勇槍の王 | 1発目 | 2発目 | 3発目 | 4発目 |
威力 | 100% | 100% | 115% | 130%+(25%×5) |
衝撃力 | 136 | 136 | 163.2 | 272+(34.0×5) |
消費スタミナ | 12 | 12 | 15 | 17 |
近距離で使用する、角状の槍を用いたヘラジカ版コンボアタック。
縦方向一振り→横方向一振り→回転振り払い、最後は全体重を乗せて繰り出すジャンプ切りに繋げる。
1発1発を繰り出す度に攻撃対象のセルリアンを追尾するような素早い接近移動を伴い、加えて槍自体がそこそこのリーチを持つために命中精度は高め。
特徴として、まずは
与える衝撃力が高い。1発1発がジャンプ最高地点から放つサーバルのジャンプ攻撃並の重さを持ち、1発でも当たればセルリアンを仰け反らせやすい。
後述するDPS(秒間与ダメージ性能)についてもコスト5に相応しい値を誇るがそれ以上に衝撃力についてはコスト5であることを加味しても非常に大きく、
コスト1あたりの値で算出した場合も同様の衝撃力特化型であるカバを上回り、瞬間的にはDPSを上回るツチノコさえも衝撃力での勝負となるとヘラジカの半分くらいしかない。
そこに自身の「森の王」による疑似スーパーアーマー状態が加わることでほぼ確実に4発目まで当てに行ける攻撃の完遂性能もまた大きな特徴。
自身は横やりを入れられても攻撃が途切れず、目の前の敵は高い衝撃力を受け続けることで頻繁に仰け反り続けるという状況が出来上がり、殴り合い状態でもDPSが全く落ちない。
高い衝撃力と「森の王」の後ろ盾を得て繰り出される4発目は飛び上がってのフルパワー振り下ろし攻撃であり、3発目までとは別格の性能を誇る大技。
振り下ろし時の槍には打撃攻撃判定があり、これ自体には衝撃力が更に高いこととジャンプ動作を伴うことによる縦方向に少し長い程度の特徴しかないが、
同時に槍の穂先が地面に叩きつけられた時、
地面を砕いて抉り飛ばされたように5つに別れた岩が一斉に撃ちげられる。そして、この岩にも攻撃判定がある。
打ち上げられた岩は
振り下ろしを直に受けた対象にはほぼ必ず5つ全てが瞬時に同時ヒットし、
すると150%分のダメージがそのまま追加されることになり、合わせれば実質280%もの単発超威力となる。
素の攻撃力がサーバルの2.3倍もあるヘラジカが放つ合計280%の攻撃とはサーバルの通常攻撃6.44発分。単発与ダメージとしては全フレンズの攻撃技中2位の超威力。
与衝撃力に至ってはサーバルの通常攻撃の11発分を一気に与え、これを受けても全く仰け反らないセルリアンはボスセルリアンか石を持つ黒いセルリアンくらいのもの。
ヘラジカ版コンボアタックであるこの技の合計ダメージと衝撃力の大部分はこの4発目に集中しており、
ここまで当てきることでコスト3以下のフレンズたちを大きく突き放し、
ヒグマや
リカオンに続くトップクラスのDPSとそれ以上の与衝撃力性能を記録する。
…それだけでなく、岩は上方向に打ち上げられるため、攻撃判定も別々に拡散しながら上方向に大きく伸びていく飛び道具としての性質も併せ持っており、
ヘラジカ自体は地上攻撃しか繰り出していないにもかかわらず宙を浮いているセルリアンに対しても問題なく攻撃が届く対空性能が備わっている。
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Aedes albopictusを相手にさせると、1〜3発目は他の近距離アタッカー同様になかなか攻撃が届かず不利かと思いきや、
4発目が繰り出された途端に
打ちあがった岩が全て空中でヒット、それも弱点部位や石を下方向から的確に捉えるために一気に形勢逆転することができる。
また、打ち上げられた岩は地面に着地するまで攻撃判定が持続するため、周囲に飛び散った岩が周囲のセルリアンにヒットすれば巻き込みダメージも狙える。
岩の軌道はランダム幅が大きいため巻き込み性能はあまり高いとは言えないが、「アミメキリンの薬」を使えば1つ1つが広範囲の攻撃判定となるため恩恵を強く受けられる。
まとめると、
最初から衝撃力が高く、妨害されても途切れない完遂性能を持ち、最後まで繋がればDPSも非常に高く、そして対空性能まで備えているという具合。
コスト5のフレンズが繰り出すコンボアタックはここまで高性能であり、見た目の派手さも相まってヘラジカの頼もしさを大いに誇示する性能に仕上がっている。
その他、4発目の地面に叩きつける瞬間は周囲の壁を破壊する効果も持っているが、後述の「全身で突撃だ!」と比べると範囲が狭いためこちらではオマケ程度の要素。
ヘラジカが持つ特徴的な形状で、かつ巨大な1対の角は実在するヘラジカにとっても立派な武器。
ヒグマ、オオカミ、トラなどの大型肉食動物はヘラジカも捕食対象として狙わなければならないこともあるが、
その際には黙って身を差し出すわけもなく蹄による蹴りだけでなくこの角も使って応戦し、撃退或いは殺傷による返り討ちにすることもある。
これらの肉食動物についても捕食対象として狙えるのは子供か老体のみで、成獣の雄ヘラジカにはまるで敵わず、狙われることもない。
雄のヘラジカ同士での闘争にもこの角が使われ鍔迫り合いのようになるが、最悪の場合角と角が絡まって離れられなくなり共倒れになってしまうことがある。