サンティアゴ・プライドパレード(英:Santiago・PrideParade)は、チリの首都サンティアゴで開催されるプライドパレード。1997年に初開催され、以降毎年夏に開催されている。
これまでプライドパレードを開催した国は1999年時点で世界の中でもかなり少数派であり、チリは南米諸国の中、しいては南半球で初めてプライドパレードを開催したと思われる。
1973年、モネダ宮殿前の広場で同性愛者の男性が数人集まったことがチリのプライドパレードの始まりだと言われている。チリはキリスト教カトリックが比較的多いながら性的マイノリティに寛容であった。1997年の初開催以前より小規模なLGBTQイベントは存在していたが、1999年には規模が大規模になっていき国際的なイベントとして成長している。
プライドパレードの様子はチリテレビのニュースレターで世界中に届けられたが、聞こえてきたのは「チリは異端」「今すぐ(LGBTQ当事者を)弾圧しなければならない」などの批判的な内容がほとんどを占めていた。一方で自由民主主義が確立しているアメリカなどからは「チリの多様性を支持する」などのプライドパレード開催を支持する声が聞かれた。
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