女教師＞今日からうちのクラスに転入する事になった「楪 かなで」ちゃんです、皆さん仲良くしてあげて下さいね(転校生としては珍しい時期に入ってきた少女、かなではちょっとした有名人でクラスの中がざわつくが本人はそこに気にした様子も無く平然とした姿で教師から紹介される) かなで＞よろしく、ね？(呟いたような一言ではあるが透き通った声はざわつくクラスの喧騒に負ける事無く全員の耳に届く) 女教師＞そうですね、有原さんの隣が空いているから有原さん、楪さんに学校の案内もお願いしてもいいかしら？
唯菜＞え・・・？（転校生が黒板の前に立つと、持っていたペンを机に落としてしまう。唯菜が言葉を失っている間に教師は隣の席に転校生を案内する）は・・？え・・・？っ！は、はいっ！・・私は有原唯菜よ。よろしくね？（学校の案内をお願いされ困惑するが、すぐに落ち着くとかなでに対して自己紹介し）
かなで＞うん、よろしくね、わたしは楪 かなで(唯菜が自己紹介をすると短い返事をして自己紹介も返す)ん・・(そして、カバンを置くために一度案内された机に座って荷物を整理する) 女教師＞今朝のホームルームはここまで、有原さん楪さんに今日の移動教室の場所だけでも1限目が始まる前に案内をお願い出来るかしら？
唯菜＞は、はい・・（何やらかなでのことが気になるのか、チラチラと視線を向けながら教師からの頼みに応える）それじゃあ、短い時間だけどこのフロアのことを少し説明させてもらうわね 私に付いてきて？（ホームルームを早めに終わらせてもらった事で時間にも余裕があり、教室を出て廊下を歩きながら各教室の説明をする）この辺りは2年生の教室よ。他の学年はフロアが違うから普段はあまり会わないかしら。それからここがトイレ。このフロアには他に一箇所あるけど、今は教室に近い方だけね。あとは・・（この日に授業が組まれている美術の際に使用する教室に歩いていく）まあ、今日はこんなとこかしら
かなで＞うん、お願いします(唯菜が前に立って教室の案内をしてくれると背中を追ってゆっくりと頷きながら説明を聞く)・・うん、ありがとう(今日1日を過ごす為に必要な教室を一通り案内してもらうとぺこりとお辞儀をしながらお礼を伝える)・・ところで、来た時の道・・こんなのだった？(美術室に辿り着いたまでは唯菜の良く知る普通の学校だったが、そこから帰ろうとすると来たばかりのかなでが違和感を覚えるまでに教室の配置も道も雰囲気さえも変わっており、まばらだったとはいえ人気があった先ほどとは違い人1人も見当たらなくなっている)
唯菜＞ふぅ〜・・（案内を終えて疲れたように息を吐く）どういたしまして・・・え？（何か別のことに気を取られていたのか、かなでの言葉でようやく周辺の変化に気づく。学校の中だけではない。窓から見える外の景色もいつの間にか夜。と言うよりは何も無い闇に包まれていて）な、何なのこれ・・（突然発生した異常事態に頭の整理が追いつかず頭を抑えながらキョロキョロと辺りを見回す）でも、この場に留まっていても何も変わらないわ。少し歩いてみましょう？
かなで＞うん(明らかな異常事態ではあるが、かなでは平常通りといった様子で唯菜の案に頷くと周囲に注意を向けながら歩いていく)唯菜、止まって・・静かにこっち・・(暫く歩いていくと外が暗闇という事もあって廊下での視界も悪いが僅かにかなでの目に光が映ると小さな声で唯菜に静止させ手を握ると音をさせないように近くの教室に隠れる)・・・やっぱり、少しだけ見えたけど人には見えなかったから・・(廊下を通り過ぎていったのは人間というには特徴的な姿をしており、今の異常事態とあわせると回避した方が良いとかなでは判断したようで見つからなかった事に胸を撫でおろす)
唯菜＞っ！？！〜〜〜////（周辺を散策していたところで突然制止され、手を握られるとビクリと体を震わせ過剰な反応を見せる）・・・は、はぁ・・・そうだったのね。ありがとう、私一人だったら気づかなかったわ（深く呼吸して動揺を抑えると、不要なトラブルを防いでくれたかなでにお礼を伝える）「ぶるるっ」あ、あのね・・か、かな・・かなで。私、少しお手洗いに・・（劇的な環境の変化で今までは気づかなかったが、尿意を催していることに気づくとトイレを指をさす）
かなで＞・・・うん、今なら大丈夫だとおもう(目を閉じて耳を澄ませると通り過ぎた何者かの足音も遠ざかっており、慎重に行動しながら近くのトイレに入って行く)「ふるっ」唯菜、はやめに済ませてきて・・見張り順番で(平常心のままだったが、かなでもトイレに入ってから尿意が高まっている事に気付くと安全の為にも交代で入ろうと提案する)
唯菜＞わ、わかったわ（かなでに先に譲ろうとも考えたが、自分もかなり限界であるため、先に個室に入り数分もせずに戻る）ありがとう。じゃあ、交代するから入ってきて？（かなでの声色から我慢していることを読み取っており、手を洗う前に交代を申し出る）「それにしてもこの状況って一体何なの？クラスの皆は？」
かなで＞うん、いってきます(何事も無く交代する事が出来ると個室の中に入り用を足しながら、かなでも今の状況について考える)「・・大がかり過ぎて人の手で出来ない事、それに何か違和感・・・あ！」(個室の中で何かに気付くと、こちらも数分とせずに出て来る)唯菜、見て・・ここ、多分時間の進み方が、変(そういって、かなでが差し出したのはアナログ式の腕時計とスマートフォン内のデジタル時計、デジタル時計の方は平常通り進んでいるように見えるが腕時計の秒針は明らかに進みが早い)こんな変な現象、人の手だと起こせない・・それと、この時計通りに時間が進んでるとしたら、まずは食堂に向かうべきだと思う
唯菜＞何？何があったの？（特殊な環境に置かれ、元の日常に戻れるかもわからない不安を抱きながらかなでの話を聞く）っ・・！わかったわ。じゃあ、行き先は食堂ね（これまでは当てもなく動いていたが、目的地が定まるとトイレから出てかなでを案内する）食堂は1階で少し離れてるの
かなで＞うん(今2人の置かれている状況はサバイバルに近く、水分と食糧の補給は重要、その他にも補充したい道具はあるが優先順位を定めて唯菜に考えを伝える)ん・・階段、少し危ないかな(1階へ行くとなると階段を使用する事になるのだが、そこが危険だと唯菜に注意する・・それと言うのも暗がりの中の階段であり転落の危険性は勿論だが、そちらに気を配っていたら階下にいる何者かに気付けない可能性もある)でも、行きたい所は2か所・・どちらも1階にあると思う
唯菜＞ふぅ・・（先ほどかなでが見つけた人ではない何かといい、どこで何が飛び出してくるかわからない状況に、普段の学校内の移動とは比べ物にならないほど精神をすり減らされる）でも、ここ以外にも階段を降りるしか食堂にはいけないのよ？ほら、行きましょ（他の階段は大幅な遠回りになり、そうすれば余計に何かとの遭遇の可能性も高まるため唯菜は少し強引にかなでの手を取って階段を降りていく）
かなで＞ん、うん・・っ？(唯菜に手を引かれて階段を降りる決心をするが、手を引かれると同時に浮遊する光のような物が視界に入り動きを止める)「気のせい・・？」・・・っ！「ぶぶうううぅ！」ぅん・・ごめんなさい・・(違和感を覚えたかと思うと強烈にお腹が膨れ上がるような感覚を覚え、同時に大音量を奏でる、引かれていない方の手でお尻を抑えながら今までの動じた様子を見せない表情から僅かに頬が赤らむ)
唯菜＞っ？どうしたの？（階段の途中で足を止めたかなでの方を振り返り心配して問いかけると、返事より先に大音量の・・クールで可愛らしいかなでのイメージに似つかわしくない音が響く）っ///だ、大丈夫っ！私は気にしてないしっ・・・（まるで自分のことのように赤くなってしまうが、直後にかなでの赤らんだ顔が視界に入ると慌てて顔を背ける）い、行きましょ・・（かなでに顔を向けないまま、一声かけると今度はゆっくりと歩き出す）
かなで＞うん・・「別にしたくなんてなかったのに・・あの違和感、光が見えたような気がした瞬間おなか・・」(何の予兆も無く我慢が出来ないほどにお腹が膨らんだ現象が気にはなるがオナラをしてしまった以外には何も無く、今は先へ進もうと軽く首を振って疑問を吹っ切る)・・・大丈夫、この先も食堂の中にも何も見えない(オナラ騒動以外には何事も無く食堂へ辿りつくと気配を探りながら食糧の探索をする)お昼の定食にケーキ、冷蔵庫の中にはジュースがいっぱい・・後はレジの所にお菓子がある・・うん、暫くは困らない(異変が起こる前の状況をコピーしているかの如く、お昼の為に準備されている定食のセットなどが厨房には並んでおり数日は食糧に困らないだけの備蓄を確認して安心する)食事をしたら次は職員室に行こう、いつまでも暗いまま移動は出来ないし・・あそこなら懐中電灯と教室の鍵があると思う
唯菜＞・・・（オナラ騒動ですっかり動揺してしまい、かなでの顔が見れないまま先へと進んでいく）・・・勝手に食べたり持っていったりはあまり良くないけど、この場合は仕方ないわね（対価となるお金を払う相手はおらず、そもそもここが現実世界かもわからない状況では、良心よりも自身の生存を優先し、その場で食事を済ませる）え、ええ。職員室ならここを少し行ったところにある渡り廊下を通っていけば近いわ（人外の存在との遭遇を避ける為、移動距離は短く済ませようと最適ルートを提案する）
かなで＞ん、んっ・・ふぅ・・うん、体感ではあまり分からないけどお腹の空くのとか普段よりも早い気がする・・あまり長い時間閉じ込められるのはよくないとおもう(トイレ以外でも飲食、睡眠と長時間になればなるほどに気にしないといけなくなり、頭を悩ませる)・・うん、ごちそうさまでした・・これとこれを頂いていきます・・(誰もいないがペコリとお辞儀をしてシリアルバーやペットボトル飲料などを少量持って移動を始める)唯菜もこれ・・甘い物は疲れを取れるから(持ち運ぶには少し不便かとも考えたが学食でも名物になっているスイートポテトを糖分補給の為に唯菜に手渡す)
唯菜＞この状態でものを持ち歩くのは少し不便ね・・（受け取ったお菓子や飲み物をポケットに入れ、入らないものは手に持つ）職員室でリュックがないか探してみましょう（ただ物を運ぶだけなら他のバッグでも良いが、動きやすさを考慮してリュックを優先する）さ、気をつけて進みましょう？（周囲に注意を払いながら職員室に向けて進みトラブルなくたどり着く）どう？明かりになるものはあった？
かなで＞うん、懐中電灯2つと電池、先生の私物だと思うけど中身は空だったからリュックも2人分使えると思う・・それと、これ、防犯ブザーだけど使い方次第で巡回してる何かの気を引くくらいは出来ると思う(職員室では運よく目的の物を必要数手に入れる事が出来る)後はマスターキー、これがあれば他の教室も開けられると思う・・これから先はどこへ行くべきか分からないけど・・・(予備の鍵も含めて2セットのマスターキーが存在していたが必要な1つだけ借りて行く)
唯菜＞ありがとう。これで少しの間は探索を続けられそうね（先程の食事のおかげもあり体力は余裕がある。怪異を避けながらになるが学校を一回りはできると考え職員室を出ていく）先ずは玄関に行くのはどう？もしかしたら外に出られるかもしれないし
かなで＞ん、うん・・行く宛も無いから良いと思う(外へ出るのはメリットもデメリットもあるが立ち止まるよりは得られる情報が多い為、唯菜の言葉に賛同する)玄関・・開いてる、外へは出れそう(閉まって居るかとも考えていたが意外にも玄関の扉は開けられており、外を見渡す事も出来る、ただ外は薄暗いままで玄関から出ても根本的な解決にはならないと感覚的に知る事が出来る)
唯菜＞じゃあ、決まりね（次の行き先の提案が通ると二人で玄関に向かう。扉が空いている様子を見てかなでの手を取る）このままここに閉じこもっているよりは、外に出てなにか起きないか試したほうが良いわ！（慎重に外の様子を見ながら扉をくぐり外に出ていく）・・・ダメね。窓から見えていた風景と変わらない。校門は閉じているしこれ以上広い校庭を歩くのは危険ね（見晴らしが良いということは、自分たちの姿もよく見えるということ。余計なものに目をつけられる前に戻ろうとする）・・っ！
かなで＞うん、でも逆にこれ以上危険な外を探す必要は無くなったと思う・・校舎に戻れたらさっきみたいに隠れながら・・・(安全重視に探索すればなにか糸口が見つかるかもしれないと思っていたが校舎に辿り着くのとほぼ同時に巡回していた何者かに見つかる)唯菜、こっち！(校庭に出るよりも校舎に戻った方が良いと瞬時に判断すると唯菜の手を握って走り出す)っ！「ダメ・・振り切れない」
唯菜＞「う・・後でトイレに行かないと・・・」（視線を落としてそんな事を考えて周囲への警戒が薄くなっていると、何者かの存在に気付いたかなでに手を引っ張られる）っ？！ちょっ・・い、今そんなに早く動くのムリ・・っ！（先程の食事が消化されお腹にガスが溜まってきてしまったせいで動きが鈍くかなでの足を引っ張ってしまうと、襲い来る何かがすぐ近くまで迫ってくる）も、ダメっ・・かなで、ごめんなさい・・「ぷわああぁあああんんぅ・・」（唯菜のお尻から漏れたガスは先程のかなでのものとは比べ物にならない激臭であり、例えるなら腐ったチーズの海に溺れるような・・鼻を破壊しかねない悪臭が周囲に充満する）うぅ・・相変わらず、強烈・・・
かなで＞え？・・〜〜〜〜〜〜〜！！！？(今まで何があっても動じなかったかなでが初めて激しい反応を見せてすさまじいまでの臭いに鼻を摘まみながら涙を浮かべる)んぅ・・テレビの企画で使ったシュールストレイミングよりひどかった・・・でも、追って来たのも消えてる・・幽霊には匂いが効果的って聞いた事あるけど、あれはほんとだったのかも・・・(結果としては助かり、追って来た何かの正体も予測がつき、尚且つ対処法も得る事が出来た為、鼻へのダメージは甚大だったが得た物を整理する)
唯菜＞そ、そう・・シュールストレミングね・・（世界一臭い食べ物と言われているものよりも臭いと真顔で言われると、臭いという自覚はあったもののショックは大きく顔を俯ける）い、言っておくけど、狙って出るものじゃないからねっ？！（このままでは幽霊対策に使われそうと思ったのか、自分は役に立たないとかなでに期待されるより先に釘を刺す）「キュルル」・・・かなで、ちょっとトイレに行っていい？さっきのがまだお腹に残って・・・このままじゃ、漏れそう
かなで＞そっか・・・(襲われた時でも唯菜のオナラがあれば安心だと思っていたが生理現象を操れるはずもなく思いついた策は不発に終わる)っ！うん、早く行こう・・トイレの外で何も来ないか見張ってる(遠回しにもう嗅がされたくないと言って居るようなニュアンスで早口で喋ると近くのトイレに向かって唯菜を見送る)・・・今何か、変わった・・？気配が増えた気がする・・・
唯菜＞ありがと・・・（お腹に刺激を加えれば爆弾が暴発してしまいかねないため、ゆっくりと歩いて校舎に戻り、玄関から一番近いトイレに向かった） かのん＞な、何ですのここは？！（かなで達が襲い掛かる怪異を撃退した頃、1年生の教室が立ち並ぶ廊下に女子生徒の声が響く。一人廊下を歩いていたところで突然周囲の雰囲気が変わる、二人も体験した状況に理解が追いつかない）誰か！誰かいませんのっ？！（こういうときかのんは幼い頃からの習慣で誰かを呼び問題を解決しようとする）
涼風＞きゃっ！？・・ぁ、ぅぅ・・(かのんとほぼ同時に裏世界とも言える校舎に迷い込んでしまうと1人の心細さもあるがそれ以上に周囲の不気味な暗さに恐怖を感じて物陰に隠れていた所にかのんの声が響き渡り悲鳴をあげて小さく震える)・・た、高槻さん・・？(恐る恐るといった様子で顔をあげると見知った女生徒の姿があり少し安心した様子を見せる)ぅぅ・・・(誰が見てもわかるほどに涼風は恐慌状態に陥っており正常な思考をする事が出来ていない、体の震えからも涼風の恐怖を感じ取る事が出来るが今の状況だと行動にも制限が掛かっているかもしれない)
かのん＞ん・・？あなたは？（普段から余り目立つことのない涼風の姿を見ても、すぐに誰なのか判別がつかず、じっと見つめる）あぁ・・同じクラスの一ノ瀬さんでしたわね。ちょうど良かった、この状況を説明してくださる？（小動物のように震えてる姿を見れば、自分と同じく状況が理解できていなくて不安をいだいていると理解できそうなものだが、かのんはお構い無しで涼風に頼る）
涼風＞え、えっと、わたしも突然の事で・・(頭の中でまだ正確に今の状況は纏まっていないが、気付いたらおかしな空間に居た事と人の形はしているが人間ではない何かが巡回をしている事、時間の進みがおかしな事など先に入って来た唯菜やかなでが得た情報と同程度の情報をかのんに教える)今、知ってる事はそれくらいで・・外は見えるけど校門より奥は暗闇で、多分校舎の中を調べた方が良いと思うけど怖くて動けなくなっちゃって・・
かのん＞あら、そうでしたの？（期待外れな答えに冷めた様子で返すが、意外にも涼風の知っていることは多く、すべて聞かされるとパァッと表情が明るくなる）まぁまぁっ♪わたくしより詳しいではありませんの。決めましたわ！わたくし、あなたと行動をともにしようとおもいます（涼風の意思を後回しにして、決定事項のように本人に伝える）
涼風＞ふえ・・え、えと・・う、うん・・(押しに弱い涼風はかのんの言葉に圧されて頷くと1人きりの時には出来なかった深い思考で何をするべきかを考える)脱出の方法も、すぐに帰れるかもわからないから一先ず拠点になるような所を探した方が良いと思う・・宿直室か保健室・・近い方なら保健室だけど、宿直室なら食べる物とか飲むものもあるかも・・どっちに行くべきかな・・(保健室の方が近いが宿直室なら飲食物が残っている可能性もある、その他にも双方にメリット、デメリットがある為最終的な判断はかのんに委ねる)
かのん＞何を迷う必要がありますの？食料がある方が優先されるに決まっていますわ（まだ一度も怪異を目の当たりにしていないかのんは、長い移動距離によるリスクを理解できていないこともあり、即答で宿直室を選ぶ）そうと決まれば宿直室に向かいますわよ？一ノ瀬さん、道案内と周囲の警戒は御願いしますわね？
涼風＞え、えと・・う、うん(巡回している者たちに見つかると振り切るのは難しいのだが宿直室に行くのはメリットもある、半ば押された結果ではあるが留まるリスクよりも到着時のメリットを考えて頷く)うん、ふぅ・・(ただでさえ宿直室までは距離がある為、正確な道順を頭の中で整理しながら先に進む)さっきよりも巡回してるの増えてる・・(何とか気付かれないように道のりの半分は進んで来れたが既に3度怪異を見かけていて明らかに数が増えてると気付く)「もじ・・」・・・(スムーズに辿りついていたら何も問題が無かったのだがゆっくりとしか前に進めず、時間の経過も早いせいでまだ遠い所で尿意を感じると頬を赤く染めながら落ち着きがなくなる)
かのん＞あら？この辺りはこんな感じですよね（まだ1年生で学校生活が短いこともあり、宿直室に向かう廊下は見慣れないものばかりで、周囲の怪異の存在に気づくことなくマイペースに周囲をキョロキョロする）それで、あとどれくらいで着きますの？突然こんなところに連れてこられてわたくし少々疲れましたわ（涼風の変化にも気付かず自分優先の態度で宿直室に直行しようとする）
涼風＞ん・・「ど、どうしよう・・おトイレ、行きたくなっちゃった・・でも、高槻さんが・・」(このペースで行くと宿直室まで我慢出来そうも無いのだが、それを言い出せずにいるとかのんは先々と進んでいってしまう)あわわ・・え、えと、今は視聴覚室の辺りだから・・・もう半分くらい・・(マイペースに進んでいくかのんに冷や汗をかきながらも正直に現在の進行度を教える)っ！高槻さん、ごめんなさいっ！(そうしていると前から怪異が迫って来るのを見てかのんの手を取ると近くの教室に入って近場にあったロッカーの中へ隠れる)
かのん＞まだそんなにありますの？！はぁ・・・この学校は広すぎて良くありませんわ（目的地はかなり近いと期待していたが、涼風からの答えでがっかりとした態度を顕にする）ん？何ですの？（突然の謝罪にはてなを浮かべる間もなく、ロッカーの中に連れ込まれる）っ？！何をいきなり（狭いロッカーに無理やり押し込まれる形となり、望んでもいない状況にムッとした様子で涼風を睨みつける）
涼風＞「ふえええ・・」し、しー・・(睨まれると泣きそうになりながらも声で怪異に見つからない事を祈ってかのんに懇願する)「っ！！ち、近づいてきちゃう・・」っ！！(大のホラー嫌いだが、かのんを守る為にロッカーから飛び出すと怪異の脇を抜けて走り出す)「えっと、えっと・・こっちは他のが居たし、こっちは宿直室の方向・・だとしたらぁ・・」(一時的にかのんとは別れる事になるがロッカーの中に隠れ続けていれば全滅もあり得た状態で怪異の興味を引いてかのんをロッカーの中に隠して全力で駆け抜け向かっていた方向とは逆の階段を駆け下りて玄関へと向かっていく)
かのん＞っ？（一体何でこんなとこに連れ込んだのか説明もなく、静かにしてと懇願されて戸惑っていると、怪異を遠くに連れて行くため涼風が一人で走り出してしまう）あっ！お待ちなさいっ！わたくしを置いてどこに行くつもりですの？！（それが自分を守るためとはつゆ知らず、頼りになる存在の突然の疾走に驚き、引き止めようとするかのんの声が廊下に虚しく響く）一ノ瀬さんがいないと何もわかりませんわ。ここは逃してなるものですか（せっかく怪異を連れ出してもらったのにかのんは自ら危険を伴う涼風の向かった先に追いかけていく）間違いなくこちらに向かってますわね
涼風＞はっ・・はっ・・「ダメ、追いつかれちゃう・・隠れるところ・・も、ダメ、視線を切れないよ」ひゃっ！？(怪異の方が足が速く振り切る事が出来ず教室に入っても隠れる場所が無く廊下は曲がり角の無い一直線、背後から迫る気配に危機感を覚えながら走っていると躓いて転んでしまう)や、や・・「ぷううぅうっぅう！！」ふっむぅ！？「くさ・・ぁ・・お、おなら・・？」(怪異に追い付かれると目の前には大きなお尻を突き出されて間抜けな破裂音が響くと同時に顔を背けたくなるような悪臭が襲う)「ぷぅぅ！ぶぅぅう！！むっすううぅぅぅう！！！」〜〜〜〜〜〜〜っっ！！？「ゃ、、ゃぁ・・くさ・・ぁ・・」
かのん＞ようやく追いつきましたわ♪（幼い頃からの習い事のお陰で人並み以上に体力がついたことで、追いかけっこも苦にならず涼風に追いつく）なんですの・・？（そこでようやく怪異の存在に気づくと、オナラを浴びせられ悶絶している涼風の姿に困惑する）っ！？「もわああぁんん」んぐうぅ！？「なっ、なんですのこの悪臭はぁ？！」んむううぅっ！！（呆然と立ち尽くしていたかのんの背後から怪異が迫ると真っ黒な手で口と鼻を覆われる。同時に襲い掛かる鼻が曲がってしまいそうな臭いに涙を浮かべ）
涼風＞ぅ、けほ・・ぉぇ・・(目も覆いたくなるような連発に嗅覚が破壊されたかのような嫌悪感を覚え吐き気を催す) かなで＞隙だらけ・・(かのんも涼風も怪異に捕らえられて万事休すかに思えたが透き通る声が響いたかと思うと2体の怪異はお札を翳されて悶えながら消え去る)こっち・・唯菜はそっちの子、お願い(かのんの手を引いて走り出すと唯菜に涼風の事を任せて近くにある保健室へと向かっていく)
かのん＞むぐ・・んうぅ・・・（最初は懸命に抵抗していたかのんだったが、徐々に悪臭によって身体が弱っていくと、モゾモゾと身体を動かす程度しかできなくなり、一向に衰えない臭いに意識を侵されはじめる）ぷはっ・・げほっ・・・だ、だれ・・？（突然拘束から開放され、見知らぬ生徒に助けられると状況を理解するより先に手を取られる） 唯菜＞任せて！「とは言ってもこっちの子はかなり酷い・・こうなったら・・」（衰弱した様子の涼風を前にして、走って逃げるのは無理と考え、おんぶする形でかなでの後を追う）揺れるかもしれないけど我慢して
かなで＞ここまで来たら大丈夫・・最後にお札を貼って・・(保健室に逃げ込むと1つしかない入口にお札を貼って怪異達の侵入を阻む)楪 かなでだよ(難を凌いだ所でかのんからの質問に答える) 涼風＞ぅ、ぅ・・あ、ありがと、ございます・・(かなりのダメージを負っていて唯菜に背負われ保健室のベッドに下ろしてもらうと何とか体を起こしながらお礼を伝える)
唯菜＞ほら、お礼はいいからゆっくり休んで？（暫くおんぶした上、小柄ということもあり涼風を弟妹と重ねた唯菜は、優しく諭すように涼風を寝かせて布団をかける） かのん＞んく・・一体あれはなんでしたの？（涼風と比べればダメージの少ないかのんは椅子に腰掛けてかなでに問いかける）あのニオイは只者ではありませんわ・・まるでわた・・
かなで＞わたし達は怪異って呼んでる、やってくる事は色々だけど・・基本的には危険な相手、見つからないようにしてないとどうなるかはわかったと思うけど(凶悪な臭いは説明するまでも無く、その他の怪異もかなで達は見ており危険性を教える) 涼風＞あ、あぅ・・あの・・えっと・・「もじもじ・・・」(今までは精一杯で忘れていたがトイレに行きたい事を思い出すと言いづらそうに唯菜に声をかける)
かのん＞怪異・・わたくしにあんな狼藉を働くなんて許せませんわ・・っ！（気の遠くなるような悪臭を嗅がされた屈辱を思い出して体を震わせながら怒りを抑える） 唯菜＞ん？・・ああ「そういうことね」ちょっと身体が揺れるけど我慢してね？（涼風から声をかけられると何かと訪ねようとしたが、その様子から察すると先に行動し再び涼風を抱き上げる）かなで、少し廊下に出たいからついてきて？（その理由は伝えず札を持つかなでにも同行してもらおうとする）
かなで＞懲らしめるとか考えない方がいいよ？これくらいしか効かなかったから、またくっさい思いしたいなら止めないけど(残った最後のお札を見せながら、かのんに変な事を考えないよう釘を刺す)ん？うん、わかった・・(残ったお札を大事にポケットの中に入れると安全な場所にかのんを残して唯菜の方についていく)ここに居たら大丈夫だから・・
かのん＞んく・・・あのニオイは二度と嗅ぎたくありませんわ（思い出すだけでくらくらしてしまいそうなニオイを再びと考えると、素直にかなでの忠告を聞く）どこに行くつもりですの？ 唯菜＞大丈夫、すぐに戻って来るから じゃ、行きましょう？（3人で保健室を出ていくと、廊下を少し歩いてトイレに涼風を連れて行く）中も危険はなさそうね。わたしたちは廊下で待ってるから、できるだけ速く済ませてね
涼風＞は、はい・・っ！(2人に見守られながらのトイレは恥ずかしいが現状そんな事も言ってられずに顔を赤くしながら個室に入って行く) かなで＞唯菜、もう見つけたお札はこれが最後・・またどこかで何か見つけて来ないと・・「ぷぅぅ〜っ」っ？「きょろきょろ」(手持ちの道具が心許ない事を唯菜に伝えるとトイレの中に可愛らしい破裂音が響き、かなでは自分じゃないと首を振ってアピールする)
唯菜＞はぁ・・やっぱりまた探索に行かないとダメね（怪異に対抗できる数少ない手段の一つ。その御札が心許ないくらいに減っていると知らされ、危険を承知で学校内を探し回る覚悟をする）え？い、いや・・私でもないわよ？！（かわいい破裂音が響き、かなでも唯菜も動揺した様子で自分はしていないと主張し合う）ま、まさか怪異？だとしたら今回のは・・（オナラを操る怪異かもしれないと、鼻に手を当てて警戒を強めかなでの前に立つ）
涼風＞「かぁぁ・・」わ、わたしです・・安心しちゃったらでちゃいました・・(外の声が聞こえていて大事になってしまうと誤魔化す事も出来ず、顔を真っ赤にしながらトイレから出て報告する) かなで＞あ・・ううん、大丈夫、気にしないで・・とりあえず、戻ろう(少し気まずい間が流れると強引に空気を変えて保健室へと戻って行く)ただいま、これからわたしと唯菜はもうちょっとこの校舎を見て回るから2人は落ち着くまでここに居てもいいよ、お札を貼っていたら暫くは大丈夫みたいだから
唯菜＞そ、そうね・・早く戻らないと、何が現れるか・・（真っ赤になった涼風に対して気まずそうに保健室に戻ることを促していく） かのん＞っ？！お待ちになって？万が一はありえませんの？！（かのんも涼風も怪異に対抗できる手段は持っておらず、頼りになる二人との別行動は例え安全な場所での待機とはいえ不安なようで、引き留めようとする） 唯菜＞私達二人といっしょに行動するのは危険だし、かと言ってこの場に残り続けても食料や道具が尽きちゃうから、少しの間我慢して？
かなで＞何が起こるかはわたし達にも分からない、これはテレビの撮影なんかじゃないのは身を持ってわかったはず、自分の身は自分で守らないといけない、わたし達がしてあげられるのは一時的にでも安全な場所を作ってあげる事だけ、これから先は自分で考えて自分で行動して・・(唯菜の言葉を塗り替えるように、かなではかのんに対して強い言葉を使う・・だが、それはここで生き残る為には最低限必要な心構えであり・・)もし、それが出来るようになったら協力しよう(対等な立場になるのであれば協力する事も約束する)
かのん＞っ！？・・・・（今まで育った環境がかのんに人に頼りすぎる性質を与えており、自分の考えと対極なかなでの言葉にショックを受ける） 唯菜＞「かなで、いくらなんでも突き放し過ぎじゃないの？」（こちらも育った環境によって、人の世話を焼くことに苦を覚えない性格の唯菜は心配そうにかのんを見てからかなでにヒソヒソと問いかける）はぁ・・「後でフォローしないとね・・」とにかく、私達は行ってくるから、くれぐれも無茶はしないでね
かなで＞「唯菜は甘やかし過ぎ・・これから先、あの2人を助けられるかどうかはわからないんだから」(唯菜の問いに対しても立場を崩さずに保健室から出て行く) 涼風＞「あわ、あわ・・」・・・はふぅ・・で、でも、そうだよね・・唯菜さん達も巻き込まれて大変なのに助けてくれて・・いつまでも、甘えてばっかりなんて・・(険悪なムードになりそうで内心慌てていたが唯菜達が探索に出掛けると息を整えて、かなでの意見にも賛同する)
唯菜＞「そうは言っても、まだこのおかしな世界に来たばかりで動揺してるだろうし、慣れるまでは見てあげたいんだけどね」 かのん＞・・・・（かなでたちが出てから少しの間、かのんは一言も発しないままドアとは反対方向に身体を向けて険しい表情を浮かべる）・・・わかっていますわ・・それくらい・・ 唯菜＞やっぱり宿直室に来て正解ね（保健室を出て二人が向かったのは涼風達が最初に目指した宿直室。そこで御札などの道具や食料を確保する）「くぅ・・・」少しお腹も空いてきたし、なにか食べておかない？ここなら安全だし・・
かなで＞うん、十分な量とは言えないけど探索を続けられるくらいには揃ったね(お札が調達出来たのは大きな収穫であり、食料のストックも出来て余裕が出来た)ん？うん、それじゃあ次の目的地を決めながら食事にしよう？(時間経過の早い空間という事もあり、すぐにお腹も空いてしまう為、早めの食事には賛成して食事中も無駄にならないように目的地の相談も同時にする)・・・じゃあ、次の目的地は3階って事で良いかな？まだ調べて無い教室も多いし何か手がかりがあるかも・・
唯菜＞ふぅ・・んっ、決まったわね じゃあ、行きましょう？（お腹を満たしながら次の目的地も決まると、校内の構造に詳しい唯菜が先頭に立って3階に向かう。）うん、あいつ等はいないわ。このまま・・・（怪異との遭遇を避けて探索を済ませてしまおうと教室に入っていく）ここは3年の教室ね。何か見つかればいいけれど
かなで＞うん、じゃあ、ここから探ろう・・(小さな見落としも命取りになる為、慎重に机の1つ1つも探って行く)・・・っ！唯菜、こっちっ！(じっくりと探している途中で気配を感じると、かなでは唯菜の手を取ってロッカーの中へと入って隠れる)ふぅ・・通り過ぎるのを待とう・・多分、見られてないから平気なはず・・
唯菜＞そうね。私はこっちから見ていくから、かなでは反対側からお願いするわ（二人で手分けして教室の隅々まで捜索していると、何かに気づいたかなでに引き連れられてロッカーに入ることに）っ！？か、かなっ・・・（思わず大きな声を出しそうになったが、怪異が近づいていると気付くと声を抑えて脅威が立ち去るのを待つ）・・・・「もう大丈夫そうね・・」・・・あ、開かない？（狭い隙間から外の様子を見て、怪異の姿が見えなくなったと確認すると、扉を開けようとしたがビクともしない）
かなで＞ん？んっ！んぅぅ！！ほんとだ・・開かない・・(ロッカーを開こうとしても重く閉ざされており全力で体重もかけてあけようとするがビクともしない)困った・・あんまり大きな音を立てると怪異が集まってくるかもしれないし・・っ？これも怪異・・？(2人で勢い良く扉を押せば開くかもしれないが大きな音を立ててしまうと考えているとポケットに入れていたお札が微弱な反応を示す)
唯菜＞はっきりとは言えないけど、これだけ力を込めても開かないなんて不自然だし、怪異が関係してるかも・・（ただ、これまで会った怪異と比べれば、閉所に閉じ込められるだけというのは比較的無害であり、不幸中の幸いにホッとする）「きゅるるぅ・・」っ！？・・・んっ///か、かなで・・・早く出ないと危険だわ・・お腹が苦しいの
かなで＞え？ウソ・・ま、まって・・今お札を使うから・・っ！(唯菜の言葉に慌ててお札を取るとそのまま反応の強い箇所へ近づけるだけで発動するのだが手を滑らせてしまうと床に落ちてしまう)もうちょっと、待って・・んっ・・(体の柔らかいかなでは狭い中でゆっくりと落としたお札を拾おうとするのだがロッカーという暗所のせいで上手く距離感が掴めずに苦戦してしまう)
唯菜＞んっ・・・わ、わかった・・がまん、するわ・・・（まだ少しなら余裕がある。かなでが対処するのを待とうとするが、札を落としたかなでの頭がお腹に当たって圧迫されてしまうと、唯菜のお腹の中の爆弾が暴発してしまう）ぶううぅぅぅううっ！！！！（狭い空間は一瞬で唯菜のおならの臭いに染まる。前回漏らしてしまったおならの臭いとは比べ物にならない激臭に、出した本人である唯菜ですら鼻を覆う）んぐぅっ！？「ひ、ひどい、ニオイ・・・っ！？かなでは？」
かなで＞んむっ！？！「がまん・・するって・・」〜〜〜〜！！(破裂音と同時に慌てて両手で鼻を覆うがそれすらも無駄だと言わんばかりの激臭が襲い掛かり全身から力が抜けて行く)〜〜〜〜っっ「めにしみる・・おふだ・・どこぉ・・」(ただでさえ視界不良な状態に加えて激臭のもやが邪魔をしてお札の場所がわからなくなり手探りの状態で探していると・・)ぁ・・「うそ・・いま、外に・・？」(手に紙が触れたかと思うとパサッと小さな音が聞こえる、そこからかなでは薄い隙間からお札が外に落ちてしまったのだと推測し絶望する)
唯菜＞っ・・「ま、まだお腹が・・」（ロッカーを悪臭地獄にするほどの量を出したものの、唯菜のお腹にはまだガスが残っており、それは出してなるものかと我慢しようとするが）「ぷるぷる・・」んっ、ぅ・・・ぅく・・「も、限界・・・」んはぁ・・「ぷわああぁぁんんぅ・・」（我慢に我慢を重ねた結果は最悪で、結局オナラを漏らしてしまい、その上ニオイも一層濃厚なものに変貌する） かのん＞助けに来ましたわっ！（猛毒ガスがロッカーに撒き散らされてから数秒。外からロッカーが開けられる）っ！？！？！「ど、毒ガスですのっ？！」（中から漏れ出したニオイに巻き込まれると慌てて飛び退くが、僅かにニオイを嗅いでしまったせいで強いめまいに襲われ、その場にひざをつく）
かなで＞ゃ・・ゃぁ・・「もう、ださない・・で・・」(儚い願いも凄まじい臭いに塗り潰されてかなでの意識はゆっくりと途絶えて行く・・・) 涼風＞ふえ・・っ！ぅぅ・・かのんちゃん、がんばって・・！(このまま臭いに撒かれて行動不能になってしまったら4人纏めて怪異の餌食になる事は目に見えており、かのんの事を鼓舞しながら意識を失っているかなでを背負って何とか教室から抜け出す)ふぁぅ・・でも、どうしよう・・保健室も宿直室も遠いから・・どこか休ませられるところ、無いかな・・
唯菜＞うく・・ふたりとも、どうして・・？（かなでほどダメージはなかったが、それでもフラフラと一人で立っていられないほどに消耗した唯菜は、予想していなかった二人の救出に安心すると同時に困惑する） かのん＞けほっ！そんなことよりも今は避難が優先ですわ・・！（臭いに当てられたとはいえ、歩く程度なら十分に余裕がある。かのんは唯菜の体を支えながらオナラによって危険地帯となった教室から出る）わからないのなら前に進むだけですわっ！（迷っている涼風を追い越し、行く宛もないまま進み始める）
涼風＞ぇ・・えぇ・・！？わわ、ま、まってよぉー(猪突猛進気味に突き進むかのんの後を追っていくと突き当りにある音楽室へと辿り着く)音楽室・・なんだか不気味だけど・・ここなら端っこだから怪異の見回りも余り来ないかな・・？(他に行く宛も無く、何の確証も無いが現状は信じるしかなくかなでの落としたお札を使って入口を封鎖する)ふぅ・・これで大丈夫だよね・・
かのん＞とにかくここで休むしかありませんわ（椅子をいくつか並べて気絶したままのかなでを休ませ、唯菜を座らせる）それにしてもあの臭いは何でしたの？まさか、またあのおかしな存在の仕業じゃ・・（それが唯菜のお腹から出たものと知らないかのんは怪異に臭い責めされた経験から、怪異の仕業と疑う） 唯菜＞「カアア・・///」ぅ・・・「ごめんなさい・・かなでも、辛い思いさせちゃって・・・」
涼風＞うん、すごい臭いだったね・・閉じ込められたままあんな臭いを嗅がされちゃったら・・(逃げ場も無く嗅がされたかなでのようになす術も無く意識を閉ざされるのは確実だろうと身震いする)でも、一先ずは大丈夫だけど食べる物とか色々・・このままだと足りなくなっちゃうよね・・お札も使わせて貰っちゃったし・・・(この世界においてお札は命綱、緊急事態だったとはいえ貴重なお札を消費してしまった為、何とかしなければと考える)・・・あ、そういえば、3階に開かずの教室があるってお話・・もしかして、あそこに何か無いかな・・？
唯菜＞・・（涼風にまでもオナラに言及されると、赤くなった顔を隠すように二人に背を向けて、かなでの頭を撫でる） かのん＞それは困りますわ。なんとかなりませんの？（食料や護身用の道具に不足が出そうになると、涼風にアイデアを求める）それなら話が早いですわね。さ、行きますわよ？涼風さん（確証はないが、御札が置いていそうな教室の存在に食いつくと、涼風の答えを待つ前に立ち上がり教室を出ようとする）
涼風＞ふえ、う、うん・・！唯菜さん、少し行ってきますね(かのんに引っ張られる形で立ち上がると何の確証も無いがお札などの役に立つアイテムを求めて開かずの教室と呼ばれている教室を目的地にして出発する)開かずの教室は反対側の教室だよ、お札が無いから怪異に気をつけて教室に隠れながらとか慎重に行こう？さっきの怪異もまだ近くにいるかもしれないし・・・
かのん＞何を呑気な事を言ってますの？隠れていたせいで大変になった例を見たばかりじゃありませんの（襲われたことで、怪異に対する恐怖心はあるが、時間をかけて慎重に進んでも脅威にさらされるのなら、一刻も早く目的地に向かおうと、涼風の手を取って強引に進む）ほら見なさい。何も起きなくってよ？見えないものに怯えすぎですわ
涼風＞で、でも、わわわ・・(慎重派の涼風はゆっくりと事を進めたかった所だが結局かのんに引っ張られて目的地近くにまで辿り着く)はぁ・・ふぅ・・っ！かのんちゃんこっち！！(あれだけ音を立てれば当然怪異たちも集まって来てしまい、涼風は足音を聞いて慌てて開かずの教室へとかのんを連れ込んで息を殺す)
かのん＞ん？ひゃっ？！（突然教室の中に連れ込まれ、小さな悲鳴を上げてしまう）・・・「いきなり引っ張ってこんな・・非常時とはいえ強引すぎますわ」（言いたいこともあるが、怪異に見つかってしまうため我慢して暗がりの中でじっと待つ）んっ・・・「いいシャンプーを使ってますわね。この香り、心地いいですわ」（このおかしな学校に飛ばされてから悪臭ばかり嗅がされてきたからか、そばにいる涼風の髪から漂う匂いに癒やされる）
涼風＞「っ・・近づいて来る・・」かのんちゃん、このままだと入って来ちゃうかも・・中にあるもので何とか出来ないか探してみよ？(探すためには物音を立ててしまう危険はあるが、このまま待っていても部屋に入り込んで来たら袋のネズミでリスクを取って対抗手段を探す事を提案する)・・・これ、『怪異への対抗手段』って書いてある・・え、えっと、聖なる札・・多分これは唯菜さん達が使ってたお札だよね・・水晶石・・乙女の息吹・・うぅん・・水晶なんて持ってないし息吹って吐息ではないよね・・
かのん＞っ？！どうにかなりませんの？またあんな思いをするなんて、考えたくもありませんわ（かなでたちに助けられて事なきを得たが、怪異に捕まりひどい悪臭で責められた記憶が蘇ると条件反射で鼻を覆う）・・・全く役に立たないメモですわね（涼風が見つけたメモからは現状を打開できる情報を得られず、このまままた臭い思いをさせられるのかとため息を付きながら辟易するかのんだが）・・っ♪私にあんな思いをさせたのですもの、報いは受けるべきですわね（何かを思いついたのか、意地悪な笑みを浮かべ待ち構えるように扉の前に立つ。そして、怪異が扉を開いた瞬間）跪きなさいっ！「ぶふううぅぅぅうっ！！！」（入口に向けて突き出されたかのんのお尻からは怪異のものに引けを取らない凄まじいニオイのガスが噴射される。腐った肉とチーズをぐちゃぐちゃにかき混ぜたようなニオイが怪異を包む）
涼風＞な、何するの・・？(かのんの突然の行動に何をするのかと疑問を投げかけるが次の瞬間には怪異が突入してきて同時にかのんのお尻から出た乙女の息吹・・オナラによって撃退され怪異は苦しみ悶えて浄化されて行く)わ、わぁ・・んむっ！？ちょ、ちょっと、かのんちゃん・・強烈すぎ・・・(怪異を撃退出来て悪臭責めを回避したかのように見えたが結局涼風はかのんのガスに煽られて鼻を摘まみながら顔を背ける)で、でも、まさか乙女の息吹って・・そのオナラ・・なの？
かのん＞・・・・納得いきませんわ！私達はあんなに苦しい思いをさせられたのに、あっさり消えていなくなるなんて・・（脅威を振り払ったものの不満顔で怪異がいなくなった虚空を見つめていると、涼風の声が届く）涼風さん、あまり口が過ぎると私にも考えがありますのよ？物足りなくはありましたけど、ここにはまだ残っているようですし・・（おならが臭いと非難されると、黙らせてしまおうとお腹を擦りながら涼風に詰め寄り、くるりと背を向けてお尻を突き出す）
涼風＞ひぇ・・や、やめて・・で、でも、これで怪異に対する対抗手段が出来た・・・のかなぁ？(顔色を悪くしながら首をぶんぶんと振って嫌がるが、かのんの行動によって何とかお札に頼り切りでなくても良くなった為、唯菜とかなでにも情報共有したいと思うがあの2人が怪異に向かってオナラで撃退する姿が想像出来ずに首を傾げる)とりあえず、今のうちだよね・・この部屋の役立ちそうなものを一通り探しちゃお？
かのん＞・・・冗談ですわ。そのようなはしたない事、必要に迫られることがない限りは絶対にしませんわ（再びくるりと回って矛を収めると、思いつきとはいえ怪異への対抗手段という大きな収穫を得られたことに満足する）これであの不調法者たちに好きにされずに済みますわね。ええ、こんなところ早々にお暇させていただきましょう？（御札がなくとも怪異に対抗できるようにはなったが、いつでもオナラを出そうと思って出せるものではなく不安も残るため、涼風とともに早々と教室内を調べ、道具や食料となるものを確保して来た道を戻る）
涼風＞うん・・(必要になればすぐにオナラを出せる訳ではない為、お札の補充も考えて教室内を漁って必要なものだけ取って行くとかのんの後ろへついて行く)道具は結構あったけど当然っていえば当然だけど食べる物とかは少なかったね・・やっぱり、食堂とかに行かなきゃなのかな・・(開かずと言われていただけあって食糧は無く、何故あったのか分からないとも言える非常食だけで実入りは少なく食料面での不安が募る)それに、あのメモ・・他にもありそうだったよね・・まるで1冊のノートの切れ端みたいで・・他の場所に行けば手がかりもありそうかな・・・
かのん＞はぁ・・せめて少しでも食料を確保しておきたかったですわ（この世界に来てからまともに物を口にしていないため、空腹になってきており、疲れたようにため息を吐く）そのことは戻ってからにしませんこと？難しいことを考えるだけで余計に空腹が進む気がしますわ 唯菜＞ふたりとも、おかえりなさい 大丈夫？あいつ等に襲われたりしていなかった？（かなでと唯菜のいる部屋に戻った涼風たちを真っ先に出迎えると、心配した様子で問いかける）
涼風＞え、あ、うん、そうだね・・(話をするなら先輩達を交えた方がと涼風は考えて頷くがかのんにお腹が空くと言われるとくすっと笑いながら戻って行く)えっと、襲われるには襲われたんですけど・・対抗手段が見つかって・・ かなで＞たいこうしゅだん・・？(2人が帰って来る前に何とか目を覚ましたかなでは一番に対抗手段について食いつきを見せる) 涼風＞ぅ・・その、乙女の息吹・・と言いますか・・かのんちゃんおねがいっ！
かのん＞平気ですわ、私の力で追い払って差し上げましたもの（誇らしげに胸を張ると、制服の下ではちきれんばかりに育った胸が存在を主張する） 唯菜＞すごいわっ！どんな方法なの？（かなでと同じく、怪異への対抗手段は今後の安全を左右するため、涼風との距離が近くなる） かのん＞・・・「涼風さん、わたくしに押し付けましたわね」（オナラによって撃退したということを真正面から説明するのは恥ずかしく、説明を丸投げした涼風にジト目を向ける）ふふ♪こういうものは実演が一番ですわ♪（涼風の手を取って引っ張ると、頭を抑え自らの大きなお尻に涼風の顔を押し付ける）・・・ここまですれば何をしたのか、口にしなくてもご理解いただけますわね？
涼風＞ふえ・・！？や、んむぅー！！？(まさか、巻き込まれるとは思ってなかった涼風は残り香の染みたかのんのお尻に恐怖を覚えてジタバタ暴れる) かなで＞・・・？(そして、かのんは説明しなくても分かる方法を取ったようだが、まさかの事態とも言える状況でかなでは2人の状況を見ても頭にハテナを浮かべている)・・・わかった！お尻で窒息死！(更に自分なりに名案が浮かんだとも言えるようなどや顔でへんてこな回答をあげる)
唯菜＞ま、まさか・・・（かなでとは違い、唯菜は意図せずとも武器にできるだけのものを持っているため、かのんの行動で理解したが） かのん＞・・・涼風さん、1名理解いただけませんでしたようなので、嗅いでくださいますわね？（二人の反応を見て、意地悪に笑うと威圧するような声色で問いかけ、答えが返ってくる前にお知りの押しつけを強め・・）んっ！「ぷすぅ」（かなり手加減したものではあるが、常人とは比べ物にならない激臭を涼風の小さな鼻に注ぐ）
涼風＞ふえ・・や、うそ・・(ただでさえ残り香で涙目になっているのだが・・)ふぎゅ！？くっさぁぁぁぁぁぁいっっ！！！(かなり手加減されているとはいえ0距離でかのんの激臭ガス・・ドタバタ暴れて拘束を解くと慌てて鼻を摘まんで部屋の端っこまで逃げる) かなで＞ん・・？え・・？オナラ・・乙女の息吹、、そっか、女の子のオナラって事・・(そこまでして漸くかなでも正解に辿り着いて納得した表情を見せる)そういう事なら少なくとも2人1組は守った方が良さそうだね・・いつでもは使えないものね
かのん＞っ！？失礼な・・かなり手加減いたしましたわ（悲鳴を上げ暴れて逃げ出すと、不満そうに頬を膨らませながら、お尻をぽんぽんとはたいて残り香を振り払う） 唯菜＞やっぱり・・・・はぁ・・これは最終手段にしておくべきね。巻き込むこともあるでしょうし（今まさに涼風が悶絶しており、かなでも先程まで乙女の息吹によって気を失っていた経緯を考えると、リスクが大きいため使用を控えようとする）かなでもまた巻き込まれたくないでしょ？
かなで＞ぅ・・もう、あれには懲り懲り・・・(意識を吹き飛ばされるような激臭を嗅がされてきたかなでにとってはトラウマ級で唯菜の提案には同意する) 涼風＞ひぐ・・えぐっ・・くしゃいぃぃ・・・(こちらの方はまだ残り香が取れていないようで教室の隅っこで悶えている) かなで＞それにかのんと唯菜のは怪異に効くみたいだけど、わたしと涼風のはわからないものね・・試すにしても危険だから絶対に効果のあるお札・・それと水晶？それもきっとどこかにあると思うから探しておきたいね・・
かのん＞まだ泣き言を言ってますの？まったく、仕方ありませんわね・・（かなり加減したオナラでも未だに苦しそうに悶えている涼風を見かねると、ハンカチと小瓶を取り出す。小瓶の中身をプシュっとハンカチに吹きかけて涼風の鼻に当てる）わたくしが普段使っている香水ですのよ。これなら少しは悪臭も紛らわせるはずですわ これでもまだ騒ぐようでしたら・・さっきとは比べ物にならないもので眠らせて差し上げますけど、いかがなさる？ 唯菜＞それは今後の課題として、今の私達に必要なのは寝る場所と食料ね。そろそろ眠らないと体力も持たないだろうし、食べないと体力も持たないわ
涼風＞んむぅ・・「いいにおい・・」んへ・・っ！「ぶんぶんっ・・！」も、もう、かんべんです・・(これ以上は体力が持たないと大人しくして今後の行動についての話題に入って行く) かなで＞食料は食堂を使えば暫くは持つと思う・・眠る場所は宿直室と保健室で別れればベッドの数的にも大丈夫、何かあった場合とか伝えたい事があった時にも、その2部屋を拠点としていれば伝えやすいと思う(どちらがどちらを使うかまでは決めてないがベッドのある二部屋を拠点として利用すれば同じ階にある事もあって情報共有もしやすいのではないかと提案する) 涼風＞それなら1度4人で食堂へいってから別れるというのでどうでしょう？お札は数枚あるから一緒に行動した方が今に限っては消耗が抑えられますよね？
かのん＞懸命な判断ですわね（あれほど悶えていた涼風もハンカチの香りと脅しで静かになると、唯菜たちとの今後についての話に集中する）わかりましたわ でも、そうなったらわたくしは保健室が良いですわ（宿直室は一組の布団。つまりペアの相手と同衾することになるが、それに対して保健室は一人でベッドを使えるため自らの希望を主張する） 唯菜＞そうね。かのんちゃんの希望は預かっておくわ さ、そうと決まったら早く食堂に向かいましょ？
かなで＞うん・・(唯菜とかなでが先導をして効率よく食堂まで移動する事が出来るとお札の消費も無く済ませる事が出来た)食堂は広くてお札を使えないから料理が出来たら移動しよう(食堂を封鎖するようにお札を使うとなるとすぐにストックが無くなってしまう為、料理を作ってサッサと移動しようと提案をする) 涼風＞そうですね、それと保存の効きそうな物を少し貰って行こうかな・・(何度も食堂へ訪れるのもリスクが伴う為、携行出来る物を見繕ってカバンに少し詰め込んで行く)
唯菜＞ん・・こんな感じね（日頃から弟妹たちの食事を作っていて慣れている唯菜は手慣れた様子で調理を済ませ、保存容器に詰めていく） かのん＞涼風さん、こちらもよろしいのではなくて？（保存の効く缶詰を見つけたかのんはいくつかを涼風に渡して自らのカバンにも詰めていく） 唯菜＞じゃあ、準備もできたわね（食堂を出た4人はまず保健室に向かい、涼風たちを送り届け、その後残った上級生二人が宿直室に向かった）ふぅ・・ご馳走様でした
涼風＞うん、かのんちゃんありがとう♪(暫く食べていける分の食料を詰め込むと怪異が来た場合に危険な食堂から移動して各自の拠点に決めた教室へと歩いて行く) かなで＞ん、ごちそうさま・・後は入口にお札をつければ・・うん、これで大丈夫・・っ！(宿直室で食事を済ませたかなでは眠る準備に入口へお札を貼り付けると同時に違和感を覚えて振り向く)・・・？気の、せ、い・・・・(しかし、背後には何も無く布団の方へと歩いて行く途中で唯菜に寄り掛かるような形で倒れてしまう)
唯菜＞んっ・・！ふぅ〜・・今日は色々あって疲れちゃったわね（かなでの転校から激動の一日を過ごし、ようやく休めると分かると気が抜けてしまい、一気に疲れが襲ってくると布団に座り体を伸ばす）さ、早く寝ましょ？明日に疲れは残せないしね・・ひゃっ？！か、かなで？（先に布団に入ってかなでを迎え入れようとしたところで、様子のおかしいかなでが倒れ慌てて支える）
かなで＞んっ・・(今まで表情で感情を現さなかったかなでだったが、唯菜に微笑み掛けるような視線を送ってゆっくりと体を重ねて行く)唯菜・・さわって、いいよ・・(支えられていた方のかなでだったが、ゆっくりと布団側に身を潜らせると唯菜の方に主導権を渡して手をゆっくりと握って胸の上へ乗せる)
唯菜＞っ！？「どきぃっ！」（初めて向けられた奏での柔らかい笑みを直視してしまうと、緊張と興奮で頭が真っ白になる）「ダメっ！ダメダメダメっ！かなでは・・かなではアイドルなんだから、こんなこと・・」（かなでのもう一つの顔を知っていた唯菜は、何とか自我を保とうと自分に言い聞かせるが、そんな努力を吹き飛ばしそうな大胆な行為を受けてしまう）っ？！？！む、むむむむ・・胸？？？「ダメ・・我慢しなくちゃ、かなでのためにも・・・でも、可愛すぎて、頭が変になっちゃいそう・・」（手に伝わる柔らかい感触に真っ赤になって目を回すと唯菜の体にも異変が現れる）
かなで＞さわらないの・・？(きょとんとしたような表情で首を傾げるとアプローチの方法を変えるように再び移動する)ん・・こっちの方が、すき？(既に唯菜のキャパシティは超えそうなのだが追い打ちをかけるように女豹のポーズをとってお尻を強調するようにゆっくりと小さく振って更に唯菜の事を誘っていく)好きに、しちゃっていいよ・・？
唯菜＞「が、ガマンガマンガマンガマン・・」（小首をかしげた可愛らしい仕草を目の当たりにしてこれ以上は目にしてはいけないと、ぎゅっと目を閉じるのだが）・・・「ちらっ・・・しゅぼっ！」（どうしても気になってしまい、細目でかなでの様子を見ようとすると、小振りなお尻を挑発的に見せつける姿が写ってしまい）あ・・あわわ・・・「可愛すぎて・・とろけちゃいそう・・」はぁ、はぁはぁ・・（ついに誘惑に負けてしまった唯菜は瞳にハートマークを浮かべて、差出されたお尻に手を伸ばそうとしたが・・）「ぶびぶぶぶぶびゅうううぅぅっ！！！・・・もわぁあん」（そこで唯菜のおしりから盛大に汚い音が炸裂すると、宿直室全体が鼻を破壊するような壊滅的なニオイニ包まれる）
かなで＞ん・・しないの・・？(上目遣い気味に振り返って唯菜の方を見つめる)・・・？っ！！？っぁ・・っっ！！(その次の瞬間には盛大な爆音が響き音に匹敵する臭いが充満すると、かなでに憑依していた怪異は消え去り意識を取り戻したかなでは臭いで涙を浮かべながら慌てて臭いから回避できる場所・・唯菜の胸へと飛び込む)くさぃ、くさぃ・・ぅぅ・・ゆひなぁ・・
唯菜＞っ！？（オナラを炸裂させたことで正気に戻ったのはかなでだけではなく、唯菜もまた衝撃によって元に戻る。臭いによる影響はないものの、かなでにしがみつかれ動揺してしまうが）ひゃあっ！？！か、かなで？っ！少しだけ我慢しててっ・・「ぎゅぅっ・・！」（強く抱きしめて、おならの臭いが届かないくらい身体を密着させると、ゆっくりと動いて窓を開ける）「こ、これだけ臭ってたら怪異も近づけないはず・・」（しばらく換気を続け、悪臭もかなり薄れたところで窓を締め、かなでを開放する）もう大丈夫・・のはずよ
かなで＞ぅぅぅ・・・はな、いたい・・(唯菜の胸の中で耐えてはいるがかなりの臭いで鼻の痛みを訴えながらも今回は意識を保って換気が終わるまで保つ事が出来た)ふぅ・・・怪異退治には有効だけどフレンドリーファイアの代償が大きい・・・でも、良かった、あのまま唯菜が誘惑されてたら2人共どうなってたか分からなかったもの・・(意識が乗っ取られている間もかなで自身の意識は残っていたようで、それが分かる情報を唯菜に漏らす)
唯菜＞へ？（臭い問題が解決したところで、唯菜が思いもしなかった事をかなでの口から聞いてしまう）う、うそ・・・「じゃ、じやあ、私がかなでに興奮していたことも、あと少しでエッチなことをしようとしていたことも全部バレ・・・」お、オナラで人の記憶って消えるのかしら・・（奏をゆっくり押し倒して顔の上に跨ると、思い詰めた表情を見せながら恐ろしいことを口走る）
かなで＞・・・？消えないとおも・・やめて・・っ！(オナラで人の記憶を消す事など不可能だろうと考えるが唯菜の1発を0距離で嗅がされれば、それもどうか分からない・・・かなでも、その意図を読み取ると全力の嫌な顔で否定する)でも、唯菜のオナラが怪異に効果的なのは助かる・・向こうもかのんが居るからいざとなれば頼れるのは大きい・・わたしと涼風はまだ効果があるかどうか分からないからそこが効かなかったら完全に2人頼み・・
唯菜＞っ！・・ご、ごめんなさい。つい動揺して・・（かなでの声で我に返ると、顔の上から退いていく）はぁ・・・頼ってもらえるのは嬉しいけどその理由がそれじゃあ・・（臭いおならを頼られても複雑な思いを抱くだけでがっくりと項垂れる）
かなで＞ん、大丈夫・・オナラが臭くても、えっちでも唯菜はバディだから・・(全然大丈夫な理由は見当たらないのだが、かなで的には大丈夫なようでグーサインをしながら頷く) 涼風＞ふぅ・・かのんちゃん、どうしよっか？私達の方が後に入って来たみたいだからもう少し探索しても良いかなと思うんだけど・・・
唯菜＞かなで・・それはフォローになってないんだけど（欠点ばかり挙げられ、責められている気分になり、肩を落としてうなだれる） かのん＞いい心がけですわっ！多少なりとも対抗手段も得たのですし、ここは思い切りも必要ですわよね（涼風の提案に前のめりに賛成すると、返事を聞く前に部屋の入口前に移動する）さぁ、そうと決まれば行きますわよ
涼風＞じゃあ、2階を少しだけ見て回ろう？探索すると言っても私達も休む時間は必要だから遠くへ行きすぎないくらいで(やる気満々なかのんに水を差すようにはなってしまうが遠出をして拠点になる部屋を見つけられなければ体力的に厳しくなるだろうと考えて近場の探索を提案する)闇雲に教室を回るのも時間が掛かっちゃうから今回は科学室くらいを目標に・・どうかな？(最初の頃と違って怪異への対抗策、ここの法則、かのんというパートナーが居る事で涼風は効率的に考えを纏める事が出来ており、遠く無く役立ちそうな道具もありそうな場所を指定する)
かのん＞少しですの？・・・はぁ・・仕方ありませんわ（意気揚々と保険室を出ようとしたものの、慎重な涼風の言葉でクールダウンすると、素直に提案を受け入れる）ええ、それで問題なくってよ では、お札を持って参りましょう？（オナラが強力な武器ということはわかったが、安定感を考えればお札の方が効果的であり、その管理を涼風に任せる）
涼風＞ここの時間が現実とは全然違うんだから仕方ないよ・・(流れる時間が違えば体力の消耗のペースも変わって来る、更に怪異に襲われてしまう事も考えればリスクは取れず、かのんには納得してもらう)うん、危なくなったら使うね(お札に関しては温存もしたいが怪異相手には油断は出来ず管理を任されると責任を持って保管する)じゃあ、出発！(しっかりと準備を終えると科学室のある2階へと上がって行く)中は大丈夫そうだね、パパっと使えそうな物を探して持って帰っちゃおう？
かのん＞それにしても・・授業で何度か来たことはあっても、ここまで隅々まで見たのは初めてですわね（科学室に無事にたどり着くと、涼風とともに使えそうな道具を探し回る）ん？これは・・・（薬品の便が並ぶ棚の奥に丸く輝く水晶を見つける。宝石のようなきらびやかさはないが、目を奪われるような見た目に惹かれて手を伸ばす）これも持って帰ってみましょう
涼風＞なかなかお札は見つからないね・・わっ、キレイ・・・うん、何かに役立つ・・っ！足音・・(2人で科学室の中を歩き回るがお札は見つからず、代わりに生活面で役立つ物と明かりを入手する事が出来たのだが良い事ばかりでは終わらず教室から出る前に外から足音が聞こえて陰に身を潜める)・・・・・かのんちゃん、ここに居て・・(通り過ぎてくれれば何もせずとも良かったのだが教室の中へと足音が入って来ると予備のお札を1枚かのんに握らせながら物陰から飛び出す)んっ！！「ばぶううぅぅぅぅうぅう！！！」
かのん＞それでは、この水晶はわたくしが管理いたしますわ（かなりきにいったのか、札は涼風に任せていたが、自ら大変な管理を申し出て、保険室に帰ろうとするが）っ！また性懲りもなく来ましたわね・・返り討ちに・・・涼風さん？（自身の強力な武器をもって追い払おうとしたが、涼風に引き連れられて物陰に隠れ・・）？？「何をするつもりですの？」・・・っ！？んぐぅっ！？「はへ・・にゃ、にゃんでしゅのぉ？このきょうぇつなにおいはぁ・・」
涼風＞ふぅ・・朝から我慢してたからすっごいのしちゃった・・・でも、お札を使わずに済んだみたい・・♪(かのんの前でオナラをする事になってしまったのは恥ずかしく頬が赤くなってしまうが結果的に怪異を退治する事が出来てホッとする)かのんちゃん、怪異退治でき・・かのんちゃん！？ふええ、ごめんね・・臭かった・・よね？ぁぅぅ・・・///
かのん＞ん、んぅぅ・・・（両手で必死に鼻をかばいながら、プルプルと子犬のように弱々しく震えていると、心配した涼風が歩み寄ってくる）こ、このスカンク娘っ！わたくしに散々不満を言っておいて、自分だって同じじゃありませんのっ？！・・・ぅあっ・・・め、めまいが・・（涼風を避難しようとしたが、急に声を上げると強いめまいに襲われてフラリとバランスを崩す）
唯菜＞え・・・？（転校生が黒板の前に立つと、持っていたペンを机に落としてしまう。唯菜が言葉を失っている間に教師は隣の席に転校生を案内する）は・・？え・・・？っ！は、はいっ！・・私は有原唯菜よ。よろしくね？（学校の案内をお願いされ困惑するが、すぐに落ち着くとかなでに対して自己紹介し）
かなで＞うん、よろしくね、わたしは楪 かなで(唯菜が自己紹介をすると短い返事をして自己紹介も返す)ん・・(そして、カバンを置くために一度案内された机に座って荷物を整理する) 女教師＞今朝のホームルームはここまで、有原さん楪さんに今日の移動教室の場所だけでも1限目が始まる前に案内をお願い出来るかしら？
唯菜＞は、はい・・（何やらかなでのことが気になるのか、チラチラと視線を向けながら教師からの頼みに応える）それじゃあ、短い時間だけどこのフロアのことを少し説明させてもらうわね 私に付いてきて？（ホームルームを早めに終わらせてもらった事で時間にも余裕があり、教室を出て廊下を歩きながら各教室の説明をする）この辺りは2年生の教室よ。他の学年はフロアが違うから普段はあまり会わないかしら。それからここがトイレ。このフロアには他に一箇所あるけど、今は教室に近い方だけね。あとは・・（この日に授業が組まれている美術の際に使用する教室に歩いていく）まあ、今日はこんなとこかしら
かなで＞うん、お願いします(唯菜が前に立って教室の案内をしてくれると背中を追ってゆっくりと頷きながら説明を聞く)・・うん、ありがとう(今日1日を過ごす為に必要な教室を一通り案内してもらうとぺこりとお辞儀をしながらお礼を伝える)・・ところで、来た時の道・・こんなのだった？(美術室に辿り着いたまでは唯菜の良く知る普通の学校だったが、そこから帰ろうとすると来たばかりのかなでが違和感を覚えるまでに教室の配置も道も雰囲気さえも変わっており、まばらだったとはいえ人気があった先ほどとは違い人1人も見当たらなくなっている)
唯菜＞ふぅ〜・・（案内を終えて疲れたように息を吐く）どういたしまして・・・え？（何か別のことに気を取られていたのか、かなでの言葉でようやく周辺の変化に気づく。学校の中だけではない。窓から見える外の景色もいつの間にか夜。と言うよりは何も無い闇に包まれていて）な、何なのこれ・・（突然発生した異常事態に頭の整理が追いつかず頭を抑えながらキョロキョロと辺りを見回す）でも、この場に留まっていても何も変わらないわ。少し歩いてみましょう？
かなで＞うん(明らかな異常事態ではあるが、かなでは平常通りといった様子で唯菜の案に頷くと周囲に注意を向けながら歩いていく)唯菜、止まって・・静かにこっち・・(暫く歩いていくと外が暗闇という事もあって廊下での視界も悪いが僅かにかなでの目に光が映ると小さな声で唯菜に静止させ手を握ると音をさせないように近くの教室に隠れる)・・・やっぱり、少しだけ見えたけど人には見えなかったから・・(廊下を通り過ぎていったのは人間というには特徴的な姿をしており、今の異常事態とあわせると回避した方が良いとかなでは判断したようで見つからなかった事に胸を撫でおろす)
唯菜＞っ！？！〜〜〜////（周辺を散策していたところで突然制止され、手を握られるとビクリと体を震わせ過剰な反応を見せる）・・・は、はぁ・・・そうだったのね。ありがとう、私一人だったら気づかなかったわ（深く呼吸して動揺を抑えると、不要なトラブルを防いでくれたかなでにお礼を伝える）「ぶるるっ」あ、あのね・・か、かな・・かなで。私、少しお手洗いに・・（劇的な環境の変化で今までは気づかなかったが、尿意を催していることに気づくとトイレを指をさす）
かなで＞・・・うん、今なら大丈夫だとおもう(目を閉じて耳を澄ませると通り過ぎた何者かの足音も遠ざかっており、慎重に行動しながら近くのトイレに入って行く)「ふるっ」唯菜、はやめに済ませてきて・・見張り順番で(平常心のままだったが、かなでもトイレに入ってから尿意が高まっている事に気付くと安全の為にも交代で入ろうと提案する)
唯菜＞わ、わかったわ（かなでに先に譲ろうとも考えたが、自分もかなり限界であるため、先に個室に入り数分もせずに戻る）ありがとう。じゃあ、交代するから入ってきて？（かなでの声色から我慢していることを読み取っており、手を洗う前に交代を申し出る）「それにしてもこの状況って一体何なの？クラスの皆は？」
かなで＞うん、いってきます(何事も無く交代する事が出来ると個室の中に入り用を足しながら、かなでも今の状況について考える)「・・大がかり過ぎて人の手で出来ない事、それに何か違和感・・・あ！」(個室の中で何かに気付くと、こちらも数分とせずに出て来る)唯菜、見て・・ここ、多分時間の進み方が、変(そういって、かなでが差し出したのはアナログ式の腕時計とスマートフォン内のデジタル時計、デジタル時計の方は平常通り進んでいるように見えるが腕時計の秒針は明らかに進みが早い)こんな変な現象、人の手だと起こせない・・それと、この時計通りに時間が進んでるとしたら、まずは食堂に向かうべきだと思う
唯菜＞何？何があったの？（特殊な環境に置かれ、元の日常に戻れるかもわからない不安を抱きながらかなでの話を聞く）っ・・！わかったわ。じゃあ、行き先は食堂ね（これまでは当てもなく動いていたが、目的地が定まるとトイレから出てかなでを案内する）食堂は1階で少し離れてるの
かなで＞うん(今2人の置かれている状況はサバイバルに近く、水分と食糧の補給は重要、その他にも補充したい道具はあるが優先順位を定めて唯菜に考えを伝える)ん・・階段、少し危ないかな(1階へ行くとなると階段を使用する事になるのだが、そこが危険だと唯菜に注意する・・それと言うのも暗がりの中の階段であり転落の危険性は勿論だが、そちらに気を配っていたら階下にいる何者かに気付けない可能性もある)でも、行きたい所は2か所・・どちらも1階にあると思う
唯菜＞ふぅ・・（先ほどかなでが見つけた人ではない何かといい、どこで何が飛び出してくるかわからない状況に、普段の学校内の移動とは比べ物にならないほど精神をすり減らされる）でも、ここ以外にも階段を降りるしか食堂にはいけないのよ？ほら、行きましょ（他の階段は大幅な遠回りになり、そうすれば余計に何かとの遭遇の可能性も高まるため唯菜は少し強引にかなでの手を取って階段を降りていく）
かなで＞ん、うん・・っ？(唯菜に手を引かれて階段を降りる決心をするが、手を引かれると同時に浮遊する光のような物が視界に入り動きを止める)「気のせい・・？」・・・っ！「ぶぶうううぅ！」ぅん・・ごめんなさい・・(違和感を覚えたかと思うと強烈にお腹が膨れ上がるような感覚を覚え、同時に大音量を奏でる、引かれていない方の手でお尻を抑えながら今までの動じた様子を見せない表情から僅かに頬が赤らむ)
唯菜＞っ？どうしたの？（階段の途中で足を止めたかなでの方を振り返り心配して問いかけると、返事より先に大音量の・・クールで可愛らしいかなでのイメージに似つかわしくない音が響く）っ///だ、大丈夫っ！私は気にしてないしっ・・・（まるで自分のことのように赤くなってしまうが、直後にかなでの赤らんだ顔が視界に入ると慌てて顔を背ける）い、行きましょ・・（かなでに顔を向けないまま、一声かけると今度はゆっくりと歩き出す）
かなで＞うん・・「別にしたくなんてなかったのに・・あの違和感、光が見えたような気がした瞬間おなか・・」(何の予兆も無く我慢が出来ないほどにお腹が膨らんだ現象が気にはなるがオナラをしてしまった以外には何も無く、今は先へ進もうと軽く首を振って疑問を吹っ切る)・・・大丈夫、この先も食堂の中にも何も見えない(オナラ騒動以外には何事も無く食堂へ辿りつくと気配を探りながら食糧の探索をする)お昼の定食にケーキ、冷蔵庫の中にはジュースがいっぱい・・後はレジの所にお菓子がある・・うん、暫くは困らない(異変が起こる前の状況をコピーしているかの如く、お昼の為に準備されている定食のセットなどが厨房には並んでおり数日は食糧に困らないだけの備蓄を確認して安心する)食事をしたら次は職員室に行こう、いつまでも暗いまま移動は出来ないし・・あそこなら懐中電灯と教室の鍵があると思う
唯菜＞・・・（オナラ騒動ですっかり動揺してしまい、かなでの顔が見れないまま先へと進んでいく）・・・勝手に食べたり持っていったりはあまり良くないけど、この場合は仕方ないわね（対価となるお金を払う相手はおらず、そもそもここが現実世界かもわからない状況では、良心よりも自身の生存を優先し、その場で食事を済ませる）え、ええ。職員室ならここを少し行ったところにある渡り廊下を通っていけば近いわ（人外の存在との遭遇を避ける為、移動距離は短く済ませようと最適ルートを提案する）
かなで＞ん、んっ・・ふぅ・・うん、体感ではあまり分からないけどお腹の空くのとか普段よりも早い気がする・・あまり長い時間閉じ込められるのはよくないとおもう(トイレ以外でも飲食、睡眠と長時間になればなるほどに気にしないといけなくなり、頭を悩ませる)・・うん、ごちそうさまでした・・これとこれを頂いていきます・・(誰もいないがペコリとお辞儀をしてシリアルバーやペットボトル飲料などを少量持って移動を始める)唯菜もこれ・・甘い物は疲れを取れるから(持ち運ぶには少し不便かとも考えたが学食でも名物になっているスイートポテトを糖分補給の為に唯菜に手渡す)
唯菜＞この状態でものを持ち歩くのは少し不便ね・・（受け取ったお菓子や飲み物をポケットに入れ、入らないものは手に持つ）職員室でリュックがないか探してみましょう（ただ物を運ぶだけなら他のバッグでも良いが、動きやすさを考慮してリュックを優先する）さ、気をつけて進みましょう？（周囲に注意を払いながら職員室に向けて進みトラブルなくたどり着く）どう？明かりになるものはあった？
かなで＞うん、懐中電灯2つと電池、先生の私物だと思うけど中身は空だったからリュックも2人分使えると思う・・それと、これ、防犯ブザーだけど使い方次第で巡回してる何かの気を引くくらいは出来ると思う(職員室では運よく目的の物を必要数手に入れる事が出来る)後はマスターキー、これがあれば他の教室も開けられると思う・・これから先はどこへ行くべきか分からないけど・・・(予備の鍵も含めて2セットのマスターキーが存在していたが必要な1つだけ借りて行く)
唯菜＞ありがとう。これで少しの間は探索を続けられそうね（先程の食事のおかげもあり体力は余裕がある。怪異を避けながらになるが学校を一回りはできると考え職員室を出ていく）先ずは玄関に行くのはどう？もしかしたら外に出られるかもしれないし
かなで＞ん、うん・・行く宛も無いから良いと思う(外へ出るのはメリットもデメリットもあるが立ち止まるよりは得られる情報が多い為、唯菜の言葉に賛同する)玄関・・開いてる、外へは出れそう(閉まって居るかとも考えていたが意外にも玄関の扉は開けられており、外を見渡す事も出来る、ただ外は薄暗いままで玄関から出ても根本的な解決にはならないと感覚的に知る事が出来る)
唯菜＞じゃあ、決まりね（次の行き先の提案が通ると二人で玄関に向かう。扉が空いている様子を見てかなでの手を取る）このままここに閉じこもっているよりは、外に出てなにか起きないか試したほうが良いわ！（慎重に外の様子を見ながら扉をくぐり外に出ていく）・・・ダメね。窓から見えていた風景と変わらない。校門は閉じているしこれ以上広い校庭を歩くのは危険ね（見晴らしが良いということは、自分たちの姿もよく見えるということ。余計なものに目をつけられる前に戻ろうとする）・・っ！
かなで＞うん、でも逆にこれ以上危険な外を探す必要は無くなったと思う・・校舎に戻れたらさっきみたいに隠れながら・・・(安全重視に探索すればなにか糸口が見つかるかもしれないと思っていたが校舎に辿り着くのとほぼ同時に巡回していた何者かに見つかる)唯菜、こっち！(校庭に出るよりも校舎に戻った方が良いと瞬時に判断すると唯菜の手を握って走り出す)っ！「ダメ・・振り切れない」
唯菜＞「う・・後でトイレに行かないと・・・」（視線を落としてそんな事を考えて周囲への警戒が薄くなっていると、何者かの存在に気付いたかなでに手を引っ張られる）っ？！ちょっ・・い、今そんなに早く動くのムリ・・っ！（先程の食事が消化されお腹にガスが溜まってきてしまったせいで動きが鈍くかなでの足を引っ張ってしまうと、襲い来る何かがすぐ近くまで迫ってくる）も、ダメっ・・かなで、ごめんなさい・・「ぷわああぁあああんんぅ・・」（唯菜のお尻から漏れたガスは先程のかなでのものとは比べ物にならない激臭であり、例えるなら腐ったチーズの海に溺れるような・・鼻を破壊しかねない悪臭が周囲に充満する）うぅ・・相変わらず、強烈・・・
かなで＞え？・・〜〜〜〜〜〜〜！！！？(今まで何があっても動じなかったかなでが初めて激しい反応を見せてすさまじいまでの臭いに鼻を摘まみながら涙を浮かべる)んぅ・・テレビの企画で使ったシュールストレイミングよりひどかった・・・でも、追って来たのも消えてる・・幽霊には匂いが効果的って聞いた事あるけど、あれはほんとだったのかも・・・(結果としては助かり、追って来た何かの正体も予測がつき、尚且つ対処法も得る事が出来た為、鼻へのダメージは甚大だったが得た物を整理する)
唯菜＞そ、そう・・シュールストレミングね・・（世界一臭い食べ物と言われているものよりも臭いと真顔で言われると、臭いという自覚はあったもののショックは大きく顔を俯ける）い、言っておくけど、狙って出るものじゃないからねっ？！（このままでは幽霊対策に使われそうと思ったのか、自分は役に立たないとかなでに期待されるより先に釘を刺す）「キュルル」・・・かなで、ちょっとトイレに行っていい？さっきのがまだお腹に残って・・・このままじゃ、漏れそう
かなで＞そっか・・・(襲われた時でも唯菜のオナラがあれば安心だと思っていたが生理現象を操れるはずもなく思いついた策は不発に終わる)っ！うん、早く行こう・・トイレの外で何も来ないか見張ってる(遠回しにもう嗅がされたくないと言って居るようなニュアンスで早口で喋ると近くのトイレに向かって唯菜を見送る)・・・今何か、変わった・・？気配が増えた気がする・・・
唯菜＞ありがと・・・（お腹に刺激を加えれば爆弾が暴発してしまいかねないため、ゆっくりと歩いて校舎に戻り、玄関から一番近いトイレに向かった） かのん＞な、何ですのここは？！（かなで達が襲い掛かる怪異を撃退した頃、1年生の教室が立ち並ぶ廊下に女子生徒の声が響く。一人廊下を歩いていたところで突然周囲の雰囲気が変わる、二人も体験した状況に理解が追いつかない）誰か！誰かいませんのっ？！（こういうときかのんは幼い頃からの習慣で誰かを呼び問題を解決しようとする）
涼風＞きゃっ！？・・ぁ、ぅぅ・・(かのんとほぼ同時に裏世界とも言える校舎に迷い込んでしまうと1人の心細さもあるがそれ以上に周囲の不気味な暗さに恐怖を感じて物陰に隠れていた所にかのんの声が響き渡り悲鳴をあげて小さく震える)・・た、高槻さん・・？(恐る恐るといった様子で顔をあげると見知った女生徒の姿があり少し安心した様子を見せる)ぅぅ・・・(誰が見てもわかるほどに涼風は恐慌状態に陥っており正常な思考をする事が出来ていない、体の震えからも涼風の恐怖を感じ取る事が出来るが今の状況だと行動にも制限が掛かっているかもしれない)
かのん＞ん・・？あなたは？（普段から余り目立つことのない涼風の姿を見ても、すぐに誰なのか判別がつかず、じっと見つめる）あぁ・・同じクラスの一ノ瀬さんでしたわね。ちょうど良かった、この状況を説明してくださる？（小動物のように震えてる姿を見れば、自分と同じく状況が理解できていなくて不安をいだいていると理解できそうなものだが、かのんはお構い無しで涼風に頼る）
涼風＞え、えっと、わたしも突然の事で・・(頭の中でまだ正確に今の状況は纏まっていないが、気付いたらおかしな空間に居た事と人の形はしているが人間ではない何かが巡回をしている事、時間の進みがおかしな事など先に入って来た唯菜やかなでが得た情報と同程度の情報をかのんに教える)今、知ってる事はそれくらいで・・外は見えるけど校門より奥は暗闇で、多分校舎の中を調べた方が良いと思うけど怖くて動けなくなっちゃって・・
かのん＞あら、そうでしたの？（期待外れな答えに冷めた様子で返すが、意外にも涼風の知っていることは多く、すべて聞かされるとパァッと表情が明るくなる）まぁまぁっ♪わたくしより詳しいではありませんの。決めましたわ！わたくし、あなたと行動をともにしようとおもいます（涼風の意思を後回しにして、決定事項のように本人に伝える）
涼風＞ふえ・・え、えと・・う、うん・・(押しに弱い涼風はかのんの言葉に圧されて頷くと1人きりの時には出来なかった深い思考で何をするべきかを考える)脱出の方法も、すぐに帰れるかもわからないから一先ず拠点になるような所を探した方が良いと思う・・宿直室か保健室・・近い方なら保健室だけど、宿直室なら食べる物とか飲むものもあるかも・・どっちに行くべきかな・・(保健室の方が近いが宿直室なら飲食物が残っている可能性もある、その他にも双方にメリット、デメリットがある為最終的な判断はかのんに委ねる)
かのん＞何を迷う必要がありますの？食料がある方が優先されるに決まっていますわ（まだ一度も怪異を目の当たりにしていないかのんは、長い移動距離によるリスクを理解できていないこともあり、即答で宿直室を選ぶ）そうと決まれば宿直室に向かいますわよ？一ノ瀬さん、道案内と周囲の警戒は御願いしますわね？
涼風＞え、えと・・う、うん(巡回している者たちに見つかると振り切るのは難しいのだが宿直室に行くのはメリットもある、半ば押された結果ではあるが留まるリスクよりも到着時のメリットを考えて頷く)うん、ふぅ・・(ただでさえ宿直室までは距離がある為、正確な道順を頭の中で整理しながら先に進む)さっきよりも巡回してるの増えてる・・(何とか気付かれないように道のりの半分は進んで来れたが既に3度怪異を見かけていて明らかに数が増えてると気付く)「もじ・・」・・・(スムーズに辿りついていたら何も問題が無かったのだがゆっくりとしか前に進めず、時間の経過も早いせいでまだ遠い所で尿意を感じると頬を赤く染めながら落ち着きがなくなる)
かのん＞あら？この辺りはこんな感じですよね（まだ1年生で学校生活が短いこともあり、宿直室に向かう廊下は見慣れないものばかりで、周囲の怪異の存在に気づくことなくマイペースに周囲をキョロキョロする）それで、あとどれくらいで着きますの？突然こんなところに連れてこられてわたくし少々疲れましたわ（涼風の変化にも気付かず自分優先の態度で宿直室に直行しようとする）
涼風＞ん・・「ど、どうしよう・・おトイレ、行きたくなっちゃった・・でも、高槻さんが・・」(このペースで行くと宿直室まで我慢出来そうも無いのだが、それを言い出せずにいるとかのんは先々と進んでいってしまう)あわわ・・え、えと、今は視聴覚室の辺りだから・・・もう半分くらい・・(マイペースに進んでいくかのんに冷や汗をかきながらも正直に現在の進行度を教える)っ！高槻さん、ごめんなさいっ！(そうしていると前から怪異が迫って来るのを見てかのんの手を取ると近くの教室に入って近場にあったロッカーの中へ隠れる)
かのん＞まだそんなにありますの？！はぁ・・・この学校は広すぎて良くありませんわ（目的地はかなり近いと期待していたが、涼風からの答えでがっかりとした態度を顕にする）ん？何ですの？（突然の謝罪にはてなを浮かべる間もなく、ロッカーの中に連れ込まれる）っ？！何をいきなり（狭いロッカーに無理やり押し込まれる形となり、望んでもいない状況にムッとした様子で涼風を睨みつける）
涼風＞「ふえええ・・」し、しー・・(睨まれると泣きそうになりながらも声で怪異に見つからない事を祈ってかのんに懇願する)「っ！！ち、近づいてきちゃう・・」っ！！(大のホラー嫌いだが、かのんを守る為にロッカーから飛び出すと怪異の脇を抜けて走り出す)「えっと、えっと・・こっちは他のが居たし、こっちは宿直室の方向・・だとしたらぁ・・」(一時的にかのんとは別れる事になるがロッカーの中に隠れ続けていれば全滅もあり得た状態で怪異の興味を引いてかのんをロッカーの中に隠して全力で駆け抜け向かっていた方向とは逆の階段を駆け下りて玄関へと向かっていく)
かのん＞っ？（一体何でこんなとこに連れ込んだのか説明もなく、静かにしてと懇願されて戸惑っていると、怪異を遠くに連れて行くため涼風が一人で走り出してしまう）あっ！お待ちなさいっ！わたくしを置いてどこに行くつもりですの？！（それが自分を守るためとはつゆ知らず、頼りになる存在の突然の疾走に驚き、引き止めようとするかのんの声が廊下に虚しく響く）一ノ瀬さんがいないと何もわかりませんわ。ここは逃してなるものですか（せっかく怪異を連れ出してもらったのにかのんは自ら危険を伴う涼風の向かった先に追いかけていく）間違いなくこちらに向かってますわね
涼風＞はっ・・はっ・・「ダメ、追いつかれちゃう・・隠れるところ・・も、ダメ、視線を切れないよ」ひゃっ！？(怪異の方が足が速く振り切る事が出来ず教室に入っても隠れる場所が無く廊下は曲がり角の無い一直線、背後から迫る気配に危機感を覚えながら走っていると躓いて転んでしまう)や、や・・「ぷううぅうっぅう！！」ふっむぅ！？「くさ・・ぁ・・お、おなら・・？」(怪異に追い付かれると目の前には大きなお尻を突き出されて間抜けな破裂音が響くと同時に顔を背けたくなるような悪臭が襲う)「ぷぅぅ！ぶぅぅう！！むっすううぅぅぅう！！！」〜〜〜〜〜〜〜っっ！！？「ゃ、、ゃぁ・・くさ・・ぁ・・」
かのん＞ようやく追いつきましたわ♪（幼い頃からの習い事のお陰で人並み以上に体力がついたことで、追いかけっこも苦にならず涼風に追いつく）なんですの・・？（そこでようやく怪異の存在に気づくと、オナラを浴びせられ悶絶している涼風の姿に困惑する）っ！？「もわああぁんん」んぐうぅ！？「なっ、なんですのこの悪臭はぁ？！」んむううぅっ！！（呆然と立ち尽くしていたかのんの背後から怪異が迫ると真っ黒な手で口と鼻を覆われる。同時に襲い掛かる鼻が曲がってしまいそうな臭いに涙を浮かべ）
涼風＞ぅ、けほ・・ぉぇ・・(目も覆いたくなるような連発に嗅覚が破壊されたかのような嫌悪感を覚え吐き気を催す) かなで＞隙だらけ・・(かのんも涼風も怪異に捕らえられて万事休すかに思えたが透き通る声が響いたかと思うと2体の怪異はお札を翳されて悶えながら消え去る)こっち・・唯菜はそっちの子、お願い(かのんの手を引いて走り出すと唯菜に涼風の事を任せて近くにある保健室へと向かっていく)
かのん＞むぐ・・んうぅ・・・（最初は懸命に抵抗していたかのんだったが、徐々に悪臭によって身体が弱っていくと、モゾモゾと身体を動かす程度しかできなくなり、一向に衰えない臭いに意識を侵されはじめる）ぷはっ・・げほっ・・・だ、だれ・・？（突然拘束から開放され、見知らぬ生徒に助けられると状況を理解するより先に手を取られる） 唯菜＞任せて！「とは言ってもこっちの子はかなり酷い・・こうなったら・・」（衰弱した様子の涼風を前にして、走って逃げるのは無理と考え、おんぶする形でかなでの後を追う）揺れるかもしれないけど我慢して
かなで＞ここまで来たら大丈夫・・最後にお札を貼って・・(保健室に逃げ込むと1つしかない入口にお札を貼って怪異達の侵入を阻む)楪 かなでだよ(難を凌いだ所でかのんからの質問に答える) 涼風＞ぅ、ぅ・・あ、ありがと、ございます・・(かなりのダメージを負っていて唯菜に背負われ保健室のベッドに下ろしてもらうと何とか体を起こしながらお礼を伝える)
唯菜＞ほら、お礼はいいからゆっくり休んで？（暫くおんぶした上、小柄ということもあり涼風を弟妹と重ねた唯菜は、優しく諭すように涼風を寝かせて布団をかける） かのん＞んく・・一体あれはなんでしたの？（涼風と比べればダメージの少ないかのんは椅子に腰掛けてかなでに問いかける）あのニオイは只者ではありませんわ・・まるでわた・・
かなで＞わたし達は怪異って呼んでる、やってくる事は色々だけど・・基本的には危険な相手、見つからないようにしてないとどうなるかはわかったと思うけど(凶悪な臭いは説明するまでも無く、その他の怪異もかなで達は見ており危険性を教える) 涼風＞あ、あぅ・・あの・・えっと・・「もじもじ・・・」(今までは精一杯で忘れていたがトイレに行きたい事を思い出すと言いづらそうに唯菜に声をかける)
かのん＞怪異・・わたくしにあんな狼藉を働くなんて許せませんわ・・っ！（気の遠くなるような悪臭を嗅がされた屈辱を思い出して体を震わせながら怒りを抑える） 唯菜＞ん？・・ああ「そういうことね」ちょっと身体が揺れるけど我慢してね？（涼風から声をかけられると何かと訪ねようとしたが、その様子から察すると先に行動し再び涼風を抱き上げる）かなで、少し廊下に出たいからついてきて？（その理由は伝えず札を持つかなでにも同行してもらおうとする）
かなで＞懲らしめるとか考えない方がいいよ？これくらいしか効かなかったから、またくっさい思いしたいなら止めないけど(残った最後のお札を見せながら、かのんに変な事を考えないよう釘を刺す)ん？うん、わかった・・(残ったお札を大事にポケットの中に入れると安全な場所にかのんを残して唯菜の方についていく)ここに居たら大丈夫だから・・
かのん＞んく・・・あのニオイは二度と嗅ぎたくありませんわ（思い出すだけでくらくらしてしまいそうなニオイを再びと考えると、素直にかなでの忠告を聞く）どこに行くつもりですの？ 唯菜＞大丈夫、すぐに戻って来るから じゃ、行きましょう？（3人で保健室を出ていくと、廊下を少し歩いてトイレに涼風を連れて行く）中も危険はなさそうね。わたしたちは廊下で待ってるから、できるだけ速く済ませてね
涼風＞は、はい・・っ！(2人に見守られながらのトイレは恥ずかしいが現状そんな事も言ってられずに顔を赤くしながら個室に入って行く) かなで＞唯菜、もう見つけたお札はこれが最後・・またどこかで何か見つけて来ないと・・「ぷぅぅ〜っ」っ？「きょろきょろ」(手持ちの道具が心許ない事を唯菜に伝えるとトイレの中に可愛らしい破裂音が響き、かなでは自分じゃないと首を振ってアピールする)
唯菜＞はぁ・・やっぱりまた探索に行かないとダメね（怪異に対抗できる数少ない手段の一つ。その御札が心許ないくらいに減っていると知らされ、危険を承知で学校内を探し回る覚悟をする）え？い、いや・・私でもないわよ？！（かわいい破裂音が響き、かなでも唯菜も動揺した様子で自分はしていないと主張し合う）ま、まさか怪異？だとしたら今回のは・・（オナラを操る怪異かもしれないと、鼻に手を当てて警戒を強めかなでの前に立つ）
涼風＞「かぁぁ・・」わ、わたしです・・安心しちゃったらでちゃいました・・(外の声が聞こえていて大事になってしまうと誤魔化す事も出来ず、顔を真っ赤にしながらトイレから出て報告する) かなで＞あ・・ううん、大丈夫、気にしないで・・とりあえず、戻ろう(少し気まずい間が流れると強引に空気を変えて保健室へと戻って行く)ただいま、これからわたしと唯菜はもうちょっとこの校舎を見て回るから2人は落ち着くまでここに居てもいいよ、お札を貼っていたら暫くは大丈夫みたいだから
唯菜＞そ、そうね・・早く戻らないと、何が現れるか・・（真っ赤になった涼風に対して気まずそうに保健室に戻ることを促していく） かのん＞っ？！お待ちになって？万が一はありえませんの？！（かのんも涼風も怪異に対抗できる手段は持っておらず、頼りになる二人との別行動は例え安全な場所での待機とはいえ不安なようで、引き留めようとする） 唯菜＞私達二人といっしょに行動するのは危険だし、かと言ってこの場に残り続けても食料や道具が尽きちゃうから、少しの間我慢して？
かなで＞何が起こるかはわたし達にも分からない、これはテレビの撮影なんかじゃないのは身を持ってわかったはず、自分の身は自分で守らないといけない、わたし達がしてあげられるのは一時的にでも安全な場所を作ってあげる事だけ、これから先は自分で考えて自分で行動して・・(唯菜の言葉を塗り替えるように、かなではかのんに対して強い言葉を使う・・だが、それはここで生き残る為には最低限必要な心構えであり・・)もし、それが出来るようになったら協力しよう(対等な立場になるのであれば協力する事も約束する)
かのん＞っ！？・・・・（今まで育った環境がかのんに人に頼りすぎる性質を与えており、自分の考えと対極なかなでの言葉にショックを受ける） 唯菜＞「かなで、いくらなんでも突き放し過ぎじゃないの？」（こちらも育った環境によって、人の世話を焼くことに苦を覚えない性格の唯菜は心配そうにかのんを見てからかなでにヒソヒソと問いかける）はぁ・・「後でフォローしないとね・・」とにかく、私達は行ってくるから、くれぐれも無茶はしないでね
かなで＞「唯菜は甘やかし過ぎ・・これから先、あの2人を助けられるかどうかはわからないんだから」(唯菜の問いに対しても立場を崩さずに保健室から出て行く) 涼風＞「あわ、あわ・・」・・・はふぅ・・で、でも、そうだよね・・唯菜さん達も巻き込まれて大変なのに助けてくれて・・いつまでも、甘えてばっかりなんて・・(険悪なムードになりそうで内心慌てていたが唯菜達が探索に出掛けると息を整えて、かなでの意見にも賛同する)
唯菜＞「そうは言っても、まだこのおかしな世界に来たばかりで動揺してるだろうし、慣れるまでは見てあげたいんだけどね」 かのん＞・・・・（かなでたちが出てから少しの間、かのんは一言も発しないままドアとは反対方向に身体を向けて険しい表情を浮かべる）・・・わかっていますわ・・それくらい・・ 唯菜＞やっぱり宿直室に来て正解ね（保健室を出て二人が向かったのは涼風達が最初に目指した宿直室。そこで御札などの道具や食料を確保する）「くぅ・・・」少しお腹も空いてきたし、なにか食べておかない？ここなら安全だし・・
かなで＞うん、十分な量とは言えないけど探索を続けられるくらいには揃ったね(お札が調達出来たのは大きな収穫であり、食料のストックも出来て余裕が出来た)ん？うん、それじゃあ次の目的地を決めながら食事にしよう？(時間経過の早い空間という事もあり、すぐにお腹も空いてしまう為、早めの食事には賛成して食事中も無駄にならないように目的地の相談も同時にする)・・・じゃあ、次の目的地は3階って事で良いかな？まだ調べて無い教室も多いし何か手がかりがあるかも・・
唯菜＞ふぅ・・んっ、決まったわね じゃあ、行きましょう？（お腹を満たしながら次の目的地も決まると、校内の構造に詳しい唯菜が先頭に立って3階に向かう。）うん、あいつ等はいないわ。このまま・・・（怪異との遭遇を避けて探索を済ませてしまおうと教室に入っていく）ここは3年の教室ね。何か見つかればいいけれど
かなで＞うん、じゃあ、ここから探ろう・・(小さな見落としも命取りになる為、慎重に机の1つ1つも探って行く)・・・っ！唯菜、こっちっ！(じっくりと探している途中で気配を感じると、かなでは唯菜の手を取ってロッカーの中へと入って隠れる)ふぅ・・通り過ぎるのを待とう・・多分、見られてないから平気なはず・・
唯菜＞そうね。私はこっちから見ていくから、かなでは反対側からお願いするわ（二人で手分けして教室の隅々まで捜索していると、何かに気づいたかなでに引き連れられてロッカーに入ることに）っ！？か、かなっ・・・（思わず大きな声を出しそうになったが、怪異が近づいていると気付くと声を抑えて脅威が立ち去るのを待つ）・・・・「もう大丈夫そうね・・」・・・あ、開かない？（狭い隙間から外の様子を見て、怪異の姿が見えなくなったと確認すると、扉を開けようとしたがビクともしない）
かなで＞ん？んっ！んぅぅ！！ほんとだ・・開かない・・(ロッカーを開こうとしても重く閉ざされており全力で体重もかけてあけようとするがビクともしない)困った・・あんまり大きな音を立てると怪異が集まってくるかもしれないし・・っ？これも怪異・・？(2人で勢い良く扉を押せば開くかもしれないが大きな音を立ててしまうと考えているとポケットに入れていたお札が微弱な反応を示す)
唯菜＞はっきりとは言えないけど、これだけ力を込めても開かないなんて不自然だし、怪異が関係してるかも・・（ただ、これまで会った怪異と比べれば、閉所に閉じ込められるだけというのは比較的無害であり、不幸中の幸いにホッとする）「きゅるるぅ・・」っ！？・・・んっ///か、かなで・・・早く出ないと危険だわ・・お腹が苦しいの
かなで＞え？ウソ・・ま、まって・・今お札を使うから・・っ！(唯菜の言葉に慌ててお札を取るとそのまま反応の強い箇所へ近づけるだけで発動するのだが手を滑らせてしまうと床に落ちてしまう)もうちょっと、待って・・んっ・・(体の柔らかいかなでは狭い中でゆっくりと落としたお札を拾おうとするのだがロッカーという暗所のせいで上手く距離感が掴めずに苦戦してしまう)
唯菜＞んっ・・・わ、わかった・・がまん、するわ・・・（まだ少しなら余裕がある。かなでが対処するのを待とうとするが、札を落としたかなでの頭がお腹に当たって圧迫されてしまうと、唯菜のお腹の中の爆弾が暴発してしまう）ぶううぅぅぅううっ！！！！（狭い空間は一瞬で唯菜のおならの臭いに染まる。前回漏らしてしまったおならの臭いとは比べ物にならない激臭に、出した本人である唯菜ですら鼻を覆う）んぐぅっ！？「ひ、ひどい、ニオイ・・・っ！？かなでは？」
かなで＞んむっ！？！「がまん・・するって・・」〜〜〜〜！！(破裂音と同時に慌てて両手で鼻を覆うがそれすらも無駄だと言わんばかりの激臭が襲い掛かり全身から力が抜けて行く)〜〜〜〜っっ「めにしみる・・おふだ・・どこぉ・・」(ただでさえ視界不良な状態に加えて激臭のもやが邪魔をしてお札の場所がわからなくなり手探りの状態で探していると・・)ぁ・・「うそ・・いま、外に・・？」(手に紙が触れたかと思うとパサッと小さな音が聞こえる、そこからかなでは薄い隙間からお札が外に落ちてしまったのだと推測し絶望する)
唯菜＞っ・・「ま、まだお腹が・・」（ロッカーを悪臭地獄にするほどの量を出したものの、唯菜のお腹にはまだガスが残っており、それは出してなるものかと我慢しようとするが）「ぷるぷる・・」んっ、ぅ・・・ぅく・・「も、限界・・・」んはぁ・・「ぷわああぁぁんんぅ・・」（我慢に我慢を重ねた結果は最悪で、結局オナラを漏らしてしまい、その上ニオイも一層濃厚なものに変貌する） かのん＞助けに来ましたわっ！（猛毒ガスがロッカーに撒き散らされてから数秒。外からロッカーが開けられる）っ！？！？！「ど、毒ガスですのっ？！」（中から漏れ出したニオイに巻き込まれると慌てて飛び退くが、僅かにニオイを嗅いでしまったせいで強いめまいに襲われ、その場にひざをつく）
かなで＞ゃ・・ゃぁ・・「もう、ださない・・で・・」(儚い願いも凄まじい臭いに塗り潰されてかなでの意識はゆっくりと途絶えて行く・・・) 涼風＞ふえ・・っ！ぅぅ・・かのんちゃん、がんばって・・！(このまま臭いに撒かれて行動不能になってしまったら4人纏めて怪異の餌食になる事は目に見えており、かのんの事を鼓舞しながら意識を失っているかなでを背負って何とか教室から抜け出す)ふぁぅ・・でも、どうしよう・・保健室も宿直室も遠いから・・どこか休ませられるところ、無いかな・・
唯菜＞うく・・ふたりとも、どうして・・？（かなでほどダメージはなかったが、それでもフラフラと一人で立っていられないほどに消耗した唯菜は、予想していなかった二人の救出に安心すると同時に困惑する） かのん＞けほっ！そんなことよりも今は避難が優先ですわ・・！（臭いに当てられたとはいえ、歩く程度なら十分に余裕がある。かのんは唯菜の体を支えながらオナラによって危険地帯となった教室から出る）わからないのなら前に進むだけですわっ！（迷っている涼風を追い越し、行く宛もないまま進み始める）
涼風＞ぇ・・えぇ・・！？わわ、ま、まってよぉー(猪突猛進気味に突き進むかのんの後を追っていくと突き当りにある音楽室へと辿り着く)音楽室・・なんだか不気味だけど・・ここなら端っこだから怪異の見回りも余り来ないかな・・？(他に行く宛も無く、何の確証も無いが現状は信じるしかなくかなでの落としたお札を使って入口を封鎖する)ふぅ・・これで大丈夫だよね・・
かのん＞とにかくここで休むしかありませんわ（椅子をいくつか並べて気絶したままのかなでを休ませ、唯菜を座らせる）それにしてもあの臭いは何でしたの？まさか、またあのおかしな存在の仕業じゃ・・（それが唯菜のお腹から出たものと知らないかのんは怪異に臭い責めされた経験から、怪異の仕業と疑う） 唯菜＞「カアア・・///」ぅ・・・「ごめんなさい・・かなでも、辛い思いさせちゃって・・・」
涼風＞うん、すごい臭いだったね・・閉じ込められたままあんな臭いを嗅がされちゃったら・・(逃げ場も無く嗅がされたかなでのようになす術も無く意識を閉ざされるのは確実だろうと身震いする)でも、一先ずは大丈夫だけど食べる物とか色々・・このままだと足りなくなっちゃうよね・・お札も使わせて貰っちゃったし・・・(この世界においてお札は命綱、緊急事態だったとはいえ貴重なお札を消費してしまった為、何とかしなければと考える)・・・あ、そういえば、3階に開かずの教室があるってお話・・もしかして、あそこに何か無いかな・・？
唯菜＞・・（涼風にまでもオナラに言及されると、赤くなった顔を隠すように二人に背を向けて、かなでの頭を撫でる） かのん＞それは困りますわ。なんとかなりませんの？（食料や護身用の道具に不足が出そうになると、涼風にアイデアを求める）それなら話が早いですわね。さ、行きますわよ？涼風さん（確証はないが、御札が置いていそうな教室の存在に食いつくと、涼風の答えを待つ前に立ち上がり教室を出ようとする）
涼風＞ふえ、う、うん・・！唯菜さん、少し行ってきますね(かのんに引っ張られる形で立ち上がると何の確証も無いがお札などの役に立つアイテムを求めて開かずの教室と呼ばれている教室を目的地にして出発する)開かずの教室は反対側の教室だよ、お札が無いから怪異に気をつけて教室に隠れながらとか慎重に行こう？さっきの怪異もまだ近くにいるかもしれないし・・・
かのん＞何を呑気な事を言ってますの？隠れていたせいで大変になった例を見たばかりじゃありませんの（襲われたことで、怪異に対する恐怖心はあるが、時間をかけて慎重に進んでも脅威にさらされるのなら、一刻も早く目的地に向かおうと、涼風の手を取って強引に進む）ほら見なさい。何も起きなくってよ？見えないものに怯えすぎですわ
涼風＞で、でも、わわわ・・(慎重派の涼風はゆっくりと事を進めたかった所だが結局かのんに引っ張られて目的地近くにまで辿り着く)はぁ・・ふぅ・・っ！かのんちゃんこっち！！(あれだけ音を立てれば当然怪異たちも集まって来てしまい、涼風は足音を聞いて慌てて開かずの教室へとかのんを連れ込んで息を殺す)
かのん＞ん？ひゃっ？！（突然教室の中に連れ込まれ、小さな悲鳴を上げてしまう）・・・「いきなり引っ張ってこんな・・非常時とはいえ強引すぎますわ」（言いたいこともあるが、怪異に見つかってしまうため我慢して暗がりの中でじっと待つ）んっ・・・「いいシャンプーを使ってますわね。この香り、心地いいですわ」（このおかしな学校に飛ばされてから悪臭ばかり嗅がされてきたからか、そばにいる涼風の髪から漂う匂いに癒やされる）
涼風＞「っ・・近づいて来る・・」かのんちゃん、このままだと入って来ちゃうかも・・中にあるもので何とか出来ないか探してみよ？(探すためには物音を立ててしまう危険はあるが、このまま待っていても部屋に入り込んで来たら袋のネズミでリスクを取って対抗手段を探す事を提案する)・・・これ、『怪異への対抗手段』って書いてある・・え、えっと、聖なる札・・多分これは唯菜さん達が使ってたお札だよね・・水晶石・・乙女の息吹・・うぅん・・水晶なんて持ってないし息吹って吐息ではないよね・・
かのん＞っ？！どうにかなりませんの？またあんな思いをするなんて、考えたくもありませんわ（かなでたちに助けられて事なきを得たが、怪異に捕まりひどい悪臭で責められた記憶が蘇ると条件反射で鼻を覆う）・・・全く役に立たないメモですわね（涼風が見つけたメモからは現状を打開できる情報を得られず、このまままた臭い思いをさせられるのかとため息を付きながら辟易するかのんだが）・・っ♪私にあんな思いをさせたのですもの、報いは受けるべきですわね（何かを思いついたのか、意地悪な笑みを浮かべ待ち構えるように扉の前に立つ。そして、怪異が扉を開いた瞬間）跪きなさいっ！「ぶふううぅぅぅうっ！！！」（入口に向けて突き出されたかのんのお尻からは怪異のものに引けを取らない凄まじいニオイのガスが噴射される。腐った肉とチーズをぐちゃぐちゃにかき混ぜたようなニオイが怪異を包む）
涼風＞な、何するの・・？(かのんの突然の行動に何をするのかと疑問を投げかけるが次の瞬間には怪異が突入してきて同時にかのんのお尻から出た乙女の息吹・・オナラによって撃退され怪異は苦しみ悶えて浄化されて行く)わ、わぁ・・んむっ！？ちょ、ちょっと、かのんちゃん・・強烈すぎ・・・(怪異を撃退出来て悪臭責めを回避したかのように見えたが結局涼風はかのんのガスに煽られて鼻を摘まみながら顔を背ける)で、でも、まさか乙女の息吹って・・そのオナラ・・なの？
かのん＞・・・・納得いきませんわ！私達はあんなに苦しい思いをさせられたのに、あっさり消えていなくなるなんて・・（脅威を振り払ったものの不満顔で怪異がいなくなった虚空を見つめていると、涼風の声が届く）涼風さん、あまり口が過ぎると私にも考えがありますのよ？物足りなくはありましたけど、ここにはまだ残っているようですし・・（おならが臭いと非難されると、黙らせてしまおうとお腹を擦りながら涼風に詰め寄り、くるりと背を向けてお尻を突き出す）
涼風＞ひぇ・・や、やめて・・で、でも、これで怪異に対する対抗手段が出来た・・・のかなぁ？(顔色を悪くしながら首をぶんぶんと振って嫌がるが、かのんの行動によって何とかお札に頼り切りでなくても良くなった為、唯菜とかなでにも情報共有したいと思うがあの2人が怪異に向かってオナラで撃退する姿が想像出来ずに首を傾げる)とりあえず、今のうちだよね・・この部屋の役立ちそうなものを一通り探しちゃお？
かのん＞・・・冗談ですわ。そのようなはしたない事、必要に迫られることがない限りは絶対にしませんわ（再びくるりと回って矛を収めると、思いつきとはいえ怪異への対抗手段という大きな収穫を得られたことに満足する）これであの不調法者たちに好きにされずに済みますわね。ええ、こんなところ早々にお暇させていただきましょう？（御札がなくとも怪異に対抗できるようにはなったが、いつでもオナラを出そうと思って出せるものではなく不安も残るため、涼風とともに早々と教室内を調べ、道具や食料となるものを確保して来た道を戻る）
涼風＞うん・・(必要になればすぐにオナラを出せる訳ではない為、お札の補充も考えて教室内を漁って必要なものだけ取って行くとかのんの後ろへついて行く)道具は結構あったけど当然っていえば当然だけど食べる物とかは少なかったね・・やっぱり、食堂とかに行かなきゃなのかな・・(開かずと言われていただけあって食糧は無く、何故あったのか分からないとも言える非常食だけで実入りは少なく食料面での不安が募る)それに、あのメモ・・他にもありそうだったよね・・まるで1冊のノートの切れ端みたいで・・他の場所に行けば手がかりもありそうかな・・・
かのん＞はぁ・・せめて少しでも食料を確保しておきたかったですわ（この世界に来てからまともに物を口にしていないため、空腹になってきており、疲れたようにため息を吐く）そのことは戻ってからにしませんこと？難しいことを考えるだけで余計に空腹が進む気がしますわ 唯菜＞ふたりとも、おかえりなさい 大丈夫？あいつ等に襲われたりしていなかった？（かなでと唯菜のいる部屋に戻った涼風たちを真っ先に出迎えると、心配した様子で問いかける）
涼風＞え、あ、うん、そうだね・・(話をするなら先輩達を交えた方がと涼風は考えて頷くがかのんにお腹が空くと言われるとくすっと笑いながら戻って行く)えっと、襲われるには襲われたんですけど・・対抗手段が見つかって・・ かなで＞たいこうしゅだん・・？(2人が帰って来る前に何とか目を覚ましたかなでは一番に対抗手段について食いつきを見せる) 涼風＞ぅ・・その、乙女の息吹・・と言いますか・・かのんちゃんおねがいっ！
かのん＞平気ですわ、私の力で追い払って差し上げましたもの（誇らしげに胸を張ると、制服の下ではちきれんばかりに育った胸が存在を主張する） 唯菜＞すごいわっ！どんな方法なの？（かなでと同じく、怪異への対抗手段は今後の安全を左右するため、涼風との距離が近くなる） かのん＞・・・「涼風さん、わたくしに押し付けましたわね」（オナラによって撃退したということを真正面から説明するのは恥ずかしく、説明を丸投げした涼風にジト目を向ける）ふふ♪こういうものは実演が一番ですわ♪（涼風の手を取って引っ張ると、頭を抑え自らの大きなお尻に涼風の顔を押し付ける）・・・ここまですれば何をしたのか、口にしなくてもご理解いただけますわね？
涼風＞ふえ・・！？や、んむぅー！！？(まさか、巻き込まれるとは思ってなかった涼風は残り香の染みたかのんのお尻に恐怖を覚えてジタバタ暴れる) かなで＞・・・？(そして、かのんは説明しなくても分かる方法を取ったようだが、まさかの事態とも言える状況でかなでは2人の状況を見ても頭にハテナを浮かべている)・・・わかった！お尻で窒息死！(更に自分なりに名案が浮かんだとも言えるようなどや顔でへんてこな回答をあげる)
唯菜＞ま、まさか・・・（かなでとは違い、唯菜は意図せずとも武器にできるだけのものを持っているため、かのんの行動で理解したが） かのん＞・・・涼風さん、1名理解いただけませんでしたようなので、嗅いでくださいますわね？（二人の反応を見て、意地悪に笑うと威圧するような声色で問いかけ、答えが返ってくる前にお知りの押しつけを強め・・）んっ！「ぷすぅ」（かなり手加減したものではあるが、常人とは比べ物にならない激臭を涼風の小さな鼻に注ぐ）
涼風＞ふえ・・や、うそ・・(ただでさえ残り香で涙目になっているのだが・・)ふぎゅ！？くっさぁぁぁぁぁぁいっっ！！！(かなり手加減されているとはいえ0距離でかのんの激臭ガス・・ドタバタ暴れて拘束を解くと慌てて鼻を摘まんで部屋の端っこまで逃げる) かなで＞ん・・？え・・？オナラ・・乙女の息吹、、そっか、女の子のオナラって事・・(そこまでして漸くかなでも正解に辿り着いて納得した表情を見せる)そういう事なら少なくとも2人1組は守った方が良さそうだね・・いつでもは使えないものね
かのん＞っ！？失礼な・・かなり手加減いたしましたわ（悲鳴を上げ暴れて逃げ出すと、不満そうに頬を膨らませながら、お尻をぽんぽんとはたいて残り香を振り払う） 唯菜＞やっぱり・・・・はぁ・・これは最終手段にしておくべきね。巻き込むこともあるでしょうし（今まさに涼風が悶絶しており、かなでも先程まで乙女の息吹によって気を失っていた経緯を考えると、リスクが大きいため使用を控えようとする）かなでもまた巻き込まれたくないでしょ？
かなで＞ぅ・・もう、あれには懲り懲り・・・(意識を吹き飛ばされるような激臭を嗅がされてきたかなでにとってはトラウマ級で唯菜の提案には同意する) 涼風＞ひぐ・・えぐっ・・くしゃいぃぃ・・・(こちらの方はまだ残り香が取れていないようで教室の隅っこで悶えている) かなで＞それにかのんと唯菜のは怪異に効くみたいだけど、わたしと涼風のはわからないものね・・試すにしても危険だから絶対に効果のあるお札・・それと水晶？それもきっとどこかにあると思うから探しておきたいね・・
かのん＞まだ泣き言を言ってますの？まったく、仕方ありませんわね・・（かなり加減したオナラでも未だに苦しそうに悶えている涼風を見かねると、ハンカチと小瓶を取り出す。小瓶の中身をプシュっとハンカチに吹きかけて涼風の鼻に当てる）わたくしが普段使っている香水ですのよ。これなら少しは悪臭も紛らわせるはずですわ これでもまだ騒ぐようでしたら・・さっきとは比べ物にならないもので眠らせて差し上げますけど、いかがなさる？ 唯菜＞それは今後の課題として、今の私達に必要なのは寝る場所と食料ね。そろそろ眠らないと体力も持たないだろうし、食べないと体力も持たないわ
涼風＞んむぅ・・「いいにおい・・」んへ・・っ！「ぶんぶんっ・・！」も、もう、かんべんです・・(これ以上は体力が持たないと大人しくして今後の行動についての話題に入って行く) かなで＞食料は食堂を使えば暫くは持つと思う・・眠る場所は宿直室と保健室で別れればベッドの数的にも大丈夫、何かあった場合とか伝えたい事があった時にも、その2部屋を拠点としていれば伝えやすいと思う(どちらがどちらを使うかまでは決めてないがベッドのある二部屋を拠点として利用すれば同じ階にある事もあって情報共有もしやすいのではないかと提案する) 涼風＞それなら1度4人で食堂へいってから別れるというのでどうでしょう？お札は数枚あるから一緒に行動した方が今に限っては消耗が抑えられますよね？
かのん＞懸命な判断ですわね（あれほど悶えていた涼風もハンカチの香りと脅しで静かになると、唯菜たちとの今後についての話に集中する）わかりましたわ でも、そうなったらわたくしは保健室が良いですわ（宿直室は一組の布団。つまりペアの相手と同衾することになるが、それに対して保健室は一人でベッドを使えるため自らの希望を主張する） 唯菜＞そうね。かのんちゃんの希望は預かっておくわ さ、そうと決まったら早く食堂に向かいましょ？
かなで＞うん・・(唯菜とかなでが先導をして効率よく食堂まで移動する事が出来るとお札の消費も無く済ませる事が出来た)食堂は広くてお札を使えないから料理が出来たら移動しよう(食堂を封鎖するようにお札を使うとなるとすぐにストックが無くなってしまう為、料理を作ってサッサと移動しようと提案をする) 涼風＞そうですね、それと保存の効きそうな物を少し貰って行こうかな・・(何度も食堂へ訪れるのもリスクが伴う為、携行出来る物を見繕ってカバンに少し詰め込んで行く)
唯菜＞ん・・こんな感じね（日頃から弟妹たちの食事を作っていて慣れている唯菜は手慣れた様子で調理を済ませ、保存容器に詰めていく） かのん＞涼風さん、こちらもよろしいのではなくて？（保存の効く缶詰を見つけたかのんはいくつかを涼風に渡して自らのカバンにも詰めていく） 唯菜＞じゃあ、準備もできたわね（食堂を出た4人はまず保健室に向かい、涼風たちを送り届け、その後残った上級生二人が宿直室に向かった）ふぅ・・ご馳走様でした
涼風＞うん、かのんちゃんありがとう♪(暫く食べていける分の食料を詰め込むと怪異が来た場合に危険な食堂から移動して各自の拠点に決めた教室へと歩いて行く) かなで＞ん、ごちそうさま・・後は入口にお札をつければ・・うん、これで大丈夫・・っ！(宿直室で食事を済ませたかなでは眠る準備に入口へお札を貼り付けると同時に違和感を覚えて振り向く)・・・？気の、せ、い・・・・(しかし、背後には何も無く布団の方へと歩いて行く途中で唯菜に寄り掛かるような形で倒れてしまう)
唯菜＞んっ・・！ふぅ〜・・今日は色々あって疲れちゃったわね（かなでの転校から激動の一日を過ごし、ようやく休めると分かると気が抜けてしまい、一気に疲れが襲ってくると布団に座り体を伸ばす）さ、早く寝ましょ？明日に疲れは残せないしね・・ひゃっ？！か、かなで？（先に布団に入ってかなでを迎え入れようとしたところで、様子のおかしいかなでが倒れ慌てて支える）
かなで＞んっ・・(今まで表情で感情を現さなかったかなでだったが、唯菜に微笑み掛けるような視線を送ってゆっくりと体を重ねて行く)唯菜・・さわって、いいよ・・(支えられていた方のかなでだったが、ゆっくりと布団側に身を潜らせると唯菜の方に主導権を渡して手をゆっくりと握って胸の上へ乗せる)
唯菜＞っ！？「どきぃっ！」（初めて向けられた奏での柔らかい笑みを直視してしまうと、緊張と興奮で頭が真っ白になる）「ダメっ！ダメダメダメっ！かなでは・・かなではアイドルなんだから、こんなこと・・」（かなでのもう一つの顔を知っていた唯菜は、何とか自我を保とうと自分に言い聞かせるが、そんな努力を吹き飛ばしそうな大胆な行為を受けてしまう）っ？！？！む、むむむむ・・胸？？？「ダメ・・我慢しなくちゃ、かなでのためにも・・・でも、可愛すぎて、頭が変になっちゃいそう・・」（手に伝わる柔らかい感触に真っ赤になって目を回すと唯菜の体にも異変が現れる）
かなで＞さわらないの・・？(きょとんとしたような表情で首を傾げるとアプローチの方法を変えるように再び移動する)ん・・こっちの方が、すき？(既に唯菜のキャパシティは超えそうなのだが追い打ちをかけるように女豹のポーズをとってお尻を強調するようにゆっくりと小さく振って更に唯菜の事を誘っていく)好きに、しちゃっていいよ・・？
唯菜＞「が、ガマンガマンガマンガマン・・」（小首をかしげた可愛らしい仕草を目の当たりにしてこれ以上は目にしてはいけないと、ぎゅっと目を閉じるのだが）・・・「ちらっ・・・しゅぼっ！」（どうしても気になってしまい、細目でかなでの様子を見ようとすると、小振りなお尻を挑発的に見せつける姿が写ってしまい）あ・・あわわ・・・「可愛すぎて・・とろけちゃいそう・・」はぁ、はぁはぁ・・（ついに誘惑に負けてしまった唯菜は瞳にハートマークを浮かべて、差出されたお尻に手を伸ばそうとしたが・・）「ぶびぶぶぶぶびゅうううぅぅっ！！！・・・もわぁあん」（そこで唯菜のおしりから盛大に汚い音が炸裂すると、宿直室全体が鼻を破壊するような壊滅的なニオイニ包まれる）
かなで＞ん・・しないの・・？(上目遣い気味に振り返って唯菜の方を見つめる)・・・？っ！！？っぁ・・っっ！！(その次の瞬間には盛大な爆音が響き音に匹敵する臭いが充満すると、かなでに憑依していた怪異は消え去り意識を取り戻したかなでは臭いで涙を浮かべながら慌てて臭いから回避できる場所・・唯菜の胸へと飛び込む)くさぃ、くさぃ・・ぅぅ・・ゆひなぁ・・
唯菜＞っ！？（オナラを炸裂させたことで正気に戻ったのはかなでだけではなく、唯菜もまた衝撃によって元に戻る。臭いによる影響はないものの、かなでにしがみつかれ動揺してしまうが）ひゃあっ！？！か、かなで？っ！少しだけ我慢しててっ・・「ぎゅぅっ・・！」（強く抱きしめて、おならの臭いが届かないくらい身体を密着させると、ゆっくりと動いて窓を開ける）「こ、これだけ臭ってたら怪異も近づけないはず・・」（しばらく換気を続け、悪臭もかなり薄れたところで窓を締め、かなでを開放する）もう大丈夫・・のはずよ
かなで＞ぅぅぅ・・・はな、いたい・・(唯菜の胸の中で耐えてはいるがかなりの臭いで鼻の痛みを訴えながらも今回は意識を保って換気が終わるまで保つ事が出来た)ふぅ・・・怪異退治には有効だけどフレンドリーファイアの代償が大きい・・・でも、良かった、あのまま唯菜が誘惑されてたら2人共どうなってたか分からなかったもの・・(意識が乗っ取られている間もかなで自身の意識は残っていたようで、それが分かる情報を唯菜に漏らす)
唯菜＞へ？（臭い問題が解決したところで、唯菜が思いもしなかった事をかなでの口から聞いてしまう）う、うそ・・・「じゃ、じやあ、私がかなでに興奮していたことも、あと少しでエッチなことをしようとしていたことも全部バレ・・・」お、オナラで人の記憶って消えるのかしら・・（奏をゆっくり押し倒して顔の上に跨ると、思い詰めた表情を見せながら恐ろしいことを口走る）
かなで＞・・・？消えないとおも・・やめて・・っ！(オナラで人の記憶を消す事など不可能だろうと考えるが唯菜の1発を0距離で嗅がされれば、それもどうか分からない・・・かなでも、その意図を読み取ると全力の嫌な顔で否定する)でも、唯菜のオナラが怪異に効果的なのは助かる・・向こうもかのんが居るからいざとなれば頼れるのは大きい・・わたしと涼風はまだ効果があるかどうか分からないからそこが効かなかったら完全に2人頼み・・
唯菜＞っ！・・ご、ごめんなさい。つい動揺して・・（かなでの声で我に返ると、顔の上から退いていく）はぁ・・・頼ってもらえるのは嬉しいけどその理由がそれじゃあ・・（臭いおならを頼られても複雑な思いを抱くだけでがっくりと項垂れる）
かなで＞ん、大丈夫・・オナラが臭くても、えっちでも唯菜はバディだから・・(全然大丈夫な理由は見当たらないのだが、かなで的には大丈夫なようでグーサインをしながら頷く) 涼風＞ふぅ・・かのんちゃん、どうしよっか？私達の方が後に入って来たみたいだからもう少し探索しても良いかなと思うんだけど・・・
唯菜＞かなで・・それはフォローになってないんだけど（欠点ばかり挙げられ、責められている気分になり、肩を落としてうなだれる） かのん＞いい心がけですわっ！多少なりとも対抗手段も得たのですし、ここは思い切りも必要ですわよね（涼風の提案に前のめりに賛成すると、返事を聞く前に部屋の入口前に移動する）さぁ、そうと決まれば行きますわよ
涼風＞じゃあ、2階を少しだけ見て回ろう？探索すると言っても私達も休む時間は必要だから遠くへ行きすぎないくらいで(やる気満々なかのんに水を差すようにはなってしまうが遠出をして拠点になる部屋を見つけられなければ体力的に厳しくなるだろうと考えて近場の探索を提案する)闇雲に教室を回るのも時間が掛かっちゃうから今回は科学室くらいを目標に・・どうかな？(最初の頃と違って怪異への対抗策、ここの法則、かのんというパートナーが居る事で涼風は効率的に考えを纏める事が出来ており、遠く無く役立ちそうな道具もありそうな場所を指定する)
かのん＞少しですの？・・・はぁ・・仕方ありませんわ（意気揚々と保険室を出ようとしたものの、慎重な涼風の言葉でクールダウンすると、素直に提案を受け入れる）ええ、それで問題なくってよ では、お札を持って参りましょう？（オナラが強力な武器ということはわかったが、安定感を考えればお札の方が効果的であり、その管理を涼風に任せる）
涼風＞ここの時間が現実とは全然違うんだから仕方ないよ・・(流れる時間が違えば体力の消耗のペースも変わって来る、更に怪異に襲われてしまう事も考えればリスクは取れず、かのんには納得してもらう)うん、危なくなったら使うね(お札に関しては温存もしたいが怪異相手には油断は出来ず管理を任されると責任を持って保管する)じゃあ、出発！(しっかりと準備を終えると科学室のある2階へと上がって行く)中は大丈夫そうだね、パパっと使えそうな物を探して持って帰っちゃおう？
かのん＞それにしても・・授業で何度か来たことはあっても、ここまで隅々まで見たのは初めてですわね（科学室に無事にたどり着くと、涼風とともに使えそうな道具を探し回る）ん？これは・・・（薬品の便が並ぶ棚の奥に丸く輝く水晶を見つける。宝石のようなきらびやかさはないが、目を奪われるような見た目に惹かれて手を伸ばす）これも持って帰ってみましょう
涼風＞なかなかお札は見つからないね・・わっ、キレイ・・・うん、何かに役立つ・・っ！足音・・(2人で科学室の中を歩き回るがお札は見つからず、代わりに生活面で役立つ物と明かりを入手する事が出来たのだが良い事ばかりでは終わらず教室から出る前に外から足音が聞こえて陰に身を潜める)・・・・・かのんちゃん、ここに居て・・(通り過ぎてくれれば何もせずとも良かったのだが教室の中へと足音が入って来ると予備のお札を1枚かのんに握らせながら物陰から飛び出す)んっ！！「ばぶううぅぅぅぅうぅう！！！」
かのん＞それでは、この水晶はわたくしが管理いたしますわ（かなりきにいったのか、札は涼風に任せていたが、自ら大変な管理を申し出て、保険室に帰ろうとするが）っ！また性懲りもなく来ましたわね・・返り討ちに・・・涼風さん？（自身の強力な武器をもって追い払おうとしたが、涼風に引き連れられて物陰に隠れ・・）？？「何をするつもりですの？」・・・っ！？んぐぅっ！？「はへ・・にゃ、にゃんでしゅのぉ？このきょうぇつなにおいはぁ・・」
涼風＞ふぅ・・朝から我慢してたからすっごいのしちゃった・・・でも、お札を使わずに済んだみたい・・♪(かのんの前でオナラをする事になってしまったのは恥ずかしく頬が赤くなってしまうが結果的に怪異を退治する事が出来てホッとする)かのんちゃん、怪異退治でき・・かのんちゃん！？ふええ、ごめんね・・臭かった・・よね？ぁぅぅ・・・///
かのん＞ん、んぅぅ・・・（両手で必死に鼻をかばいながら、プルプルと子犬のように弱々しく震えていると、心配した涼風が歩み寄ってくる）こ、このスカンク娘っ！わたくしに散々不満を言っておいて、自分だって同じじゃありませんのっ？！・・・ぅあっ・・・め、めまいが・・（涼風を避難しようとしたが、急に声を上げると強いめまいに襲われてフラリとバランスを崩す）
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