俺ロワ・トキワ荘にて行われている二次創作リレー小説企画の一つ。Perfect World Battle RoyaleのまとめWikiです。

麻酔が切れ、目が覚めた僕は情報整理から始めることにした。
あの少女の言うとおり、近くに置いてあったデイパックから道具を漁る。
僕のデイパックは外れだったのか、武器の類は一つとして入っていなかった。
磨き上げたテコンドーでしばらくは戦う事になるだろう。
仕方なく、支給されているタブレットを手に取る。
殺し合いのルールや、この場所の地図、それぞれがアプリケーションとして提供されていた。
機能を理解した所で、今度はタブレットをハッキングしようと気合いを入れた時だった。
一発の銃弾が、僕の体を横切った。
「運が悪いな、一発で死ねたのによぉ!」
声と同時に襲いかかってきた、赤いロングコートとサングラスの男に対して臨戦体勢を取ろうとする。
「遅いぜ!」
タイムラグの無い構えからの射出。銃弾は美しい軌道を描き僕の体を貫いた。
銃弾が貫いた部位を考えても、長くは持ちそうに無い。
せめて一矢報いようとするけれど、男は既に次の銃弾を放とうとしていた。
僕はあっけない人生だったなと思いながら、放たれる銃弾を見つめる事しか出来なかった。

早速、一匹の獲物を捕らえる事に成功したトリガーは上機嫌でトレバーの荷物を漁っていた。
理由はどうあれこの場所で生き残るには人を殺せばいい。
クライアントのいない報酬なしタダ働きに近いがつべこべ言っている場合ではない。
幸いにも銃を引き当てる事に成功したため、戦闘に関しては安泰である。
仕事の時のように好き放題撃てないのは若干気に障るが、仕方がない。
出会った人間に対して冷静に対処し、生き残っていくだけだ。
「おっ、いいもん持ってんじゃねえか」
トレバーの荷物の中に大好物のピータンを見つけ、機嫌をさらに良くしながら探索を続けた。

業界では知らない人間はいないとされている、トリガー。
狙った獲物はその正確無比の射撃で必ず打ち抜く。
今、生き残る為の獲物を求めて。
静かに動き始めた。

【トレバー=スペイシー 死亡】

【A-2/平原/1日目・朝】

【トリガー@堕落天使】
[状態]:上機嫌
[装備]:パイファー ツェリスカ(3/5、予備20発)@現実
[道具]:基本支給品、不明支給品(0〜2)、トレバーの不明支給品(1〜3、武器ではない)
[思考・状況]
基本:殺して生き残る
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001
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000:完全始動
時系列順
002:あの甘美をもう一度
投下順
始動
トリガー
028:お前の態度が気に食わない
トレバー=スペイシー
救済

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