kagemiya@ふたば - 玉兎〔嫦娥計画〕

基本情報

【元ネタ】仏教説話、アステカの民話、中国神話、アメリカの民話、宇宙開発史
【CLASS】ハービンジャー
【マスター】
【真名】玉兎〔嫦娥計画〕
【異名・別名・表記揺れ】月兎、月の兎
【性別】女
【身長・体重】130cm・35kg
【肌色】色白 【髪色】白銀 【瞳色】赤
【スリーサイズ】73/55/74 小さくなってもまだまだ霜降り。。
【外見・容姿】メカニカルで幼い姿になった玉兎。鶴とヒキガエルが合わさったような乗り物に騎乗している。
【地域】インド、中国、日本、アステカその他多くの国
【年代】大昔、2003年〜現在
【属性】中立・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型・獣・月・兎
【ステータス】筋力:E-(D) 耐久:E-(D) 敏捷:E(A) 魔力:E-(B+) 幸運:A 宝具:EX
()内は自尽証明のデメリットが打ち消されている際のステータス。

【クラス別スキル】

天地の開豁:EX

世界を切り開いた功績を持つ者に与えられるスキル。エクストラクラス・ハービンジャーのクラススキル。
自身の相対した未知であるもの、不可能であるもの、非常識であるものの属性を打ち消し、それによって効果を発揮する神秘を消滅させる。
実際に「不可能を不可能のままに可能にした」者に与えられる特級スキルが『星の開拓者』であるが、こちらはそれに類似した効果を持つ。
「未知性・不可能性・非常識性を一部でも解明・解体し、それらを損なわせるきっかけとなった」者に与えられるスキルと言える。

彼女らのハービンジャーとしての功績は三つ。
一つ目は中継衛星『鵲橋』が世界で初めて地球―月系のラグランジュ2ポイントを周回する通信衛星となったこと。
二つ目は世界で初めて月の裏側への着陸を成功させたこと。
三つ目は世界で初めて地球外の天体における植物の発芽を成功させたことである。

自尽証明(自己犠牲):EX

スーサイドのクラススキル。
他クラスのサーヴァントのように逸話の一つとして自殺が組み込まれているのではなく、自殺したからこそ名を残した、という成り立ちから発生するもの。
自らを対象とした攻撃判定、即死判定の成功率がランクに応じて上昇するが、反比例して存在の強度が希薄になりステータスが低下する。
玉兎の場合、“他人のために自らを犠牲にする”という状況に特化している。
玉兎の自己犠牲の逸話は複数の神話・民話に共通して語られる逸話であり、
すなわち玉兎の根幹とも言えるもの。
故に、如何なるクラスにおいてもこのスキルが付いて回るのである。

【保有スキル】

天性の肉質:C

生まれつき栄養満点で美味しい肉を持つことを意味するスキル。とても美味しく、味が劣化しない。
体は小さくなったが、それでも味は変わらない。むしろ幼い肉体になった分、肉質が柔らかくなったかもね。
──とは、本人の弁。

滅私の施し:EX

自らを犠牲にし、他者へ施す英雄の精神。
このランクともなるとお腹を空かせた人に自分の肉体を与えるレベル。
ランク相応の精神耐性を持ち、精神的・肉体的苦痛を無視するスーパーアーマー。
また、“困っている人の下に偶然居合わせる”運命力も意味するため、
虫の知らせのような超感覚で他人の危機を察知することもできる。

月の兎:E-

多くの民話に共通する、“月に住んでいる兎”という概念の象徴。
月面の裏に辿り着いた存在を取り込み、「月に兎はいない」ことが完全に証明された。
故に月面化能力は全く機能していない。

コレクター:―

宇宙開発計画の英霊を取り込んだことで、この装備は失われた。
この装備は外せないかと思ったが、そんなことはなかったようだ。

月裏解明:A

オーバービハインドムーン。
最も近い星の、最も遠い部分、すなわち月の裏側を目指したもの。
神そのものに例えられた星という神秘は、その表が解き明かされても、
人は裏側にその神秘を残したが──しかしその神秘を、、裏側まで完膚なきまでに解き明かしたもの。
彼女らが達成した偉業が昇華された、対神秘・対天体特効作用。

月関連の神性やその加護に対して有利補正を得るほか、月に関連するサーヴァントの真名看破に確率で強制成功する。
天地の開豁スキルとも合わさり、このスキルは玉兎の「月に住む兎」という神秘さえも損なわせ、薄れさせるが──
しかしそのようなことを自己犠牲の英霊玉兎は気にしない。

深淵の航海者:C

宇宙船若しくはそれに類すると認識される物を駆る才能。『嵐の航海者』の類似スキル。
電子工学・機械工学・材料工学・宇宙航空力学・宇宙物理学・天文学・高等数学など、
人工物を宇宙空間で航行させるに当たり必要な諸学問に対する知識と理解、習熟を獲得。
これらを用いることで、スキル効果の対象となり得る騎乗物に関する判定に、有利な補正を得る。
尚、『嵐の航海者』とは異なり、宇宙船への搭乗員が基本的に極少数であることから、
大勢の船員を統率することに由来する『軍略』『カリスマ』といったスキルの効果は含まれていない。

月への旅路に、深淵は失われたかに思われていた。
しかし──それは表の世界の話。月の裏への旅行は、まだまだ人類未到の深淵である。

双星舞踏:C

スイングバイ。
天体の運動と万有引力を利用し、宇宙機のような人工物の軌道を宇宙空間で変更する為の技術。
天体の固有運動軌道の近傍を通過飛行することで、重力作用を媒体として
運動量と運動エネルギーを相互にやりとりし、それぞれの運動ベクトル及び運動量を変化させる。
サーヴァントのスキルとしては、自身と他者の間でこのスイングバイと同じ原理を機能させ、
相手の運動エネルギーを万有引力によって奪い取り、自身のものとして運用する、という効果を持つ。
天体を相手とする場合はその質量差によって相手に与える影響は微々たるものだが、
同じスケールでの運動量のやり取りを人間大のサイズで再現した場合、移動などに対して無視できない大きな影響を与える。
中継衛星鵲橋が由来のスキル。

自己進化:不明

自己改造を上回る、自身への改良スキル。
目的遂行の如何なる障害も乗り越えられるように、自身を秒単位で進化し続ける。
試行錯誤を繰り返し目的へ向けて一歩ずつ進む、個人・個体ではなく『計画』というものが持つ性質が表出したもの。
嫦娥計画は2003年に始まった比較的新しい月開発計画であり、2020年現在も継続中の計画である。
宇宙機が未だ稼働している、というレベルではなく、計画そのものが経過であるがゆえに、
その進化・改良のランクを測定することができない。

重力均衡点:B

ラグランジュ・ポイント。二つのものの間に働く“引力”の中点を見抜き、其処に留まることができる。
『双星舞踏』スキルと組み合わせることで、運動する物体を効率的に利用してスイングバイを行うことができる。
中継衛星鵲橋は、世界で初めてラグランジュ・2・ポイントを周回する通信衛星となった。故にランクは高めである。

【宝具】

月に兎の印ありシャシャーンカ

ランク:EX 種別:対人類宝具 レンジ:地球全土 最大捕捉:70億人
仏教説話、アステカ民話の世界観において、帝釈天あるいはケツァルコアトルにその献身を讃えられ、月に昇らされた逸話の具現。
月がある限り、玉兎の存在が忘れられることはない、最大級の知名度補正。
夜間の月が出ている期間内のみ、知名度補正を最大にし、存在が濃密になる。すなわち自尽証明のデメリットを打ち消す。
この霊基においては、満月の夜に自身のステータスをアップさせる効果は消失している。
月が出ている限りその存在が確約されるため、死亡しても復活できる。
満月の夜なら一瞬だが、新月や皆既月食だと無効になる。

月光晩餐・兎身御供わたしのからだをおたべ

ランク:A 種別:対軍(対神)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1000人
神への決死の献身。帝釈天あるいはケツァルコアトルにその身を食料として捧げた逸話の具現。
自らの肉体を焼いて調理し、神の心身すらも満たす絶品の料理、供物へと変貌させる。
自軍の食料となり、空腹などのバッドステータスを解消するとともに、
ステータス上昇、体力の回復、士気の向上など様々な恩恵が期待できる。
ただし、当然ながらこの宝具を発動した場合、ハービンジャーは死亡する。

ディナー・オブ・ラビットだったりディナー・フォー・インドラだったり、タンドゥーリ・シャシャカだったり真名はフレキシブル。
複数国の伝説に共通するからでもあり、他人のために自分の身を捧げるという精神性が重要だからでもある。

月の裏への架け橋クエチャオ

ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:999 最大捕捉:1000人
アメリカ先住民の伝承において、兎を月まで運んだ鶴に模した中継衛星「鵲橋」。正確には鶴と鵲が合わさったような姿。
使い魔として宙を泳ぎ、マスターとハービンジャー間の魔力パスや念話、視覚共有などを中継する宝具。
世界で初めて地球―月系のラグランジュ2ポイントハロー軌道を周回する通信衛星となり、
月という巨大な壁を通り越して地球と月の裏側との通信を可能とした鵲橋は、
如何なる障害をも乗り越えてハービンジャーとマスターを「繋ぐ」。

人類神話・嫦娥奔月裏話とどけ、つきのうらまで

ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:384,400km 最大捕捉:1人
チェンゲ・プログラムとも。
嫦娥4号の為した偉業の一。2019年に為された最新の開拓。
最も近い星の、最も遠い場所──月の裏側への着地に成功した逸話と功績の具現。
そこにあるのは分かっていて、何度も姿を捉えることができていて、別の場所にならば辿り着くこともできているのに、
しかしそれでも辿り着けない場所。知り尽くされた天体の、届かざる領域への到達──
あらゆる障害を乗り越えて、「見ることはできるのに届かない場所」へ辿り着くことを可能とする宝具である。

「玉兎号」を取り込んだハービンジャーを乗せる存在として、鶴とヒキガエルが合わさったような機械、
あるいは機械のような見た目になった月の女神の姿を取る。

芽吹き、根付き、覆うまでルナー・マイクロ・エコシステム

ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:― 最大捕捉:1人
嫦娥4号の為した偉業の二。2019年に為された最新の開拓。
植物の種、蝿、イースト菌。地球上の生態系が他天体に持ち込まれ、
宇宙線の降り注ぐ他天体上での発芽に成功した最初の事例、その逸話の具現。
結局月面の寒さに耐えきれず、芽は枯れてしまったが──しかし、この開拓が人類に可能性を示したことに変わりはない。
遥か遠い未来、成し得るかもしれない偉業への第一歩。
SF上の概念を現実にし得る、人類の希望。
如何なる環境においても、土さえあれば植物を芽吹かせる、ただそれだけの宝具だが──
しかしこの宝具が真に芽吹かせるのは、植物の種ではない。
未来へ繋がる人類の可能性の「萌芽」である。

これは始まり。今はただ、植物の種と人の可能性を芽吹かせるだけ。
しかしいつの日か。いつの日か根付き、植物と人が月面を覆う日が来るまで。
人間の挑戦は、止まることがない。

【Weapon】

望月の杵ソーマ・ヴァジュラ

餅つきと調薬に使用していた杵。月で薬を作るウサギとしての神秘が薄れ、薬を作ることはできなくなった。
それでも手に馴染む道具なので、手放さない。
「これで華麗に戦う私も居るんですよ? いやいや本当ですって」

【解説】

概要は玉兎を参照。
さて、玉兎というサーヴァントは、世界中の物語に共通する「月の兎」という概念の集合体である。
ゆえに、月の兎であれば後からいくらでも付け足せるほどに、フレキシブルな性質を有している。
ハービンジャーのクラスで召喚されるにあたり、新たな玉兎の要素を付加した。
否。新たに玉兎の要素を付加したからこそ、ハービンジャーのクラスとなった。
基本となる「月の兎」の逸話は、中国とアメリカ先住民の伝説である。
嫦娥奔月の逸話にもある通り、嫦娥は地上から月に昇ったが、
この時兎を抱えており、その兎が月で玉兎になった──という説。
また、アメリカ先住民に伝わる話では、あるところに月に昇りたい兎がいたが、兎を運べるのは鶴だけだった。
故に兎は鶴の足に掴まって月まで運んでもらったが、兎が重かったので鶴の足は長くなってしまった。
しかも、月に到着した時に兎が鶴の頭を血の付いた足で触ったため、鶴の頭は赤くなってしまったという。
この二つの伝説をメインに、新たな要素を付加している。
玉兎を運ぶ嫦娥という共通点から付随する英霊は、すなわち嫦娥計画。
玉兎2号を搭載し、月まで運んだ嫦娥4号をメインに、玉兎号を運んだ嫦娥3号、そして嫦娥1号と2号。
加えて未だ見ぬ嫦娥5号、更には嫦娥4号のミッションに密接にかかわった中継衛星、鵲橋など。
「玉兎」を起点に、名前という繋がりから「玉兎号」を手繰り寄せ、「嫦娥計画」そのものを取り込んだ。
嫦娥計画は2003年に開始され、2020年現在も継続中の計画──すなわち存命の英雄である。
ゆえに伝説ではなく、嫦娥計画単体でサーヴァントとして召喚するのは非常に難しい。
グランドオーダー案件ならば行けなくもないかもしれないが、
2019年が焼却されていた世界において、その真価を発揮できるかは未知数である。
故に、この玉兎が幻霊として──あるいは自身の「月の兎」の一側面として取り込むことで召喚したのである。
言ってしまえば一種の疑似サーヴァント化。

さて、前述のとおり、このサーヴァントの「嫦娥計画」のメイン要素は「嫦娥4号」である。

1959年、ソ連の宇宙探査機ルナ2号が世界で初めて月の表面に到達した。
同年、同じくルナ3号が世界で初めて月の裏側を撮影した。
1966年、ルナ9号が世界で初めて月面に軟着陸した。
同年、ルナ10号が世界で初めて月の周囲を回る人工衛星となった。
1968年、アメリカのアポロ8号が世界で初めて人を乗せて月の周回軌道に入り、
その乗組員たちは世界で初めて自らの肉眼で月の裏側を見た。
1969年、世界で初めてアポロ11号が人を月面まで運び、
ニール・アームストロングが世界で初めて月面に足を踏み入れた。
2008年、かぐや〔SELENE〕が世界で初めて月の裏側の重力分布を計測した。

1959年より始まった、人類の月への挑戦。
ここに書かなかった世界初以外でも、様々な国の、様々な宇宙機が月へ辿り着いている。
月の表面に着陸した宇宙機があった。月の周囲を回った宇宙機があった。月の裏側を映した宇宙機があった。月面に降り立った人がいた。
しかしそれでも、地球と月の航路が確立され、アポロから深淵の航海者スキルが失われて尚、届かない領域があった。
それは月の裏側。今まで撮影することはできていた。目視することにも成功していた──しかし。
着陸することだけが、出来ていなかった。そこは既知にして未到の領域。
落ちるだけならば可能だろうが、地球の科学者と連携し、
月の裏側を調査するために降り立つには、大きく分厚い壁が立ちはだかっていた。
それは月そのもの。決して地球に背を見せぬ、天体という名の巨大な障壁。
月そのものが電波を遮断してしまうため、アポロすらも為せなかった偉業。

しかし、現代。ここに最新の開拓は為された。
中継衛星「鵲橋」。2018年、地球と月のラグランジュ2ポイントを周回する世界初の通信衛星となり、
地球と月の裏側との通信──連携を可能とした。
そして2019年。嫦娥4号が今まで誰も辿り着けなかった領域へと降り立った。
最も近き星の、最も遠かった領域。月の裏側への軟着陸。中国が為した、人類初の偉業である。

更に、嫦娥4号はもう一つ、世界初の偉業を成し遂げている。
嫦娥4号は植物の種子、ミバエ、イースト菌を月面に持ち込んだ。(ミバエは割と宇宙に運ばれがちである)
その植物の種子を、なんと月面で発芽させることに成功したのである。
今までも、宇宙ステーション──地球の周回軌道上、地磁気に守られた領域での発芽、栽培には成功していたが、
しかし月──他天体。空気も雲もない、太陽の力を遮るもののない場所での発芽に成功したのは、世界で初のことである。
結局、月の夜の氷点下の極寒に耐え切れず、芽は枯れてしまったが──これが人類の未来を作る偉業であることに変わりはない。

映画オデッセイにおいて、主人公は火星でのジャガイモの栽培に成功しているが──それが現実となる日も近いかもしれない。

プランターやフォーリナーにも適性がある。

【人物・性格】

月の兎は、「玉兎」という名前の共通点から、月面探査車「玉兎号」を取り込み、
玉兎号と玉兎2号を月へ運んだ、嫦娥3号と嫦娥4号を手繰り寄せ、嫦娥計画そのものすらも取り込んだ。

月の裏側に辿り着いた最新の開拓者。月に僅かながらも残っていた神秘を、完膚なきまでに暴いた英雄。
それを取り込んだことで、玉兎自身の神秘性すらも損なわれた。
月に兎は住んでいないし、ましてや餅も薬も搗いていない。それが証明され、玉兎はいくつものスキル、宝具を失った。
では、彼女はそれを後悔しているか?──否。

「私は元より自己犠牲以外に能のない英霊。そもそも。月への希望ゆめの為に月への幻想ゆめを犠牲にするなど、
未来ひとの為に神秘わたしを犠牲にするなど、人を想う英霊であれば当たり前のことでしょう」

故に、その本質はスーサイド時と変わらない。
他人ひとの腹を満たすために自身の身を犠牲にする霊基と、人類ひとの心を満たすために自らの力を犠牲にした霊基。
どちらも自己犠牲という、玉兎の性質を色濃く受け継いでいるのだから。

イメージカラー:白
特技:自己犠牲
好きなもの:自分以外の皆
嫌いなもの:特になし
天敵:自分自身
願い:みんなの幸せ。召喚された場合誰かに尽くすために邁進する。

【一人称】私 【二人称】あなた様 【三人称】〜様

【因縁キャラ】

スプートニク1号:大先輩。世界初の人工衛星。全てはここから始まった。

アポロ:宇宙計画系サーヴァントの大先輩。世界で初めて人を月の周回軌道へ運び、更には月面にすら運んだ計画。

かぐや〔SELENE〕:先輩。アジア圏の月開発計画の先駆けにして、世界で初めて月の裏側の重力分布を計測した存在。

SCORE:鵲橋にとっての先輩。世界初の通信衛星。彼が為した偉業があってこそ、巡り巡ってハービンジャーは月の裏へ辿り着けた。

ロゼッタ:先輩。小天体の月の裏側という差こそあれど、同じく未到の領域へと降り立った物同士。

ニール・アームストロング:世界で初めて月へ降り立った人間。「嫦娥計画」も、将来的には人を月へ運ぶことを目指している。

はやぶさ:様々な奇跡を起こし、小天体のサンプルを持ち帰った希望の象徴。

パイオニア計画:同じく宇宙開発計画系の大先輩。様々な偉業を成し遂げた宇宙機界の英雄。
なんか領域外の神まで救ったってマジですか?

嫦娥【狂気】:自身が騎乗する宇宙機──が、その名を冠するもの。
自分を抱えて月に昇ったとも、自分と共に月で薬を搗いているとも伝えられる神仙。
もっとも、この霊基の玉兎は「月の神秘」が打ち砕かれているので薬を作る能力が剥奪されているのだが……。

[[]]:
追記予定

【コメント】

ロリ化しているのは最新の英霊にして宇宙機を取り込んでハービンジャーになったから。