最終更新:ID:WPVyUA8VHA 2013年07月29日(月) 00:57:08履歴
暖かな日差しのなか、微睡む幸せな時間。
今日は久しぶりの休日だから、少し欲張ってお昼まで寝ていようと、ベッドに囚われた少女は笑っていた。
頭のてっぺんから足の指先まで、力を抜いた体。益のある怠惰。
からから、突然歯車を回すような音が耳朶を叩く。
このまま張り付いて開かなくなりそうなまぶたを懸命にこじ開けると、少年と少女の、あどけない掌が目に映った。
不思議に思って今度は体を起こす。大きく伸びをして、時計を探そうと手さぐりして触れる鉄かごの感触。
「アテナお姉ちゃん、やっと起きた」
「本当、お寝坊さんね」
くすくす、二人分の笑い声。楽しそうに自分を待ちわびていた声に、ああそういえばとアテナは納得する。
「ごめんね、ふたりとも……ちょっと疲れちゃってたのかな」
何かとても辛いことがあったような気がする。思い出せない、ぼんやりとした曖昧な記憶。
分かることは、辛いそれらから帰ってこれたという強い安堵。
きっと夢か何かだろうと、子供たちの笑顔の前にアテナは燻った不安の火種をもみ消す。
からから、歯車ではなく、ハムスターが回し車を回す音。
双子が抱えているゲージに住まう小さないきもの。
「可愛いなあ」
ふと、回すのをやめたハムスターがアテナをきょとんと見つめて、次いで辺りをそわそわと伺い出した。
「ハムスターは、こうやっていっぱい走って敵から逃げてるんだって」
「敵なんかいないのにね、おうちに居るのに怖がってる」
かわいそう、かわいそう。
ステレオのように響く声。
胸がチクチクする。
「そういえば、二人共どうしてうちにいるんだっけ……?」
見慣れた景色の違和感。
双子がいるからだけじゃあない、アテナは瞬きし、世界を確認する。
ふかふかのベッドも可愛らしいお気に入りの家具も、衣装がたくさん入ったクローゼットも、全て記憶の通りだ。
「お姉ちゃん約束したじゃない」
「一緒に遊んでくれるって」
そんな約束していただろうか。
「知らなかったみたいよ、ダニー」
「そういえば僕言ってなかったよ、デミ」
くすくすくすくす……
子供とは往々にして自己完結で約束を取り決めたりするものだ。
アテナはそんな無邪気さに安心して、質問する。
「何をして、遊ぶの?」
くすくすくすくす……
「戦争ごっこだよ」
言葉と同時に足元から飴のように溶けた夢の世界。
アテナが自覚した時、その体は、少し固く古いベッドの上に投げられていた。
むずむずとする埃っぽさに眉根を寄せて、小さくくしゃみをする。
「……私、寝ちゃってたのか」
記憶がいまいち安定せず、呆けた声を出す。
すぐさま現状を思い出し目を大きく開くが、体の怠さが拭えない。
無理に起きてしまったような、痺れにも似た倦怠感。
そもそもどうして眠っていたのか、いつから眠っていたのか。
「そうだ、あの子たちは」
できる限りの速度で慌てて見回すも、そこには誰もいない。
不安になって、手をついてベッドから抜けだそうとしたアテナの手にかさりと紙が触れる。
備え付けのペンと、メモ用紙。
そこには幼い子供らしい字で書き置きがしてあった。
「あの子たちが……そうか……本当、私は何をしているんだろう」
どんよりと、心にのしかかる遣り切れない感情の塊。
誰かの助けになりたいのに、誰かの役に立ちたいのに。
喪失した左目が己を役立たずと嗤う。
それでも半分の視界で、アテナは置き手紙に目を通し始めた。
『 アテナお姉ちゃんへ
よく眠れてるといいし、早く起きてくれていればもっといい
お姉ちゃんにはできるだけ元気でいて貰いたいんだ、僕も、デミもそう思ってる 』
手紙を読み進めると、アテナに使命感を帯びた力が湧いてくる。
守るべき人間がくれる力、無力なんかじゃないと、背中を押して再び歩かせてくれる勇気。
『 だってお姉ちゃんは、大事なパーティのゲストなんだから 』
アテナは不可解な文面に首を傾げる。
『 一緒に、戦争ごっこをしよう 』
ダニーが好きと言っていた遊び。
こんなときに、遊び?パーティ?
『 お姉ちゃんがここから出られたら、お姉ちゃんの勝ち 』
窓からは少し高い外の景色。
建物の中だというのは理解できた。
『 僕らがお姉ちゃんを 』
でも、次の文章は、まるで。
『 殺せたら、僕らの勝ち 』
殺人予告じゃないか。
青ざめた顔で、手紙を取り落とすアテナ。
蒼白さは手先にまでも感染し、末端から光を奪い去っていく。
混乱する頭で、アテナは思考する。しかしそれは意味を成さない。
『 お姉ちゃんにも玩具を貸してあげる、一緒に楽しく遊ぼう
下で待っているから
ダニーとデミより 』
机に置かれている、手紙のおもし代わりに使われていた、玩具。
銀の銃身が、不気味に曖昧に、アテナを映す。
きっと本当に遊びで。
子供だから、表現の分別がついていなくて。
恐る恐る取ったそれはずしりと重く、アテナに現実を知らせる。
「そんなこと、あるわけがない」
言い聞かせて、早く下に、下に降りて二人に会おう。
きっとあの双子は笑顔で迎えてくれるはず。
ごっこ遊びに付き合えと、こんな状況でもせがんでくるはず。
階段を降りる。
ゆっくり、ゆっくり。
おぼつかない足取り、倦怠感。あるいは、警戒心。
「ダニー君……?デミちゃん……?」
頼りない声がエントランスホールの中途で消える。
何処にも届くことのない声。
一歩、踏み出す。
緊張感に耳鳴りがした。
そして、音と衝撃が足元を撃ちぬく。
咄嗟に避けたアテナが見た軌跡と音撃は、やはり銃火器のそれだ。
「どうして!?」
叫ぶ暇も僅かに、追撃の連射。
反射鏡は淀みなく現れ銃弾の雨を凌ぐ。
自分自身にも問いかけた悲鳴。
なぜ、双子に警戒していたのか。
予期していなければ取れない行動を迷わず行う体。
痛いぐらいにこの場を支配する、純粋な殺気。
ルガールの持つ支配の力とはまたベクトルの違う、当たり前をねじ曲げた透明な力。
「意外だったね、お姉ちゃん」
「本当ね、たくさん遊べそうよ」
くすくすくすくす……
双子は笑う。
二人の常識、二人の遊び、二人の世界。
そこに招かれたお客様、アテナの悲鳴に二人は喜ぶ。
それは狂気でもなく嗜虐心でもない、ただ楽しいと心が浮き立った笑い声。
手をつないでゲストを追い回す。
物陰に隠れて、前方に現れて。
用意された殺し合いも、同行者も、関係ない。
七面鳥と手を取り合ってダンスをしよう。
アテナは逃げ惑う。
双子の攻撃は執拗だが精密さには欠けるし、アテナには実弾すら跳ね返す力がある。
ただ攻勢には移れず。
疑った、訝しんだ、無傷で冷静な少女を。
不思議な少年だと思った、守りたいと願った。
豪奢で寂れて綻びた空間に銃声と跳弾が交互に音を響かせて飾り立てる。
縺れた足で、アテナはたどり着く。
目の前にはここを抜け出すための道。
まっすぐ走りぬけば、このパーティは終わる。
「ねえ二人共……私が勝ったら、二人はどうするの?」
返事はない。
考えていなかったのだろう、三人のパーティの最後をどう彩るのか。
息も絶え絶えなアテナは、笑っていた。
「私が勝ったら、もうこんなことはやめて、一緒に……」
漸く気づいた、双子に欠けたものを。
それは埋められるもので、透明だからこそ染められるもので。
「一緒に、帰りましょう」
そして足りない心を満たすのだ。
理由は分からないが双子にはアテナの当たり前がない。
ならば生きて、生き抜いて、この子達を変えてあげよう。
暗い片方の目には、幸せな未来が映っていた。
夢のような、天国の未来。
彼女は、おかしくなっていたのかもしれない。
深呼吸をして、走りだす。
双子の笑い声が遠い両サイドから聞こえた。
ふ、と幻のように消えたアテナ。
「さようなら」
「アテナお姉ちゃん」
2つ分の銃声。
挟み撃ちされて消えた少女の体。
どさり、どさり
生きていたものたちが倒れる音を聞いて、アテナは顔を上げる。
テレポートを試みた体は、幻だけを先に送りたどり着いてはいなかった。
どうしてだろう。
ふわふわ、軽すぎる地面の感触。
なぜ、恐怖したのだろう。
無くした左目を抑えれば見える、素晴らしい世界。
未だある右目で見えた、2つの死体。
デミとダニーは、その両手を離して相手を狙った。
いつでも手を握って、仲良く駆けていた双子はもう繋ぐことのない手でお互いを撃ちぬいたのだ。
アテナの幻に向かって、引き金を引いて。
まだあたたかいからだ、なまぬるい液体。
アテナは無言で座り込み、両目を閉じる。
まだ、帰れるはずだ、見えるのだから。
「帰らなくちゃ」
何処に、と尋ねる声は、この空間のどこにも存在しなかった。
【ダニー@アウトフォクシーズ 死亡】
【デミ@アウトフォクシーズ 死亡】
【G-5/ホテル跡/1日目・日中】
【麻宮アテナ@THE KING OF FIGHTERS】
[状態]:全身にダメージ(中)、左目遺失、若干の恐怖心、心神喪失
[装備]:眼帯
[道具]:基本支給品、不明支給品(1〜3)
[思考・状況]
基本:超能力で誰かの役に立つ
1:『ダニーたち』を守る
2:誰かに会った時、ルガール・バーンシュタインが対主催だということを伝える(?)
3:帰らなくちゃ
今日は久しぶりの休日だから、少し欲張ってお昼まで寝ていようと、ベッドに囚われた少女は笑っていた。
頭のてっぺんから足の指先まで、力を抜いた体。益のある怠惰。
からから、突然歯車を回すような音が耳朶を叩く。
このまま張り付いて開かなくなりそうなまぶたを懸命にこじ開けると、少年と少女の、あどけない掌が目に映った。
不思議に思って今度は体を起こす。大きく伸びをして、時計を探そうと手さぐりして触れる鉄かごの感触。
「アテナお姉ちゃん、やっと起きた」
「本当、お寝坊さんね」
くすくす、二人分の笑い声。楽しそうに自分を待ちわびていた声に、ああそういえばとアテナは納得する。
「ごめんね、ふたりとも……ちょっと疲れちゃってたのかな」
何かとても辛いことがあったような気がする。思い出せない、ぼんやりとした曖昧な記憶。
分かることは、辛いそれらから帰ってこれたという強い安堵。
きっと夢か何かだろうと、子供たちの笑顔の前にアテナは燻った不安の火種をもみ消す。
からから、歯車ではなく、ハムスターが回し車を回す音。
双子が抱えているゲージに住まう小さないきもの。
「可愛いなあ」
ふと、回すのをやめたハムスターがアテナをきょとんと見つめて、次いで辺りをそわそわと伺い出した。
「ハムスターは、こうやっていっぱい走って敵から逃げてるんだって」
「敵なんかいないのにね、おうちに居るのに怖がってる」
かわいそう、かわいそう。
ステレオのように響く声。
胸がチクチクする。
「そういえば、二人共どうしてうちにいるんだっけ……?」
見慣れた景色の違和感。
双子がいるからだけじゃあない、アテナは瞬きし、世界を確認する。
ふかふかのベッドも可愛らしいお気に入りの家具も、衣装がたくさん入ったクローゼットも、全て記憶の通りだ。
「お姉ちゃん約束したじゃない」
「一緒に遊んでくれるって」
そんな約束していただろうか。
「知らなかったみたいよ、ダニー」
「そういえば僕言ってなかったよ、デミ」
くすくすくすくす……
子供とは往々にして自己完結で約束を取り決めたりするものだ。
アテナはそんな無邪気さに安心して、質問する。
「何をして、遊ぶの?」
くすくすくすくす……
「戦争ごっこだよ」
言葉と同時に足元から飴のように溶けた夢の世界。
アテナが自覚した時、その体は、少し固く古いベッドの上に投げられていた。
むずむずとする埃っぽさに眉根を寄せて、小さくくしゃみをする。
「……私、寝ちゃってたのか」
記憶がいまいち安定せず、呆けた声を出す。
すぐさま現状を思い出し目を大きく開くが、体の怠さが拭えない。
無理に起きてしまったような、痺れにも似た倦怠感。
そもそもどうして眠っていたのか、いつから眠っていたのか。
「そうだ、あの子たちは」
できる限りの速度で慌てて見回すも、そこには誰もいない。
不安になって、手をついてベッドから抜けだそうとしたアテナの手にかさりと紙が触れる。
備え付けのペンと、メモ用紙。
そこには幼い子供らしい字で書き置きがしてあった。
「あの子たちが……そうか……本当、私は何をしているんだろう」
どんよりと、心にのしかかる遣り切れない感情の塊。
誰かの助けになりたいのに、誰かの役に立ちたいのに。
喪失した左目が己を役立たずと嗤う。
それでも半分の視界で、アテナは置き手紙に目を通し始めた。
『 アテナお姉ちゃんへ
よく眠れてるといいし、早く起きてくれていればもっといい
お姉ちゃんにはできるだけ元気でいて貰いたいんだ、僕も、デミもそう思ってる 』
手紙を読み進めると、アテナに使命感を帯びた力が湧いてくる。
守るべき人間がくれる力、無力なんかじゃないと、背中を押して再び歩かせてくれる勇気。
『 だってお姉ちゃんは、大事なパーティのゲストなんだから 』
アテナは不可解な文面に首を傾げる。
『 一緒に、戦争ごっこをしよう 』
ダニーが好きと言っていた遊び。
こんなときに、遊び?パーティ?
『 お姉ちゃんがここから出られたら、お姉ちゃんの勝ち 』
窓からは少し高い外の景色。
建物の中だというのは理解できた。
『 僕らがお姉ちゃんを 』
でも、次の文章は、まるで。
『 殺せたら、僕らの勝ち 』
殺人予告じゃないか。
青ざめた顔で、手紙を取り落とすアテナ。
蒼白さは手先にまでも感染し、末端から光を奪い去っていく。
混乱する頭で、アテナは思考する。しかしそれは意味を成さない。
『 お姉ちゃんにも玩具を貸してあげる、一緒に楽しく遊ぼう
下で待っているから
ダニーとデミより 』
机に置かれている、手紙のおもし代わりに使われていた、玩具。
銀の銃身が、不気味に曖昧に、アテナを映す。
きっと本当に遊びで。
子供だから、表現の分別がついていなくて。
恐る恐る取ったそれはずしりと重く、アテナに現実を知らせる。
「そんなこと、あるわけがない」
言い聞かせて、早く下に、下に降りて二人に会おう。
きっとあの双子は笑顔で迎えてくれるはず。
ごっこ遊びに付き合えと、こんな状況でもせがんでくるはず。
階段を降りる。
ゆっくり、ゆっくり。
おぼつかない足取り、倦怠感。あるいは、警戒心。
「ダニー君……?デミちゃん……?」
頼りない声がエントランスホールの中途で消える。
何処にも届くことのない声。
一歩、踏み出す。
緊張感に耳鳴りがした。
そして、音と衝撃が足元を撃ちぬく。
咄嗟に避けたアテナが見た軌跡と音撃は、やはり銃火器のそれだ。
「どうして!?」
叫ぶ暇も僅かに、追撃の連射。
反射鏡は淀みなく現れ銃弾の雨を凌ぐ。
自分自身にも問いかけた悲鳴。
なぜ、双子に警戒していたのか。
予期していなければ取れない行動を迷わず行う体。
痛いぐらいにこの場を支配する、純粋な殺気。
ルガールの持つ支配の力とはまたベクトルの違う、当たり前をねじ曲げた透明な力。
「意外だったね、お姉ちゃん」
「本当ね、たくさん遊べそうよ」
くすくすくすくす……
双子は笑う。
二人の常識、二人の遊び、二人の世界。
そこに招かれたお客様、アテナの悲鳴に二人は喜ぶ。
それは狂気でもなく嗜虐心でもない、ただ楽しいと心が浮き立った笑い声。
手をつないでゲストを追い回す。
物陰に隠れて、前方に現れて。
用意された殺し合いも、同行者も、関係ない。
七面鳥と手を取り合ってダンスをしよう。
アテナは逃げ惑う。
双子の攻撃は執拗だが精密さには欠けるし、アテナには実弾すら跳ね返す力がある。
ただ攻勢には移れず。
疑った、訝しんだ、無傷で冷静な少女を。
不思議な少年だと思った、守りたいと願った。
豪奢で寂れて綻びた空間に銃声と跳弾が交互に音を響かせて飾り立てる。
縺れた足で、アテナはたどり着く。
目の前にはここを抜け出すための道。
まっすぐ走りぬけば、このパーティは終わる。
「ねえ二人共……私が勝ったら、二人はどうするの?」
返事はない。
考えていなかったのだろう、三人のパーティの最後をどう彩るのか。
息も絶え絶えなアテナは、笑っていた。
「私が勝ったら、もうこんなことはやめて、一緒に……」
漸く気づいた、双子に欠けたものを。
それは埋められるもので、透明だからこそ染められるもので。
「一緒に、帰りましょう」
そして足りない心を満たすのだ。
理由は分からないが双子にはアテナの当たり前がない。
ならば生きて、生き抜いて、この子達を変えてあげよう。
暗い片方の目には、幸せな未来が映っていた。
夢のような、天国の未来。
彼女は、おかしくなっていたのかもしれない。
深呼吸をして、走りだす。
双子の笑い声が遠い両サイドから聞こえた。
ふ、と幻のように消えたアテナ。
「さようなら」
「アテナお姉ちゃん」
2つ分の銃声。
挟み撃ちされて消えた少女の体。
どさり、どさり
生きていたものたちが倒れる音を聞いて、アテナは顔を上げる。
テレポートを試みた体は、幻だけを先に送りたどり着いてはいなかった。
どうしてだろう。
ふわふわ、軽すぎる地面の感触。
なぜ、恐怖したのだろう。
無くした左目を抑えれば見える、素晴らしい世界。
未だある右目で見えた、2つの死体。
デミとダニーは、その両手を離して相手を狙った。
いつでも手を握って、仲良く駆けていた双子はもう繋ぐことのない手でお互いを撃ちぬいたのだ。
アテナの幻に向かって、引き金を引いて。
まだあたたかいからだ、なまぬるい液体。
アテナは無言で座り込み、両目を閉じる。
まだ、帰れるはずだ、見えるのだから。
「帰らなくちゃ」
何処に、と尋ねる声は、この空間のどこにも存在しなかった。
【ダニー@アウトフォクシーズ 死亡】
【デミ@アウトフォクシーズ 死亡】
【G-5/ホテル跡/1日目・日中】
【麻宮アテナ@THE KING OF FIGHTERS】
[状態]:全身にダメージ(中)、左目遺失、若干の恐怖心、心神喪失
[装備]:眼帯
[道具]:基本支給品、不明支給品(1〜3)
[思考・状況]
基本:超能力で誰かの役に立つ
1:『ダニーたち』を守る
2:誰かに会った時、ルガール・バーンシュタインが対主催だということを伝える(?)
3:帰らなくちゃ
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