システム監査のノート(仮)

概要

  • D社:クレジットカード会社、同業E社を合併予定

⇒ 過去F社と合併時、大規模障害があったのをふまえ、システム移行判定の適切性を監査する

移行判定について

システム統合委員会が移行判定基準をもとに妥当性を承認する
  • 移行判定基準=判定項目、判定条件、根拠資料を記述する ← 責任者が承認した証跡を残すことがもとめられる
   ↑
これを使った判定をするために、移行判定手続を用意する

<イメージ>
(判定項目)(判定条件)(根拠資料)判定結果
顧客への影響告知の準備状況検討結果に基づき告知計画書を作成している顧客影響一覧、告知計画書
システムテストの状況計画通り実施されて、責任者が承認しているST計画書、ST中間報告書条件付可
UATの状況計画通り実施され責任者が承認しているUAT計画書、UAT中間報告書条件付可

<両システム部門担当者(D社/E社)が検討/作成した顧客影響一覧
顧客への影響内容告知要否
E社クレジットカードの利用代金の口座振替日は毎月5日⇒10日に代わる必要
E社クレジットカードの利用明細は、システム統合後2か月参照できない必要
本番移行日深夜の2時間、両社クレジットカードは利用できない必要
注意点
作成したのがシステム部門であることに注意する。
両システム部門担当者が告知の必要性について、利用部門担当者に確認をしたかチェックすべき。⇒利用部門にインタビューする。

中間移行判定/STの状況

  • 条件付可 ⇒ ST不具合が未対応
         ↓
        ST不具合の対応が完了し、両社システム部門長が1月末までに承認することが条件

↑これの内容を確認するために
  • ST中間報告書
  • システム統合委員会議事
を確認する

最終移行判定前の監査ポイント

(1)最終移行判定基準の 判定項目−条件−根拠資料 は整合性があるか
(2)判定根拠資料の内容が
    •  更新されているか
    •  中間移行判定の内容を踏まえ条件をみたしたものとなっているか(スケジュールみなおし、やり方などふくむ)
(3)基準案だけでなく、移行判定手続も適切に策定されているか



<最終移行判定基準イメージ>
(判定項目)(判定条件)根拠資料
UAT完了UATが計画通り完了し、両社利用統括部門長が承認しているUAT計画書、UAT結果報告書
CPの実効性の確保訓練を行い、CPの実効性を確保している。CP、訓練結果報告書
指摘事項
訓練が行われたことを確認するだけでは不足
      ↓
CPと訓練結果報告書を照合して、訓練結果を踏まえてCPを見直しているかをチェックする必要がある

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