時は2000年、ナチスの「約束されし新世界−NeueNazi-Ordnung−」が崩壊してから45年が経った。

反仏亡国論とは共産主義には国家という概念はないため、人民は国家喪失を経験しなければならないという理論である。
特にフランスは歴史的に見ても絶対王政などに代表される強力な中央集権的な政治が行われ、フランス共産党を支配したスターリン主義などは共産主義の皮をかぶった絶対王政であるとされる。そこから帝国主義やブルジョワ資本主義、果てはファシズムが生じるのは当然で、その解消のためにはフランスという国家をこの世から滅ぼし、フランス人であることを捨てなければならないというのがより正確な彼らの唱えた理論である。また、そうでなければ人民は団結できず、かつて第一次対仏大同盟を破ったように士気を発揮して戦えず、その結果が第二次大戦の敗北であるとするのも特徴である。
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