◆qqtckwrihのSSのまとめです。完結した作品および、新作告知、Wiki限定連載等を行っております(ハル SS Wiki)

※詳細に関してはミス等がある場合があります
※全て鵜呑みにせず、"こういう感じなんだな"と楽しんでいただければ幸いです

…このスレは男と女がファンタジー関連に関して色々論議を繰り広げる物語(?)…


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――――【 プロローグ 】


男「…ファンタジー?」

女「そうっ。ファンタジーについて、どれだけ知ってるかなーと思ってね♪」

男「ほお?俺だってゲーム沢山してるし、知識はあるぜ」ムフー

女「へぇ〜?じゃあ聞くけど、"ファンタジー"って何?」


男「えっ」

女「だから、ファンタジーの定義ってなぁに?」

男「そ、そりゃあ…」


 
 
 
 
女「…」ニヤニヤ

男「…く、空想だ!空想上の物語とか、そういうことだ!」

女「なるほどね」

男「…正解か?」


女「実は、ファンタジーっていう定義はまだ確定してないのよ」

男「えっ」

女「そもそも最近のファンタジーという概念が定着したのはトールキンさんの有名な作品があったからって言っても過言じゃないわ」

男「誰それ」


女「…指輪物語って、知らない?」

男「聞いたことなら」


 
 
 
女「バカねぇ、ロード・オブ・ザ・リングって知らないの?」

男「あ、知ってる!映画化で大ヒットしたよな!」

女「劇場版の最後の作品、王の帰還は上映時間が3時間で、トイレ休憩も挟んだ長い作品だったわ…」

男「長っ!」

女「スペシャルエディション版は4時間なのよ。その分の価値はあったけどね♪」

男「ほ…ほぉ…」


女「話しがそれた…話を戻すね。つまり、指輪物語がファンタジーの母といってもいいわけ」

男「ん〜…それはちょっと違うんじゃないかな」

女「え?」


 
 
 
男「例えば、神話なんかもファンタジーといえるんだろ?」

女「そりゃそうね」

男「だったら、一般的な神話とか、聖書とかもファンタジーの母といえるんじゃないか?」

女「なるほど…一理あるわね」

男「だろ?」


女「だけど、少なくとも"ファンタジー"という言葉が有名になったのは指輪物語ありきじゃないかしら」

男「ぐぬ…折れないやつめ」

女「そりゃ元祖といえるものは沢山あるけど、定着させたという部分ではやはり指輪物語が凄いのよ」

男「そんな凄いのか?」


 
 
 
女「…何が凄いって、エルフの存在を世界に定着させたことかしら」

男「エルフって、女キャラ可愛いの多いよなぁ。神話でも綺麗だっただろうな」

女「あのね、そのエルフはトールキンがオリジナルで作った近代文学で生まれたキャラなのよ?」

男「…え?」


女「確かに古い伝説でもエルフ族というのはいたけど、賢く、美しいという概念のエルフはトールキンが作ったの」

男「そうなの!?」

女「だからエルフっていうと、トールキンエルフと、従来のエルフは区別されることが多いのよ」

男「へ…へぇぇ…」
 
女「…」ドヤッ



 
 
 
男「それ以外に凄いところは?」

女「言語を自分で作ったところ」

男「言語?そんなの簡単だろ?」

女「簡単…?へえ、じゃあ"おはよう"をオリジナル言語でしゃべってよ」


男「え…お、おはうー!」

女「ありがとうは?」

男「あ…ありうー!」

女「さようなら」

男「ささ…さようー!」


 
 
 
女「その繋がりは?文字の書き方は?」

男「え…その…略しただけ…みたいな…」

女「…」ニコッ

男「申し訳ありませんでした…」


女「トールキンの凄いところは、そんな適当じゃなくて言語を完璧に練り上げているってところかしら」

男「言葉を?」

女「勉強さえすれば、日常生活で使えるほどの言語をその話の中で作っているのよ」



 
 
 
 
男「え!?それって書くほうも勉強するほうも…ただのひまじn…」


…スタッ

忍者「おっとゴメン」ビュッ

ドスッ!!…ドサッ

男「」


女「危ないところだったわ…ありがとう、忍者」

忍者「いやいや、礼には及ばぬ」

女「男がログアウトしてる間、忍者さんに話しを聞いてもらうわね」

忍者「承知」



 
 
 
女「で、言語の続き。トールキンは、あの大作を"言語を使うために作品を作った"ともいわれてるの」

忍者「ほぉぉ、それは凄いでござるな」

女「でも、それ以上に完成された世界、歴史との繋がりから世界中の研究家から未だに色々研究されてるのよ」

忍者「なるほど」


女「まー…ファンタジーの母というより、RPGの元祖といったほうがいいのかもしれないけどね」

忍者「拙者に言わせてもらえれば、指輪物語はファイナルファンタジーの原作に近いものかと思われる」

女「原作っていうか、そのままじゃないかしら」

忍者「ふむ」


 
 
 
女「ホビット族、エルフ族、ドワーフ、竜、ゴブリンの魔物たち、物語の性質、ほとんど一緒よ」

忍者「最近のFFは現代科学も取り入れたSFチックなのも多いでござるが」

女「2013年に開始したFF14のオンラインは、まさに指輪物語といえる感じかしら」

忍者「確かにそうかもしれぬ」ウン


女「ただ、RPGの話になるとちょっと違うわね。元祖は色々あるけど、私はD&Dかな」

忍者「D&D。ダンジョン&ドラゴンズでござるな」

女「そう!よく知ってるじゃない♪」

忍者「拙者一度だけ触ったことがある。TRPGでござるな」

女「あ、ちょっと待って」

忍者「?」


 
  
 
女「その話はまた別の機会に。それ以上広げたら今の時間じゃ回収できないわ」

忍者「あいすまん…」

女「いいのいいの。で、話しを戻すと指輪物語は凄いってところからね」

忍者「うむ」


女「ファンタジーの元祖とはいえないけど、母とはいえる。ココが難しいところよね」

忍者「うーむ…拙者はやはり、ファンタジーといえば錬金術というものが気になる」

女「あーっ!!いいところ突くわねぇ!」

忍者「ふふ」

女「あの定義も曖昧なのよねえ」


 
 
 
 
忍者「確かに。ファンタジーといえるが、錬金術は実際に行われていた化学実験の一つでござるからな」

女「あれはどちらかというと、SFに近いかしらね」

忍者「サイエンス・フィクションでござるな」

女「ともいえるし、サイエンス・ファンタジーともとれるわけ」

忍者「なんと!SFに2つの意味が?」


女「スターウォーズは有名なSFだけど、それに魔法が入ったらファンタジーにもなるでしょ?」

忍者「確かに」

女「そのサイエンスとファンタジー、2つが合わさったのを、"SF"、サイエンスファンタジーとも呼ぶのよ」

忍者「そうでござったか。勉強になる」

女「オンラインゲームでも、マビノギなんかが有名だったりするわね」

忍者「そういやあのゲームは錬金術と魔法、化学が入り混じってるでござるな」

女「でしょ?」


 
 
 
 
女「まぁサイエンスファンタジーも定義が曖昧で。惑星を冒険する小説に位置づけられる事が多いかな?」

忍者「ふむ?」

女「死にゆく地球、惑星冒険、異世界、剣と惑星とか。そういう作品が元祖になる…のかなぁ」

忍者「難しいでござるな」

女「ファンタジーという言葉自体の定義が曖昧だからね」


忍者「なるほど…むっ!」ピクッ…シュバッ

男「う、うーん…イテテ…」ムクッ


女「あ、起きた?」

男「何か俺…寝てた?ごめんごめん」

女「あはは、いいのよ(忍者、もういなくなっちゃった)」

男「何か首痛いし…」

女(私に言わせれば、忍者の存在自体がファンタジーよ…)


 
 
 
 
男「って、俺これから買い物行かないといけないんだった」

女「仕方ないわね、今度また談義しましょう」

男「お、いいねえ。次は何について話す?」


女「神話、ゲームのRPG、歴史関連、何でも!」

男「じゃあ、俺の大好きなRPGに関してどうだ!?」

女「…考えとく。本当は神話のほうがいいんだけど」ッチェ

男「…まぁ俺はどっちでもいいけど」


 
 
 
 
女「じゃあ次回まで考えとくっ!」

男「あいよ、んじゃあなー」

女「はーいっ!」


男「じゃあねー」

女「ばいばーい♪」



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本日はここまでです。プロローグで、流れを把握してもらうために短編でお送りいたしました。
自分の別の作品と異なり、不定期更新ですが宜しくお願いいたします。

ちなみに>>1は指輪物語の最後は長すぎて寝てしまいましt…
次回更新予定:2月13日
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