◆qqtckwrihのSSのまとめです。完結した作品および、新作告知、Wiki限定連載等を行っております(ハル SS Wiki)

こちらの作品は、
< 潰れかけのギルドのマスターに選ばれた1 >
このギルドマスターと併用して制作を進め、いずれ公開しようと思っていた作品の一つになります。
割と量がありますが、途中でしたらば更新が時間上、無理として判断してしまったためおおよそ1年近く眠ってしまっておりました。
当時の作風のままなので、各表現が異なっているうえ未編集のため読みづらく、途中までの作品とはなっておりますが、
ボリュームも多く、ある程度まではまとまっているのでお時間がある際はぜひ一度、目を通してみてください。
(※物置小屋という性質上、修正や掲示板形式の書き溜めのためスペース部分が多く読みづらくなっているのはご了承下さい)




 
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――――【 世界の果て 】

魔法士「全ての決着は…俺がつける!!」バッ!


覇王「グハハハハッ!やってみろ!」


魔法士「諸悪の根源よ、今こそ!その命絶つときっ!!行くぞぉぉぉおっ!!」スチャッ!


覇王「かかってこい!!」


魔法士「うああああっ!!」


ダッ…!ダダダダダッ……!!


魔法士「おりゃあああっ……!!」


……………
………
……





……
………
……………
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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――――【 王立都市 冒険学園 】


先生「……くん」


魔法士「僕が…倒して……」スヤスヤ


先生「…し…くんっ!」


魔法士「いえい……」スゥスゥ


先生「…魔法士くんっ!!!」


魔法士「ひ、ひぇっ!?」ガタッ!!

 
先生「…起きましたか?」

魔法士「えっ?あ、あれ……?」

先生「…」

魔法士「その、覇王が…先生……?」

先生「…」

魔法士「…」

先生「…」


魔法士「…」

魔法士「…!」ハッ!

魔法士「れ、歴史の授業でしたよね!?も、もちろん聞いてましたよ!」
 
 
先生「…」

魔法士「はは…」

先生「…」

魔法士「…」

先生「…」

魔法士「あの……」


先生「では、次に私が出す問いに解答できなかった場合ー……」

先生「今季の単位をあげませんが、いいですか?」


魔法士「ご、ごめんなさい。寝てました……」

先生「よろしい…。では、魔法士くんのために最初から説明しますね!魔法士くんのために!」

魔法士「うぅ……」シュンッ


 
…コツンッ

乙女剣士「…ばぁ〜っか」

魔法士「いてっ…。う、うるさいよ乙女剣士…」


先生「ごほんっ!」


乙女剣士「!」

魔法士「!」


先生「…い、い、で、す、か?…」


乙女剣士「は、はいっ」

魔法士「も、もちろんです…」ヘヘ

 
先生「では、改めて。」

先生「本日の授業は、この世界の歴史について簡単に。」

先生「……この世界は昔、悪い魔物たちが多く、人間へ危害を加えておりました」


魔法士「…」

乙女剣士「…」


先生「ですが、人間たちはこれに対抗しようとし、あることをしました」

先生「…魔法士くん、それは何でしょうか」ギロッ


魔法士「あ、あはは嫌ですよ先生…怖い……。」


先生「…それは何でしょうか…?」ギロギロッ


魔法士「わ、わかってますよ!」

魔法士「4人の有名な鍛冶師たちが、凶悪な魔物に対抗できるよう、4つの武器を生み出したんですよね…?」


先生「はい、正解です。」

先生「東西南北にいる、名匠と呼ばれた鍛冶師たちが、それぞれ"4本の槍"を造ったのです」

先生「して、その槍のそれぞれの名前は?」

先生「……魔法師くん」ギロギロギロッ


魔法士「ま、また僕ですか」

魔法士「えっと…"グングニル"、"ゲイボルグ"、"ロンギヌス"、"ブリューナク"の4つです!」


先生「はい、よくできました」
 
先生「…天槍グングニル、竜槍ゲイボルグ、神槍ロンギヌス、魔槍ブリューナク。」
 
先生「それぞれの頭につく名称は、その当時の実際に行った戦いからのものとされています」

先生「…そして、魔法士くん。この槍は、それぞれどこにありますか?」


魔法士「また僕……。」

魔法士「えっと、それぞれの土地にある場所で、大事に保管されて…いましたよね」


先生「何で疑問形ですか」

先生「ま、半分正解です。魔槍ブリューナク以外は全て、人の手にあまるものとしてどこかに保存されています」

先生「ブリューナクのみ、その魔力は失われ、北方大地にある博物館で見ることができるのです」

 
魔法士「…は、はい」

乙女剣士「…」クスクス

魔法士「う、うるさいって乙女剣士…」

乙女剣士「ふんっ」プイッ


先生「だから、二人とも……」


…キーンコーンカーンコーン…


先生「……っと、本日の授業はここまでですね。」ハァ

先生「ではみなさん、今日のことはテストに出ますからしっかり復習しておくように!」


生徒たち「はいっ!」


 
先生「…魔法士くんも、しっかりね」ギロギロギロギロッ

魔法士「わ、わかってますってば!ギロギロさせすぎで睨まないで下さいようっ!」

先生「それじゃ…」

ガラッ…、バタンッ……!!

 
魔法士「…っ」

魔法士「ぷ、ぷはぁぁぁっ……」ヘナヘナ


…コツンッ!

魔法士「いたいっ!?」

乙女剣士「ばーかっ。寝てるから怒られるんだって。っていうか、私まで怒られたじゃん」

魔法士「…気づいたら寝てたんだから仕方ないでしょ」

乙女剣士「はぁ…。そんなことで、立派な冒険者になれると思ってるの?」


 
 
 
 
魔法士「むっ…」


乙女剣士「…折角、冒険学園に入ったっていうのに。」ハァ

乙女剣士「実技はダメ、勉強もダメ、生活態度もダメ。それでどうするの!」


魔法士「うるさいな…」

乙女剣士「もう少しで、最後の夏休みだよ?」

魔法士「…」

乙女剣士「私らも、もう15歳。来年には卒業で、独り立ちする時なんだから…分かってる?」

魔法士「わ、わかってるってば!」

乙女剣士「…心配して言ってあげてるのになぁ」


 
 
 
魔法士「…放っといてよ。僕は僕なりに頑張るんだから」

乙女剣士「はいはい。次の授業は実践なんだから、ちゃんと校庭に集合しなさいよ」ハァ

魔法士「もうっ!わかってるってば!!」


……………
…………
……

 
 
魔法士(……世界の中心と呼ばれる王立都市に建つ、冒険学園。)


魔法士(世界中から、冒険者の卵たちが集まるこの学校は世界的にも有名なんだけど……)


魔法士(ま、実は僕もその卵の一人ってわけで。)


魔法士(だけど…。いかんせん、色々と上手くいかない……)


魔法士("幼馴染"の乙女剣士の言葉通り、実技も勉強も本当にダメで……)


魔法士(もうすぐ卒業だっていうのに、このまま世界に飛び出したらどうなるか目に見えてる)


魔法士(……どうすればいいのかなぁ……)


…………
………


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