ゲームプレイ日記、ゲーム攻略メインのサイトです

2015/5/1

1回目はまだ、日記の「スタンス」みたいなものに迷っていましたが、2回目の今回から、おおよそのそれが決まりつつあります
……って、あまりにも唐突な書き出しですが、まあそういうことです
基本はやっぱり、ネタバレなしで、ゲームをやっていて抱いた感想を書いていく、という形にしようと思います
第1回は割とていねいにストーリーを書き残していましたが、やっぱりそれはやめます

さて、このプレイ日記のスタンスを明らかにした辺りで、まずはお知らせがございます
第1回の時、私は「男性アバターの方がリアルな住んでいる感がある」ということで、男性アバターを作成しました
ですが、これが今後のモチベーションに大きく関わる、その重要性に気づいた私は、5月1日。前回の3時間半プレイしたデータを消してしまいました
このゲームは複数のセーブデータを持つことはできないため、タイトルからニューゲームを選択すれば、それだけでセーブの上書きができます
ここには「男のキャラより女の子キャラを自分で動かした方が楽しい」という、私の率直な「欲望」の他、私がゲームをプレイする上での、ひとつの「信条」みたいなものが関わってきます
それを明らかにしますれば、感情移入の対象は誰であるか、ということです
私は当初、このゲームの「主人公」であり、プレイヤーの分身。そして感情移入の対象となるのは、自分が作成したアバターであると考えていました
これは決して間違ったことではないでしょう。事実、プレイヤーはこのアバターとして、選択肢を選ぶことでブレイドの仲間たちとコミュニケーションを取っています
しかし、このアバターには、基本的にセリフというものがありません
選択肢には「この選択肢を取った時のセリフ」のようなものが設定されてはいます。ですが、アバターは最初にボイス(性格)を選べるので、
この選択肢のところに書いてあるようなニュアンスのセリフを、「それぞれの言葉」でもって発しているはずです
そういう補完はできますし、ゲームというのは、どこまでリアルになり、表現力が向上しても、究極的には「象徴と記号の世界」である、というのが私の考えです
つまり、私は新たな女性アバターを、それはもう私の趣味丸出しで作成しましたが、これはやはりどう見ても、私と同じ地球人とは思えませんし、そのつもりでは作っていません
ゼノブレイドクロスのキャラデザインは、やはりアニメチックであり、ゲーム上のグラフィックはリアルというよりは、意図的にバーチャル的に作られているような気がします
WiiとWiiUの性能の差は大きいと思いますが、むしろ私から見ると、ゼノブレイドの方がリアルには近く、ゼノブレイドクロスは、明確な意志の元に、人だけど人から離れたモデリングがなされているように感じるのです
ということは、これはやはりシンボリックなもの。古い時代のRPGのキャラクターが荒いドットで表現されていた。その時代とそう大きな違いはないのだ、と感じました
少し話がずれました。つまり、私はこのゲームをプレイした最初の3時間半で、このゲームの楽しみ方、というようなものをなんとなく掴んだのでした
もちろん、ストーリーを追うのがRPGの本道です。ゼノブレイドクロスに限っては、あまりにも膨大な寄り道要素、やりこみ要素がありますが、私がここで言う楽しみ方とは、ストーリーの楽しみ方です
それは、アバターキャラは必ずしも主人公じゃない、という見方です。むしろ、かなりのセリフ量のあるキャラクター、エルマやリン、新たに加わった愉快な仲間、ノポン人のタツ。彼らこそが、このゲームの主役だろう、という見方になります
「主役」という言葉は誤解を生みかねないので、「メインキャラクター」という表現をしてみましょう。エルマやリンがメインキャラクターであって、アバターはそうじゃない、というのが私の見方です
では、このアバターの立ち位置とは?完全な傍観者ではない。やっぱりプレイヤーとほとんど一致したキャラクターだ。なら、それもまたメインキャラクターだろう
そう考えるのが普通だと思います。その見方の方が自然でしょう
ですが、どこか私にはこのアバターというものが、いわばTRPGにおける「ゲームマスター」や「ストーリーテラー」のような存在に感じられたのです
いえ、この表現は正しくはありません。無理を承知でこの表現をしています
なので、既存の言葉を使わずに説明するならば、アバターは物語の中の登場人物に見えて、その物語自体を作っていくという「ゲームを作る存在」というように感じられるのです
もちろん、ゲームのシナリオはゲーム会社の方々が作られています。なので、このアバターに与えられた「ゲームを作る」能力は、あらかじめゲームそのもののクリエイターに決められた範囲のものです
しかし、このゲームはその範囲がものすごく大きく、寄り道する道も、わざと変な風に答えてみる選択肢も、数多く用意されています
これだけの「幅」を得た時、決められた物語の描き手は、その更に上の存在がいる、ということを忘れるほどに強力な存在に見えるのではないでしょうか
そして、この物語を作るということを、人は感情移入と呼ぶのだと思います。ゲーム中に登場する自分の分身に自分を重ねあわせ、物語を描いていく。それこそが「ゲームをする」ということなのだと
しかし、私がこのアバターキャラを通して見る世界は、従来のそれとは異なっているように感じられました

彼彼女は、間違いなく物語の当事者であるというのに、どこかそれを人事として「見ている」、とてもクールな存在に映ったのです
それはやはり、アバターにセリフがないからでしょう。戦闘中はいくらでもしゃべりますが、イベント中は掛け声ひとつ上げません。本当に寡黙な人物なのです
昔の多くのRPGでそれは、普通のことでした。今でも、ドラゴンクエストの主人公は無口ですし、ポケモンの主人公もしゃべりません
ですが、ゼノブレイドの主人公は間違いなく「主人公」をしていて、そのために多くのセリフを口にしました
他の豪華なムービーが頻繁に挿入されるゲームの主人公も、それぞれに強力なキャラクター性を持ち合わせています
ゼノブレイドクロスもまた、ストーリーが重視される、本当なら主人公がしゃべるはずのゲームなのだと思います
しかし、アバターはしゃべりません
……一応、これこそが、私がアバターを主人公、主役とは見なさなかった要因です。ひどく単純な理由ですが、少なくとも私はこの理解で、問題がないと感じました
つまり、主役は、主人公とは、エルマたち。アバターは彼らと共に物語を先に進めてはいますが、究極的には「名もないブレイド隊員のひとり」というポジションなのだと思います
だからこそ、セリフは用意されていない。ひいては、ゼノブレイドクロスがアバターの作成という、前作にはなかったシステムを組み込んだ、その理由がここにあるのでは、と思っています
アバターは本当なら、そこにいてもいなくても変わらない存在です。便宜的にプレイヤーの分身のような形にはなっていますが、エトセトラでしかないはずの存在です
そんな、他の個性的なキャラクターには絶対に魅力では叶わない人物が、このゲームのイベントシーンにも登場することを許されている
その理由というのが、物語の作り手であり、その体験者、という役目を与えられているからなのではないか、と考えました

アバターはきっと、これからのストーリーでも、壮大な物語の中にあって、大いに振り回されることと思います
あるいはその選択が戦いを加速させるかもしれないし、戦いを止める役目も果たすかもしれません
ですが、基本的には決して大きな力を持たないのだと思います。彼彼女はそこにいながら、エルマたちほどの影響力を持ちあわせてはいない
少なくともメインストーリーに関しては、限りなく傍観者に近い当事者です
その「距離感」こそが、このゲームがしゃべらないアバターというキャラクターを採用した理由なのかもしれない、と私は考えています

私は自分のアバターを、あえて女性で作り直しました。さすがにやり直しのプレイの時はムービーをスキップしまくったので、1時間ほどで3時間半かけて進んだところまで戻ってこれました
そして、私はこの女性アバターを、自分の好きなようには作りましたが、極力は地味にするように努めました
もちろん、あまりにも無個性な、本当にただの通行人Aのようなキャラクターにはしていません。女性なのだから、ある程度の可愛さはあるように作っています
ですが、派手な髪の色や、特徴的な髪型。キャッチーな体型の採用は、見送りました
不覚にも、何も考えずに暗めの銀髪に設定してしまったところ、エルマとリンの中間のような髪色になってしまい、なんだか容姿面で彼女らを食っているような、食われているような気にはなりましたが
この物語の作り手にして受け手として、ちょうどいいぐらいの容姿にできあがったと思います
男性キャラにしなかったのは、自分からむしろ離すためであり、彼女をできるだけ他人として認識するためです
ですが、自分好みの容姿にしたのは、それでいて、イヤミがなく、ずっと……それこそ、100時間や200時間でも共有することができるようにするためです
あえて彼女の名前は伏せますが、オリジナルの名前をつけました
実はその名前は、今書いている途中の小説のヒロインと同じなのですが、容姿はともかく、性格は似ても似つかず、基本的には無関係のつもりです
あくまでイベント中は無口な彼女は、戦闘中、妙にハイテンションで、頭のゆるそうな発言をしています
その声は、たとえるならば金髪のツインテールの中二病の女の子のようなのですが、それは100パーセント私の好みでした。デース!

やり直しを含んだため、物語としてはほとんど進ませんでした
ただ、ゼノブレイドのプレイヤーであれば、愛おしく思うあの種族。そう、ノポン族の仲間が加わり、モチベーションは更に大きく高まっています
あっ、ようやく本格的に物語が始まって、オンラインプレイもできるようになっています。もしも私と向こうでお会いしましたら、よろしくどうぞです



次の日記へ

前の日記へ

ゲームページへ

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

ゲーム動画

ゲーム二次創作

Wiki内検索

管理人/副管理人のみ編集できます