架空の世界で創作活動及びロールプレイを楽しむ場所です。

モトゥタエ七堂とは、モトゥタエ国に存在する7つの聖域である。それぞれの聖域はモトゥタエ神話の7つのエピソードに対応しており、そのエピソードになぞらえた祭具が祀られている。モトゥタエ国の中でも最も重要な場所で、この神殿を参拝する為に訪れる巡礼者も多いという。
また、これらの聖域にはモトゥタエ国の建国神話に登場する女神達を模した石像があり、その石像は神々しさと美しさを兼ね備えていた。中でも女神アマワトリ様の石像は最も美しく、見る者を魅了したと言われている。ちなみにこの女神アマワトリ様はモトゥタエ神話において太陽神であり、モトゥタエ国の守護神でもある。
それぞれの聖域には堂主と呼ばれる神官がおり、聖域の官吏や儀式の主催者として人々の宗教的指導者となっている。そして堂主には、それぞれの女神になぞらえて称号が与えられており、例えばモトゥタエ神話で太陽を司るとされるアマワトリ様になぞらえた「光の堂」堂主の称号は"アマワトリ・ラティオ"という。堂主たちは他の神官たちから尊敬を集めており、彼らも人々から慕われているそうだ。

モトゥタエ七堂の一覧

天地創造のエピソードに対応する「光の堂」

花々で飾られた美しい屋敷である。堂主は"アマワトリ・ラティオ"の称号を持つ女性オヒア・ビスカス。
モトゥタエ神話では、天地は太陽の女神アマワトリによって生み出されたとされている。天地創造前、世界は暗闇に包まれていたが、翼を持つ女神アマワトリが天に昇って光を放ち、世界に光がもたらされた。これが太陽である。その後、大地が生まれ、海が生まれた後、空に星が生まれ、月が生まれた。そして最後に、地上に生命が誕生したのだと伝えられている。太陽として世界に光りをもたらす代償として、アマワトリは自身の熱を受けて焼けただれた翼を持ち、醜い姿となったとも言われている。彼女は自分の生み出した世界のうち、植物、特に花を最も気に入り好んでいる。モトゥタエ神話では、日をよく受けた植物ほどよく育つのはアマワトリの愛をよく受けているからと解釈される。
「光の堂」は、モトゥタエ七堂の中でも最も荘厳な場所とされており、多くの巡礼者が訪れている。醜い姿になったアマワトリを慰めるため、彼女の好むとされる花々を日当たりの良いところに供え、毎日祈りを捧げることが推奨されている。
祭っている祭具も花の形をした石細工で、祭壇の中央には大きな花瓶が置かれている。そして祭壇の周りの壁際には色とりどりの花が植えられており、その光景はまるで楽園のような雰囲気だった。また、花々に囲まれるようにして、巨大なアマワトリの女神像が立っている。

世界の再編のエピソードに対応する「闇の堂」

夜の闇のように黒い建物だ。堂主は"アネハカ・ラサトナ・ウキパ"の称号を持つ男性オハナ・イデオル
モトゥタエ神話では、アマワトリによって生み出された世界は、夜の女神アンノ・ニロコによって現在のかたちに整えられた言われている。すなわち、夜、死、悲しみ、病気、不運、争い、災害、人と人がお互いの気持ちを完全に理解し得ない状態は、アンノ・ニロコによってもたらされたものである。これは一見すると悪いことのように思えるが、アンノ・ニロコによるこの調整のおかげで人々は増えすぎず欲望は抑えられ、困難に立ち向かうために自ら成長し互いに協力するとも言えるだろう。モトゥタエ神話では、アンノ・ニロコは決して悪神ではない。むしろ人気のある女神の1柱で、夜に恐怖を抱く者はいても嫌悪する者はいない。
「闇の堂」は、モトゥタエ七堂の中で最も静謐な雰囲気の場所と言われている。この堂には死者のための棺が置かれており、中には死者を埋葬する為に必要な道具一式が入っているらしい。
祭っている祭具は剣を模したもので、大きな壺の中に様々な種類の短刀が詰め込まれているようだ。また、祭壇の中央にある大きな壺の中には白い骨が収められているという話がある。

神々が人間に与える試練のエピソードに対応する「破局の堂」

真っ赤な粉で入り口が彩られた洞窟である。堂主は"ククル・マクラグ"の称号を持つ女性ククル・シトプ。
モトゥタエ神話において、人間はかつて愚かにもアマワトリを地上に降ろそうと考えたことがあったという。彼らはアマワトリの息子ク・ザを怒らせてしまい、ク・ザの放った雷がモトゥタエ島を割り人間は滅亡の危機に陥った。その危機を乗り越えるために、当時のモトゥタエ国の首長であるアルフ・マザは神々の力を借りることにした。雨の神モトラと嵐の女神ワヒーラはアマワトリを鎮めるための歌を歌い、火の神カルナクはアマワトリの怒りを和らげるための炎を用意した。また、水の女神リヴァは天から雷を落としてアマワトリの動きを止めようとした。ク・ザは人間を許す条件として、人間にある試練を課した。それはモトゥタエ島の地下に眠る怪物と戦うことだった。ニリアという勇敢な若者が洞窟から地下に降り、怪物と戦った。怪物は強大だが、ニリアはそれに打ち勝つ。彼は最期にク・ザを宥め、世界を救う為に戦った英雄として人々に感謝された。
その際の洞窟が「破局の堂」だという。そのためか、この堂はあらゆる災厄から人々を遠ざける効果があると信じられているそうだ。ちなみに、かつてこの洞窟で激しい戦いが繰り広げられていた頃は、その戦闘によってモトゥタエ島は揺れ動き、割れたこともあったそうだ。
祭っている祭具は槍である。また、祭壇の上には3つの箱が置かれている。それぞれの箱にはそれぞれの神話に対応した、アマワトリ、ク・ザ、ニリアの石像が収められているという。

神の使いのエピソードに対応する「嘆きの堂」

灰色の建物だ。堂主は"ムミ・チズバ"の称号を持つ女性カユーレー・カーリー
モトゥタエ神話では、神は人間の願いを聞いてくれる存在だと考えられている。水神イホウンデーも例外ではなく、多くの人々の祈りが彼に届いた。例えば、ある男は愛していた女に殺されそうになったので、イホウンデーに助けを乞い、その為に彼の持つ最も貴重なものを生贄として捧げたいと言った。すると、イホウンデーは彼の望みを聞き入れ、彼の母の心臓を差し出すように言ったのだ。それを聞いた母が息子の命を助けて欲しいと願った為、イホウンデーはその男の命を救った。しかし男は自分の命は良いから母の命を奪わないで欲しいと懇願した。イホウンデーは約束と違うことを言う男にあきれ果てたが、哀れに思いなんとか望むようにしてやろうと思った。そこで、男の母の命を奪った後、その魂を冥府に送らずに自分の元に留めておき、男を自分の元で働かせることにした。
これが「嘆きの堂」の由来である。男は「嘆きの堂」の初代堂主とされ、後に堂主の座は彼の息子である2代目へと移り変わった。由来が由来だけに、この堂は祖霊崇拝と関係が深く、堂主は葬儀を執り行う役割ももっている。
祭っている祭具は杖である。また、祭壇には白い骨と黒い石で作られた頭蓋骨が飾られているらしい。

人々を救う救世主のエピソードに対応する「癒しの堂」

緑色の建物だ。堂主は"テウ・コチャ"の称号を持つ男性コッチャ。
モトゥタエ神話では、人々は病にかかり苦しむことがよくある。そのような時に、神は人々の苦しみを取り除くために自ら降臨して奇跡を起こすと言われている。
例えば、ある男が疫病で死にかけている時、神々は彼を憐れんでその男の身体の中に入り込み、病気の原因となった悪いものを取り除いてくれたという。また、別の時には、神々が人間の為に薬を作るのを手伝ったという言い伝えもある。さらに、神々は人間がより良い生活を営むことが出来るよう、彼らの住む大地に祝福を与えたとも言われている。このように、神によって救われた話は数多く残っているようだ。こうして神が人間を助けるとき、彼らは人間の姿となって地上に降臨する。その人間の名は、コチャク・オハナンという。神話によるとオハナンが地上に現れたのは今まで8回で、彼は6人の人間を救い、1人を殺めたと言われている。
「癒やしの堂」は、主に怪我人のために作られた施設で、傷の治療を行う場所だったようだ。この堂の堂主の称号にもなっている"テウ・コチャ"とは、古代モトゥタエ語における"治癒"を意味する言葉である。また、堂主の苗字である"コッチャ"は"癒す"という意味の言葉で、この名

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