架空国家を作ろう　亜空世界線

このような自殺攻撃の発生した背景に伝統的・集団主義的・権威主義的・感性的な文化が存在しており、こうした文化は、「「市民」の理念を構成する自律性、合理性とは逆の特性」である。

八行(太陽教)においては、滅私奉公(ヤエテ)?という、私心や私情を抑えて、国家・地方公共団体・社会・世間などに対して奉仕するというものが存在する。
このヤエテと、同志救済(ラキシー)?という、太陽教の同志が他者からの攻撃を受けた場合は助ける＝聖戦という概念、そして八信(太陽教)の内容である「肉体は器で精神こそが本質であると信じる」「どんな人物でも、太陽神を信じて善を行う者は必ず救われると信じる 」という教義によってマウサナ人たちは自殺攻撃をするようになったという。
そしてこの傾向は近現代においてより強化された。これは反カーリスト思想?に起因するもので、この観念は資本主義・個人主義・世俗主義への反発から生まれた。つまり、マウサナ人としての本来の姿を守るべきだというマウサナ人思想=太陽教社会主義?によってこの傾向は強まることとなる。