GURPSよろず - 支え

「支える(bracing)」「支えられている(braced)」

 武器に関する用語「支える(bracing)」「支えられている(braced)」とは、長射程武器狙いやすくするために、その武器をしっかりと保持・固定すること(または、されている状態のこと)です。

戦闘行動「狙い」(Aim)にて B344P/2B24P

ベーシックセット』第11章「戦闘」の「戦闘行動」より。

 火器クロスボウをしっかりと「支えている」時には、正確さにさらに+1されます。火器クロスボウは砂袋、低い壁、車などに置くことによって「支える」ことができます。片手持ちの火器(例えばピストル)は両手で構えていれば「支えられている」として扱います。両手持ちの火器(例えばライフル)は、伏せバイポッドを使っていると「支えられている」とみなします。
 もし2秒以上続けて狙いをつけた場合、2秒狙うとさらに+1、3秒以上狙うと+2の修正があります。
 照準システムによるボーナス合計(スコープ、サイト、コンピュータなど)は武器のもともとの正確さを超えることはありません。例えば、あなたは望遠鏡を使えば+4のボーナスがあります。しかしピストルの正確さは+2なので、これによるボーナスは+4ではなく+2です。

武器ステータスの「必要体力」にて

ベーシックセット』第8章「装備」の「武器」の「武器ステータス」の「必要体力」より。
R
“R”は台を使用する銃であることを表します。この武器重量は、台の重量を含んでいます。この武器を台で安定させるには、1回の「準備」が必要です――しかし以降、安定させて立っている間の狙いを付けた攻撃は、自動的に“支えられている”ことになります(「狙い」参照)。
B
“B”はバイポッド付きの銃であることを表します。バイポッドを使って「伏せ」の姿勢で射撃する時は、“支えられている”と見なし、必要な体力も本来の値の3分の2になります(端数切り上げ)。例えば、最低体力が13なら9になります。
M
“M”は、その武器が通常は車両や銃架、トライポッドに搭載されていることを表します。搭載された状態で射撃する場合は、表に示された「体力」や「扱いやすさ」は無視します。こうした武器最低体力は、車両などに搭載せずに射撃する場合に適用します。また、搭載状態からの取り外し(あるいは取り付け)には、最低でも3秒の「準備」行動が必要です。

バイポッドとトライポッド(Bipods and Tripods)にて

ベーシックセット』第13章「特殊な戦闘の状況の章」の「特殊な長射程戦闘ルール」の「銃器のアクセサリー」より。


 武器バイポッド(二脚)に乗せた場合、射手が伏せていれば、その武器は「支えられている」(「狙い」参照)とみなします。また、必要体力が通常の3分の2(端数切り上げ)になります。バイポッドを開いたり、折り畳んだりするには準備の行動が必要です。
 銃火器はトライポッド(三脚)や似たような装置に据え付けることができます。このような武器を発射した射手は、そのターンには移動ステップができませんが、防御は通常通り行えます。据え付けられている間は、武器必要体力を無視することができます。マウントから武器を取り外したり、再度取り付けたりするには、3秒間の準備行動が必要です――より重い武器であればもっと時間がかかります。