最終更新:ID:OxsCgO+nnQ 2017年10月19日(木) 21:03:34履歴
【!!注意!!】シナリオ「ネームレス・カルト」のネタバレを含みます。
あの騒動が終わってから、それなりの時間が過ぎ去った。
私は、あの時悍ましい化け物達を見てからナコさんへの執着が酷かった…本当に酷かったが、それも一月程で落ち着いた。
あの後、戸籍も家も無くなった私は、色瀬先輩…佐々木先輩に頼み込み、柚木 縁としての戸籍を得た。
流石に家を買うお金は無かったし借りられなかったので、七生さんと一緒に例の地下室に転がり込んだのだ。
…四六時中ナコさんのことで頭がいっぱいだったので、七生さんとルルさん、佐々木先輩にはかなり迷惑をかけてしまい、本当に頭が上がらない。
しばらくしてみんながある程度落ち着いた頃、私たちとあの4人で約束のパフェを食べに行った。
お値段が高いだけあって、とんでもない大きさのパフェが出てきた…。私にあれは完食出来そうにない。
そこで私たちは、明るく、楽しいひと時を過ごした。
アルを優しく見守っているなぎささん、初めてのパフェに夢中になるアルさん。
大量の出費で涙目になる柳田さんにとっても元気にパフェを食べるセラさん。
ちゃっかり自分も食べている七生さんとファミチキ以外でも食レポバッチリなルルさん。
陽気にお話しする安納先輩に新堂部長がふと微笑んで。ちょっと口が悪い有栖先輩と何だかんだ楽しんでいる佐々木先輩。
そしてパフェを食べ続けるナコさんとそれを見ている私。
こんな穏やかな時間を過ごしているうちに、私はようやく、日常に帰ってこれたんだと思えた。
篠崎先輩、安納先輩、色瀬先輩に託された願いを、想いを、約束を…ちゃんと叶えられた、果たすことができたのだと。
私たちは高校生活をやり直そうと、再び飛馬学園に通うすることにした。佐々木先輩には本当にお世話になった…。
私たちは飛馬学園高等部に通う高校1年生で、勉学に部活にと青春を謳歌している。
…あれから私は授業をきちんと受けることにした。あの恐ろしい体験に比べれば退屈な授業のなんとすばらしいことか。
…たまに寝てしまうけれど、少しずつ成長しているのだ。《ナコト写本》を読むために七生さんに英語を、テストのためになぎささんと柳田さんに勉強を教えてもらったりもしている。
これで私もいい成績が取れるはず…!
さらに私は部活でも活躍しているのだ。オカルト研究部とゲーム部を掛け持ちしている私は、いろいろな噂話を仕入れたり、みんなで怖い話を聞かせあったり。
先輩が作ったゲームで遊んだり、頼まれた絵を描いたりと大活躍。
何やら《ネームレス・カルト》を作り直すという話も出ているようで…。魔女達のイラスト、特にナコさんはお任せあれ!
そしてオカルト研究部の活動として、新聞を作らせてもらっている。篠崎先輩と月羽先輩、七生さんと私。
4人で過ごしたあの日々を、たとえ偽りの平穏だったとしても忘れることのないように。私は新聞を作り続けている。
…そんな私の新聞だが、オカルト新聞としてマニアックな人気が出ている模様。ふふ、一押しコーナーは私のナコさん4コマだ、私の力作である。学園中にナコさんの素晴らしさを広めるのだ。
すっかり忘れていたのだが、この前はバレンタインデーだったのだ。その頃の私はそれどころではなかったので、少し遅れたがナコさんにチョコを渡した。
色とりどりのチョコたちにナコさんもご満悦。これからもたくさんのイベントを一緒に体験していこうと思った。
楽しい学園生活にも、いつかは終わりが来るわけで。新堂先輩と安納先輩が卒業を迎えることになった。お二人とも、おめでとうございます。
彼女たちは二人一緒に大学へ進学を果たした、相変わらず仲が良くて結構結構。
まあその時に有栖先輩と佐々木先輩があんなことになるとは…いや、そんな雰囲気は出していたしお似合いだとは思うのだが、どうしても有栖先輩とナコさんが被ってしまって…。
有栖先輩に悪いし地下室から出たほうがいいのかな。ホームレスか…。………後で考えよう!
…そうだ、春には月羽先輩と竹取先輩が後輩になって入学してくるのか。
大丈夫、この世界では何もなかったんだから不安になることはない。…………また、一緒にお話できるかな…。
そんな今は春休み。私はナコさんを連れていろいろな場所に出かけている。このためにアルバイトも始めたのだ。
彼女に楽しいこと、きれいなところ、美味しいもの、この世界のことをもっともっとみせてあげたい。
いつまでもどこまでも、ナコさんといられるようにと願っている。
今日もナコさんは素晴らしい美しい可愛らしい愛らしいショートケーキを頬張るナコさんの姿、猫耳を付けたナコさん、パフェを気に入ったナコさんにじとっとした目を向けてくれるナコさんああぁあだれにも誰にも渡さナい私の私が私だけのナコさんナコさんナコさんナコさん昨日はナにをあげただろうか明日はナにをあげようかナコさんもっとナコさんナコさんナコさんわたしはナコさんのきょうはコれおあげようナコさんナコさんナコさんナコさんナコさんナコさんナコさん私のナコさんナコさんナコさんナコさんそうだち下にナコさんのもとがあるはずそれをよんでもっとナコさんを理かいしなきゃそうだそれがいいナコさんのためにナコさんナコさんナコさんナコさんナコさんナコさんナコさんナコさんnコさんナコさんナコさんナコさんナコさんナコさんナコさんナコさんナコさんナコさんナコさんナコさんナkさんナコさんナコさんナコさんナコさんナコさんナコさんナコさんナコさんナコさんナコssんナコさんナコさんナコさんナコさんナコさんナコさんナコさんナコさんナコさんナコさんナコ
あの騒動が終わってから、それなりの時間が過ぎ去った。
私は、あの時悍ましい化け物達を見てからナコさんへの執着が酷かった…本当に酷かったが、それも一月程で落ち着いた。
あの後、戸籍も家も無くなった私は、色瀬先輩…佐々木先輩に頼み込み、柚木 縁としての戸籍を得た。
流石に家を買うお金は無かったし借りられなかったので、七生さんと一緒に例の地下室に転がり込んだのだ。
…四六時中ナコさんのことで頭がいっぱいだったので、七生さんとルルさん、佐々木先輩にはかなり迷惑をかけてしまい、本当に頭が上がらない。
しばらくしてみんながある程度落ち着いた頃、私たちとあの4人で約束のパフェを食べに行った。
お値段が高いだけあって、とんでもない大きさのパフェが出てきた…。私にあれは完食出来そうにない。
そこで私たちは、明るく、楽しいひと時を過ごした。
アルを優しく見守っているなぎささん、初めてのパフェに夢中になるアルさん。
大量の出費で涙目になる柳田さんにとっても元気にパフェを食べるセラさん。
ちゃっかり自分も食べている七生さんとファミチキ以外でも食レポバッチリなルルさん。
陽気にお話しする安納先輩に新堂部長がふと微笑んで。ちょっと口が悪い有栖先輩と何だかんだ楽しんでいる佐々木先輩。
そしてパフェを食べ続けるナコさんとそれを見ている私。
篠崎先輩、安納先輩、色瀬先輩に託された願いを、想いを、約束を…ちゃんと叶えられた、果たすことができたのだと。
そんな時にふと考えてしまうのだ
“彼女”はたしかに約束を守った
学園から異変は無くなり、平穏な日々が続いている
新堂部長が己の正体を知ることはなく、“彼女”と激突して全てが崩壊することもない
……“彼女”は言っていた『私たちは、この学園から撤退する。君たちが異変に怯えることもなくなる。』『冒涜的な存在の一切が、この学園から姿を消す。』
そうだ、この学園からはいなくなった
“彼女”はたしかに約束を守った
学園から異変は無くなり、平穏な日々が続いている
新堂部長が己の正体を知ることはなく、“彼女”と激突して全てが崩壊することもない
……“彼女”は言っていた『私たちは、この学園から撤退する。君たちが異変に怯えることもなくなる。』『冒涜的な存在の一切が、この学園から姿を消す。』
そうだ、この学園からはいなくなった
私たちは高校生活をやり直そうと、再び飛馬学園に通うすることにした。佐々木先輩には本当にお世話になった…。
私たちは飛馬学園高等部に通う高校1年生で、勉学に部活にと青春を謳歌している。
…あれから私は授業をきちんと受けることにした。あの恐ろしい体験に比べれば退屈な授業のなんとすばらしいことか。
…たまに寝てしまうけれど、少しずつ成長しているのだ。《ナコト写本》を読むために七生さんに英語を、テストのためになぎささんと柳田さんに勉強を教えてもらったりもしている。
これで私もいい成績が取れるはず…!
さらに私は部活でも活躍しているのだ。オカルト研究部とゲーム部を掛け持ちしている私は、いろいろな噂話を仕入れたり、みんなで怖い話を聞かせあったり。
先輩が作ったゲームで遊んだり、頼まれた絵を描いたりと大活躍。
何やら《ネームレス・カルト》を作り直すという話も出ているようで…。魔女達のイラスト、特にナコさんはお任せあれ!
あ、でもナコさんが他の人に使われるのは…いや、本物のナコさんは私のところにいるししかしこの世界ではナコさんのことは私が一番知っているわけでそう簡単に他の人にやるわけにはいかなくてぅうどうしてもというならナコさんは最高レアで出現確率が小数点以下で出るまあナコさんの絵はバッチリどんなシチュエーションでも完璧に描いてみせ
4人で過ごしたあの日々を、たとえ偽りの平穏だったとしても忘れることのないように。私は新聞を作り続けている。
…そんな私の新聞だが、オカルト新聞としてマニアックな人気が出ている模様。ふふ、一押しコーナーは私のナコさん4コマだ、私の力作である。学園中にナコさんの素晴らしさを広めるのだ。
すっかり忘れていたのだが、この前はバレンタインデーだったのだ。その頃の私はそれどころではなかったので、少し遅れたがナコさんにチョコを渡した。
色とりどりのチョコたちにナコさんもご満悦。これからもたくさんのイベントを一緒に体験していこうと思った。
楽しい学園生活にも、いつかは終わりが来るわけで。新堂先輩と安納先輩が卒業を迎えることになった。お二人とも、おめでとうございます。
彼女たちは二人一緒に大学へ進学を果たした、相変わらず仲が良くて結構結構。
まあその時に有栖先輩と佐々木先輩があんなことになるとは…いや、そんな雰囲気は出していたしお似合いだとは思うのだが、どうしても有栖先輩とナコさんが被ってしまって…。
有栖先輩に悪いし地下室から出たほうがいいのかな。ホームレスか…。………後で考えよう!
…そうだ、春には月羽先輩と竹取先輩が後輩になって入学してくるのか。
大丈夫、この世界では何もなかったんだから不安になることはない。…………また、一緒にお話できるかな…。
そんな今は春休み。私はナコさんを連れていろいろな場所に出かけている。このためにアルバイトも始めたのだ。
彼女に楽しいこと、きれいなところ、美味しいもの、この世界のことをもっともっとみせてあげたい。
いつまでもどこまでも、ナコさんといられるようにと願っている。
run "NamelessCult" loading... <Welcome Deeply World!> check character Now "nekoyanagi-nao" Status OK. rollback time "xxxx-xx-xx xx:xx:xx" Conflict Error!<The character has been already used> rename character "nekoyanagi-nao" "sinozaki-naoi" check character Now "sinozaki-nao" Status OK. check "NamelessCult" working some episodes end.
「ねーこちゃんせんぱーいーっ!」
私が部活に顔を出すや否や、そう言ってがばしっと抱きついてくるツインテールの後輩が一人。
「雨。近い…近いから。あとその渾名は人に聞かれると恥ずかしいから止めて欲しい」
そんな彼女を慣れた手つきでうんしょと引き離す。大体部活の始まりはこんな感じが多い。
「え〜…でもオカ研のなぎさ先輩も隙あらば良く抱き付こうとして来るじゃないですか」
「真似せんでいいって」
ぶっす〜っと不満げに頬を膨らませる”月羽 雨”。彼女とこうやって同じ部活の先輩後輩になってもう1年が経つ。
この漫才染みた会話も流石に1年やっていると、これはこれで悪くないって思ってきてもいる。
そんな事を考えながら、スリープしていたノートPCを立ち上げる。
「じゃあ。”新部長”!最近。全然、部長は猫耳眼鏡付けてくれないし」
「そりゃ、つける必要ないからだ」
こちらの様子を気にせず言葉を続ける雨に、立ち上げを待つ間に適当に相槌を打つ。
「かといって、ゆかり副部長は『猫耳ナコ…』って言ったままどっか行っちゃうし」
「それは、発作が起きたからだ」
恐らくは、あそこで鬼気迫る表情でナコイラスト集を描いている事だろう。
「…先月で元祖猫耳眼鏡マスターの有栖元部長は卒業しちゃいましたし」
「ああ。そうだね〜…」
最後の言葉に手を止める。そうだ。とうとう私も3年生になった。
「卒業したのは直先輩もですけどね〜…うー!私の有栖先輩を返せー!!」
「雨のじゃないでしょ」
じたばたし始める雨を見る。そろそろこれ使うかなと起動したPCを操作する。
「だーかーら!その分、新部長には先輩として私を甘えさせる義務があると思いますっ」
「そうか」
そこですかさず、目的のファイルを部員用共有フォルダにコピーする。
「それじゃ、雨も2年生先輩として、この課題を新入生にレクチャー宜しく」
「ほげー!?」
そう。今の時期は新1年生が部活に体験入部する。私が共有したのは、体験入部希望者への簡単なプログラム講座だ。
「ちなみに部長は?」
「明日の課題作り。それに雨の方が教えるの向いてるでしょ」
「うぇ〜…分かりましたよぅ」
最初入ってきた時は「ここまでコンピュータ出来ない人久々に見た…」というレベルだったが
流石に1年間先輩たちとみっちり教え込むとメキメキ上達した。
むしろ、誰かに教える事については私達と違って1から丁寧にやるから向いていると思う。。
どうやら反論してもしょうがないと判断したようだ。いそいそと自分のPCを立ち上げる雨がふと呟いた。
「でもでもっ。そもそも1年生来ますかね?」
「…それはどうだろ」
問題はそこだ。自慢じゃないがこのゲーム部の技術力は相当高い。
何せ、即就職レベルのプログラマに、優秀なグラフィッカー、サポートで世界設定にマニアックなオカ研が控える。
正直な話、優秀な大学や同人サークルレベル以上ではないかとも思う。さて。問題はそこだ。
どうやっても、新規入部希望者が萎縮してしまうのだ。もちろん、私としては受け入れたい。
但し、私に阿礼先輩や有栖先輩の様な付き合いが出来るかっていうと、まぁ無理だ。
「そんなことないと思いますけどっ!何だかんだで面倒見良いですし」
「それは雨が頑張ったからだよ」
という事で、ぶっちゃけ新入生来るんだろうか?って不安なのが、現状である。
「新入生の部活紹介でもぶちまけましたからね…最初は良かったのに」
「うん…やらかした」
地味に気にしていた容姿についても、美し過ぎる同級生を参考に少しは見られる様にはなったと思う。
身長も伸びたし、それ以上に色々成長した。但し、それと同じくらい少し偏屈になってしまった。
原因は分かっている。
『あの”宇宙の中心”を見て理解しておきながら、お前はそれをより知りたいと思うんだな?』
「はい…どうやら、私も先輩と同じで。少し普通じゃ無かったみたいですー」
1年前に、あの本たちを手に取って、”先輩”に問われた言葉が脳裏に浮かぶ。
『だが。俺も”前に”言っただろうが、お前たちは読むべきではないと思っている。理由を聞かせろ』
ここに来てからずっと、面倒を見てくれた。そんな彼がここまで感情を込めたのはそう多くない。
だから私もまた。ずっと抱いてきた結論をぶつける事にした。
「かつて、先輩たちはこの本で私達を救い、あの子を作ってくれました。
だから私もそうしたい。例え起源が恐ろしくとも、それが大本なら私は理解したい。」
『。。。』もはや睨み付ける様な目つきになりながらも言葉を聞いてくれている。
「傲慢かも知れない。けど。私はそれを成して作られた未来を知っている。だからより良い未来を手に入れたいんです」
「勿論。私は遺された人の気持ちが分かるから、無理はしませんけどね?」
自分も相手も頑固な性格だとは認識している。つまり、どちらかが折れるか。お互いに納得するかの2択だが。
『……好きにしろ。但しダメだと思った段階で止める。いいな?』
「うん。最近は少し頑張りすぎたかな。ルル」ぼそりと呟く
そんな先輩も、私達にあの部屋を託して先月卒業した。今頃は有栖先輩と一緒に…この話は話すと長くなるかな。
とにかく。そんなこんなで色々苦学生なのが”私達”の今である。
「あっ!そういえば部長。この間を駅前のデリシャスグレートパフェをパクリと…」
……コンコン。
「STOP。その話は保留で…お客さんかな?出迎え宜しく」
「ラジャ!」
案内を雨に頼んで、ノートPCのモニターをもう一度見つめる。
このパソコンには、かつて、穏やかな日常を望みながら復讐を捨てられなかった記録が残っている。
私が回収した、殺意を刻みながら、希望を遺したソースプログラムと一緒に。
『おじゃまします〜案内を見て来たんですけど…』
「はいはいっ!いらっしゃーい!」
このデータと。そこから生まれた魔女達と。この日常。これが今は亡き彼らが遺した全てだ。
『………って言います〜。これでもプログラムは自信ありますよ〜家でも留守番しながら書いてますし』
「おおっそりゃ当てになる!」
今の私の名は、その証明。まぁ、感謝を込めたクレジットみたいなものかな。
「私の名前は月羽 雨だよーそれで奥のあの人が」
『あ。知ってますよ〜新歓で言ってましたし』
それに。ああ、やっぱり来ちゃったか。出来れば会いたくなかったが、反面来るだろうと思ってた。
かつて見慣れた人影がこちらに歩み寄る。彼女はかつてのブランチ(分岐)だけど、今は別のプログラム。
だから、笑顔で話そう。だってその方が”私らしい”。
『という事で。体験入部希望です〜 ”篠崎部長”』
「ああ。歓迎するよ ”猫柳 七生”さん」
私が部活に顔を出すや否や、そう言ってがばしっと抱きついてくるツインテールの後輩が一人。
「雨。近い…近いから。あとその渾名は人に聞かれると恥ずかしいから止めて欲しい」
そんな彼女を慣れた手つきでうんしょと引き離す。大体部活の始まりはこんな感じが多い。
「え〜…でもオカ研のなぎさ先輩も隙あらば良く抱き付こうとして来るじゃないですか」
「真似せんでいいって」
ぶっす〜っと不満げに頬を膨らませる”月羽 雨”。彼女とこうやって同じ部活の先輩後輩になってもう1年が経つ。
この漫才染みた会話も流石に1年やっていると、これはこれで悪くないって思ってきてもいる。
そんな事を考えながら、スリープしていたノートPCを立ち上げる。
「じゃあ。”新部長”!最近。全然、部長は猫耳眼鏡付けてくれないし」
「そりゃ、つける必要ないからだ」
こちらの様子を気にせず言葉を続ける雨に、立ち上げを待つ間に適当に相槌を打つ。
「かといって、ゆかり副部長は『猫耳ナコ…』って言ったままどっか行っちゃうし」
「それは、発作が起きたからだ」
恐らくは、あそこで鬼気迫る表情でナコイラスト集を描いている事だろう。
「…先月で元祖猫耳眼鏡マスターの有栖元部長は卒業しちゃいましたし」
「ああ。そうだね〜…」
最後の言葉に手を止める。そうだ。とうとう私も3年生になった。
「卒業したのは直先輩もですけどね〜…うー!私の有栖先輩を返せー!!」
「雨のじゃないでしょ」
じたばたし始める雨を見る。そろそろこれ使うかなと起動したPCを操作する。
「だーかーら!その分、新部長には先輩として私を甘えさせる義務があると思いますっ」
「そうか」
そこですかさず、目的のファイルを部員用共有フォルダにコピーする。
「それじゃ、雨も2年生先輩として、この課題を新入生にレクチャー宜しく」
「ほげー!?」
そう。今の時期は新1年生が部活に体験入部する。私が共有したのは、体験入部希望者への簡単なプログラム講座だ。
「ちなみに部長は?」
「明日の課題作り。それに雨の方が教えるの向いてるでしょ」
「うぇ〜…分かりましたよぅ」
最初入ってきた時は「ここまでコンピュータ出来ない人久々に見た…」というレベルだったが
流石に1年間先輩たちとみっちり教え込むとメキメキ上達した。
むしろ、誰かに教える事については私達と違って1から丁寧にやるから向いていると思う。。
どうやら反論してもしょうがないと判断したようだ。いそいそと自分のPCを立ち上げる雨がふと呟いた。
「でもでもっ。そもそも1年生来ますかね?」
「…それはどうだろ」
問題はそこだ。自慢じゃないがこのゲーム部の技術力は相当高い。
何せ、即就職レベルのプログラマに、優秀なグラフィッカー、サポートで世界設定にマニアックなオカ研が控える。
正直な話、優秀な大学や同人サークルレベル以上ではないかとも思う。さて。問題はそこだ。
どうやっても、新規入部希望者が萎縮してしまうのだ。もちろん、私としては受け入れたい。
但し、私に阿礼先輩や有栖先輩の様な付き合いが出来るかっていうと、まぁ無理だ。
「そんなことないと思いますけどっ!何だかんだで面倒見良いですし」
「それは雨が頑張ったからだよ」
という事で、ぶっちゃけ新入生来るんだろうか?って不安なのが、現状である。
「新入生の部活紹介でもぶちまけましたからね…最初は良かったのに」
「うん…やらかした」
地味に気にしていた容姿についても、美し過ぎる同級生を参考に少しは見られる様にはなったと思う。
身長も伸びたし、それ以上に色々成長した。但し、それと同じくらい少し偏屈になってしまった。
原因は分かっている。
『あの”宇宙の中心”を見て理解しておきながら、お前はそれをより知りたいと思うんだな?』
「はい…どうやら、私も先輩と同じで。少し普通じゃ無かったみたいですー」
1年前に、あの本たちを手に取って、”先輩”に問われた言葉が脳裏に浮かぶ。
『だが。俺も”前に”言っただろうが、お前たちは読むべきではないと思っている。理由を聞かせろ』
ここに来てからずっと、面倒を見てくれた。そんな彼がここまで感情を込めたのはそう多くない。
だから私もまた。ずっと抱いてきた結論をぶつける事にした。
「かつて、先輩たちはこの本で私達を救い、あの子を作ってくれました。
だから私もそうしたい。例え起源が恐ろしくとも、それが大本なら私は理解したい。」
『。。。』もはや睨み付ける様な目つきになりながらも言葉を聞いてくれている。
「傲慢かも知れない。けど。私はそれを成して作られた未来を知っている。だからより良い未来を手に入れたいんです」
「勿論。私は遺された人の気持ちが分かるから、無理はしませんけどね?」
自分も相手も頑固な性格だとは認識している。つまり、どちらかが折れるか。お互いに納得するかの2択だが。
『……好きにしろ。但しダメだと思った段階で止める。いいな?』
「うん。最近は少し頑張りすぎたかな。ルル」ぼそりと呟く
そんな先輩も、私達にあの部屋を託して先月卒業した。今頃は有栖先輩と一緒に…この話は話すと長くなるかな。
とにかく。そんなこんなで色々苦学生なのが”私達”の今である。
「あっ!そういえば部長。この間を駅前のデリシャスグレートパフェをパクリと…」
……コンコン。
「STOP。その話は保留で…お客さんかな?出迎え宜しく」
「ラジャ!」
案内を雨に頼んで、ノートPCのモニターをもう一度見つめる。
このパソコンには、かつて、穏やかな日常を望みながら復讐を捨てられなかった記録が残っている。
私が回収した、殺意を刻みながら、希望を遺したソースプログラムと一緒に。
『おじゃまします〜案内を見て来たんですけど…』
「はいはいっ!いらっしゃーい!」
このデータと。そこから生まれた魔女達と。この日常。これが今は亡き彼らが遺した全てだ。
『………って言います〜。これでもプログラムは自信ありますよ〜家でも留守番しながら書いてますし』
「おおっそりゃ当てになる!」
今の私の名は、その証明。まぁ、感謝を込めたクレジットみたいなものかな。
「私の名前は月羽 雨だよーそれで奥のあの人が」
『あ。知ってますよ〜新歓で言ってましたし』
それに。ああ、やっぱり来ちゃったか。出来れば会いたくなかったが、反面来るだろうと思ってた。
かつて見慣れた人影がこちらに歩み寄る。彼女はかつてのブランチ(分岐)だけど、今は別のプログラム。
だから、笑顔で話そう。だってその方が”私らしい”。
『という事で。体験入部希望です〜 ”篠崎部長”』
「ああ。歓迎するよ ”猫柳 七生”さん」
change character "R" "r0200" check character Now "R" Status OK. <message:NamelessCult updated.> loading
電子データとして作られた私がこういう過去を振り返るというのもおかしい気がしますけど…
今日位はきっといいですよね。クリスマスですし、それに。
…とは言ったものも、何処から話をしましょうか?
辛い事もありましたけど、楽しい事の方が沢山あった気がします。
そして、その楽しい事の殆どは今の私の持ち主が与えてくれたものです。
ナオさん。今は”篠崎なお”と名乗ってます、あの人です。
この時代に来てから最初の1月は大変でした。
直さん…そうですね、ここではこの名前です…に事情を説明してゆかりさん達と一緒に地下室に潜り込んだり。
思ったよりあっさり納得してくれましたが、ナコを渡す際にゆかりさんが大泣きしたり…
ちなみに、なぎささんと錬さんはそれぞれ自宅に行ったそうですが…揉めたりしなかったのでしょうか?
そして、直さんの協力の元、ナオさんが戸籍を作った時にナオさんは苗字を変えました。
……理由は分かります。けど、それは良かったんでしょうか?
本当は名前もあの先輩に因んで変えたかった様ですが、”当人”の直さんに止められてしまったので止めた様です。
私もそれで良かったと思ってます。ナオさんはナオさんです。全部捨てる必要なんてないんです。
そこから先もてんやわんやです。
先輩たちには以前の名前はペンネームで通した様ですが、学校へはそうは行かない。
。。。ここを語るだけで一日終わっちゃいそうなので省略。
結果としては、無事1年生として2月から潜り込めました。
後はもう、怒涛の勢いでした。
「半年遅れがこう辛いとは…中学生だって言い張れば良かった…!」なんて零してましたね。
合わせて直先輩との魔道書についての直談判や、部活動への参加。私達魔女やネームレスカルトの解析etc...
正直、この時のナオさんは相当頑張りすぎてたと思います。
だから。2年生になって雨さん達後輩が入ってきて、有栖さん達とワイワイやるようになったナオさんを見て
少しほっとしたんですよ。私には笑ってましたけど、本当は大変だったって知ってましたから。
マス…こほん。卒業してしまった人もいましたけど。それはきっと素晴らしい事ですし、ね。
後は、穏やかな毎日でした。
ゆかりさんは、まずますナコさんを可愛がってますが、ちゃんと他の事もしてくれるようになりました。
私の絵も描いてくれましたが、凄く可愛かったです。ありがとうございますっ。
お礼に2人にファミチキを渡した時の顔も忘れません。
錬さんは、セラ…幼稚園児と一緒にヒーロー道を極めるとか。
「もしかしてあの仮面。一生付ける気なの…?」とかナオさんは言ってましたがカッコいいと思います。
幼稚園児がお子様過ぎてご迷惑をおかけするかもですが…宜しくお願い致します。
なぎささんは、あれ?もしかしてアルさんに尻に敷かれてる?
中々ナオさんはそういう隙を見せてくれないのですが、ああいう関係もいいですね…
私達でも良ければ困った事あったら相談乗りますから、気軽に頼って下さい。
私もナオさんと一緒に色々やってたんですよ。
…特に美味しそうなお店を見つけては一緒に食べ歩く「魔女と猫の食べ歩き道中」は
ネット上でも密かな人気に……げふんげふん。
そして、そんな毎日の間に。ナオさんは本を読み、プログラムを解析し。
こうしてこの日になった訳です。
……なんて、私もナオさんに言われるまで気づかない様にしてたんですけど。バレバレでしたね。
「”お誕生日”おめでとう〜ルル」
地下室で待つ私に。
そう言って、ナオさんは誕生日ケーキとファミチキ…ええ、最初に私が食べたものです…を買ってきてくれました。
『あ…知ってたんですね。この日だって』
「そりゃね〜…伊達に色々頑張ってないよ」
そう。この日は私達が生まれた日。
マスターが私に憎悪を与えた日。
『それじゃあ一緒に頂きましょう。最近ナオさんのお蔭でご飯が美味しくて』
「うん〜。そだ。アプリもverUpしたから大分栄養とかも取りこみやすくなってるよ」
結局。私はマスターの願いを叶える事が出来ませんでした。
けど、その結果。もう一度誕生日を迎える事が出来ました。
「ろうそくは数え年でもいいかな。それなら1本立てられるし〜息を吹きかければちゃんと消えるよ」
『……まさか、この為に最近色々機能追加してたんですか。じゃあ、いきますよ?』
だから、私は改めてこの生まれた日に誓おうと思います。
ろうそくを消して。この奇跡の様な今に感謝をこめて。
「これからも、末永くよろしくね。”相棒”」
『こちらこそ、喜んでです。”マスター”』
今日位はきっといいですよね。クリスマスですし、それに。
…とは言ったものも、何処から話をしましょうか?
辛い事もありましたけど、楽しい事の方が沢山あった気がします。
そして、その楽しい事の殆どは今の私の持ち主が与えてくれたものです。
ナオさん。今は”篠崎なお”と名乗ってます、あの人です。
この時代に来てから最初の1月は大変でした。
直さん…そうですね、ここではこの名前です…に事情を説明してゆかりさん達と一緒に地下室に潜り込んだり。
思ったよりあっさり納得してくれましたが、ナコを渡す際にゆかりさんが大泣きしたり…
ちなみに、なぎささんと錬さんはそれぞれ自宅に行ったそうですが…揉めたりしなかったのでしょうか?
そして、直さんの協力の元、ナオさんが戸籍を作った時にナオさんは苗字を変えました。
……理由は分かります。けど、それは良かったんでしょうか?
本当は名前もあの先輩に因んで変えたかった様ですが、”当人”の直さんに止められてしまったので止めた様です。
私もそれで良かったと思ってます。ナオさんはナオさんです。全部捨てる必要なんてないんです。
そこから先もてんやわんやです。
先輩たちには以前の名前はペンネームで通した様ですが、学校へはそうは行かない。
。。。ここを語るだけで一日終わっちゃいそうなので省略。
結果としては、無事1年生として2月から潜り込めました。
後はもう、怒涛の勢いでした。
「半年遅れがこう辛いとは…中学生だって言い張れば良かった…!」なんて零してましたね。
合わせて直先輩との魔道書についての直談判や、部活動への参加。私達魔女やネームレスカルトの解析etc...
正直、この時のナオさんは相当頑張りすぎてたと思います。
だから。2年生になって雨さん達後輩が入ってきて、有栖さん達とワイワイやるようになったナオさんを見て
少しほっとしたんですよ。私には笑ってましたけど、本当は大変だったって知ってましたから。
マス…こほん。卒業してしまった人もいましたけど。それはきっと素晴らしい事ですし、ね。
後は、穏やかな毎日でした。
ゆかりさんは、まずますナコさんを可愛がってますが、ちゃんと他の事もしてくれるようになりました。
私の絵も描いてくれましたが、凄く可愛かったです。ありがとうございますっ。
お礼に2人にファミチキを渡した時の顔も忘れません。
錬さんは、セラ…幼稚園児と一緒にヒーロー道を極めるとか。
「もしかしてあの仮面。一生付ける気なの…?」とかナオさんは言ってましたがカッコいいと思います。
幼稚園児がお子様過ぎてご迷惑をおかけするかもですが…宜しくお願い致します。
なぎささんは、あれ?もしかしてアルさんに尻に敷かれてる?
中々ナオさんはそういう隙を見せてくれないのですが、ああいう関係もいいですね…
私達でも良ければ困った事あったら相談乗りますから、気軽に頼って下さい。
私もナオさんと一緒に色々やってたんですよ。
…特に美味しそうなお店を見つけては一緒に食べ歩く「魔女と猫の食べ歩き道中」は
ネット上でも密かな人気に……げふんげふん。
そして、そんな毎日の間に。ナオさんは本を読み、プログラムを解析し。
こうしてこの日になった訳です。
……なんて、私もナオさんに言われるまで気づかない様にしてたんですけど。バレバレでしたね。
「”お誕生日”おめでとう〜ルル」
地下室で待つ私に。
そう言って、ナオさんは誕生日ケーキとファミチキ…ええ、最初に私が食べたものです…を買ってきてくれました。
『あ…知ってたんですね。この日だって』
「そりゃね〜…伊達に色々頑張ってないよ」
そう。この日は私達が生まれた日。
マスターが私に憎悪を与えた日。
『それじゃあ一緒に頂きましょう。最近ナオさんのお蔭でご飯が美味しくて』
「うん〜。そだ。アプリもverUpしたから大分栄養とかも取りこみやすくなってるよ」
結局。私はマスターの願いを叶える事が出来ませんでした。
けど、その結果。もう一度誕生日を迎える事が出来ました。
「ろうそくは数え年でもいいかな。それなら1本立てられるし〜息を吹きかければちゃんと消えるよ」
『……まさか、この為に最近色々機能追加してたんですか。じゃあ、いきますよ?』
だから、私は改めてこの生まれた日に誓おうと思います。
ろうそくを消して。この奇跡の様な今に感謝をこめて。
「これからも、末永くよろしくね。”相棒”」
『こちらこそ、喜んでです。”マスター”』
名前:篠崎 なお(しのざき なお) 性別:女
職業:高校3年生(2010古物研究家)年齢:18 PL:ことこと
――――――――――――――――――――――――――
[技能]
母国語(日本語語):60%(EDU*5)
[職業技能]
図書館:71%(25+45+成1)目星:82%(25+55+成2)
値切り:8%(5+3)
他の言語(英語):30%(1+29)他の言語(ドイツ語):30%(1+29)
コンピューター:83%(1+79+成3)
[個人技能]
クトゥルフ神話:ベテランクラス
回避:50%(26+24)杖:70%(25+45)
聞き耳:56%(25+31)信用:75%(15+60)
日本刀:20%(15+成5)オカルト:15%(5+成10)
人類学:5%(1+成4)歴史:25%(20+成5)
――――――――――――――――――――――――――
[持ち物]
○通学カバン
筆記用具一式 懐中電灯 電子辞書 各充電ケーブル
タブレット(iPad) スマートフォン(iPhone) 自作の腕時計型デバイス 財布
使い古した最新のノートPC
――――――――――――――――――――――――――
[プロフィール]
ゲーム部とオカルト部に所属する飛馬学園高等部3年生。前者は部長もやっている。
この高校には高校1年生の時に突然転校してきた。ちなみにこの2年で外見も急成長した。
何処で学んできたのか数年先相当のコンピュータ技術を持っており、
在学中から数々の収益を得ている…というより、これでご飯を食べている。
曰く「いつまでも居候じゃ申し訳ない」との事。
帰宅する姿が見えない事から学校で寝泊まりしてるのでは?と噂になる事も。
時々聞こえる奇声や目の下に隈を作っている事も話題に昇る原因である。
親しい人からは何故か猫っぽい渾名で呼ばれる。恐らく猫っぽいからだろう。
高校卒業後は、先輩や同級生や後輩と一緒にとあるゲーム制作グループに所属する予定。
そんな彼女の身に着けている腕時計型デバイスには、常に可愛い相棒がいるとかいないとか。
職業:高校3年生(2010古物研究家)年齢:18 PL:ことこと
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[技能]
母国語(日本語語):60%(EDU*5)
[職業技能]
図書館:71%(25+45+成1)目星:82%(25+55+成2)
値切り:8%(5+3)
他の言語(英語):30%(1+29)他の言語(ドイツ語):30%(1+29)
コンピューター:83%(1+79+成3)
[個人技能]
クトゥルフ神話:ベテランクラス
回避:50%(26+24)杖:70%(25+45)
聞き耳:56%(25+31)信用:75%(15+60)
日本刀:20%(15+成5)オカルト:15%(5+成10)
人類学:5%(1+成4)歴史:25%(20+成5)
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[持ち物]
○通学カバン
筆記用具一式 懐中電灯 電子辞書 各充電ケーブル
タブレット(iPad) スマートフォン(iPhone) 自作の腕時計型デバイス 財布
使い古した最新のノートPC
――――――――――――――――――――――――――
[プロフィール]
ゲーム部とオカルト部に所属する飛馬学園高等部3年生。前者は部長もやっている。
この高校には高校1年生の時に突然転校してきた。ちなみにこの2年で外見も急成長した。
何処で学んできたのか数年先相当のコンピュータ技術を持っており、
在学中から数々の収益を得ている…というより、これでご飯を食べている。
曰く「いつまでも居候じゃ申し訳ない」との事。
帰宅する姿が見えない事から学校で寝泊まりしてるのでは?と噂になる事も。
時々聞こえる奇声や目の下に隈を作っている事も話題に昇る原因である。
親しい人からは何故か猫っぽい渾名で呼ばれる。恐らく猫っぽいからだろう。
高校卒業後は、先輩や同級生や後輩と一緒にとあるゲーム制作グループに所属する予定。
そんな彼女の身に着けている腕時計型デバイスには、常に可愛い相棒がいるとかいないとか。
exit "Gojitsudan" OK. See you next time. Bye!
……よし。
いやはや…我ながら後日談時間掛け過ぎました……っ!
何故ならシナリオ中だけでも様々な出来事があって、更に後日談でも色々出てきて困っちゃいました。困らない。
過去ログを振りかえりながら、動画も視聴して、ますます膨らむ思いをぶつけたら、こんな長さ。
それもこれも一重に、このシナリオの魅力や、一緒に駆け抜けたPLPCの素敵さ、KPの凄さのせいですね、オノレー!
ゆかりさん。
なんかもうすっごい。ぼくにはとてもできない。(いきなり語彙消失)
前半から思ってましたが、後半はずっとこの言葉しか言ってなかった気がします。
セッションが進むにつれ飛び出し続けるPCPLゆかりさんのゆかりさんたる発言にひたすら戦慄してました。
だからせめて、後日談でゆかりさんに突込み入れるのも許してください…恐ろしい子!
……後。後日談でPLがSANCしたのも初めてでした。ゆかりさん…やっぱり恐ろしい子!!
ベムベムさん
時々あなたの様な愛されし方がいらっしゃいます(いきなりモノローグ)
こっちがFとか失敗で土下座する中、Cやこことぞいう成功をして、一気に状況を打開してくれる勇者。
私の様なうっかりファンブラ―が生きていられるのも貴方のお蔭です。ヒーロー!
しかもさすオカでありながら、必要とあらば常識的な立ち振る舞いも出来て、でも軸はぶれない…やだ、イケメン!
最後の決断含め、ダイス・RP・PL全てでさすオカと言わざるを得ない…カッコよかったです。
クーリエさん
いやぁ…冒頭PVP風味は強敵でしたね(遠い目)
思わず、大量消失事件が起こる前にバトルせねばと思いました。後ろでするシャッター音怖い!!!
でも、そんな緊張感溢れる関係が猫柳のRPを決めてくれた感じがします。お互いに警戒し合うライバルっていいですよね!
そんな我々PCですが、最後はマブダチになれたと信じてます。アルだけじゃなくてもーっと頼ってもいいのよ?(そしてF)
PLとしても、ドキドキハラハラ…でも一番先陣を突っ切っていました。自分大事に!でも、その勢いは凄い羨ましいです。
さるかにさん
長きに渡りKPをして頂き有難うございました!まさか6日間になるとは(更に遠い目)
ですがそれを最後まで皆で楽しく、かつ満足いく形で終われたのはKPの言うとおり、
『全員が本気(ガチ)でセッションをやろう』としたからだと思います。
特にKPの本気度は、最初の方からNPCと話したりしてるうちからヒシヒシと感じてました
(結果、NPCが皆好きで黒幕を疑いきれなくて危うくロストしかけたのは陰謀だと思っておきます)
だからこそ…こりゃあ、もう私も全力でRPしつつ長考して最高の卓目指すっきゃねぇ!(そして延長へ)
後日談からもそれを感じてます…皆魅力的なキャラ…なら後日談も気合入れるっきゃねぇ!!(そして長文へ)
ハッ。とにもかくも、それだけ勢いがありました。
本当に素敵な時間をありがとうございました。
いやはや…我ながら後日談時間掛け過ぎました……っ!
何故ならシナリオ中だけでも様々な出来事があって、更に後日談でも色々出てきて困っちゃいました。困らない。
過去ログを振りかえりながら、動画も視聴して、ますます膨らむ思いをぶつけたら、こんな長さ。
それもこれも一重に、このシナリオの魅力や、一緒に駆け抜けたPLPCの素敵さ、KPの凄さのせいですね、オノレー!
ゆかりさん。
なんかもうすっごい。ぼくにはとてもできない。(いきなり語彙消失)
前半から思ってましたが、後半はずっとこの言葉しか言ってなかった気がします。
セッションが進むにつれ飛び出し続けるPCPLゆかりさんのゆかりさんたる発言にひたすら戦慄してました。
だからせめて、後日談でゆかりさんに突込み入れるのも許してください…恐ろしい子!
……後。後日談でPLがSANCしたのも初めてでした。ゆかりさん…やっぱり恐ろしい子!!
ベムベムさん
時々あなたの様な愛されし方がいらっしゃいます(いきなりモノローグ)
こっちがFとか失敗で土下座する中、Cやこことぞいう成功をして、一気に状況を打開してくれる勇者。
私の様なうっかりファンブラ―が生きていられるのも貴方のお蔭です。ヒーロー!
しかもさすオカでありながら、必要とあらば常識的な立ち振る舞いも出来て、でも軸はぶれない…やだ、イケメン!
最後の決断含め、ダイス・RP・PL全てでさすオカと言わざるを得ない…カッコよかったです。
クーリエさん
いやぁ…冒頭PVP風味は強敵でしたね(遠い目)
思わず、大量消失事件が起こる前にバトルせねばと思いました。後ろでするシャッター音怖い!!!
でも、そんな緊張感溢れる関係が猫柳のRPを決めてくれた感じがします。お互いに警戒し合うライバルっていいですよね!
そんな我々PCですが、最後はマブダチになれたと信じてます。アルだけじゃなくてもーっと頼ってもいいのよ?(そしてF)
PLとしても、ドキドキハラハラ…でも一番先陣を突っ切っていました。自分大事に!でも、その勢いは凄い羨ましいです。
さるかにさん
長きに渡りKPをして頂き有難うございました!まさか6日間になるとは(更に遠い目)
ですがそれを最後まで皆で楽しく、かつ満足いく形で終われたのはKPの言うとおり、
『全員が本気(ガチ)でセッションをやろう』としたからだと思います。
特にKPの本気度は、最初の方からNPCと話したりしてるうちからヒシヒシと感じてました
(結果、NPCが皆好きで黒幕を疑いきれなくて危うくロストしかけたのは陰謀だと思っておきます)
だからこそ…こりゃあ、もう私も全力でRPしつつ長考して最高の卓目指すっきゃねぇ!(そして延長へ)
後日談からもそれを感じてます…皆魅力的なキャラ…なら後日談も気合入れるっきゃねぇ!!(そして長文へ)
ハッ。とにもかくも、それだけ勢いがありました。
本当に素敵な時間をありがとうございました。
「全く、みな容赦ないなぁ」
財布の中身を見ながら一人呟く。先日ある約束を果たして皆でパーティーをした代償だ。
一応自分の家に居候しているから生活の心配はほぼないけれど、持ってきた貯金は空になった。
悔いはないけどやっぱり痛いものは痛い。けどそれもヒーローの試練と受け取る私。
今日も地道なパトロール中。怪異は学校からは去ったがいなくなった訳では無い。
異変が無いか、くまなくチェック。折角の皆の平穏な時間を壊さない為に。
「さて、今日は会えますかね」
ヒーローのお仕事は悪を倒すだけじゃない。
例えば、約束していたパフェをおごる事だったり。
例えば、悪い道に行きそうなものを正しい道に導いたり。
「ふぅ、ヒーローって本当に大変だねぇセラさん」
そんな、黄色い魔女と語りながら過ごす、この世界での夜の一時。
財布の中身を見ながら一人呟く。先日ある約束を果たして皆でパーティーをした代償だ。
一応自分の家に居候しているから生活の心配はほぼないけれど、持ってきた貯金は空になった。
悔いはないけどやっぱり痛いものは痛い。けどそれもヒーローの試練と受け取る私。
今日も地道なパトロール中。怪異は学校からは去ったがいなくなった訳では無い。
異変が無いか、くまなくチェック。折角の皆の平穏な時間を壊さない為に。
「さて、今日は会えますかね」
ヒーローのお仕事は悪を倒すだけじゃない。
例えば、約束していたパフェをおごる事だったり。
例えば、悪い道に行きそうなものを正しい道に導いたり。
「ふぅ、ヒーローって本当に大変だねぇセラさん」
そんな、黄色い魔女と語りながら過ごす、この世界での夜の一時。
さて、いつから話すか。後日談だからあの後からよね。
わたしは、すぐに戸籍やらなんやらを申請。受理された。
あと、この世界の私も、私と大して変わらないみたい。
さて、ここからかしらね、この写真。
そうね、柳田君にはしっかりパフェをごちそうになったわ。
皆も大満足みたいだったし、私も思わずいくつも写真撮っちゃったわ。
例えばこれ、部長たちってかなりラブラブなのね。あ〜んとか
見てるこっちが恥ずかしかったわ。
有栖先輩と佐々木先輩を囃し立てて見るとまんざらでもなかったり、
魔女たちはみんな目を輝かせてパクついてるの。
セラちゃんはお口の周り汚しながら。
ルルちゃんは将来美食家になるかな?すごい感想述べてたし。
ナコちゃんはだんだん食べる速さが早くなって最後にまぁまぁねの一言
アルは・・・
「アル?パフェはおいしかった?」
「あの時のパフェ?今でも覚えてるぐらいおいしかった」
「ふふっ、左手ブンブンしてたものね」
「おいしかったから仕方ない」
そうねあら、これ懐かしい先輩たちの卒業式の時
皆で笑って泣いて。鮮花先輩と阿礼先輩に「寂しいです!先輩!」ってね。
特に有栖先輩は・・・。全くその翌年に私たちから同じこと言われるのにね。
「アルもこの時、ママ・・・おめでと・・・うっ・・・ふぐっ・・・って泣いてたよね」
「・・・聞こえてたの?」
「私の耳は100点満点中89点もあるのよ?」
「意味は分からないけど、今のなぎさ。ちょっと意地悪」
「あらあら。ごめんなさいね」
皆もそれぞれ思い入れがあったみたいで・・・
そこはみんなの心の内ね。勝手に心の中読んで勝手に書くわけにはいかないわ。
知りたければみんなに聞きなさい?
ふむふむ・・・
「なぎさ、これ」
「ん?あー・・・」
私たちの卒業式か。これはいいかな?
「ダメ」
・・・
「ダメ」
・・
「絶対にダメ。なぎさ泣いてた。姫ちゃんさみしいよーって」
「アルの意地悪」
「ふふっ、お返し」
「むぅ・・・」
・・・あ、これ。
私たちは先輩たちを巻き込んでゲームを作った。
『Name-less cult』
そう、この子達のもととなったゲーム。
とはいってもプレイしても全然問題ないわ。
魔力は吸われないし洗脳なんてもってのほか。
このときは毎日がとても楽しかった・・・
「なぎさ。今はつまらないの?」
「今はもっと、とても楽しいわ」ドヤッ
「よかった」
「突っ込み不在でちょっと悲しい」
鮮花先輩と佐々木先輩、柳田君で時代背景や設定を考えて、
ゆかりちゃんとアルでイラストや立ち絵、グラフィック頑張って
阿礼先輩や有栖先輩、ネコちゃんでプログラミング。
「なぎさ、自分のこと抜けてる。なぎさの悪い癖」
「えー・・・」
「絶対直してほしいところの一つ。」
「ひとつってまだあるの?」
「たくさん。本当にたくさん」
「・・・直さないと・・・だめ・・?」ウルッ
「絶対にダメ」
「・・・はい」
わたしは、スポンサー集めたりイラスト手伝ったり。
まぁ、見てくれはいいし、人の感情には敏感だからね。
適してたのかもしれない。
「絶対直してほしいところの二つめ。自分を卑下する。
三つ目、努力や頑張りを隠す。
四つ「そろそろ勘弁してくださいお願いします」」
「・・・直すようにもっと頑張るなら許す」
「・・・」
「返事」
「・・・はい」
「・・・そんなに怒ってない。なぎさのこと嫌いになってないよ」
「うん。ありがと」
まぁ、みんなで頑張って、かなりの人気ゲームとなった。
賞をとったり、インタビュー受けたり、ランキング上位だったり。
「メディアに顔出ししない謎のイラストレーター『アル』とかね」
「謎の美少女」ドヤァ
「ふふっ、意外と的を得ているものね」
あとは・・・あぁ・・・なんでとったのかしらね。
この時のお話しましょうか。
ある日のこと、ふらふらと散歩していた時のことよ。
「おや、ナギちゃん」
びっくりしたわ・・・
「なんで、あなたがここに・・・」
「・・・へぇ、なぜわかったんだい?私が新堂鮮花でないことに。」
とても楽しそうに歪みながら笑う。
「あなたと初めて会った時、私が
ナギちゃんって呼んでとごあいさつしたはずなのに
といったからナギちゃんとよんだんですよね?」
「あぁ、そうだね」
「わたし、鮮花先輩にナギちゃんなんて呼ばれてないんですよ。」
「・・・・ふっ・・・あは・・あははははは」
「・・・」
「ははは・・・はぁ。これは一本取られたね。やっぱりだよ。君はとてもおもしろい」
「・・お眼鏡にかない光栄ですわ。・・・何の御用でしょうか」
「そんなに身構えなくてもいい。そうだな、君とお茶をするためって言ったら怒るかな?」
正直生きた心地がしなかったときにこんなこと言われて私も驚いたわ。
「ほんとにお茶だけですか?」
「そんなに心配なら心の中を覗いてみるといい。嘘ついてるかもしれないがね」
「・・・わかりました。私たちに危害を加えるつもりもないんですよね?」
「そう約束したからね」
「・・・行きましょうか」
「やはり君は面白いね。おすすめの場所はどこだい?」
・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
そのあとはお茶しながらお話して、そのまま解放されたわ。
その時撮った写真ね・・・。
あとは・・
「なぎさ。そろそろ時間」
「え?もうそんな時間?それじゃ、あとはまたにしてお仕事頑張りますか」
「頑張れなぎさ。でも頑張りすぎはだめ。絶対に直してほし「さぁ、
行くよアル!」・・・・あとで、絶対お説教・・・覚悟して」
「アルの為・・・みんなの為・・・あとは自分の為・・・だからゆるして?」
「」
「え?なにその顔」
「なぎさ、えらい。自分の為っていった。成長した」
「え、えぇ〜・・・そんなにひどいの、私?」
「ひどい。」
「ちょっとショック。」
さぁ、ここからはまだ語られることのないお話し
「よし!いこう!」
時に苦労、時に挫折。狂気や破滅に脅かされるかもしれない。
「うん、出発」
それでも、私たちは・・・
わたしは、すぐに戸籍やらなんやらを申請。受理された。
あと、この世界の私も、私と大して変わらないみたい。
さて、ここからかしらね、この写真。
そうね、柳田君にはしっかりパフェをごちそうになったわ。
皆も大満足みたいだったし、私も思わずいくつも写真撮っちゃったわ。
例えばこれ、部長たちってかなりラブラブなのね。あ〜んとか
見てるこっちが恥ずかしかったわ。
有栖先輩と佐々木先輩を囃し立てて見るとまんざらでもなかったり、
魔女たちはみんな目を輝かせてパクついてるの。
セラちゃんはお口の周り汚しながら。
ルルちゃんは将来美食家になるかな?すごい感想述べてたし。
ナコちゃんはだんだん食べる速さが早くなって最後にまぁまぁねの一言
アルは・・・
「アル?パフェはおいしかった?」
「あの時のパフェ?今でも覚えてるぐらいおいしかった」
「ふふっ、左手ブンブンしてたものね」
「おいしかったから仕方ない」
そうねあら、これ懐かしい先輩たちの卒業式の時
皆で笑って泣いて。鮮花先輩と阿礼先輩に「寂しいです!先輩!」ってね。
特に有栖先輩は・・・。全くその翌年に私たちから同じこと言われるのにね。
「アルもこの時、ママ・・・おめでと・・・うっ・・・ふぐっ・・・って泣いてたよね」
「・・・聞こえてたの?」
「私の耳は100点満点中89点もあるのよ?」
「意味は分からないけど、今のなぎさ。ちょっと意地悪」
「あらあら。ごめんなさいね」
皆もそれぞれ思い入れがあったみたいで・・・
そこはみんなの心の内ね。勝手に心の中読んで勝手に書くわけにはいかないわ。
知りたければみんなに聞きなさい?
ふむふむ・・・
「なぎさ、これ」
「ん?あー・・・」
私たちの卒業式か。これはいいかな?
「ダメ」
・・・
「ダメ」
・・
「絶対にダメ。なぎさ泣いてた。姫ちゃんさみしいよーって」
「アルの意地悪」
「ふふっ、お返し」
「むぅ・・・」
・・・あ、これ。
私たちは先輩たちを巻き込んでゲームを作った。
『Name-less cult』
そう、この子達のもととなったゲーム。
とはいってもプレイしても全然問題ないわ。
魔力は吸われないし洗脳なんてもってのほか。
このときは毎日がとても楽しかった・・・
「なぎさ。今はつまらないの?」
「今はもっと、とても楽しいわ」ドヤッ
「よかった」
「突っ込み不在でちょっと悲しい」
鮮花先輩と佐々木先輩、柳田君で時代背景や設定を考えて、
ゆかりちゃんとアルでイラストや立ち絵、グラフィック頑張って
阿礼先輩や有栖先輩、ネコちゃんでプログラミング。
「なぎさ、自分のこと抜けてる。なぎさの悪い癖」
「えー・・・」
「絶対直してほしいところの一つ。」
「ひとつってまだあるの?」
「たくさん。本当にたくさん」
「・・・直さないと・・・だめ・・?」ウルッ
「絶対にダメ」
「・・・はい」
わたしは、スポンサー集めたりイラスト手伝ったり。
まぁ、見てくれはいいし、人の感情には敏感だからね。
適してたのかもしれない。
「絶対直してほしいところの二つめ。自分を卑下する。
三つ目、努力や頑張りを隠す。
四つ「そろそろ勘弁してくださいお願いします」」
「・・・直すようにもっと頑張るなら許す」
「・・・」
「返事」
「・・・はい」
「・・・そんなに怒ってない。なぎさのこと嫌いになってないよ」
「うん。ありがと」
まぁ、みんなで頑張って、かなりの人気ゲームとなった。
賞をとったり、インタビュー受けたり、ランキング上位だったり。
「メディアに顔出ししない謎のイラストレーター『アル』とかね」
「謎の美少女」ドヤァ
「ふふっ、意外と的を得ているものね」
あとは・・・あぁ・・・なんでとったのかしらね。
この時のお話しましょうか。
ある日のこと、ふらふらと散歩していた時のことよ。
「おや、ナギちゃん」
びっくりしたわ・・・
「なんで、あなたがここに・・・」
「・・・へぇ、なぜわかったんだい?私が新堂鮮花でないことに。」
とても楽しそうに歪みながら笑う。
「あなたと初めて会った時、私が
ナギちゃんって呼んでとごあいさつしたはずなのに
といったからナギちゃんとよんだんですよね?」
「あぁ、そうだね」
「わたし、鮮花先輩にナギちゃんなんて呼ばれてないんですよ。」
「・・・・ふっ・・・あは・・あははははは」
「・・・」
「ははは・・・はぁ。これは一本取られたね。やっぱりだよ。君はとてもおもしろい」
「・・お眼鏡にかない光栄ですわ。・・・何の御用でしょうか」
「そんなに身構えなくてもいい。そうだな、君とお茶をするためって言ったら怒るかな?」
正直生きた心地がしなかったときにこんなこと言われて私も驚いたわ。
「ほんとにお茶だけですか?」
「そんなに心配なら心の中を覗いてみるといい。嘘ついてるかもしれないがね」
「・・・わかりました。私たちに危害を加えるつもりもないんですよね?」
「そう約束したからね」
「・・・行きましょうか」
「やはり君は面白いね。おすすめの場所はどこだい?」
・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
そのあとはお茶しながらお話して、そのまま解放されたわ。
その時撮った写真ね・・・。
あとは・・
「なぎさ。そろそろ時間」
「え?もうそんな時間?それじゃ、あとはまたにしてお仕事頑張りますか」
「頑張れなぎさ。でも頑張りすぎはだめ。絶対に直してほし「さぁ、
行くよアル!」・・・・あとで、絶対お説教・・・覚悟して」
「アルの為・・・みんなの為・・・あとは自分の為・・・だからゆるして?」
「」
「え?なにその顔」
「なぎさ、えらい。自分の為っていった。成長した」
「え、えぇ〜・・・そんなにひどいの、私?」
「ひどい。」
「ちょっとショック。」
さぁ、ここからはまだ語られることのないお話し
「よし!いこう!」
時に苦労、時に挫折。狂気や破滅に脅かされるかもしれない。
「うん、出発」
それでも、私たちは・・・
まずは皆さま、「ネームレス・カルト」クリア、おめでとうございます!
最後の戦闘にも表れているように、KPはかなり本気でこのシナリオに臨みました。
それでもこうして全員でシナリオクリアを迎えることができたのは、紛れもなく皆さまが『より本気』でシナリオに向き合ったからだと思います。
中長期という長丁場で、こうして全力でセッションに取り組んでいただけたことを、本当に有難く思っています。
そして、拙いキーパリングに長々とお付き合いいただけたことに、最大限の感謝を。
たくさんのご迷惑をおかけしましたが、これからも精進して参ります。
別卓でお会いすることがあれば、その時はどうぞよろしくお願いします。
PLの皆さまとPCの皆さまの今後に、ヒーローの加護があらんことを。
最後の戦闘にも表れているように、KPはかなり本気でこのシナリオに臨みました。
それでもこうして全員でシナリオクリアを迎えることができたのは、紛れもなく皆さまが『より本気』でシナリオに向き合ったからだと思います。
中長期という長丁場で、こうして全力でセッションに取り組んでいただけたことを、本当に有難く思っています。
そして、拙いキーパリングに長々とお付き合いいただけたことに、最大限の感謝を。
たくさんのご迷惑をおかけしましたが、これからも精進して参ります。
別卓でお会いすることがあれば、その時はどうぞよろしくお願いします。
PLの皆さまとPCの皆さまの今後に、ヒーローの加護があらんことを。
『さすオカ』『優等生』『芸術(ナコ)』『ファミチキ』『高APPなら誰でもいい吉田』『ヒーロー』etc...
今回のセッション、本当に色んなことがありました。いっぱい笑わせていただきました。
ファンブルもいっぱい出ましたね(主に七生さんが)。
クリティカルもいっぱい出ましたね(特に芸術で)。
どれも今となっては良い思い出です。
今回は探索者の皆さんが優秀すぎたので、情報が割とすぐ枯れてしまい、
中盤以降で「急に情報出なくなった!? 取り漏らしてる?」と、やきもきさせてしまったかもしれません。
実は慌てて追加情報を用意したり、追加でNPC出したりしていました。
その最たる例が吉田です。ごめんな吉田、変な設定いっぱいつけちゃって。
きっと吉田は2回目以降のネームレス・カルトでも登場することでしょう。レギュラー決定です、おめでとう。
ただしミ=ゴ、お前はクビな。
今回のセッション、本当に色んなことがありました。いっぱい笑わせていただきました。
ファンブルもいっぱい出ましたね(主に七生さんが)。
クリティカルもいっぱい出ましたね(特に芸術で)。
どれも今となっては良い思い出です。
今回は探索者の皆さんが優秀すぎたので、情報が割とすぐ枯れてしまい、
中盤以降で「急に情報出なくなった!? 取り漏らしてる?」と、やきもきさせてしまったかもしれません。
実は慌てて追加情報を用意したり、追加でNPC出したりしていました。
その最たる例が吉田です。ごめんな吉田、変な設定いっぱいつけちゃって。
きっと吉田は2回目以降のネームレス・カルトでも登場することでしょう。レギュラー決定です、おめでとう。
ただしミ=ゴ、お前はクビな。
ナコを可愛がってくれて、ありがとうございます。
思えば導入で、最後に登校したことがゆかりさんのヴィクトリーロードの幕開けだったのかもしれません。
残り物には福がある……というよりは、きっとこれはゆかりさんとナコの縁だったのでしょう。
『芸術(ナコ)』や『もしもし、イス人さんですか?』など、さまざまな名言を忘れることはありません。
ゆかりさんのキャラにはいつも癒やされていました。これからも今のままのゆかりさんでいてください。
セッション参加、本当にありがとうございました。
思えば導入で、最後に登校したことがゆかりさんのヴィクトリーロードの幕開けだったのかもしれません。
残り物には福がある……というよりは、きっとこれはゆかりさんとナコの縁だったのでしょう。
『芸術(ナコ)』や『もしもし、イス人さんですか?』など、さまざまな名言を忘れることはありません。
ゆかりさんのキャラにはいつも癒やされていました。これからも今のままのゆかりさんでいてください。
セッション参加、本当にありがとうございました。
いつも楽しいファンブルをありがとうございます。
七生さんのファンブルに時に笑い、時に驚き、時に「どうしようコレ……」と頭を抱えさせられたりしたのも良い思い出です。
普通、中長期だと確率が収束してくるはずなんですけどね……何なんでしょうね、一体。
ですが、七生さんのフォローによって柳田さんが序盤の襲撃イベントで駆けつけることができましたし、
RP面でもゆかりさんにツッコミを入れたり、なぎささんのブレーキ役になったり……素晴らしいフォロー名人でした。
自分がPLになった時も、是非七生さんのような立ち回りができるようになりたいな、とずっと感じておりました。
ただしダイスだけは見習わないようにします。(THE 失礼)
これからもルルにファミチキを与えてあげてください。きっと喜びます。
セッション参加、本当にありがとうございました。
七生さんのファンブルに時に笑い、時に驚き、時に「どうしようコレ……」と頭を抱えさせられたりしたのも良い思い出です。
普通、中長期だと確率が収束してくるはずなんですけどね……何なんでしょうね、一体。
ですが、七生さんのフォローによって柳田さんが序盤の襲撃イベントで駆けつけることができましたし、
RP面でもゆかりさんにツッコミを入れたり、なぎささんのブレーキ役になったり……素晴らしいフォロー名人でした。
自分がPLになった時も、是非七生さんのような立ち回りができるようになりたいな、とずっと感じておりました。
ただしダイスだけは見習わないようにします。(THE 失礼)
これからもルルにファミチキを与えてあげてください。きっと喜びます。
セッション参加、本当にありがとうございました。
柳田さんと言えばヒーロー。ヒーローと言えば柳田さん。もはや切っても切れない関係ですね。
序盤の襲撃イベントでの活躍から、最終戦闘まで、最後までヒーローは大活躍でしたね。ミ=ゴの奴にも見習ってほしいです。
柳田さんはボケのようでいて、シリアスもできる素敵なキャラクターでしたね。
KPとしては「こうRPしてくれるといいな!」っていうのをことごとく拾ってくれたので、とっても嬉しかったです。
女性NPCや女性PCに囲まれてハーレム状態なのに最後までキャラが崩れなかった柳田さんは、もはやオカ研中のオカ研と言えるでしょう。
これからも、セラと一緒にヒーローとオカルトの素晴らしさを広めていってください。
セッション参加、ありがとうございました。
そして、素敵なイラストの数々、本当にありがとうございました。ベムベムさんの描く女の子、最高です。
序盤の襲撃イベントでの活躍から、最終戦闘まで、最後までヒーローは大活躍でしたね。ミ=ゴの奴にも見習ってほしいです。
柳田さんはボケのようでいて、シリアスもできる素敵なキャラクターでしたね。
KPとしては「こうRPしてくれるといいな!」っていうのをことごとく拾ってくれたので、とっても嬉しかったです。
女性NPCや女性PCに囲まれてハーレム状態なのに最後までキャラが崩れなかった柳田さんは、もはやオカ研中のオカ研と言えるでしょう。
これからも、セラと一緒にヒーローとオカルトの素晴らしさを広めていってください。
セッション参加、ありがとうございました。
そして、素敵なイラストの数々、本当にありがとうございました。ベムベムさんの描く女の子、最高です。
新堂鮮花の平穏は探索者たちの手で守られた。
数ヶ月後、彼女は安納阿礼と共に大学に進学する。民俗学を専攻しているらしい。
フィールドワークを中心とした彼女の活動範囲の広さに、安納阿礼は呆れつつも「それでこそ鮮花だ」と喜んでいるらしい。
彼女の日常は、今も変わらず続いている。
数ヶ月後、彼女は安納阿礼と共に大学に進学する。民俗学を専攻しているらしい。
フィールドワークを中心とした彼女の活動範囲の広さに、安納阿礼は呆れつつも「それでこそ鮮花だ」と喜んでいるらしい。
彼女の日常は、今も変わらず続いている。
新堂鮮花と一緒に大学に進学した彼は、経営学を学んでいる。
「プログラミングの勉強は一人でもできるからな! 大学では経営を学ぶ! そして、最高のゲーム会社を作ってみせる!」
とは、彼の弁である。
どうやら高校時代に、優秀な後輩を囲い込んでいるらしい。
ゲーム製作集団である、彼らの名前は──
「プログラミングの勉強は一人でもできるからな! 大学では経営を学ぶ! そして、最高のゲーム会社を作ってみせる!」
とは、彼の弁である。
どうやら高校時代に、優秀な後輩を囲い込んでいるらしい。
ゲーム製作集団である、彼らの名前は──
遠山有栖は悩んでいた。
『アイツ』の前では、どうにも素直になれない。いつも憎まれ口を叩いてしまう。
しかも最近、『アイツ』の周りには可愛い女の子が増えてしまった。
彼女たちは可愛い後輩だ。私も大好きだ。見た目だけじゃなくて性格もいい。……私なんかと違って。
……決めた。卒業式の日だ。部長と鮮花先輩を送り出したら、その後に……。
卒業式当日。遠山有栖は、彼を呼び出した。
そして──
『アイツ』の前では、どうにも素直になれない。いつも憎まれ口を叩いてしまう。
しかも最近、『アイツ』の周りには可愛い女の子が増えてしまった。
彼女たちは可愛い後輩だ。私も大好きだ。見た目だけじゃなくて性格もいい。……私なんかと違って。
……決めた。卒業式の日だ。部長と鮮花先輩を送り出したら、その後に……。
卒業式当日。遠山有栖は、彼を呼び出した。
そして──
佐々木直は悩んでいた。
最近、厄介な同居人が増えてしまった。
だが、どうやら彼女たちは未来の自分の恩人のようだ。そしてそれは、おそらく真実だ。
そうなると、面倒を見ないわけにはいかない……面倒なことではあるが。
もう一つ厄介なことがある。有栖が最近、以前にも増してうるさい。
やれ鈍感だのやれ唐変木だのやれ頭でっかちだの、湯水のように悪口が湧いてくる。
新堂部長と安納先輩を送り出そうっていうこんな日にまで、呼び出してくる始末だ。
まったく、一体何を言われるのやら──
最近、厄介な同居人が増えてしまった。
だが、どうやら彼女たちは未来の自分の恩人のようだ。そしてそれは、おそらく真実だ。
そうなると、面倒を見ないわけにはいかない……面倒なことではあるが。
もう一つ厄介なことがある。有栖が最近、以前にも増してうるさい。
やれ鈍感だのやれ唐変木だのやれ頭でっかちだの、湯水のように悪口が湧いてくる。
新堂部長と安納先輩を送り出そうっていうこんな日にまで、呼び出してくる始末だ。
まったく、一体何を言われるのやら──
月羽雨は新たな学園生活に思いを馳せていた。
彼女は好奇心の塊だ。新しいものを見たり、経験する時は、いつだってわくわくが止まらない。
来月から通う、あの高校ではどんな友達ができるだろう。どんな部活に入ろう。どんな先輩と会うだろう。
できれば、からかい甲斐のある可愛い先輩がいるといい。眼鏡とネコ耳が似合えば満点だ。
ああ、一体、どんな出会いが待っているんだろう──
彼女は好奇心の塊だ。新しいものを見たり、経験する時は、いつだってわくわくが止まらない。
来月から通う、あの高校ではどんな友達ができるだろう。どんな部活に入ろう。どんな先輩と会うだろう。
できれば、からかい甲斐のある可愛い先輩がいるといい。眼鏡とネコ耳が似合えば満点だ。
ああ、一体、どんな出会いが待っているんだろう──
竹取輝夜は猛勉強をしていた。
自分はあまり要領の良い方ではない。物覚えも、あまり良くない方だ。
一生懸命勉強して合格を勝ち取った、高校生活。
絶対に、絶対に、楽しんで楽しんで楽しみ尽くしたい!
でもそのためには、しっかり予習をしておかないと、私はすぐに周りに勉強で置いてかれてしまう。
だから、後で遊ぶためにも、今は勉強!
楽しみだなあ、高校生活。
ああ、一体、どんな出会いが待っているんだろう──
自分はあまり要領の良い方ではない。物覚えも、あまり良くない方だ。
一生懸命勉強して合格を勝ち取った、高校生活。
絶対に、絶対に、楽しんで楽しんで楽しみ尽くしたい!
でもそのためには、しっかり予習をしておかないと、私はすぐに周りに勉強で置いてかれてしまう。
だから、後で遊ぶためにも、今は勉強!
楽しみだなあ、高校生活。
ああ、一体、どんな出会いが待っているんだろう──
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