GURPSよろず - 依存
第4版『ベーシックセット』第3章「不利な特徴」B120-121P参照。

不利特徴「依存」(Dependency) B120P

依存」[さまざま]……肉、特

 あなたは生き抜くために、定期的にある物質(例えば薬物や魔法の薬)を摂取しなければなりません。または、何か(例えば神聖な神殿や魔法のアミュレット)に触れたり、持ち歩かなければならなかったり、特定の環境(例えばあなたの棺桶や本来の国・惑星・次元)で一定時間過ごさなければなりません。そうしなければHPを失い始めます。やがてぬでしょう。
 GMの許可があれば、特殊な薬を必要とするある種の慢性病を再現するために、普通の人間がこの不利な特徴をとってもかまいません。

希少性

 CPは依存する物品の希少性によって決まります。
まれ:-30CP
 買うことはできず、見つけるか作るかしなければなりません。
ときどき:-20CP
 非常に高価、または発見が困難。
よくある:-10CP
 高価、発見が少し難しい。
どこにでもある:-5CP
 ほぼどこでも入手できる。
違法である場合:さらに-5CP
 その物品がゲーム世界において違法である場合、さらに-5CPしてください。

頻度

 あなたが手に入れなければならないその物品の、以下の頻度に基づいた係数を希少性のCPに掛けてください。
常に:×5
 あなたはいつでもその物品を持ち歩くか使うかしなければなりません。例:特別な大気。
 なければ毎分1HP失います。
1時間ごと:×4
 1時間当たりの使用量が得られなかった場合、その後10分ごとに1HP失います。
1日ごと:×3
 1日当たりの使用量が得られなかった場合、その後1時間ごとに1HP失います。
1週間ごと:×2
 1週間当たりの使用量が得られなかった場合、その後6時間ごとに1HP失います。
エラッタ修正:【誤】1週ごと →【正】1週間ごと
1ヶ月ごと:×1
 1ヶ月当たりの使用量が得られなかった場合、その後1日ごとに1HP失います。
エラッタ修正:【誤】1月ごと →【正】1ヶ月ごと
季節ごと:×1/3(端数切捨て)
 3ヶ月当たりの使用量が得られなかった場合、その後3日ごとに1HP失います。
1年ごと:×1/10(端数切捨て)
 1年当たりの使用量が得られなかった場合、その後2週間ごとに1HP失います。

ダメージの回避

 ダメージを回避するためには、"ダメージを受ける周期"と同じ時間だけその物品に触れたり、その環境で過ごさなければなりません。例えば「1日ごと」の頻度の「依存/棺桶で過ごす」による1時間あたり1HPのダメージを回避するためには、あなたは1日あたり1時間は棺桶の中で過ごさなければなりません。「1年ごと」の頻度「依存/本来の惑星で過ごす」による2週間あたり1HPのダメージを回復するためには、あなたは1年あたり2週間は母星に戻らなければなりません。

備考

 生命維持に必要なものがすべて「依存」タイプであるとは限りません。生命力の損失(HPではありません)を避けるために環境や物品ではなく、熟練した技能の世話が必要なのは「メンテナンスが必要」です。強制的になしで済ませた時、迅速なHPの損失ではなく、ゆっくりとした"飢え"という結果になる特別ダイエットが必要なのは、「食事制限」です。

特別増強

老化(Aging):+30%
「[[老化>依存#Aging]]」
 あなたはその物品がないと、自然ではない方法で年をとります。HPが1点失われるごとに、あなたは2年分年をとります(例えあなたが自然には「年をとらない」としてもです!)。

容貌劣化(Disfiguring):+20%
「[[容貌劣化>依存#Disfiguring]]」
 この新しい増強は、「容貌」が良い者に適しています。
 あなたの外見は依存する物品なしでは不自然で恐ろしいものになります。 HPをが1点失われるごとに、あなたは1レベルの「容貌」も失います。「見るもおぞましい」を下回ることはできません。
『3/63 Pyramid. Infinite Worlds II』の「支配領域」(LORD OF YOUR OWN DOMAIN)p.13にある追加特別増強。

原書表記?

「支配領域」(LORD OF YOUR OWN DOMAIN)での追加解釈

『3/63 Pyramid. Infinite Worlds II』の「支配領域」(LORD OF YOUR OWN DOMAIN)より。
 特定のポケット次元への「依存」関係は、自分でアクセスする能力がない場合は「まれ」な依存関係としてカウントされ、そのような能力がある場合は「ときどき」とカウントされます。
ポケット次元の独特の特性(「経過時間制御」)のおかげで、または老齢で死ぬのを防ぐ特徴(例えば「年をとらない」)を得るために、自然な寿命を超えて生きてきた者には、「老化」の増強は適切です。

原書表記?

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