ちょっと怪しい黒猫のウィズ用語集 - 覇眼戦線 終戦の凜煌眼 -前編-
 覇眼戦線 終戦の凛煌眼 -前編-は2019年5月31日(金)〜6月28日(金)開催のイベント。
 略称(通称)は覇眼5。
 覇眼戦線4の続編イベントである。
イベント開始後に修正されるまでは「凛」ではなく「凜」の文字が使われていたため、この記事のタイトルも「凜」のままになっています。*1

開催前
 5月28日(火)に終局への扉が開くという精霊なしの剣のみの1枚絵が公開された。
 この時点ではBoNOか覇眼かどちらが来るか、まだ完全には予想されきっていなかったが、水曜の12時頃に「3分でわかる覇眼戦線」という動画とカノンさんの絵に加え覇眼戦線の新イベント近日開催決定という文句により確定、木曜におせにゃん#72で正式な発表があった。
 開催前の評価としては、「3分でわかる覇眼戦線」を見てもストーリーを全く理解できないことや、これまでに覇眼が暴走する!という伝統芸を3-4回ほど繰り返していたことからどうせ「終局(終わらない)」だろといった意見などがあった。
 事実このイベントは前編であり後編がいつ来るのかは不明である。*2
開催後
 開催前予想の通り、結局「終局(終わらない)」であった。また矛盾やら後付け設定も前作以上となり綺麗に締めくくった2や3をみると4やこれは蛇足感が非常に強い。
 イベント自体の評価としては天上岬より良いか悪いか程度?。ちなみに矛盾点や続き物である等を加味した場合数年単位で最悪クラスの出来といっても悪くない(個人の感想ですが!)レベル。

イベント内容

  • 本編(2019年5月31日(金)16:00〜6月28日(金)15:59)
  • 超高難度 冥界の女王は、戦士を求めている(2019年6月4日(火)16:00〜6月28日(金)15:59)

新要素

覇眼強化

 半ばお馴染みとなってきたスキルツリー形式。

 なお、外伝でのみカノンの冥王眼を使用できる。
 攻撃力とHPを10000アップ、チェイン+100、ダメージ99%軽減、異常無効化と呆れるくらいのチートっぷりで無能疑惑のあるイークワルを思う存分痛めつけよう。
 EXASは使っちゃダメだぞ!99%軽減と異常無効化が効果無くなる。

冥王眼と昏眼

これまで未解禁であったカノンとアシュタルの覇眼。
冥王眼は発眼時にチェイン+5と全属性ガード10%付与、昏眼は持ち主のみWAS付与であり、これまでの覇眼より頭一つ抜けた性能を持つ。
尚、冥王眼については結晶としての劣化版は無い。→次の後編で出来てしまった……。

良かった点

比較的ガチャが良い

 ガチャ精霊が全員覇眼持ちで且つ、性能やL化周期と相性が優れている。オリアンヌを除いて
 これまでの覇眼といえば周期が長い融合大魔術に剣聖だの、そもそも覇眼がない(ハクアに渡した)だの、これまた周期の長い特効に煌眼だのといったことから覇眼が使いこなせてないだの、マドロックの方が覇眼を使いこなせるとまで言われていたが今回で汚名返上できたと思われる。

解放されていないキャラでもポイントが溜まる

 今までのスキルツリー形式はポイントが溜まるのは解放されているキャラのみとか共闘者のみなどといった制限があるものが多いが、今回はルドヴィカ、アシュタル、リヴェータ、リヴェータ&ルドヴィカ全員のポイントが最初から溜まる。
 さっさと解放させたいならばEASYからやるのもあり。

悪かった点

覇眼戦線の複雑さ

 覇眼のストーリーがなにか大きな目標があって作られたわけではなく、継ぎ足し継ぎ足しで作られていった結果?かどうかは不明だが初めてのプレイヤーに覇眼戦線がどういうストーリーなのか説明することができない。
 3分でわかる覇眼戦線が公開されたが、それを見ても覇眼戦線がよくわからないという声がすべてを物語っている。

敵サイドの覇眼が一切カードや結晶に存在しない

 覇眼のバーゲンセールをやっておきながら、この点は残念であると言える。

新UIに関する新要素

 おせニャンでは
  • クエスト毎に喋るキャラが変わる!
  • 吹き出しでしゃべる!
  • クエストの舞台が地図上で表示!
 などと言っているが、そもそもの新UIが不評であり、この追加要素のせいでさっさとクエストを始めたくても吹き出しが表示されるまで助っ人選択画面に進む事ができないため、非常にイライラする要素となっている。
 舞台が地図上でという要素は(ウィズが戦記をやるのに向いていないという理由で)ドルキマスで比較的嫌われている要素だがそれやることがうれしいのだろうか。
 さらに今回は位置関係もよくわからないような拡大絵が表示されるといったことで地図の意味も無い。これなら絵の方が良かった。

賛否両論点

ストーリー関連

 下記は一個人の感想であるのだが引っかかる部分が多い。
 なお覇眼戦線は基本的にリヴェータが主役であるが、今回はリヴェータ以上にルドヴィカの方が出番は遥かに多い。
似たような展開の繰り返し
 幻覚→幻覚(闇の軍勢)→幻覚?+闇の軍勢という大筋の展開や、「回想入れてわかだまりが解けた」という次のストーリーで「過去の幻覚に苦しめられるストーリー」(回想いらないよね)という部分などが気になる。
 また、黒猫氏のこんなの師匠じゃないもどっかで見たことがあるきがする。
誤字の多さ
 覇眼シリーズにはつきものだが今回も多い。下記の凛眼やルドヴィカ目線のシーンで「一緒に居たルドヴィカが〜」、といった誤字がある。
 誤字ではないがリヴェータ→ウィズの呼び方がウィズちゃんから黒猫ちゃんになっていたり怪物ラドがラドの怪物になっていたりとそういった表記揺れも多い。
オリアンヌの存在意義
 何しに来たんですかね…。正直この程度の役ならギルベインだろうとリラだろうと成り立つため本格的にオリアンヌの意味が無い。
 アリオテスも影が薄いがあちらはまだまし…。
 なおウィズは魔法使いの腹話術で喋っていたとずっと思っていたようで、アホの子疑惑が浮上。
味方の覇眼の意味
 覇眼自体に他者の覇眼を防ぐ覇眼耐性的なものがあるらしいが、今回はまっっっったく生かされず本人の精神力で耐えきった的な描写が多すぎる。
 アリオテスが魔眼を閉じた、リヴェータが煌眼を敵に宿した、戦意喪失用の凛眼、原初の覇眼で覇眼の効果を消すといった具合でしか使われておらずほぼ意味が無い。
リヴェルドの確執
 これは覇眼戦線自体の成り立ち的に仕方ない部分が多いのだがそれでも後付け部分が多すぎる。

 ちなみにリヴェータの父とアヴェスタ関係自体は後付けで、脚本の都合上ぽっと出の黒幕に叩き込まれたアヴェスタ君だが、一応矛盾無く説明することはできる。
 イリオシスによってリヴェ父が狂う→父神聖教にはまる→アヴェスタ登場→リヴェータ母殺害など→カンナブル崩壊→覇眼1へ
という説。
 ただし、その場合覇眼4や5でイリオシスについての説明がなさ過ぎる点やゲーが暴走させたのはミツィオラの眼だけな点などからおそらくは「脚本の人そこまで考えてないと思うよ」が正解かと思われる。
 ちなみに、その場合はリヴェ父がいきなり狂うorいきなり神聖教にはまり出すことになるので優しく聡明な父(笑)になり、やはり…この話はここでやめよう。
カノン(ハクア)の小物化
 アシュタルさん上げのためか小物化が激しい気がする。カノンさんに関してはハクアの不可視の一撃を回避していたりするのに特にこれといった強化描写のないアシュタルさんに一瞬で負けるのはどうなのか…。
黒猫氏の帰宅
 そもそも覇眼戦線4で帰った描写がないのにいきなり現れたという脚本上の突っ込みどころは置いといて…いや、無理だろ!
 そんな中、今回は帰るという意味がわからない。別に前例はいくらでもあるのだし帰る必要は無い。
 呪いとまで言われる危なっかしい覇眼というものを装備している黒猫氏が、覇眼の異界に呼ばれる前に冥界に深い関わりのある異界に呼ばれ発動してしまったり、万が一(ありえないだろうが)覇眼戦線以外の異界で黒猫氏が死んでしまったらどうするんだ…
後編が来ない
 来ない。6月後半イベントは覇眼ではなくメアレス系であった。覇眼終わる終わる詐欺はいい加減にしてほしい。これなら前編でなく5で次完結編でよかった。
出す……!出すが……今回、まだその時と場所の指定まではしていない。そのことをどうか諸君らも思い出していただきたい。つまり…我々がその気になればイベントの受け渡しは10年20年後ということも可能だろう………ということ…!
 (追記)2020年8月、ついに後編が公開され無事(?)完結した模様。なお、実際の時間の流れとリンクして作中でも2年程の月日が経過したことになっている。

深化ボイス

 敵味方問わずデレデレになる。リヴェータやルドヴィカは長い付き合いになるので納得できなくもないが、今回初登場のサシャールやジェダも普通にデレる。アッー!
深化ボイス実装以来ここまでデレデレになったのは初めてのように思われる。これ何のゲームだったっけ?

ガチャ

 今回は覇眼戦線なので全員覇眼持ちである。特にアシュタルの昏眼とカノンの原初の覇眼こと冥王眼は初出。惺眼なんてなかった。イイネ?←いやそれも実は……

凛煌眼・巡る絆 リヴェータ・イレ

 火 AS:攻撃 SS:パネルリザーブ EX-AS:連続化・追撃
 ぽっっかみリザの色違い。
 今回はルドヴィカともども凛煌眼を持っており、回復以外にもダメブロを張ったりもできる。

凛煌眼・蘇る覚悟 ルドヴィカ・ロア

 水 AS:回復・ガード SS:精霊強化 EX-AS:チェインプラス
 クロスディライブ3クラン、GWロレッティの色違い。
 水の複色版の新人王ヒビキは復刻不可なので重要度は高め。
 凛煌眼は自身のスキルである精霊強化やASのガードとも相性が良く、また蓄積印との相性も凛煌眼の分クランより高くなっている。

新たなる剣聖 アシュタル・ラド

 雷 AS:攻撃・回復 SS:蓄積解放大魔術・聖 EX-AS:貫通
 GWリアラ&クレティア、ぽっっかみカヌエの色違い。
 新たな覇眼である昏眼は、自身にWASを付与できる。アシュタルの場合は回復力が高くなるのでSS火力アップに期待できる。
 また、今までは雷の蓄積聖はメアレスキャラが独占していたがアシュタルが来て崩れた。デュオニトル結晶込みで考えていた場合は少し注意。
 なお、カノンともどもファストスキルが9+1に分けられているので、9覚で止めることで1問正解で覇眼を発動できる。 

目覚める冥界の王 カノン

 雷/闇 AS:連撃 SS:蓄積解放大魔術・印 EX-AS:全体化
 ぽっっかみリュディの色違いで強化版。
 新たな覇眼である冥王眼を所持しており、発動時に5チェインプラスしてさらにガード10を付与する。
 冥王眼は印にもカウントされる上に、高チェインASを魔道杯でも発動させられるのは強み。
 9覚醒にしておくと1問答えるかクロッシュ・リフィルの0Tスキチャで冥王眼が発動出来る。
 結果として0(1)tで5chのEXASを起動させることができる点や印自体が高性能なところからストーリー・エクストラモード・魔道杯・レイドといったもの全てにおいて活躍が期待出来る当たり精霊と言われている。
 なおSS、SS+では「ギンガ・カノン」名義で種族は戦士であるが、Lで「カノン」名義となり、種族も神族に変化する。この理由は外伝ストーリーにて描かれている。
契約深化達成時のセリフは必聴。貴重なカノンのデレが見られる

剣聖の跡を追う アリオテス・ゲー

 火 AS:回復 SS:特殊パネル変換 EX-AS:ガード・チェインプラス
 GWリコラ、ぽっっかみグレイスの色違い。
 3色パネルと組めば毎ターンスキチャ&チェインプラスの強みを残しつつ、ムニキスを2ターンごとに付与できる。倒してはならない敵の巻き込みには注意しないといけないが、高速クリアに貢献できる。
 

冥界女王の聖弓士 オリアンヌ・ルガ

 水/雷 AS:回復 SS:鉄壁・極 EX-AS:追撃
 ぽっっかみコロッココの色違い。
 EXASはステリセ解除には便利だが、烈眼のせいで追撃している間は常時HPが減ってしまう。
 単純にヒーラーとして運用する選択肢もあるが、SSが鉄壁というスキルのため気軽にL解除できずに烈眼が邪魔になる恐れがある。
 無駄に鉄壁のL周期が短いのも使いづらい。これで他の覇眼だったら使いやすかったのだが…。
 某所でもガチャ最低クラスである8.0が付けられた。
 軽く擁護すると、HP条件(100%未満から100%にする)のある大結晶、EXASを使う際には烈眼による自傷とAS、戦後回復による回復を併せ持つオリアンヌは悪くない。ちなみにそれなら適当な蓄積(聖邪)持ちに烈眼結晶装備させれば?いいのではとか言ってはいけない。

報酬精霊

 ドロップ報酬が2枚とポイント報酬が1枚。
 全員がストーリー上ではどこかで安売りされてた覇眼を流行りのファッション感覚で使っているが、残念ながらこちらは使えない。

嗜虐の傭兵隊長 ターロス・バルダー

 火/水 AS:全体攻撃 SS:多弾魔術
 今作のおっぱい枠その2。
 火水版のラディーヌ。いまさら感が非常に強い(ラディーヌは2017年の精霊)ステは上がっているとはいえ現在の主流と離れたAS3倍は今更感が強い。
 恢眼(かいがん)は何気に精神的ダメージが強かった様子。
 昔のトラウマが原因で拷問好きなサディストとなった。初代リヴェータのキャラストーリーを見たらどう思うだろうか。

砂漠の将軍 ジェダ・リート

 水 AS:属性特効連撃 SS:連鎖解放大魔術
 水版イーザ。将軍がただの辺境の腹ぺこ娘と同じ性能でいいのか…。
 なお、ストーリー上では奴隷兵上がりなので名字は無いという趣旨の発言をしているにも関わらずなぜか最終進化で名字が付く。将軍になって名字を貰ったのだろうか?
 イケメンではあるが、覇眼(喪眼)を使っても全員に破られる上に剣ではルドヴィカと良い勝負をしていたため、何のための覇眼だったのか謎。

覇眼に腐食されし聡明王 サシャール

 雷 AS:攻撃 SS:蓄積解放大魔術・破 EX-AS:全体化
 今作のラスボス。
 初の蓄積破の配布。だが溜められる最大値が半分になり、効果値もそれに準じた物になっている。
 ぽっと出の敵ではあるが、実は覇眼戦線3のリーブの台詞中に名前が登場していたりする。
 蛇足だが、竟眼を使うらしいが竟には終わりという意味がある。終局?

報酬結晶

グランファランクス騎士団長の剣

 斬撃大魔術の効果値が200アップ
 斬撃は対多層バリア、対鉄壁、チェイン稼ぎがメインなので、効果値を増やしても…という感じではある。

覇眼の欠片<昏眼>

 L時攻撃が3000下がるが1ターンのみASが+1回発動する。
 様々な使用方法が考えられるが、どこでも使える方法としてはアルルシ型(の単色)と併用がオススメ。
 複属性がある奴らは攻撃-3000がキツイので単色にでも付けよう(クラン型の精霊強化と併用するなら割とアリ。ちなみにAS+1はWASと同じようなのでチェインプラスと併せるとチェイン稼ぎにも使える)。
 もしくは、早くL化する連撃精霊に付けることで一枠で鉄壁や多層剥がしに大きく貢献するだけでなく、蓄積破のゲージ貯めを邪魔しないような使い方にも期待ができる。

アリオテスの贈り物(稽古用の剣)

 複属性が雷の味方のHPが200アップ。

超高難度

 クエストは感情級、虚無級、闘志級、凛煌級の4つ。全て初回クリアでSSのイークワルが手に入り、4枚揃えてLに、更に外伝クリアで手に入る素材でL2に進化する。何気に報酬が1体しか手に入らない高難度は丁度1年振り

冥界の女王 イークワル

 水/闇 AS:回復 SS:チェイン犠牲強化 EX-AS:連続化・ガード
 通称イワークさん。配布初のチェイン犠牲強化。
 ガチャ産よりも発動が1T遅いため、初回に1Tかかるが水闇属性という優秀な精霊が少ない枠なので、手に入れておいて損はないだろう。特に融合デッキでは大歓迎である。トシュカトル(精霊強化)や役割が被るプリフィカちゃん様(撃破強化)とは使い分けよう。
 具体的な言及は避けるが、当たり前のようになかなか際どい格好をしている。天界といい魔界といい、このような女性ファッション(主に王族)はもはや主流なのだろうか。
 今回の結晶化はなし。

余談

  • 開始直後は凛眼の「凛」の文字が「凜」と間違って表記されていた。
    • 加えて、ガチャ名は「凛煌眼」と「-前編-」の間のスペースが抜けていた。
    • お知らせではイベント名称とガチャ名称の誤りとなっているが、イベント内のテキストも全て誤っていた。こちらはサイレント修正されている。ライターは誤字神さま
  • カノンが銀髪だったのに赤髪になったのはこういう理由があるといわれている。
  • 今回のカノン外伝は非常にチェインを溜めやすいステージであり、敵の反動攻撃も利用して最高ダメージに挑戦する者もいた。
    • 21億ダメージほどになるとオーバーフローを起こしてダメージが0になる現象が確認された。(2^31である2147483648あたりがダメージ限界か)なお、同様の事例はSUGARLESS BAMBINAでも確認されている。

関連項目