◆qqtckwrihのSSのまとめです。完結した作品および、新作告知、Wiki限定連載等を行っております(ハル SS Wiki)


【 冒剣士 あの日から1年後 】
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――――【 冒険喫茶 】


…ガランガラン!!

冒剣士「いらっしゃいませ!」

女メイジ「いらっしゃいませー!」


孤高騎士「いよう。オーナーの奴はいねえのか?」ビシッ



 
冒剣士「孤高さん!」

女メイジ「いらっしゃいませ孤高さん!久しぶりじゃないですか、来るの!」

孤高騎士「お〜女メイジ!少し会ってないだけで、随分と成長したんじゃねえの」ジロジロ

女メイジ「どこ見て言ってるんですか…どこ見て…」


冒剣士「あはは…えっと、今日はどうしたんですか?」

孤高騎士「いや〜久々に面倒なクエストが入ってよ。お前らも一緒にと思ったんだ」

冒剣士「いいですね!…でも、オーナーがちょっと遠出してまして…」

孤高騎士「どこ行ったんだ?」

冒剣士「中央軍の手伝いで呼ばれちゃって、僧侶戦士さんや武道家さんもいないんですよ」

孤高騎士「あら…」
 
 
 
 
女メイジ「後で、休みが取れるか聞いておきますね」

孤高騎士「そうしてくれや」

女メイジ「はいっ。折角なので、お茶でも出しますよ」

孤高騎士「悪いな」


女メイジ「いえいえ。冒剣士、確か買い置きのあったはずよね?」

冒剣士「買い置きの出すなら、この間買いに行った新作のでも出してあげたらいいんじゃないかな」

女メイジ「あっ、それもそっか。えーとどこだったかな…」ゴソゴソ

冒剣士「じゃあ僕は奥から何か、つまめるような物とってくるよ」

タッタッタッタ…



 
 
女メイジ「あったあった!ふんふ〜ん♪」

サッサッ…トクトクトク…


孤高騎士「…」

孤高騎士「なー…お前らってさ、付き合ってんの?」


女メイジ「!」

ガタガタッ!!ガッシャーン!!


女メイジ「な、ななな…何を…」

孤高騎士「なんかいい雰囲気だし。そういうお年頃だろ?」

女メイジ「そ…それはその〜…」


 
 
孤高騎士「付き合ってないのか?」

女メイジ「…ど、どうでしょうか」

孤高騎士「どうでしょうかって、どういうことだよ!」


女メイジ「よ、よく分かんないんですよね」

孤高騎士「お前は冒剣士のこと好きなの?」

女メイジ「なんて直球的な…。そ…それは〜その…」

孤高騎士「好きな気持ちなのに素直じゃなかったり、鈍感だと、後々で後悔すんぞ?」

女メイジ「う〜っ…」


孤高騎士「じゃあどれ、オッサンが冒剣士に直接…」ヨッコイショ

女メイジ「ひゃああっ!やや、止めてくださいよ!」


 
 
孤高騎士「だってもどかしいんだもん」

女メイジ「も、もどかしいだもんって子供ですか!はぁはぁ…」

孤高騎士「で…好きなのどうなの」


女メイジ「す…好きですよそりゃあ…」ボソボソ


孤高騎士「聞こえないぞ〜」

女メイジ「だから好きだって…」ボソボソ

孤高騎士「あ〜ん?耳が聞こえないな〜」


女メイジ「だから、冒剣士のことは好きですってばっ!!」


 
 
トコトコトコ…

冒剣士「孤高さーん、お茶菓子はこれでいいで…す、か…?」

女メイジ「…」

孤高騎士「あっ」


冒剣士「え…えっと…」

女メイジ「…っ!」カァァ

冒剣士「その〜…」


女メイジ「もうやだ…っ!」ダッ

冒剣士「あ、ちょっと!」

…ガシッ!



 
女メイジ「…離してって!」

冒剣士「離さないよ!何で逃げるの!」

女メイジ「は、恥ずかしいからでしょ!!バカッ!!」

冒剣士「なんで恥ずかしいんだよ!」

女メイジ「そんなの決まってるじゃない!」


孤高騎士「おー修羅場修羅場…。修羅場か?」


冒剣士「孤高さん…」ヒクッ

冒剣士「そ、それより!女メイジ!」

女メイジ「何よもう!」

 
 
 
冒剣士「僕だって好きなんだから、恥ずかしい事はないよ!」

女メイジ「…ッ」

冒剣士「だから落ち着いてよ!」

女メイジ「この…バカァッ!!中火炎魔法っ!!」パァッ


冒剣士「へっ?」

孤高騎士「え゛っ」


ピカッ…ドッゴォォォン!!!


 
 
冒剣士「」プスプス

孤高騎士「」プスプス

…ドサドサッ


女メイジ「バカッ!!」ダッ

タタタタッ…ガチャッ!!…ドンッ!!


女メイジ「痛っ…、あ、ご、ごめんなさい!お客さんですか!?」

オーナー「なんかやけに大きな爆発音がしたけど…」

女メイジ「オーナー!」


オーナー「って、うわっ!コゲくさ!」



 
 
魔法使い(幼馴染)「何なにー?どうしたのー?」ヒョイッ

魔法使い「うわっ、何これ!!」


女メイジ「あ、あの〜…その…」

オーナー「…っていうか、冒剣士と孤高さん倒れてるじゃないか!」

女メイジ「あ…あはは…」


ムクッ…ヨロヨロ…

孤高騎士「あ゛〜…久々だ。効いた効いた…」

冒剣士「あちち…相変わらず凄い威力だよ」


オーナー「えーと…何があったか説明してくれるかな?」


 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


女メイジ「っていうわけです…ごめんなさい…」シュン

冒剣士「ごめんなさい…」シュン


孤高騎士「まぁまぁオーナーも怒らないでくれよ?こいつらは若いからこそー…」


オーナー「これの原因って孤高さんなんじゃ…。まぁいいや」ハァ

オーナー「お客がいなくてよかった、少しの間また休業だなこれは」



 
女メイジ「うぅ…」

オーナー「で。女メイジと冒剣士はどうするんだい?」

女メイジ「え?」

冒剣士「え?」


オーナー「いやーほら、付き合うの?」ハハハ

女メイジ「オーナーまで突っ込むんですか、そこ!」

冒剣士「お、オーナー…」ハハッ…

オーナー「孤高さんじゃないけど、冒険者たるもの…愛する者には疎いと後悔するかもよ〜」


魔法使い「私みたくね…。全く迷惑かけられたわアンタには」

オーナー「あはは…」


 
 
冒剣士「…」

女メイジ「…」


冒剣士「ぼ、僕は好きだよ」

女メイジ「この場でそんな簡単によく言えるわね!?」

冒剣士「まぁね。女メイジはどうなのさ」

女メイジ「そ…そんなの私だって…」


冒剣士「…」

女メイジ「…」



 
オーナー「おめでとーー!」

孤高騎士「くっくっく…」ハハハハ!!

魔法使い「青年剣士、孤高騎士…あんたたちねぇ…」ハァァ


冒剣士「おめでとう、なのかな…」

女メイジ「何がなにやら…」


オーナー「あ、そうそう。休業になったのは丁度良かったかもなぁ」

女メイジ「どうしてですか?」

オーナー「今日の夜、僧侶戦士と武道家が久々に来るんだよ。パーティもいいかなと思ってさ」


 

女メイジ「!」
 
孤高騎士「おっ?」

冒剣士「僧侶戦士さんたちが来るんですか!」


オーナー「あと奥さんとかも来るみたいだし…久々の大集合予定だね」

オーナー「もし来たら、冒剣士に彼女が出来たとか教えちゃおうかな〜」アハハ


女メイジ「もー!!」

冒剣士「勘弁してくださいよ!!」



 
…コンコン

魔法使い「あれ、誰か来たみたいよ」

オーナー「おや…もしかして、もう来ちゃった?どうぞー!」


ガチャッ…ガヤガヤ…


オーナー「あ…みんな、もう来たのかっ。早いね!」

冒剣士「お久しぶりです!」ペコッ

女メイジ「し、しばらくぶりです」ペコッ

オーナー「おっと忘れてた。みんな、一応お客さんだ。そういう時は…」


"「…いらっしゃいませ!」"



I'm sorry,
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【 E N D 】
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