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彩霊少女(カイキャマヒン)とは、モトゥタエ国の伝説に登場する霊的存在である。
伝説によれば、彼女らはまだ国家や社会というものが無かった古代のモトゥタエ国に現れ、人間を巻き込んで互いに争ったという。彼女らは7人おり、それぞれ7人の人間を依り代とした。
彩霊少女らに選ばれた7人の人間は、自らの一族を率いて氏族国家を作り、7氏族以外の者たちも対抗して結集した。このためモトゥタエ島には8つの氏族国家が鼎立することとなり、8候時代が始まったのだという。

概要

彩霊少女は、モトゥタエ神話における夜の神アンノ・ニロコが地上に遣わしたとされている存在である。
モトゥタエ島の各地に散った7人の彩霊少女らは、そのままでは何ら特別な力を持たなかった。しかしそれぞれが選んだ人間を依り代にすることで、その人物の生命力を用いた超常現象を引き起こせるようになったという。
彼女らは人間より高次の存在ではあるが神ではなく、天界へ入ることも許されない。しかし、他の6人の彩霊少女を殺害しその霊力を自らのものとした時、神に昇華するのだ。
そのために彩霊少女は互いに争い、時に人間さえも巻き込んだ。やがて彼女達はそれぞれの思惑で動き始め、ついにはモトゥタエ島全土を巻き込む争いとなった。
彩霊少女とその依り代に率いられた7つの国家と、残された争いから身を守るため結成した国家、合わせた8国家は激しく争いあい、8候時代として歴史に記録されることとなった。
最終的には彩霊少女の1人「紅玉(ウラ・ウラ)」と依り代のドゥッニ・ラ・ナに率いられたラ・ナ氏族が争いを制し、モトゥタエ史上初の統一王朝ラ・ナ朝の樹立に繋がった。

彩霊少女の一覧

「銀羽(カラ・カラ)」

ユノ・セパパという女性を依り代として、彼女とともにセプトゥ氏を率いた。
美しい銀髪を持ち、白銀の衣に身を包んだ乙女。翼を持つネコに乗っている。
性格は冷酷であり、特に自分に従わない相手に対しては容赦しない。そのため多くの者が彼女の下僕となっている。
銀羽は、触れさせすれば人間の命を奪うことができ、その命を糧に自身の能力を高めることができる。彼女が最も得意としている技は、対象の身体に触れることで相手の寿命を奪い去ることである。また彼女は人間を洗脳しを自在に操ることができる。

「金鈴(グラ)」

レンメイ・ユルノという女性を依り代として、彼女とともにウカド氏を率いた。
褐色肌の女性。黒髪を短く切り揃えている。常に赤い仮面を被っており、素顔を見せることはない。
性格は極めて好戦的であり、戦いを好む傾向がある。その能力は、手にした武器によって様々な形態に変化させることができる。例えば刀や棍棒といった棒状のものであればどんなものでも使いこなすことができる。
金鈴の持つ武器は、いずれも非常に強力なものであり、どのような相手にも勝てるだけの力を持つ。しかし金鈴本人は、自らが最強の存在であることを誇りながらも、他の者を認める度量がある。

「緑珠(オマ・オマ・オ)」

アマルデ・ルベオーグという男性を依り代として、彼とともにアヴ氏を率いた。
茶髪の少女。左目に眼帯を付けており、右目には黒いレンズを入れている。口元には常に笑みを浮かべているが、その瞳の奥にある感情を読み取ることはできない。
性格は非常に残忍かつ狡猾であり、自らの楽しみのためなら平気で他人を犠牲にできる。そして他者を踏み躙ることに愉悦を感じる性癖を持っている。
緑珠が持つ武器は、刃の部分から柄まで全てが緑色の鉱石でできている。この剣による斬撃を受けた者は体内の水分が奪われて死に至る。
緑珠の能力の本質は、相手の体内に直接ダメージを与えることにあり、これこそが最大の脅威である。しかし彼女自身はあまり戦闘が得意ではないため、基本的には遠距離からの狙撃や毒薬による攻撃を得意としていた。

「青星(ポルー)」

リルガ・モリャという男性を依り代として、彼とともにバサノ氏を率いた。
金髪碧眼の女性。長い髪を頭の上で束ねている。常に青いローブを着ており、その下には銀色に輝く鎧を身につけている。
性格は極めて寡黙であるものの、自ら定めた掟を破る者に対しては苛烈な制裁を加える。また自らの知識欲を満たすためならば手段を選ばず、他人の苦痛や絶望を見て楽しむ嗜虐的な一面もある。
青星の扱う武器は、先端に鉤爪のついた鎖で、その威力は絶大。さらに鎖の先端には大きな錨が取り付けられていて、それで敵を貫くこともできる。
また、その鎖を高速で回転させることで竜巻を発生させたり、その先端に取り付けられた錘を投げつけることで敵の肉体を引き裂くことも可能。
青星は、鎖鎌のように振り回して攻撃することもできれば、投網のような使い方もできるため、万能型の戦士と言えるだろう。

「紅玉(ウラ・ウラ)」

ドゥッニ・ラ・ナという男性を依り代として、彼とともにラ・ナ氏を率いた。
美しい赤髪を持つ少女。その外見は10歳ほどに見える。
性格は残虐で、敵対するものは全て抹殺するという思想の持ち主。特に、自らの邪魔をする者には容赦せず、時には無関係な人間さえも巻き込んで殺戮を行う。
能力の性質上、他の彩霊少女達と比べて戦闘能力が高いわけではない。しかし彼女はその能力を使って他の6人の彩霊少女を次々に殺害し、ついにモトゥタエ島全土を支配するに至った。
能力は、あらゆるものを発火させるというもので、炎を操ることができる。彼女の持つ武器は、その能力を最大限に発揮できるように作られた杖で、彼女の意志に応じて自由自在に形状を変化させることができる。
紅玉の持つ武器は、彼女の力の源であり、これによって紅玉は力を振るうことができる。また紅玉は、自身の力の源泉となるこの武器に絶対的な信頼を寄せているため、たとえ破壊されてもすぐに再生することができる。
紅玉の操る炎は、ただの火ではない。それは命そのものを焼き尽くす業火の力であり、彼女以外の人間が受ければ確実に命を落とすことになる。

「桃華(アーカラ)」

リミ・キキトという女性を依り代として、彼女とともにヤト=ヤリ氏を率いた。
褐色肌の女性。長い黒髪と豊満な胸を持つ。
性格は非常に穏やかだが、一度怒らせると手が付けられないほどの暴君になる。
能力は、大地の力を行使するものである。そのため自然豊かな場所の方が能力が最大限に活かせるが、逆に砂漠や海などの乾燥地帯では能力が制限される。
その能力の本質は、自らの身体の一部を武器に変化させることにある。手に持つことで槍となり、足に装着することで靴に変化する。また彼女は、自分の身体の一部を自在に変化させ、それによって相手を圧倒する戦いを得意とする。
彼女の操る武器は、身体の一部が変化したものであり、様々な形に変化させることができる。例えば、彼女の腕であれば盾、脚であれば矛といった具合である。また彼女は、身体を硬質化させて戦うこともでき、これは防御にも攻撃にも使える。桃華の持つ武器は、その全てが彼女の身体の一部である。そのため、彼女が最も得意とする武器は自分自身ということになる。
しかし桃華自身は、戦闘が得意ではないため、基本的に後方支援に徹している。

「白砂(ケ・オケ・オ)」

ユイ・リイという男性を依り代として、彼女とともにマコナン=レシ氏を率いた。
銀髪の少女。白い肌に、長い髪。頭の上に動物の耳をつけている。
性格は非常に大人しく、争いごとを嫌う傾向にある。また極度の人見知りであり、他人とはなかなか打ち解けることができない。
能力は、水を自在に操ることができるというもので、その力は強大。彼女の武器は、その能力を具現化したもので、水の羽衣のようなものを身に纏っている。
水を司るということは、すなわち雨や雪を降らせ、嵐を起こすこともできるということである。そのため、天候を左右することに関しては、他のどの彩霊少女よりも優れた力を持つ。

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