覇眼戦線シリーズに登場する人物たちが持つ特殊な効果付きの眼の事。
 この項ではゲームシステムとしての解説ではなく、ストーリー上における覇眼の解説をする。

概要

 原初の覇眼は、元々は別の異界からやってきた視力検査ことサリエルが剣聖王エルダーに実験で作ったもの*1である。
 その後、覇眼の力に溺れたエルダーをハクアが殺し覇眼は冥界で管理していた。
 時は流れて、同じように戦争が絶えない異界で剣聖と呼ばれ、強く残酷であったギンガ・カノンをハクアが殺し冥界で管理していたが、何があったかカノンが覇眼を奪って冥界から蘇生して自分のモノにしている。

 その後、カノンが自身の右眼に宿る原初の覇眼により人間にばらまいた。
 覇眼戦線4にてルガ家(ギルベインの家、覇眼はカノンに与えられた)は1000年前から覇眼の輝きを灯し続けているらしい。ギルベインの話が本当と仮定するとカノンは1000年ほどあの世界に破壊をばらまいている模様…。

 ちなみにアシュタルなどが言うには覇眼は進化するとの事で、実際感情を排除するだけだったはずの凛眼でターロスの戦闘意欲をなくさせている。
 また、リヴェータが言うには覇眼を使う者には呪いが降りかかるとの事だが、明確な描写はない。
 覇眼5ではリヴェータが悪用する者にはのろいがふりかかかるとまで言い出したが悪用というガバガバな概念を持ちだしてくるとは一体…。(というかそんなこといったら覇眼の始祖のカノンさんやサリエル、最初期のリヴェータやルドヴィカ達やアシュタルなどはどうなんだという話で…)

覇眼が宿る条件

 覇眼を分け与える方法は具体的に示されていないが、描写的には与える相手の眼を見ることであると思われる。
 カノンと顔が向かい合わせになる関係上、基本的に左眼に宿る。ただしゲーの覇眼だけはカノンの眼が映った剣越しに見たため、右眼に宿っている。

 一度でも覇眼が宿れば遺伝するようである。もちろん、覇眼が覚醒しない子孫もいる。

 覇眼5(終戦の凛煌眼)にてようやく覇眼は目が合った相手に効果を与える的な発言があったのだがその描写が適当すぎたため本当にそれでいいのはかは謎。(特にオリアンヌなどは矢に効果を付けているし…)

覇眼一覧

煌眼
 効果対象者の闘志を燃え上がらせる事が出来る。暴走すると対象者が意識を失う事もある。
 味方にかけて戦闘力を上げるのが基本的な使い方である。
持ち主:リヴェータ
凛眼
 効果対象者の戦闘に不必要な感情を排除する事が出来る。作中描写からしておそらく永続効果では無く、ある程度時間がたてば感情は戻るものと思われる。
 ただし凛眼所持者は永続で感情が持てないようだ。*2
 また効果を発動する条件は相手の眼を見る事である可能性が高い(鏡越しでも有効)。
持ち主:ルドヴィカ
烈眼
 効果対象者の破壊衝動を増幅させる事が出来る。しかし対象者は身の内側からガタが来て死亡する事もあるので諸刃の剣である。
 精神力が不十分な相手なら烈眼の効果に晒されたらすぐに死亡するので、直接相手を死に至らしめる攻撃性の高い強力な覇眼でもある。
 オリアンヌは覇眼の効果を矢に乗せて攻撃することができる。ただしギルベインと違い、オリアンヌ自身が未熟であるため暴走しやすい。
持ち主:ギルベイン、オリアンヌ
惺眼(せいがん)
 効果対象者を屈服させてある程度洗脳する事が出来る。ルドヴィカやリヴェータですらあっけなく洗脳されて戦意喪失してしまった。
 相手の思考を操作する能力でもあるので、極めて汎用性が高く強力であり皇帝の力とも呼ばれている。
 最強候補の覇眼であり、持ち主のミツィオラやグルドランもそのように言及していた。
持ち主:ミツィオラ、グルドラン、ルミア
昏眼
 覇眼3で登場したが詳細不明、リヴェータの父がビビっていたかもと言われる程度の能力。
 ハクアと取引してその力を失ったので、今後もよほどのことがない限りその力の詳しい説明はされないと思われていたが、覇眼戦線4にてハクアから返却されアシュタルが使用。
 相手の心に"虚ろ"を植え付ける覇眼(相手は時間が飛んだかのような錯覚をする)と説明された。
持ち主:アシュタル
原初の覇眼1(剣聖眼)
 覇眼保持者の覇眼を暴走させる事が出来る。覚醒段階に達すると暴走した他人の覇眼を抑制する事も出来るようになる。
 覇眼所持者同士の戦いにおいては極めて有効な効果を持ち、惺眼をも一方的に封殺する事が出来る。
 また味方にいればいざ覇眼が暴走してしまった時の抑止力にもなる。
 ただし、覇眼が絡まない戦いにおいては役立たずの能力である可能性がある。
持ち主:イリシオス、リラ、アリオテス
原初の覇眼2
 他人に様々な覇眼の能力を発現させる事が出来る。
 基本的に与えられた覇眼は暴走をして?(それとも暴走させる原初の覇眼1の効果もあるのかもしれない)力に飲み込まれ自滅する。ただし適応者の場合は覇眼が宿るようだ。
 カノンはそうして大量の死者を出すことによって、自分を殺したハクアをおびき寄せ今度は殺そうとしているようだ。
持ち主:カノン、(ハクア)、(エルガー)、(サリエル)、(アヴェスタ)
名称不明
 4000万DLで登場した覇眼。宿らせた相手を操る事が出来る。
 宿らされたアーサーは必死に抑えようとするが、叶わず暴走。覇眼をコントロールできるリラ、アリオテスによって抑制され事なきを得た。
 4000万DLストーリーではアーサーが銀色の髪をした少女に宿らされたとされていたが、覇眼4にて相手がセツナだったと判明。
 ただし、アーサーの説明では「頭に花の髪飾りをつけていた」と言われていたが、セツナは花の髪飾りはつけていない。謎が深まるけど、脚本の人そこまで考えてないと思うよ。

 覇眼4では実際は覇眼ではなく神聖教団の邪法を使って作られた偽覇眼とされた。
 この覇眼を与えたはずのカノンは原初の覇眼で覇眼を与えられるはずなのになぜ…?
持ち主:セツナ
凛煌眼
 リヴェータとルドヴィカの二人の力が合わさって生まれた覇眼。
 戦意を高揚させる煌眼と戦意喪失させる凛眼が組合わさるため相殺されるのではないかという見方もある。
持ち主:リヴェータ、ルドヴィカ
冥王眼
 原初の覇眼2とは一応分ける。原初の覇眼と冥王カノンが混ざってできた覇眼。
持ち主:カノン
恢眼(かいがん)
 対象のトラウマを呼び起こし精神的なダメージを与えて行動不能にする。
 アリオテスの場合は父親がやらかした事からの自分への圧力、ルドヴィカの場合はリヴェータの父を殺してリヴェータと仲違いした記憶が呼び起こされた。
 なお、ジェダの喪眼と恢眼は高い精神力ではねのけることも可能。
持ち主:ターロス
喪眼(そうがん)
 対象の気がついていない深層心理に働きかける。
 作中ではリヴェータ陣営の共倒れを狙っており、仲間に危害を加えるように働きかけられていた。
持ち主:ジェダ
竟眼(きょうがん)
 相手を操ることができる。
 操られたリヴェータを見る限り、自我は奪われず身体だけが操られる模様。劣化版惺眼
持ち主:サシャール
名称不明2
 覇眼5黒猫氏に植え付けられた覇眼。カノンの眼を見てしまった黒猫氏が半分事故のような形で発動させた。
 黒猫氏が発動させられるのは覇眼戦線の異界などの冥界に近い異界のみということしか判明していない。オリアンヌ曰く筋は良いとのこと。
 能力の解明などは後半に期待だが、とりあえず明るい事だけは判明している。そりゃそうだ。
持ち主:黒猫氏

余談

 覇眼戦線3までには全く登場していないが、視力検査ことサリエルも覇眼ユーザーではないかと推測されていた。
 因みにサリエルが持っているのは魔眼である。
 どんな効果を持っているのかは分かっていなかったが、覇眼4にてついに登場。
 他の覇眼とは違い冥界と地上を繋ぐ穴のようなものであることが明かされた。

 見た目はブラック★ロックシューターの左眼にある青い炎にソックリである。
 他には写輪眼、直死の魔眼、ギアスなどと似ているとの意見もちらほら見られた。

 初期カノンとギルベインはあろうことか進化する度に覇眼の位置が左右交互に入れ替わる*3
 設定的にいいのかそれで…*4
 まあこの頃はまだ覇眼の設定が定まっていなかったのだろう。そこ、後付け設定とか言わない。
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