”人が恐いから嫌悪している”これがアサシンの人嫌いの大本である。

自己改造という手段も、人があまりにも嫌いで”恐ろしい”存在だからこそ何かに生まれ変わりたい
と考えた結果の表れであり、彼女の宝具である『徒花散華』は正しく人である自分毎人間を冒涜するような悪辣な性質を秘めている。

とはいえ性根とは別に女性的な面はしっかりと持ち合わせており、現代においてはファッションが趣味。
元々造形や相性を考えるのが得意だったようで、現代風のアバウトな衣服が身を包めばカリスマモデルの風格があるとかどうとか。
殺人のし辛い日中や、従えるマスターによってはダボダボのパーカーに袖を通さないような方法で腕や足を丁寧に隠し
オシャレをして街で勝手気ままに歩き回っている事もある。無論独断の場合が多く、マスターは頭を悩ませる事にもなるだろう。
人間の表面的な部分は特に嫌っていない為、それによって注目を集める程度は問題なくむしろ大歓迎。

死肉と金属を使う義手義足の異臭に悩んだり
手足に対してではあるが、綺麗や美しい、可愛いといった感想を述べることもしばしば、
取り付けたい手足があれば、玩具を欲しがる子供のように執着する。
筋肉も細見もどっちもいける。


イメージカラー:赤
特技:医術、解体
好きなもの:人体改造、綺麗な手足、消毒液の匂い 注目の視線 動物
      シュークリーム(サーヴァントとして招かれた後にできた好物、「なにこれメッチャ旨いわね?」)
嫌いなもの:人の内情 マネキン人形
天敵:同類


【一人称】ワタシ 【二人称】アンタ (対象名をカタカナで呼び捨て) 【三人称】

セリフ集 イメージCV竹達 彩菜

【聖杯戦争企画において】

姫島円により召喚されたアサシンのサーヴァント
1888年、英国にて切り裂きジャックと称された殺人鬼の内の一人。

前半から中盤にかけての敵役や、宝具の初見殺し的な意味でもマスターに対するリーサルウェポンとして実にアサシンらしく立ち回るタイプ
呪詛を喰われてしまう描写など、彼女が敵として相対するからこそ輝く場面もあるだろう。
ルートによっては真アサシンの召喚の触媒となり、早々に脱落することになる。

土夏聖杯戦争

アサシン陣営


姫島円:土夏市の聖杯戦争におけるマスター。坊ちゃん。マドカ。
代わり映えしないつまらない両腕両足、でもそのカタチが渦巻く戦場に応じて良くも悪くも変化しているのを確かにアサシンは感じ取っている。評価先送り。

『マドカ』や『坊ちゃん』など、フランクな性格通りフランクに接しては、自慢の毒舌で噛みついたりして冷静に受け流されたりするのが基本スタンス。
自身にも秘めた願いがある為、殺人鬼ながらも聖杯戦争の説明はしっかりとする。その上でノリの合った命令は受けるが、ノらない命令は即断却下のフリーダム姿勢を取る。
それは戦場でも、日常でも変わる事なく、パスを繋いだまま勝手に歩き回ることもしばしば。己の在るがままに生きる姿を円にまじまじと見せつける事になる。

人嫌いである彼女は、人としての本質をこそ恐怖し嫌うが、秘めたる本質に向き合う段階の円に対しては少なくとも明確な嫌悪を向ける事は無い。
彼が自覚し向き合う数々の縁によって、彼が変わっていく最中でアサシンから円に対する向き合い方も同時に変化する。
それは芽生えてしまった嫌悪から起こる凄惨な離別であったり。自身との死を通した縁がもたらす奇妙な絆であったり。

「ねぇ、マドカ。たとえアンタの眼がワタシの死を映したとしても、本当にワタシが死ぬって心の底から信じてるワケ?」
「好きは好き、嫌いは嫌い、己の在るがままに生きてそれで満たされる。 ワタシはやりたいようにやるわ、それが一番簡単で、一番自分らしいって思わない?」

セイバー陣営


十影典河:セイバーのマスター。少年。アンタ。
華奢な手足ではあるが、あと一歩足りないその美しさには一定の評価を持っている。うーん70点!

共通ルート、もしくは固定ルートに入った時点でも敵として立ち塞がる脅威。
呪術と解体返しが通用しない為、マスターの中では一番の天敵でもある。とはいえ当の本人はそれを興味深く思っている。
主に敵として対峙する為内面を窺い知る機会は少ないが、襲撃する側のアサシン視点から見ても「過剰なまでの自己軽視」は異常であると認識する。
アサシンは1度の臨死体験で心と人に対する恐怖を根付かせ、それを殺人という手段で立ち向かい、殺人鬼へと道を踏み外した外道である。
そんな彼女からすれば彼の秘めた考えを知っても尚、芽生えたその答えは決して理解できない事だろう。
ファンディスクでは街中で偶然出会った彼を着せ替え人形にするパートがあるらしい。

「どういう手品なのかしらソレ? 全身ビックリ箱ってワケ? …面白いわね?」
「…その行動はちょっと理解できないわね? アンタ、まるでワタシ以上に怖いナニカに突き動かされてるみたいね?」


セイバー:セイバー。
確固たる意志を秘めた鍛え上げられた手足、うーん90点!でも欲しいとは思わない。

対魔力の影響で宝具が通らない天敵その1 
徒花散華を用いて数合打ち合える程度、尚且つ啓示スキルによって奇策暗殺も未然に防がれてしまうと、正面戦闘ではまず勝ち目がない。
円と典河の関係次第ではあるが敵対する場合が大半、その際は高潔な精神性を逆撫でするような卑劣な手段を敢えて取る。
得意の嘲笑の言葉も、嘲りも効かないであろう目障りな騎士。優等生に噛み付く不良のように目の敵にしている。

「高潔な騎士サマの威光はマブいわね、本当、…目障りな位にね?」

ランサー陣営


栗野百合ランサーのマスター。アンタ。ユリ。
造形、バランス、共に好みに完全合致。特に大きな評価点は花の育成に従事している事で備わった、彫刻や芸術品をも彷彿とさせる手先の繊細さであろう。 …100点。クソ欲しいわ。

手足に一目惚れしたという理由で、マスターであると把握していない状態の彼女を夜の学校にて襲い掛かる場面がファーストコンタクトになる。ある意味交通事故。
以後は戦争中において優先的に襲い掛かる対象であり、同時に他陣営に手足を潰されない為に庇護する対象でもある奇妙な執着心を見せる相手になる。

「口説き文句としては最低の部類だと思うのだけれど、――その手足 貰い受けるわね?」
「…コレはワタシのよ? 価値が下がるから、手を触れないで貰えるかしら?」

ランサー:ランサー。アヒル。
とにかく綺麗よね、まるで精巧に作られた陶器みたい。…保存してコレクションならまだしも、実用的ではないわね?70点!

対魔力の影響で宝具が通らない天敵その2
『最果てへと翔ける槍』による不治の呪いを解除し傷を癒す力もあり、今聖杯戦争において相性的に最悪の相手。
白鳥の騎士による敏捷の上昇で、速度の戦いでも敗北してしまう為正面から戦えばまず勝ち目はない。
その為、彼と事を構える際には入念な作戦を練った上で、手段を問わない戦法を迷わず取る事になる。

アーチャー陣営

アデリナ・トゥーリベルクアーチャーのマスター。アンタ。
ナニアレ?触手とか肥大化とか、おおよそ人間の肉体とは呼べないレアモノのオンパードね?趣味は違うのだけど一発ネタとしては欲しいかしらね? 85点!

互いに過去を曝け出す場面が極端に少ない為、共有する事こそ本編中は無いが、互いに非人道的な経験と大きな損失の果てに憎悪を以て鏖殺者へ堕ちた経緯を持つ。
つまるところアサシンの天敵にあたる『同類』である。母の面も、殺戮者の面も、その何もかもが苦手に感じる。
その為、基本は距離を置いて近づこうとはしない。 自分の本性と向き合っているようで気が滅入りそうになるからだ。
戦闘においても、彼女のドミニクは『四肢を認識できない対象』である為、対マスターにおいて最も苦戦を強いられる相手になる。
何かの間違いで主従にでもなれば綱渡りの様な関係性を保ちながらも、土夏市に血嵐を巻き起こすマーダー主従になる。
ファンディスクでは街で偶然に会った二人が、親子フェアの参加者と勘違いされるという地雷原の上でタップダンスを踊るようなイベントがあるらしい。

アーチャーアーチャー。ドタコン。
弓兵の腕か、見た目に反した繊細さが含まれていて中々芸術点が高いわね… 90点!

対魔力の影響で宝具が通らない天敵その3。
投擲するナイフは悉く撃ち落され、『徒花散華』のレンジ内に入るころには針鼠になりかねない。
そのため気配遮断を用いた奇襲攻撃を主体にしなければまず勝ち目がない。
また彼の無自覚無神経さは苦手な部類にあたる。そしてアサシンは反発するように娘を嘲るような言動を普通に言ってしまう為、次の瞬間には矢だるまになる。

キャスター陣営

黒瀬正峰キャスターのマスター。アンタ。センセイ。
手足の鍛え方良し、見た感じ”未使用”っぽいのも高評価。85点!

アサシン自体生粋の暗殺者という訳ではないが、一目見れば手足の見識眼から只者ではない事を見抜く事ができる相手。
波風を立てないような性格は、人らしい感情とは遠いものであると考えており、珍しく人嫌いセンサーには引っかからない

しかし殺人鬼である彼女のスタンスが彼を狂血へと引きずり落とすスイッチになりかねない他
狂血に堕ちた彼は、アサシンの嫌悪する『同類』である事から、互いに戦場において関わる事は百害あって一利無しの関係と言える。

「血に酔った殺人鬼?哀れよね? 人の熱が籠った血液なんて、――甘い筈ないでしょう?」


キャスター:キャスター。クモ。
クモ脚ねぇ… や、バランス乱れるから要らないわ。却下。 0点!

陣地内においては言わずもがな、蜘蛛型の場合は宝具「解体返し」の『四肢を認識できない』条件に当て嵌まる為、比較的戦闘の相性は悪い相手。
但し、『巡り這う、怨毒の焔』の毒は、胴体で受けなければ四肢を切り離す事で対処可能、戦力ダウンは免れないが他のサーヴァント程致命的な攻撃には成り得なくなる。
内に秘めた恐怖心を見抜かれさえしなければ、人とは違う蜘蛛の化身である点も踏まえて、珍しくアサシンがいきなり邪険にすることはない相手でもある。
スラム育ちなので特にクモは苦手でも何でもない。

各所追記予定

【因縁キャラ】

ジャック・ザ・リッパーと呼ばれた者達:
彼女の天敵は『同類』。自身は殺人鬼を謳歌しながらも、実際同じような事をする狂気染みた人間への恐怖は、どうしても拭えない。


FGO性能