最終更新: naminagares 2015年01月26日(月) 15:57:25履歴
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――――【 そして時間は経ち… 夜 宿の部屋 】
ゴォォォッ…!!
英雄剣士「…信じられねぇが、事実だ」
大魔道「えぇ、まさか青年剣士さんが参加したことで、ここまで戦況が動くとは」
青年剣士「そ、そうかな?」
大魔道「えぇ、充分な結果だったと思います」
英雄剣士「…今日ので相手側の6割の侵攻を完了した。明日には7割までもっていきたいところだ」
大魔道「作戦をたてましょう。それで、何とかなるはずです」
青年剣士「…ど、どういう話?」
大魔道「あぁ、えぇと……」
大魔道「本日をもって、相手側の領地へ6割こちらの手中となりました」
大魔道「明日から、本格的に相手の陣地へ攻め入るので…その作戦です」
青年剣士「なるほど…そういうことか」
大魔道「それでですね…」
青年剣士「うん?」
大魔道「…よく、聞いてください。ここからは、耳の痛い話になります」
青年剣士「どういうこと?」
大魔道「これから、相手側の本拠地へと入るということは…」
青年剣士「…」
大魔道「その…」
英雄剣士「…ハッキリ言ってやれ。俺らが、敵側の一般市民を含む街や村へ侵攻するっつーことだよ」
青年剣士「…っ!?」
英雄剣士「…遠慮はできん。あいつらは、市民とはいえ…敵なんだよ」
青年剣士「ほ、捕虜とかにすることは?」
英雄剣士「難しいことだな」
青年剣士「…殺すしかないのか」
英雄剣士「戦争だ」
青年剣士「…助ける道は!」
英雄剣士「ねぇよ」
青年剣士「何かあるはず!」
英雄剣士「情けかけんな。お前が死ぬぞ」
青年剣士「で、でもっ!」
英雄剣士「…なら、お前が俺らの敵になるか?」
青年剣士「!」ビクッ!
英雄剣士「相手側は、もし俺らの村や町へ侵攻したら…きっと手加減はしなかっただろう」
青年剣士「…っ」
英雄剣士「…」
英雄剣士「…俺だって、本音じゃ戦いたくねぇし殺したくねぇ」
英雄剣士「だが、俺らがやらねば…その相手から新たな兵士が生まれる。」
英雄剣士「そして、俺らの仲間や人間界へ侵攻し、犠牲を生む。」
英雄剣士「俺らはそれを食い止め、平和な世のために…戦うんだ」
青年剣士「くっ…」
英雄剣士「…俺らが、気持ちの上でも犠牲になって世界を救う」
英雄剣士「そういうことだ」
青年剣士「…」
英雄剣士「…そういえば、お前の嫁はどうした」
青年剣士「あ、あぁ…。一緒の部屋で、今は寝てる…はずだけど…」
英雄剣士「…お前の嫁には、そういう仕打ちをしないように大魔道にルートを選択してもらう」
青年剣士「…」
英雄剣士「だが、お前は…」
青年剣士「…」
青年剣士「…っ」
大魔道「…戦うのが、辛いですか?」
青年剣士「…」コクン
大魔道「それを捨て、僕たちの味方を殺されるのもつらいでしょう」
青年剣士「…っ」
大魔道「…戦争は、辛いんです。もし嫌なら、やめても文句はいいません」
青年剣士「…」
英雄剣士「…"戦争に慣れた"…」ボソッ
青年剣士「あっ…!」
英雄剣士「お前が放った言葉だ。だから、冒涜だといったんだ」
青年剣士「お父さん…っ」
英雄剣士「…二度と、あの言葉は口にするなともう1度言っておく。」
英雄剣士「そして、お前は今…お前自身が犠牲となって、人の未来を、平和の未来を守る覚悟はあるのか?」
英雄剣士「明日からの戦いは、心も失う戦いとなっていくだろう」
英雄剣士「…今すぐに答えを出せとはいわん」
英雄剣士「1日寝て、明日…朝。答えを聞かせろ」
青年剣士「…」
青年剣士「……わかった」
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―魔界編2-4へ続く
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――――【 そして時間は経ち… 夜 宿の部屋 】
ゴォォォッ…!!
英雄剣士「…信じられねぇが、事実だ」
大魔道「えぇ、まさか青年剣士さんが参加したことで、ここまで戦況が動くとは」
青年剣士「そ、そうかな?」
大魔道「えぇ、充分な結果だったと思います」
英雄剣士「…今日ので相手側の6割の侵攻を完了した。明日には7割までもっていきたいところだ」
大魔道「作戦をたてましょう。それで、何とかなるはずです」
青年剣士「…ど、どういう話?」
大魔道「あぁ、えぇと……」
大魔道「本日をもって、相手側の領地へ6割こちらの手中となりました」
大魔道「明日から、本格的に相手の陣地へ攻め入るので…その作戦です」
青年剣士「なるほど…そういうことか」
大魔道「それでですね…」
青年剣士「うん?」
大魔道「…よく、聞いてください。ここからは、耳の痛い話になります」
青年剣士「どういうこと?」
大魔道「これから、相手側の本拠地へと入るということは…」
青年剣士「…」
大魔道「その…」
英雄剣士「…ハッキリ言ってやれ。俺らが、敵側の一般市民を含む街や村へ侵攻するっつーことだよ」
青年剣士「…っ!?」
英雄剣士「…遠慮はできん。あいつらは、市民とはいえ…敵なんだよ」
青年剣士「ほ、捕虜とかにすることは?」
英雄剣士「難しいことだな」
青年剣士「…殺すしかないのか」
英雄剣士「戦争だ」
青年剣士「…助ける道は!」
英雄剣士「ねぇよ」
青年剣士「何かあるはず!」
英雄剣士「情けかけんな。お前が死ぬぞ」
青年剣士「で、でもっ!」
英雄剣士「…なら、お前が俺らの敵になるか?」
青年剣士「!」ビクッ!
英雄剣士「相手側は、もし俺らの村や町へ侵攻したら…きっと手加減はしなかっただろう」
青年剣士「…っ」
英雄剣士「…」
英雄剣士「…俺だって、本音じゃ戦いたくねぇし殺したくねぇ」
英雄剣士「だが、俺らがやらねば…その相手から新たな兵士が生まれる。」
英雄剣士「そして、俺らの仲間や人間界へ侵攻し、犠牲を生む。」
英雄剣士「俺らはそれを食い止め、平和な世のために…戦うんだ」
青年剣士「くっ…」
英雄剣士「…俺らが、気持ちの上でも犠牲になって世界を救う」
英雄剣士「そういうことだ」
青年剣士「…」
英雄剣士「…そういえば、お前の嫁はどうした」
青年剣士「あ、あぁ…。一緒の部屋で、今は寝てる…はずだけど…」
英雄剣士「…お前の嫁には、そういう仕打ちをしないように大魔道にルートを選択してもらう」
青年剣士「…」
英雄剣士「だが、お前は…」
青年剣士「…」
青年剣士「…っ」
大魔道「…戦うのが、辛いですか?」
青年剣士「…」コクン
大魔道「それを捨て、僕たちの味方を殺されるのもつらいでしょう」
青年剣士「…っ」
大魔道「…戦争は、辛いんです。もし嫌なら、やめても文句はいいません」
青年剣士「…」
英雄剣士「…"戦争に慣れた"…」ボソッ
青年剣士「あっ…!」
英雄剣士「お前が放った言葉だ。だから、冒涜だといったんだ」
青年剣士「お父さん…っ」
英雄剣士「…二度と、あの言葉は口にするなともう1度言っておく。」
英雄剣士「そして、お前は今…お前自身が犠牲となって、人の未来を、平和の未来を守る覚悟はあるのか?」
英雄剣士「明日からの戦いは、心も失う戦いとなっていくだろう」
英雄剣士「…今すぐに答えを出せとはいわん」
英雄剣士「1日寝て、明日…朝。答えを聞かせろ」
青年剣士「…」
青年剣士「……わかった」
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―魔界編2-4へ続く
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