はじまりの塔は2019年秋の感謝祭で発表され、2019年8月30日に実装されたエリア型イベント。
 初心者や復帰勢が対象のイベントであり、運営はこれを最初に攻略することを推奨している。


概要

 まさかの通常のはじまりの塔から5年ほど経過して新しく塔が立ちました。
 今回光と闇属性実装に伴い、光と闇属性の配布と、反転属性の精霊配布がされた。

 プレイヤーからの評価は様々であったが、記載者の個人的な評価は正気か…?であった。
 これは、イベント内容や配布レベルについて言及しているのではなく、5年間かけて、未だにエチカはストーリー無し、シュティーレもアルタリア2登場までストーリー無し、ラズマは元帥ストーリーで一瞬出ただけ、魔道杯に出たがワタシロイドに関してもどういうキャラなのかよくわかっていないという脅威の伏線回収率なのにこれ以上出すのか…という意味で。まあ、それ言い出すと未だに七賢*1だとかオロチだとかの初期組が出てないんだけど。
 

報酬精霊

 新規精霊のみ紹介。
 なお、報酬精霊をいっぱい作ったから今月はLtoLはなしといったふざけたことを言っていたが、報酬精霊は光と闇でステータスが全く一緒。
 反転と純属性は違うので5体+3体で8体分しか作ってない。仕事しろ。

光と闇のデッキ、報酬精霊折りたたみ

涙目少女 フィオレット・スミエルチ

 純版 AS:攻撃強化・パネル色数攻撃 SS:限界突破・光(闇) EX-AS:全体化
 反転版 AS:全体攻撃・パネル色数攻撃 SS:反転強化・聖(邪) EX-AS:貫通・パネルリザーブ

 限界突破光はカバー効果を発生させる。
 カバー効果は「アンサー攻撃発動中に味方から受けるダメージ」のみだが、これには終焉結晶も含まれる。
 また使う機会が出てくる可能性が…?ないない

 反転版は反転時の基礎ステアップ倍率が1.7倍とこれまでの配布精霊(1.5倍)と比べて調整されている。
 ただし、最大値は6回で2倍なので…。1回毎に0.06だけ効果値が伸びていく。
 そこは普通に8回で最大2.5倍だけどガチャ産と比べて回数増えるよ!、AS弱いよ!けどガチャ限と同じまでいくよーで良かった気がする。

緑の手 ディレア・ボタイン

 純版 AS:回復・ガード SS:純属性強化 EX-AS:純属性特殊変化
 反転版が存在しない。なんで…。
 ハルルの光を出すならこいつをそのまま反転版で出してハルル枠で良かった気がしないでもない。

白虎のケモノフ コテツ・イイモリ

 純版 AS:連撃・快調攻撃 SS:ブースト(毒)/アクセルフィールド EX-AS:貫通・チェインプラス
 反転版 AS: パネル色数カウント攻撃 SS:複属性封印強化 EX-AS:EX強化

 コテツのみSS1が闇は毒、光はブーストとなっている。
 新スキルのアクセルフィールドを引っ提げての登場。
 スキルチャージが効かなくなるが、スキルディスチャージ無効となり解答に正解すると記載された数値だけスキルが加速する。
 逆に誤答でスキルがディスチャージとなる。

 桃のモノノフ、モモノフと呼ばれた伝説の剣士が憧れとのことなので、和の国関連キャラ。

怠惰メカニック ガスタ・ラブレス

 純版 AS:回復 SS:パネル変換/パネルリザーブ EX-AS:種族攻撃強化・パネルリザーブ
 反転版 AS:回復 SS:特殊パネル変換 EX-AS:連続化・複属性攻撃強化

 反転版は一時期流行ったリコラ型の配布版。
 現在廃れた理由は1枠でチェインプラス+スキチャ+リザーブが用意できるバティン系列がいるからであって決して弱くはない。

駆け出し手品師 エレイガ・マイユ

 純版 AS:連撃 SS:純属性大魔術 EX-AS:反撃・EX強化

 こいつも反転属性が存在しない。

 ボイスによると、なんと2017年以来放置されているマギカ・ルーシュ(芸術が禁止され、色彩を失った無味乾燥の異界)関係者。

宝雫満つる杯の姫 ハルル・ウララ

 〇/光 AS:回復・ガード SS:パネル変換 EX-AS:ガード・ダメージブロック
 AS倍率強化属性のものとほぼ同じ。というよりかはこのタイプの配布キャラが銀魂コラボの銀時&定春なのではじまりの塔には置けず、代わりに用意されたものと思われる。
 ちなみに闇版はシャスティ、カフク、ネミミで普通にドロップする。

概要

 1〜10階層まである塔を登りながら黒ウィズの主要なデッキの組み方、重要なスキルについて勉強する事実上のチュートリアルイベント。チュートリアルがまともになされるのはCCさくらコラボ以来。
 運営が用意したデッキでの攻略になるので手持ちに関わらず攻略可能。
 Lv1から始めた新規魔法使いはこのイベントを最後までクリアすることでレベルが100まで上がる、重要な精霊が手に入るなど多くのメリットがある。
 特に純属性デッキと融合デッキはこのイベントを通して簡単に組めるようになる。

良かった点

初心者や復帰勢に優しい

 カムシーナのトライアルクエストに近く、クリアするのは非常に簡単。にも関わらず報酬は非常に豪華である。
 また、ウィズ師匠がデッキの組み方について簡単に教えてくれる。デッキを組む際に主属性を揃えるという初心者は忘れがちな基本から、AS3倍、WASのような応用まで幅広い。師匠自身がメインシナリオでその基本をガン無視したデッキを組んでいるのはツッコんではいけない

既存プレイヤーにもメリットがある

 今まで1枚しか手に入らなかった精霊や、もう二度と手に入らないであろうブルーノの代わりの精霊が手に入るなど、既存プレイヤーの救済措置としても機能している。

悪かった点

経験値0結晶が使えない

 トライアル方式なので経験値0結晶による経験値取得回避ができない。
 とはいっても1階層5000程度×10なので5万ほどの取得だが。
 また、消費魔力(10)に対して得られる経験値(4800-5400程度?)はかなり多いため、レベルアップの後押しとしての利用もありだろう。

賛否両論点

報酬が豪華

 報酬の中には神都ピカレスク 黒猫の魔術師のラスボスに当たるグレン、正月レイド報酬のイヌミコやイノジョ、ラビリンスの超高難度報酬のMARELESSなど入手にそこそこ苦労する精霊、さらに難易度が高いセレモニーカルマンやギンの代役になるエチカ等がいる。
 そのため当時苦労を重ねて入手したプレイヤーからはあの苦労は何だったのかという意見も有った。*2
 地味に今まで1体しか入手できなかった複数起用でも有用な精霊(フィネアなど)の2体目が手に入るのはうれしいところ。

GameWithへの誘導

 このイベントの遊び方を開くとGameWithに誘導するリンクがある。現在大手の黒ウィズ攻略サイトはGameWithくらいしか存在せず、初心者が黒ウィズを攻略するのに有用な情報は確かに手に入る。
 しかし、GameWithはあくまでも公式の攻略サイトではない。また、黒ウィズ運営と攻略サイトが結び付くことで、例えば精霊評価の際にコロプラへの忖度が入るのではないかなどの懸念を抱くプレイヤーもいた。*3

 「はじまりの塔」の記事はかなりしっかりした初心者向けのページとして作られている。
 しかし初心者向けの記事はいくつかあるものの、他のイベントのノーマルなどは「精霊強化すれば問題なく勝てる」のみで終わっているため、初心者向けの攻略として破綻していると同時に他に初心者向けのサイトがないのが現状であると言える。

統一大魔術が抜けている

 属性を統一する例としてAS3倍、ダブルASを紹介しているものの、統一大魔術がすっかり忘れられている。

報酬精霊

 このイベントで初登場となるもののみ記載。3色の色違いがいるが、名称やAS、SS名、ボイスなどは変わらない。
 ちなみに全キャラフルボイスとなっており、バックストーリーは契約深化Lvを上げることにより判明する。
 はじまりの塔クリアミッション報酬で深化の秘石を10個入手可能、契約深化Lv3まではすぐに到達する。

6周年の時のやつ、報酬精霊折りたたみ

疑似魔道研究者 ラズマ・クルックス

 AS:全体攻撃 SS:純属性大魔術 EXAS:属性特効
 2階層初回クリア報酬で全体純属性大魔術担当。
 効果値は2300/3200と今までの配布であるヴラフォス達のおよそ倍になっているが、LtoLが現状遅れているガチャ産単体純属性とほぼ変わらないのは内緒。

 所属異界は不明。契約ボイス6に「隣国では、才ある魔法使いは死ぬまで国に奉仕せねばならない…。」とあることからクエス・アリアス説、魔道を追及し、魔道を極める異界(UG異界)説、魔法文明崩壊以前のかつて魔法文明が栄えながらも、今や魔力を失って久しい異界(メアレス異界)などが挙げられている。
 黒ウィズゴールデンアワード2020ディートリヒ編のストーリーに登場した。

超魔香怪人(アルバイト) タカシ

 AS:回復 SS:精霊強化 EXAS:連続化&ガード
 6階層初回クリア報酬で、雷アニマ型精霊強化担当。
 インベラ結晶はゲームを進めないと手に入らないが、それでも序盤攻略には十分。
 なお、発表時の生放送ではやたらネタにされまくっていた。

 所属異界はエニグマフラワーズの存在する異界(正式名称は不明)。ゴショガワラやハカマダと同じモティラースカンパニーに勤務。ちなみに本名は後萢孝志(うしろやち たかし)。
 からふる!エニグマフラワーズにて、はじまりの塔の精霊では初めてイベント出演を果たした。

Race Queen Mania フォーミュ

 AS:回復 SS:精霊強化 EXAS:連続化&ガード
 3階層初回クリア報酬で、サフィナ型精霊強化担当。タカシの単色版なので以下省略。

 所属異界は響命クロスディライブの異界(正式名称は不明)。レースクイーンマニアでレリッシュのファン。

餓獣少女 ネーヴェ・ビアンカ

 AS:分散攻撃 SS:融合大魔術 EXAS:属性特効
 5階層初回クリア報酬で、融合大魔術担当。効果値は2800/3500。
 融合系のスキルは手持ちにガチャ産がいても複属性が違えば出番があることもあるので、枠に困ったときには使いやすい。
 ただし配布と異なりASは攻撃スキルなので注意。

 所属異界はSUGARLESS BAMBINAの異界(正式名称は不明)、というかビスティア市民っぽい。
 ビアンカファミリーのプリンセス。また深化ボイス7では謎の呪術結社アルジェント・アルバについて語る。SUGARLESS BAMBINA3にて登場した。

一門の名にかけて エミール・ポポポ

 AS:回復 SS:パネル変換 EXAS:チェインプラス
 各階層ドロップ報酬で、パネチェン担当。SS1が単色パネルで、SS2では光属性が付く。あいさつの魔法。とは関係ない。
 パネル爆破などの有効に活用できるスキルを持っていたら使いやすい。
 塔のキャラの中では比較的使いやすいEX-ASを持つ。

 所属異界はクエス・アリアス。元々は別の異界に居たが飛ばされてきたようだ。
 2020年10月のハロウィン大魔道杯に登場、トルリッカの宿で黒猫の人の部屋の隣の部屋に滞在していた。

 一人称が「僕」であるものの担当声優が女性であること、顔立ちが中性的であること、胸がないものの服装が女の子っぽいことから僕っ娘のようにも見えるのだが、劇中で「少年」「彼」と呼ばれていたことやハロウィン大魔道杯verのカードボイスで「ポポポ一門の男児として生まれた」と言っているところから男の娘だった模様*4

錬金咆哮 エチカ・シャウトシャウト

 AS:連撃 SS:ダブルAS付与 EXAS:全体化
 9階層初回クリア報酬で、カルマン、ギン、ロアに近いスキルセットだが、ASが分散攻撃ではなく連撃になっているので使い分けは可能。
 また、継続ターンもカルマンたちが3tなのに対し2tと下方修正されているがそれでも非常に強い。
 カルマンとギンの入手難易度が極めて高いので、かなり豪華な報酬と言える。

 所属異界はおそらく冒険と探求のある異界。

淵の魔女 シュティーレ&イングラム

 AS:回復 SS:パネル変換 EXAS:攻撃強化
 10階層初回クリア報酬で、ガムシャ型。
 魔道杯デイリー報酬だったブルーノを持っていないブルーノ難民が既存プレイヤーにも多く存在したため、既存プレイヤーには最も喜ばれた報酬かもしれない。
 既にブルーノを所持していても契約深化の都合上うれしいところ。潜在もより優秀。種族が魔族なのには一部クエストで注意が必要…かもしれない。
 AS封印で置物になる点に注意すれば最高難度のクエストにも連れていけるポテンシャルを持つ。

 所属異界は不明。瘴気が大地に溢れ、触れ続けると魔物になるらしいが・・・。一説には現実が幻想に侵食される異界ことリベラ=ドミニアという説が濃厚か(主上やプラーミャ、ベアトリーゼがいる異界)。

 およそ4年後の想刻ノ魔道士2にて登場。それを見る限りは既に棄界となった出身っぽいが、その場合棄界精霊と契約が結べたのがかなり謎。

サンプリングアイドル ワタシロイド

 AS:攻撃強化&ガード SS:回復 EXAS:貫通
 各階層ドロップ報酬で、ロドム型に近い。溜め過ぎたらエサとしてかなり有用なのでみんなに教えてあげよう!
 こちらは回復ではなくガードとなっているので使い分け。
 早い周期で回復SSを使えるので、レイドの蓄積聖部屋で使う可能性もある。

 所属異界はアイドルキャッツのある異界(正式名称は不明)。あの異界、高い確率でエニグマ異界でもあるという説が浮上している。*5

その他

 進化が2段階以上ある精霊は最終進化のみが精霊図鑑に登録される。
 そのため元イベントを未クリアでアンゲラやグレンを入手しても、該当精霊の最終進化ミッションは埋まらない。ただしイベント報酬精霊○体のミッションは達成可能。
  • 純属性強化(フィネア、シーヴル、アンゲラ)
  • 融合強化(ゼルプスト)(複属性に光闇が付いている新バージョン。外見上見分けが付かないため、売却しないよう注意。)
  • AS倍率強化(MARELESS、イヌミコ、イノジョ)
  • 特殊パネル変換(グレン、セリアル、リピュア)
この他にもさらに各種のゼルプストがドロップする場合がある。

 初心者マーク付きのフロアはウィズ師匠によるスキル説明があり、飛ばせない仕様になっている。無視しても問題はない。

その後

 およそ半年後の2020年1月の魔道杯に大魔道杯 in はじまりの塔として一部精霊は魔道杯ストーリーに登場しストーリーも紹介された。

関連項目

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