最終更新: naminagares 2014年12月02日(火) 14:35:25履歴
■エピソード2から1年後
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――――【 12月24日 】
女武道家「…メリークリスマース!ほっほ〜う!」
竜騎士「て、テンション高いな…」
女武道家「クリスマスですよ、メリーですよ、竜騎士さぁん!」
竜騎士「クリスマスは分かるが、メリーとはなんぞや」
女武道家「えぇ!?竜騎士さん、知らないんですか!?」
竜騎士「…おう、教えてくれ」
女武道家「…」
女武道家「…」
女武道家「…メリークリスマース!ほっほ〜う!」
竜騎士「女武道家さん」
女武道家「ま、まぁ気にしたら損ですよ!折角のクリスマスー♪」
女武道家「美味しい料理もテイクアウトしましたし、楽しみましょう!」
竜騎士「良い匂いがさっきから食卓からしてきていると思ったら……」
女武道家「…コックさんが作ってくれた特製クリスマスメニューらしいです!」
竜騎士「あぁ。眼が見えないが、その匂いと感覚で料理の情景が眼に浮かぶよ」
女武道家「えへへー♪」
竜騎士「…はは」
女武道家「…と、竜騎士さんっ!」
竜騎士「なんだ?」
女武道家「…これ、わかります?」
…ゴソッ
竜騎士「…箱か?」
女武道家「クリスマスプレッゼントッ♪」
竜騎士「俺にか」
女武道家「竜騎士さん以外いないじゃないですかぁ」ブスゥ
竜騎士「おっ……」
女武道家「えっと…開けられますか?」
竜騎士「…そこまで心配しなくとも」
女武道家「開けられませんよね、私が開けてあげます!」
竜騎士「」
ゴソゴソ……シュルッ…
竜騎士「…」
…キラッ
女武道家「うん、開けられました!」
竜騎士「…」
女武道家「はい、竜騎士さん。プレゼントです…」ニコッ
竜騎士「…これは」
女武道家「…雪の結晶を錬金術でガラス細工で固めたものです」
女武道家「キラキラと、永遠の輝きを持つっていわれてるんですよ」
竜騎士「…ほう」
女武道家「そして、これは目で見るものじゃない。」
女武道家「心で見つめるもの、なんです」
竜騎士「心で…?」
女武道家「目を閉じて、耳を澄ませば永遠に輝く雪の音が聞こえる」
女武道家「それを情景として、心に思い浮かばせるんです…」
竜騎士「…どうして俺にこれを?」
女武道家「…」
女武道家「お、怒りませんか?」コソッ
竜騎士「怒る」
女武道家「ひえっ!?」
竜騎士「はっはっは、冗談だ冗談!教えてくれ、なぜこれを俺に?」
女武道家「その…。竜騎士さんは、感覚を研ぎ澄ませて周りを見ているじゃないですか」
竜騎士「…ファフニールに目をやられちまったからな」
女武道家「だから、心で見れるプレゼントを探していたんです」
竜騎士「!」
女武道家「いくらキレイなものでも、竜騎士さんは感覚として捉えるだけかなって……」
女武道家「だったら、心響かせるこういうものが良いかなって思ったんです…」
竜騎士「…」
女武道家「…」
竜騎士「…はは、ありがとうな」ニカッ
女武道家「…!」
竜騎士「だけど…」
ソッ…
女武道家「ひゃっ…!」
竜騎士「感覚だけで感じていても、お前の顔は見えている」
竜騎士「…お前が、今の並べた言葉の中に、"私もみえていないんだ"ってヒシヒシと伝わったぞ?」
女武道家「…っ」
竜騎士「心配すんな。俺は、お前だけはしっかり見てる」
竜騎士「目が見えないが、お前は見える。ずっと見ててやるよ」クククッ
女武道家「りゅ、竜騎士さん……」グスッ
竜騎士「…あぁ泣くな泣くな。せっかくのクリスマスなんだろ?」
女武道家「あ…。そ、そうですよね……!」
竜騎士「んじゃ、ほら!料理も冷めるとまずくなる!」
竜騎士「始めようぜ、二人っきりのクリスマスパーティをな!」
女武道家「…はいっ!」ニコッ
…………
………
……
…
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・
・・・
・・
・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――――【 12月24日 】
女武道家「…メリークリスマース!ほっほ〜う!」
竜騎士「て、テンション高いな…」
女武道家「クリスマスですよ、メリーですよ、竜騎士さぁん!」
竜騎士「クリスマスは分かるが、メリーとはなんぞや」
女武道家「えぇ!?竜騎士さん、知らないんですか!?」
竜騎士「…おう、教えてくれ」
女武道家「…」
女武道家「…」
女武道家「…メリークリスマース!ほっほ〜う!」
竜騎士「女武道家さん」
女武道家「ま、まぁ気にしたら損ですよ!折角のクリスマスー♪」
女武道家「美味しい料理もテイクアウトしましたし、楽しみましょう!」
竜騎士「良い匂いがさっきから食卓からしてきていると思ったら……」
女武道家「…コックさんが作ってくれた特製クリスマスメニューらしいです!」
竜騎士「あぁ。眼が見えないが、その匂いと感覚で料理の情景が眼に浮かぶよ」
女武道家「えへへー♪」
竜騎士「…はは」
女武道家「…と、竜騎士さんっ!」
竜騎士「なんだ?」
女武道家「…これ、わかります?」
…ゴソッ
竜騎士「…箱か?」
女武道家「クリスマスプレッゼントッ♪」
竜騎士「俺にか」
女武道家「竜騎士さん以外いないじゃないですかぁ」ブスゥ
竜騎士「おっ……」
女武道家「えっと…開けられますか?」
竜騎士「…そこまで心配しなくとも」
女武道家「開けられませんよね、私が開けてあげます!」
竜騎士「」
ゴソゴソ……シュルッ…
竜騎士「…」
…キラッ
女武道家「うん、開けられました!」
竜騎士「…」
女武道家「はい、竜騎士さん。プレゼントです…」ニコッ
竜騎士「…これは」
女武道家「…雪の結晶を錬金術でガラス細工で固めたものです」
女武道家「キラキラと、永遠の輝きを持つっていわれてるんですよ」
竜騎士「…ほう」
女武道家「そして、これは目で見るものじゃない。」
女武道家「心で見つめるもの、なんです」
竜騎士「心で…?」
女武道家「目を閉じて、耳を澄ませば永遠に輝く雪の音が聞こえる」
女武道家「それを情景として、心に思い浮かばせるんです…」
竜騎士「…どうして俺にこれを?」
女武道家「…」
女武道家「お、怒りませんか?」コソッ
竜騎士「怒る」
女武道家「ひえっ!?」
竜騎士「はっはっは、冗談だ冗談!教えてくれ、なぜこれを俺に?」
女武道家「その…。竜騎士さんは、感覚を研ぎ澄ませて周りを見ているじゃないですか」
竜騎士「…ファフニールに目をやられちまったからな」
女武道家「だから、心で見れるプレゼントを探していたんです」
竜騎士「!」
女武道家「いくらキレイなものでも、竜騎士さんは感覚として捉えるだけかなって……」
女武道家「だったら、心響かせるこういうものが良いかなって思ったんです…」
竜騎士「…」
女武道家「…」
竜騎士「…はは、ありがとうな」ニカッ
女武道家「…!」
竜騎士「だけど…」
ソッ…
女武道家「ひゃっ…!」
竜騎士「感覚だけで感じていても、お前の顔は見えている」
竜騎士「…お前が、今の並べた言葉の中に、"私もみえていないんだ"ってヒシヒシと伝わったぞ?」
女武道家「…っ」
竜騎士「心配すんな。俺は、お前だけはしっかり見てる」
竜騎士「目が見えないが、お前は見える。ずっと見ててやるよ」クククッ
女武道家「りゅ、竜騎士さん……」グスッ
竜騎士「…あぁ泣くな泣くな。せっかくのクリスマスなんだろ?」
女武道家「あ…。そ、そうですよね……!」
竜騎士「んじゃ、ほら!料理も冷めるとまずくなる!」
竜騎士「始めようぜ、二人っきりのクリスマスパーティをな!」
女武道家「…はいっ!」ニコッ
…………
………
……
…
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・
・・・
・・
・
コメントをかく