概要 
- D社・・・家電量販店
- ポイントサービス制度を導入（← 目的：販売促進）
- 商品購入時に獲得したポイントを１P＝X円などで充当するやつ
- 他企業とのポイント提携あり。ポイント交換あり。
ポイント管理システム
ポイント計算式
(商品購入金額×商品基本ポイント率)＋（商品購入金額×店舗特別ポイント率）
- 顧客情報を「顧客ファイル」に設定する
＜関連：商品管理システム＞
[ポイント管理システム]＜---------(データ連携)-------------->[商品管理システム] ※もともとあったシステム 商品入れ替え・販売方針変更などの データを設定する ↓ （（ 商品マスタファイル ）） ＜------------------- 日次バッチで反映・同期する ----------------------------------+
ポイント設定までの流れ
＜基本ポイントについて＞
- 商品販売前に、ポイント率と適用日を決定する
- 「ポイント率設定書」に記入 ← これを営業部長が承認する
- ポイント管理システムに入力 ＋ （ログファイルへの出力アリ）
- 入力内容は「ポイント率ファイル」に書き込まれる
＜特別ポイントについて＞
- 今年のルール：同一の月に1回まで、1年間に3回まで設定が可能
- 設定ルール
- 3%未満の特別ポイントは、店長権限で決定・入力
- 3%以上〜5%以下の設定は、営業部長権限で決定・入力
- ポイント率のチェックはシステム上で実施する
(例：今年のルールの場合のチェック)
| コントロール目標 | チェック内容 | 補足など |
|---|---|---|
| 正当性 | ３％未満は店長権限、３％以上は営業部長権限での入力か | 正当性＝権力の行使が合法的であること |
| 正確性 | ５％以下の正の数か | |
| 準拠性 | 同一月に1回、1年間に3回までの設定か | 準拠性＝規則/規程に従った行動であること |
提携とそのポイント処理
＜ポイント交換処理＞
- 獲得ポイントは、提携期間内ならポイント交換可能
- ポイント交換レート、提携期間は「提携先ファイル」に設定
- 顧客はD社の専用Webページから交換を申し込む
- 提携先企業コード、交換ポイントが正確かチェック
- チェックの結果、
- 問題なし ⇒ 提携先企業のシステムにデータ送信
- 不備有り ⇒ 問題があればエラー画面表示 ＋ ログ出力
＜提携先からのポイント獲得処理＞
- 上記の逆パターン。提携先企業の専用ウェブページから必要項目を入力して申し込む
- 受信したデータはシステムでチェックを実施する
監査の内容
（１）基本ポイント率について
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ポイント率が適切にポイント管理システムに設定されているかシステムファイルを確かめる
上記は、設定する行動とその内容が適切かをチェックするということ。
つまり、営業部長が承認したポイント率、適用日が正しく入力されていればOKということになる
「ポイント率設定書」と「ログファイル」を照合し基本ポイント率、適用日の適切性をチェックする【補足説明】
上記は、設定する行動とその内容が適切かをチェックするということ。
つまり、営業部長が承認したポイント率、適用日が正しく入力されていればOKということになる
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基本ポイント率に関してのデータの整合性しているかを確かめる。
↓
インターフェース＝システム間のデータの受け渡しの部分
↓
今回の場合は、ポイント管理システム―商品管理システム間の「商品データ」のやりとりのこと
（※インターフェースに関してよくあるのはシステムへのインプットとアウトプットで数があっているかなどのパターンがある）
↓
つまり、基本ポイント率の対象データが両システム間で不整合をおこしていないか
↓
今回の場合は、不整合をおこしうるものとしては「商品コード」の不一致がある。よって
↓
インターフェース＝システム間のデータの受け渡しの部分
↓
今回の場合は、ポイント管理システム―商品管理システム間の「商品データ」のやりとりのこと
（※インターフェースに関してよくあるのはシステムへのインプットとアウトプットで数があっているかなどのパターンがある）
↓
つまり、基本ポイント率の対象データが両システム間で不整合をおこしていないか
↓
今回の場合は、不整合をおこしうるものとしては「商品コード」の不一致がある。よって
商品マスタファイルとポイント率ファイルを照合して、商品コードの整合性を確認する
（２）提携に伴うポイント交換処理
ポイント交換の申込みにおける、提携先企業コードの入力ミス防止のコントロールについて
- 整備状況を監査
- コードと企業名称の対応表の画面をみてチェック
- 入力確認画面の表示をチェック
- 運用状況を監査
- 存在しない企業コードを入力し、該当するエラーメッセージが表示されることをチェックする
（３）提携に伴うポイント獲得処理の監査
提携先からデータを受信した際に、チェック機能が有効かどうかをポイント管理システムのファイルを参照した
↓
↓
＞考えられるチェック
・受信データの企業コードが提携先ファイルに存在するか
・受信データが提携期間の申込みデータとなっているか
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